DXのはじめの一歩として「現場のDX」を提唱し、製造現場からはじめるデジタル化、業務効率化について最善の方法を探っていきます。

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工場や倉庫、客先など、オフィス以外の場所において業務に従事するフィールドワークの現場
「現場」の定義は、上記の通りです。製造業でいうと、工場、生産拠点はもちろんのこと、在庫や資
材を保管する倉庫、物流センター、販売店などが当てはまります。また、オフィスのスタッフでも、
客先での営業や商談、製造ラインの巡視、生産設備の点検・整備といった活動を実施した場合は、そ
れも現場となります。
■現場のDXが必要な理由
日本の製造業が置かれている現状を鑑みると DX の必要性は明白で、実現が待ったなしといえます。
製造業が置かれている状況
労働力の問題
・少子高齢化による労働人口の減少
・人手不足、後継者不足＝現場のスキルやノウハウの継承が困難に
グローバル化
・グローバル競争の激化
・低コスト体制へのシフト
社会環境の変化
・気候変動、ウイルス問題、政情不安など、不確実性の高まり
・生活様式の変化に伴う消費者ニーズの変化
フィールドワークを中心とする様々な業務のデジタル化とプロセスの改善、その双方を実現する取
り組み
現場においては、まだまだアナログな業務が残っています。また、Excel などのデジタルツールを
使用していても、転記や手作業をともない、実質的にアナログと変わらないほど非効率な場合もあり、
管理者の負担になっています。
現場の DX とは、そのような非効率な業務に対し、デジタル化を通じてプロセス改善することで効
率化していく取り組みをいいます。単なるデジタル化ではなく、現場業務と管理の両面で業務の効率
化、プロセス改善を伴って実現していくことがポイントで、それが働き方改革の実現にもつながって
いきます。
現場とは
現場のDXとは