じょいとも	
事業開発ツール講座
04.経営戦略ツール10連発
1.アンゾフ・マトリクス
目的:事業の転換期に

  	企業全体の方向性を決定する	
考案者:アンゾフ	
発表年:1957
イゴール・アンゾフ
1918-2002
アンゾフ・マトリクス
市場浸透戦略 製品開発戦略
市場開拓戦略 多角化戦略
既存 新規
製品
既存
新規
ミッ
ショ
ン
アンゾフ・マトリクス
市場浸透戦略:既存の市場で既存の製品をもっと売る	
市場開拓戦略:既存の製品を新しい市場に売る	
製品開発戦略:既存の市場に新しい製品を開発し売る	
多角化戦略 :新しい市場に新しい製品を開発し売る
市場浸透戦略 製品開発戦略
市場開拓戦略 多角化戦略
既存 新規
製品
既存
新規
ミッ
ショ
ン
アンゾフ・マトリクス
メリット :企業としての成長のベクトルを整理できる。	
デメリット:「関連多角化」と「無関連多角化」を

      分別できていない。

      (のちにポーターが分離)
2.SWOTマトリクス
目的:強み・弱みを整理する	
考案者:ハンフリー	
発表年:1965頃
アルバート・ハンフリー
1927-2005
SWOTマトリクス
強み 弱み
機会 脅威
ポジティブ ネガティブ
内部
外部
要因
SWOTマトリクス
強み 弱み
機会 脅威
ポジティブ ネガティブ
内部
外部
要因
SWOTマトリクス
メリット :社内外の要因を分離し整理できる。	
デメリット:単なる整理図のため、

      意思決定に直接結びつかない。
3.R・STP・MM・I・C
目的:マーケティングのプロセスを	
  	順序立てる	
考案者:コトラー	
発表年:1967
フィリップ・コトラー
1931-
R・STP・MM・I・C(戦略的マーケティングプロセス)
STP:市場を分割し、顧客を選定し、強みを決定する	
MM	:STPを実現する具体的な手段。

  製品、価格、流通チャネル、プロモーション…etc
調査	
(R)
R・STP・MM・I・C(戦略的マーケティングプロセス)
セグメン
テーショ
ン・ター
ゲティン
グ・ポジ
ショニン
グ

(STP)
マーケ
ティン
グ・ミッ
クス	
(MM)
実施	
(I)
管理

(C)
メリット :段階を追って施策を整理し、	
      一つのプロセスに統合できる。	
デメリット:プロダクト・ライフサイクル理論と矛盾する。
調査	
(R)
R・STP・MM・I・C(戦略的マーケティングプロセス)
セグメン
テーショ
ン・ター
ゲティン
グ・ポジ
ショニン
グ

(STP)
マーケ
ティン
グ・ミッ
クス	
(MM)
実施	
(I)
管理

(C)
4.BGCマトリクス
目的:企業全体の投資資金の流れを

  	明確化する	
考案者:リチャード・ロックリッジ	
発表年:1969
BGCマトリクス
スター	 問題児	
金のなる木	 負け犬	
高い 低い
相対シェア
高い
低い
市場
成長
率
BGCマトリクス
スター	 問題児	
金のなる木	 負け犬	
高い 低い
相対シェア
高い
低い
市場
成長
率
BGCマトリクス
撤退
選択的投資
資金創出
最大投資
×
◎
5.5フォース分析
目的:業界構造を明らかにする。	
考案者:ポーター	
発表年:1975
マイケル・ポーター
1947-
5フォース分析
供給者
5フォース分析
① 参入障壁	×	反撃予想	
② 撤退障壁	×	競合特性	
③ 機能代替性	×	価格差	
④⑤ 集中度、重要性、差別性、代替性
買い手
新規参入者
代替品
競合	
①
②
③
④⑤
6.戦略3類型
目的:市場での「儲かる位置取り」	
  	がどれに該当するか知る。	
考案者:ポーター	
発表年:1980
マイケル・ポーター
1947-
戦略3類型
コスト	
リーダーシップ 差別化
集中
コスト 差別化
広い
狭い
市場
戦略3類型
競争優位性
7.7S
目的:優良企業に共通する

  	7つの特質を整理する。	
考案者:ピーターズ	
発表年:1982
トム・ピーターズ
1942-
7S
組織運営
7S
戦略
組織構造
スタイル
共通の価値観
人材スキル
ハード
ソフト
8.コア・コンピタンス分析
目的:企業の競争力の中核を

  	判明させる。	
考案者:ハメル&プラハラード	
発表年:1994
ゲイリー・ハメル
1954-
コア・コンピタンス
ポジショニング
コア・コンピタンス
事業 事業 事業 事業 事業 事業
粒度
(従来の見方)
ポジショニング
コア・コンピタンス
コンピタンス
事業 事業 事業 事業 事業 事業
コンピタンス コンピタンス
粒度
ポジショニング
コア・コンピタンス
コア・	
コンピタンス
優良	
事業
優良	
事業
事業 事業 事業 事業
コンピタンス コンピタンス
粒度
9.戦略キャンバス
目的:事業の差別化における

  	新しい価値を表現する。	
考案者:キム&モボルニュ	
発表年:2005
チャン・キム
1952-
戦略キャンバス
戦略キャンバス
価格 花形 動物 テーマ 芸術性
従来のサーカス
シルク・ドゥ・ソレイユ
独自価値
10.デザイン思考
目的:ユーザーを中心とする

  	試行錯誤のプロセス	
考案者:ブラウン	
発表年:2009
ティム・ブラウン
1962-
デザイン思考
テスト
デザイン思考の循環プロセス
理解・共感
アイデア出し
問題定義試作
ユーザー
まとめ
• 経営戦略のタイプには大別して、

市場やニーズから考えるタイプと

企業の強みを引き出すタイプの2つがある。	
• 2000年頃より試行錯誤型経営が登場した。	
• 各ツールには歴史的背景があり、盲目的に使うと落とし穴が

ある。しかし(当然ながら)ツール使わないのも無謀。

経営戦略ツール10連発: じょいとも事業開発ツール講座04