OpenStack summit report 2016 in barcelona

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OpenStack Summit Report 2016 in Barcelona
〜そうだ！OpenStack Summitへ行こう〜
Bit-isle･Equinix
Yuki Yamashita
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自己紹介

自己紹介
•名前：山下祐生
•年齢：26歳
•所属：Japan OpenStack User Group
ビットアイル・エクイニクス
•職種：OpenStack Enginner
•社会人歴：4年目
•経歴：某大手NIerに新卒入社し3年勤務したあと、
2016年4月からビットアイル・エクイニクスにJoin
•業務：OpenStackのコンサル、設計、構築、運用、RD的活動を幅広く行って
います
•OpenStack歴：本格的に初めて3年
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テーマ
OpenStack全体動向
そうだ！OpenStack Summitに行こう

OpenStack Summit 全体動向
本日のサマリ
I. What’s OpenStack Summit ?
II. 目標
III. OpenStack Summit News Summary
IV. 参加者のポジション
V. OpenStack Summit動向
VI. 気になったセッション、OPS meetingの紹介
VII. マーケットプレイス
VIII. OpenStack Summitへ参加してみて
IX. おさらい
4

目標

•OpenStack Summitがどんなものかを知ってもらう
•日本だけでなく、世界のOpenStackの動向を伝える
•参加することでどんな情報が手に入るか知ってもらう
そして
OpenStack Summitに参加したくなってもらう！！
目標

What’s OpenStack Summit ?

OpenStack Summitとは
•OpenStack Foundationが主催しているOpenStackの祭典です
•世界中の候補地から選ばれた都市で、年2回春と秋に開催されます
‣今回の開催地はBarcelona
‣次回はBostonで開催
•SummitではDeveloperとUserでセッションが分かれており、開発方針を決め
るDesign Summitや、運用者がディスカッションを行うOps meetupやユース
ケースの発表などが行なわれています
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OpenStack Summit News Summary

1. Newtonリリース
•OpenStack Newtonがリリースされました
•主な変更点は下記
‣IronicがMulti Tenancyで利用できるようになった
‣KuryrのアップデートでVM,BM,Containerのネットワークが統合
‣ネットワークの画面が昔のデザインに戻る
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2. Renew OpenStack logo
•OpenStackのロゴがフラットデザインのものにリニューアルされました
Downloadは下記URLから
https://www.openstack.org/brand/openstack-logo/logo-download/
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NEW!!

フラットになってもロゴがきちんと
自立できるかだけが心配

3. VitrageとWatcherがNewtonでのBig Tent入り
Vitrage
•Root Cause Analysisを提供するコンポーネント
‣ざっくりいってしまうとOpenStack基盤の監視機能を提供する
‣アラームを検知した際に、そのアラームが起きた原因を特定する調査を手助け
してくれる
Wacher
•リソースの利用状況を監視し、リソースの最適化を行うコンポーネント
‣リソースの利用状況に応じてmigrationを行ったりして最適化する
• advise mode とactive modeの2つのモードを持っており、手動と自動をモードによって使い
分けられる
参考資料
http://openstackdays.com/wp-content/uploads/2016/08/O4_NTTSOFT.pdf
13

4. Super user awardでChina mobileが選出される
•OpenStack で毎回行われているSuper user awardではChina mobileが選出され
ました
•ファイナリスト
‣China Mobile
‣Internap
‣MercadoLibre
‣OVH
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5. OpenStackの界隈でもContaierが盛り上がる
•OpenStackとコンテナの組み合わせについてはそれぞれのユースケースを発
表している企業や、Keynoteに登壇した人が口にしていた
•いちいちDashboard使うのめんどくさいよな？HEAT使おうぜ！みたいなデ
モでデプロイされたアプリケーションもk8sであった
•Kuryrプロジェクトの成熟、Ironicのマルチテナンシー対応から、OpenStack
UserはVM、Bare Metal、Containerの選択肢からアプリケーションに合わせ
た柔軟性のある基盤を利用できる
‣AWSやGCPなどのPublic Cloudの台頭は確かに凄まじいが、自分たちの利用するア
プリケーションに合わせた専用基盤を作れるのはOpenStackならでは！
総セッション数は902のうちgrep -i -e container -e k8s -e kubernetesのセッ
ションは50セッションあり盛り上がりを感じた
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参加者のポジション

参加者の分布におけるポジション(仮)
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User Developer
Service Provider
System Integrator
OpenStackのアーキテ
クチャ、できることを
幅広く知っている
OpenStackの使い方、
および使っているコン
ポーネントのアーキテ
クチャを理解している
Contributeをし
ているコン
ポーネントを
深く理解して
いる???

参加者の分布におけるポジション(仮)
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User Developer
Service Provider
System Integrator
私

OpenStack Summit動向

Survey
•OpenStack利用者の使用しているコア数の分布
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Survey
•OpenStack利用者のワークロードについて
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Enterprise Big Data

Enterprise Big Data
登壇した企業：Santander(スペイン最大の商業銀行)
ユースケース：Big Data and Real Time Analytics
Big Data利用での高い親和性を生んでいるOpenStackの特徴
•大容量なデータの保持が可能である
‣1.8PB of data in Big Data environment
•Compute Resourceが簡単に増やせる
•Cloudが使えるようになるまでのスピードが早い
•Sahara(Hadoop as a Service)が提供されている
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Media Broadcasting

Media Broadcasting
登壇した企業：Sky(多分イギリスのmedia、containts provider)
ユースケース：Media
Media Broadcasting利用での高い親和性を生んでいるOpenStackの特徴
•Cost
‣OpenStackは大規模になればなるほどコストメリットが出る
•Speed of delivery
‣構成さえFixしてしまえば動かすまでに時間がかからない
•Flexibility
‣Bigtentの豊富なプロジェクト、Many 3rd party Driver
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Media Broadcasting 〜続き〜
Enterprise Monitoring
Cloudに向いていないような伝統的なEnterpriseアプリケーションもOpenStack
の監視環境によってエンタープライズレベルで監視されているとのこと
OpenStack構成
•Canonical Distribution
•Nova,Glance,Neutron,Cinder,Keystone(Core Project)
•Swift
•Ceilometer(BMC連携)
•Heat
•Designate(DNS as a Service)
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Telecom / NFV

Telecom / NFV
登壇した企業：T-Systems(スペインのSIer)
ユースケース：Public Cloud and NFV
OpenStackを利用した柔軟な様々なユースケース
•ドイツテレコムにOpenStackをNFV基盤として導入
•他にもECサイトや、OpenStackベースのPublic Cloudも提供
•OpenStackのゴールドパートナーシップに
•ベンダーロックインを嫌うユーザーが多い中でもOpenStackのエコシステム
は最適と話す
•OpenStackがcloudのスタンダードになるように貢献をしている
•ディストリビューションはCanonicalでサポートに対して感謝を述べていた
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Scientific Research

Scientific Research
登壇した企業：Cern
ユースケース：Scientific Research
世界でも最大規模のOpenStack環境
•190k CPU Core
•90%以上のCompute Resourceを仮想化しているとの話
•5000VMを古くなったハードウェアからMigrationをした実績がある
•半年後に100k CPU Coreを追加するとのこと
•Containerはパフォーマンスがよくセキュリティにも優れているとの特徴か
らCloud上でMagnumを使って利用を考えているとのこと
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Keynoteまとめ
•新機能の発表よりもユースケースの発表がメインになっていた
‣OpenStack自体が成熟してきていることを感じられた
‣HUWEIの講演ではEnterprise Readyはすでに通り過ぎたと言っていた
•様々なユースケースの発表がある中、UserがOpenStackに共有の魅力を感じ
ていた部分は非常面白かった
‣Scalability
‣Speed
‣Cost
‣Flexibility
‣Avoid vener lock-in(Eco System)
•それぞれ自分たちのやりたいことをするための基盤として利用していた
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気になったセッションサマリ1
Analyzing and Managing Performance Issues on Real-Time OpenStack Cloud
•Intelの発表
•Real-Timeを実現するためには以下のような要素が必要だが、すでにReadyな
状況にあるとのこと
‣ KVM-RT
‣ HostAggregate
‣ Ironic
OpenStack on Kubernetes - Lessons Learned
•Intel,CoreOS,mirantisの発表
•OpenStackをkubernetesの上で動かすためのアーキテクチャ解説
•デモで冗長構成のOpenStackを15秒でデプロイできる
github.com/stackanetes/stackanetes
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気になったセッションサマリ2
Canonical: OpenStack with Containers: Replacing VMs with Fast and Secure
Machine Containers
•Canonicalのセッション
•LXDはDockerなどとはレイヤーの違うMachine Containerだとの説明
•KVMと同じように使える、より軽量なアーキテクチャ
•Nova-LXDはすでにEnterprise Readyであるとのこと、ライブデモもきっちり
動いていた
Can OpenStack beat Amazon AWS in price?
•Internapの発表
•みんなが疑問視しているコストって本当に安くなるの？と言うところに踏
み込んだセッション、AWSと比較して一定以上の規模であればコストメ
リットがでることを強調していた
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ところで・・・

ぶっちゃけビデオで見られる内
容じゃないの？

OpenStack Engineerが
一同に集まる
現地に行くメリット

Ops Meeting

Ops Meeting
Ops: HAProxy, MySQL, Rabbit Tuning
•タイトル通りミドルウェアのチューニングの話
•HAProxy：Galeraクラスタの前に置いているか？良いバージョンはどれ？SSL
終端している？マルチコア使っている？そもそもF5使って幸せだぞ！
•MySQL：そもそもクラスタってなにで組んでいる？Mysql Router使おうと思
うんだけどどう？そもそもロードバランスさせない方がいい？
•RabbitMQ：ロードバランスはosloにまかせておけ！メモリー監視した方が
いイイぞ！タイム・アウト時間はtuningした方がいいぞ！スプリットブレ
イン問題を解決したいけど、autohealも完璧じゃないぞ！
https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-haproxy-mysql-rabbit-tuning 46

マーケットプレイス

マーケットプレイスピックアップ(ハードウェア)
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•ARM
‣ CPUのスペックとしてはインテルXeonと遜色ないレベルのラインナップとなり
つつあり、且つ低消費電力を売りにしたサーバーを紹介
•Dell/EMC
‣ ハイパーコンバージド VxRail
‣ 高集積向けのサーバーラインナップ
•Juniper
‣ Contrail(SDN)を含めた統合的なネットワークのソリューションを紹介
→ 大規模ユーザ向けのソリューションを中心に紹介

マーケットプレイスピックアップ(サービス＆ソフトウェア)
•Platform9
‣ OpenStackのコントローラ関連ノードのクラウド化
‣ ユーザはコンピュートノードを登録するだけでOpenStack利用可能
‣ USのEquinixユーザに顧客がいるとのこと
•CPLANE Networks
‣ マルチベンダ、マルチサイトのOpenStack環境をハイブリッドクラウド化
するソリューション。MPLSベースのネットワークで接続する
•バックアップソリューション2社(Veritas、TrilioData)
‣VMware におけるComvault のバックアップ方式にあたる機能を
OpenStackベースで提供するソリューション
49Copyright © 2016 Bit-isle Equinix Inc. All Rights Reserved.

実際に現地で聞くことのできた話その1
T−Systems
•OpenContrailを利用しているとの話を聞き、どう言った環境で使っているか、
デプロイはどうしたかなどの話が聞けた
•Juju / MaaSでデプロイをしているとのこと
‣https://jujucharms.com/u/robert-ayres/neutron-contrail
Mellanox and Nimble
•ベンダーにはこれからの開発スケジュールや、方向性についてEngineerの
名前の声が聞ける
•また、OpenStackにフォーカスした話を話せる人が来るのも大きい
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実際に現地で聞くことのできた話その2
Mibu-San
•どうしてkeynoteでOPNFVの発表をすることになったかの経緯を聞くことが
できた
•OpenStackで本当にNFVが実現できるのかといったところが懐疑的であった
らしい噂
Canonical Charm School
•日本でまだやっていないtrainingであるcharm school 101を受講することがで
きた
•Jujuのわからないところ、Charmのなんでこうなっているんだという疑問な
どはその場で解決できるのは大きい
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OpenStack Summitへ参加してみて

アンテナが生える
•普段から情報をキャッチしていないわけではないが、アンテナを普段から
たくさん張っている人と、そうでない人で同じ話を聞いても得られる情報
量の違いがあることに気づいた
-> この業界で起こる「色々な出来事」を知っているか知っていないかのバックグラ
ウンドによってSummitで得られた知見が他の知識と結びついていく営みに差が出る
•自分の場合だと、英語もそこまでできない事から、海外の事情などには疎
く、意味ありげな発言の意図などが汲み取れない事がどうしても多かった
-> 改めて日本の事情しか知らないのだなという事に気付けた
こういう話を知っておけば、こんな質問もできたのに！
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OpenStackのフィールド
•OpenStackのフィードが改めて大きいことを知る！
‣OpenStackは様々な構成が取れ、構成パターンをすべて試すなどは不可能
‣やっていないことは知らないのが当たり前
‣全てを知っている人はいない、もしくはいたとしても世界にもそう何人といる
ものじゃない
•自分が困っていることは先人が大抵同じことで困っている
‣積極的に困っていることを共有した方が良い
• Summitに来ている人は怖くない！！！
‣もしも、誰もやっていなさそうであれば、自分が問題提起してしまえば良い
• Summitでの登壇のチャンス！！！
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おさらい

本セッションのおさらい
•開発の方針が知りたい！
‣そうだ！OpenStack Summitへ行こう！
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•気なるベンダーに話が聞きたい！
•困った問題を抱えているが、日本ではやっている人がいない！
•アンテナを増やしたい！
•今日の話が聞きたい内容と違っていた！

さぁ！OpenStack Summitに行こう！

ビットアイル・エクイニクス株式会社
TEL 03-5805-8154 FAX 03-3474-5538 URL http://www.bit-isle.jp/

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Editor's Notes