CEDEC 2019で登壇したセッション「物理ベース?アート指向? ~尤もらしさと自由度を両立するレンズフレア表現」のプレゼンテーション資料です。
【セッションの内容】
従来から使われてきたスプライトベースのレンズフレア(ゴースト)表現では、アーティストあるいはエンジニアが経験則で各ゴーストの形状と並び方を定義することが多かった。
これは自由な表現が可能であるが、専門的な経験やセンスが必要であり、かつ光学的な性質による動的な形状の変化への対応が難しい。
近年では反対に物理的なアプローチとして、実際のレンズ構成から各ゴーストの形状をシミュレーションして表示する手法が提案されている。
しかし、事前計算の負担や自由度の問題から、実用化には課題も多い。また、必ずしも光学的特性に左右され過ぎない制御が必要となるケースもある。
本セッションでは、物理的には必ずしも正確では無いが充分な尤もらしさと、容易なカスタマイズ性を兼ね備えた実用的なレンズフレア表現について紹介する。