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Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016
OpenStack Summit 2016 Barcelona
NFV関連報告
2016/12/02
NTTコムウェア株式会社
品質生産性技術本部 技術SE部
木村康宏
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はじめに
2016年10月24日から10月28日にかけてスペインバルセロナにて開催された
「OpenStack Summit Barcelona 2016」で確認できた、NFVに関するト
ピックや今後の動向などを報告します。
2
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自己紹介
3
氏名 木村康宏 (きむら やすひろ)
所属 NTTコムウェア 品質生産性技術本部 技術SE部
担当業務
社内のOpenStack関連技術の支援業務を担当
 入社当時はNGNのノード系開発業務に従事
 その後OpenStackやSDN関連の開発業務に→現職へ
OpenStack Summit参加は2度目
今回は主にNFVに分野を絞って講演を聴講
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目次
1. NTTグループの動向
2. NTTグループ以外の動向
1. キーノートでのNFV関連のトピックス
2. 各通信キャリア、ベンダの動向
3. OPNFV関連
4. NFV関連のOpenStackコンポーネント開発
5. SDN製品に関する動向
6. Service Function Chaining
7. NFV MANO
8. ネットワーク性能向上に向けた取り組み
9. マーケットプレイス
3. まとめ
4
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1.NTTグループの動向
5
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NTTグループの講演
NTTグループから、以下の5つの一般講演が実施されました。
そのうち、上記3件がNFV関連の講演となります。
 NTT西日本/ブロケード 物理ネットワークの運用に関する講演*1
 既存の物理ネットワーク機器をOpenStack上から操作するPoCに関する講演
 NTTドコモ/NEC/レッドハット コミュニティ活動に関する講演*2
 OPNFV・OpenStackのアップストリーム開発に携わっていくための講演
 NTT SIC/NEC/ノキア NFVに関する講演*3
 Congress/Vitrageを利用したNFV故障検知・復旧・原因解析に関する講演
 NTTコミュニケーションズ OpenStackの故障解析に関する講演*4
 パブリッククラウド運用時の故障解析を効率化するためのツール開発の事例紹介
 NTTドコモ/日本仮想化技術 d-skylabの運用事例に関する講演*5
 d-skylabの運用開始後に新たに追加した機能に関する事例紹介
6
*1:https://www.openstack.org/videos/video/ntt-west-beyond-neutron-taking-control-of-a-physical-multi-vendor-network-with-opendaylight
*2:https://www.openstack.org/videos/video/how-to-work-upstream-with-openstack
*3:https://www.openstack.org/videos/video/fault-management-with-openstack-congress-and-vitrage-based-on-opnfv-doctor-framework
*4:https://www.openstack.org/videos/video/failure-analysis-under-a-multi-components-public-cloud-environment
*5:https://www.openstack.org/videos/video/expanding-and-deepening-ntt-docomos-private-cloud
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NTT西日本/ブロケード
物理ネットワークの運用に関する講演
NTT西日本/ブロケードが物理ネットワーク機器をOpenStackと
OpenDaylight*を用いて制御する取り組みについて講演を実施しました。
物理ネットワーク機器を操作してFWaaSを提供するPoCを実施
ユーザからの要求をOpenStackが受け付け、物理ネットワーク機器の制御を
OpenDaylightが実施
OpenStackのダッシュボード上から設定を行うと、Ciscoのネットワーク機器に対し
てファイヤーウォールの設定がなされる様子がデモにて紹介
複数ベンダのネットワーク機器、FWaaS以外のネットワーク機能についても今
後対応していくとのこと
7
*オープンソースのSDNコントローラー製品の一つ
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NTTドコモ/NEC/レッドハット
コミュニティ活動に関する講演
テレコム系の開発を例に、それぞれの役割ごとのアップストリーム開発で気を
つけるポイントの解説。
オペレータ視点(=NTTドコモ)
機器ベンダー視点(=NEC)
開発者視点(=レッドハット)
NTTドコモからはオペレータ視点でのポイントを解説されていました。
コミュニケーションを重視しコミュニティを作り出すこと、コミュニティの動向を注視
すること、要求を明確にしてスコープを絞ること、など。
NTTドコモ/NEC/レッドハットによるOpenStackやOPNFVなどでアップスト
リーム開発に関わる際のポイントについて講演が実施されました。
8
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 OPNFVのDoctorプロジェクトによる障害管理に関する取り組みの紹介。
 Doctorプロジェクトの概要、キーノートで実施されたデモの技術的な方式について説明。
 OpenStackのコンポーネントである、ポリシーエンジンのCongressを用いて、故障検知
と故障回復を実施。
 OpenStackのコンポーネントである、根本原因解析を行うVitrageを用いて、故障原因の
解析と結果を表示。
 キーノートのデモの反響もあって、注目度の高い講演でした。
NTT SIC/NEC/ノキア
NFVに関する講演
9
NTT SIC/NEC/ノキアがCongress/Vitrageを利用したNFV故障検知
・復旧・原因解析に関する講演を行いました。
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2.NTTグループ以外のNFV関連のトピック
10
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キーノート
The world runs on OpenStackと題して、世界中の様々な企業で
OpenStackが利用されていることが紹介されました。
エンタープライズ向けのビッグデータ処理、放送、テレコム、研究の4つの
分野の事例についてそれぞれ紹介されました。
テレコムの事例としてT-Systemsが講演した他、HuaweiやOPNFVといった企業
・団体もテレコムに関する講演を実施し、テレコム向けの開発が進んでいることが強
調されていました。
11
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キーノート
OPNFVのDoctorプロジェクトによる障害管理の取り組みが紹介され、電話
をかけた状態でケーブルを(はさみで文字通り)切断し、呼処理が継続するこ
とがデモで紹介され、注目を浴びていました。
今回のSummitでChina MobileがSuperUser Awardを受賞しました。
NTT、AT&T、China Mobileとテレコム系の企業が3回連続でSuperUser
Awardを受賞しており、テレコム系でのOpenStackの利用拡大が明確にな
っていると感じました。
12
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 NTT SICの水野様がモデレーターとなって、通信キャリアによる運用者会議*1
が開催され、キャリア間での情報共有がなされました。
 AT&T
 AT&T Integration Cloudに関する講演*2や、AT&Tが主導して開発を進める
OpenStackのコンポーネントであるGluonに関する紹介*3など、多数の講演が実施さ
れ、存在感を示していました。
 安定性の向上とアップグレードに対する取り組みを中心に進めているとのことです。
 ドイツテレコム
 キーノートおよび一般講演*4にてT-Systemsによる、Open Telekom Cloudの紹介
がなされていました。
 VNFとSDN製品間の依存性や複雑性が課題だと認識し対応しているとのことです。
各通信キャリアの動向
13
各通信キャリアによる事例紹介の講演やデザインサミットでの情報共有
がありました。
*1:https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telco-nfv
https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telcom-nfv-team
*2: https://www.openstack.org/videos/video/overview-of-at-and-ts-cloud-workloads-before-and-after-openstack
*3:https://www.openstack.org/videos/video/at-and-t-gluon-a-model-drive-extensible-framework-for-nfv-networking-services
*4:https://www.openstack.org/videos/video/continuous-delivery-to-open-telekom-cloud-otc
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 Orange
 Orangeが主導してすすめる、OPNFVの品質保証を行うプロジェクトであるFunctest
に関する講演*1を実施されていました。
 Redhat OpenStack + Juniper Contrailによる基盤を構築して利用しているとのこ
とです。
 China Mobile
 MANO(に関するパネルディスカッション*2に登場し、複数存在するOSS MANOコミ
ュニティ間の連携について議論を実施していました。
 SKテレコム
 OpenStackの機能・構成を標準化し、自社内のOpenStackを保守できるチームの構築
を目指しているとのことです。
 また、Verizon、BT、Swisscom、TurkCellがNFVに関する取り組みについ
て紹介していました。
各通信キャリアの動向
14
また、以下のキャリアも事例紹介等を実施されていました
*1:https://www.openstack.org/videos/video/project-opnfv-base-system-functionality-testing-functest-of-a-vims-on-openstack-1
*2:https://www.openstack.org/videos/video/openstack-and-the-orchestration-options-for-telecom-nfv
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 各ベンダの中では、Huaweiが特に大きな存在感を示し多数の講演を実施してい
ました。
 Ericsson、Nokia、Cisco、Juniper、Brocadeといったネットワーク機器ベ
ンダや、RedHat、Canonical、Mirantisといったディストリビューターが、
それぞれNFVに関する講演を実施しており、各ベンダにとってNFV・テレコム
領域が非常に重要な位置を占めていることを示していると感じました。
 日本企業ではNECがKDDI研究所とともに、OpenStackに対する通信キャリア
の要求として、運用コストの削減に関する講演*1を実施していました。
 内容としては運用効率化に関する紹介のみで、NFVに関する事例紹介はありませんでし
た。
各ベンダ関連の動向
15
各ベンダによる事例紹介の講演やデザインサミットでの情報共有があり
ました
*1:https://www.openstack.org/videos/video/nec-the-telecom-requirements-for-openstack-how-to-reduce-operation-cost-after-day-2
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 OPNFV
 オープンソースによるNFVの参照モデルを開発するコミュニティ。
 2016/9/26に最新版のColoradoがリリース。
 OPNFVとOpenStackによるNFVに向けた機能追加に関する講演が多数行われ
ました
 Doctor、Domino、Functest、SFQMなどOPNFVの各プロジェクトの紹介を行う講
演が実施されていました。また、OPNFVにおけるNeutronの役割に関する講演が実施
されていました。
 今後もOpenStackとOPNFVで今後も協力して開発・リリースが継続される予定とのこ
とです。
 OPNFVはこれまでVIMとNFVIの領域を対象としていましたが、それ以外のレ
イヤ(VNFやVNFM)にも対象を広げることとなり、活動の拡大が明確になってい
ます。
OPNFV関連
16
OPNFVとOpenStackに関する講演が多数行われました
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NFV関連のOpenStackコンポーネント開発
17
Tacker
VNF Managerの機能を提供するコンポーネント。
Mitaka版にて正式リリースされたこともあり、特にLTにおいてTackerの各機能の検
証結果に関する発表が多数実施されていました。*1
Gluon
定義ファイルを作成することで、ネットワークサービスに関するAPIを動的にユーザー
に提供するためのコンポーネント。
AT&TによるGluonの機能概要やアーキテクチャに関して解説する講演*2が実施され
ていました。
NFVに関連するOpenStackの各コンポーネント開発に関する講演がみ
られました
*1:http://vbrownbag.com/2016/09/vbrownbag-techtalks-at-openstack-barcelona/
*2:https://www.openstack.org/videos/video/at-and-t-gluon-a-model-drive-extensible-framework-for-nfv-networking-services
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 SDNに関する各ベンダ、コミュニティの講演が多数実施されました。
 講演数の傾向としてはOpenDaylightを利用する事例が優勢のように思えました。
 ただ、それぞれのSDN製品が似たような機能を持つこともあり、開発コミュニティが乱
立状態のようにも見受けられます。
 OpenDaylight、OpenContrail、ONOS、MidoNet、OVN、Astara、
DragonFlow、Calico…
SDN製品に関する動向
18
SDNに関する各ベンダ、コミュニティの講演が多数実施されました。
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Service Function Chaining
19
Service Function Chainingに触れる講演が多くありました。
Service Function Chaining(SFC)
利用するネットワーク機能のみを
通過するようにNW上の経路を
選択する技術。
NeutronのSFCのAPIを提供する拡張機能である、networking-sfcを利用し
た事例講演*1が実施されていた他、複数のベンダがSFCについて講演の中で触
れていました。
通信キャリアによる運用者会議においてSFCに関する課題について議論がなさ
れました。*2
SFCはSDN製品によって実現できる機能が異なるため、製品選定をどう進めていくか。
Neutronとバックエンドで動作するSDN製品でどのように機能分担をするか。
Webサーバ
FW WAF ウィルスチェック
SFCの例
*1:https://www.openstack.org/videos/video/empower-your-nfv-services-through-service-function-chaining-and-sfc-graphs
*2:https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telco-nfv
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NFV MANO
(Management and Orchestration)
20
NFV MANO(Management and Orchestration)
物理リソースとソフトウェアリソースを管理するオーケストレーション機能。
主要なOSSコミュニティとして以下が存在する。
 ECOMP(AT&T、Orangeが主導)
 Open-O(China Mobile、Huaweiなど中国企業が主導)
 OpenSource MANO(Telefonica、BTなどが主導)
また、Ericsson、HPE、Nokiaなどがプロプライエタリな製品を提供。
MANOについては複数の企業・コミュニティが乱立している状態で、各コミュ
ニティ間で協調して開発を進めていくことが課題と認識されているようでした
。
AT&T、China Mobile、 Telefonicaによるパネルディスカッション*1が行われ、共
通して必要となる機能群をいかにモジュール化していくか、議論が行われていました。
NFV MANOについて触れる講演が複数存在しました。
*1:https://www.openstack.org/videos/video/openstack-and-the-orchestration-options-for-telecom-nfv
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ネットワーク性能向上に向けた取り組み
21
Intel DPDK(Data Plane Development Kit)
ネットワーク処理をユーザーランドで処理できるようにし、より高速なネットワーク処
理に特化した実装を実現するためのフレームワーク。
Yahoo! Japan*1がOpen vSwitch+DPDKの導入事例を紹介するなど、テレコム系
以外でも商用での導入が進みつつあります。
FD.io(Fast Data – Input/Output)
ネットワークの柔軟性等を目的に、ネットワーク高速化に関するプロジェクトやライブ
ラリを集約しているもの。
VPP(Vector Packet Processing)、DPDK、Honycomb。
OpenStackでのVPPの利用について紹介する講演*2が実施されました。
40/100Gbpsの高速ネットワークで、ネットワーク性能を引き出すため
の取り組みが紹介されていました
*1:https://www.youtube.com/watch?v=NSeWzduInTg
*2:https://www.openstack.org/videos/video/vpp-the-ultimate-nfv-vswitch-and-more
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マーケットプレース
ベンダーやコミュニティのブースの他に、EANTC(ヨーロッパアドバン
スネットワーク試験センター)によるNFVのデモブースやTelecom TV(
テレコム向けニュース配信サイト)によるライブ放送ブースが設けられ、
NFV/テレコムに対する宣伝活動が活発であるように感じました。
22
Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016
4.まとめ
23
Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016
OpenStackは非IT系企業での活用が増加し、特にプライベートクラウド構
築の分野では既に成熟期にあると感じます。
OpenStackの利用について対象を絞って、それぞれのビジネスで最大効果を
生み出すための取り組みが進んでいます。
NFV用途で必要なキャリアグレードな機能の提供というものが、絞り込む対象のひと
つになっていると思います。
まとめ
24
Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016
商標等引用に関する表示
25
 OpenStackのワードマークとOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundation の登録
商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのどちらかであり、OpenStack Foundationの許諾の下で使用
されています。
 その他、記載されている社名、製品名、サービス名などは各社の商標または登録商標である場合があります。

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OpenStack Summit 2016 Barcelona NFV関連報告

  • 1. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 OpenStack Summit 2016 Barcelona NFV関連報告 2016/12/02 NTTコムウェア株式会社 品質生産性技術本部 技術SE部 木村康宏
  • 2. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 はじめに 2016年10月24日から10月28日にかけてスペインバルセロナにて開催された 「OpenStack Summit Barcelona 2016」で確認できた、NFVに関するト ピックや今後の動向などを報告します。 2
  • 3. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 自己紹介 3 氏名 木村康宏 (きむら やすひろ) 所属 NTTコムウェア 品質生産性技術本部 技術SE部 担当業務 社内のOpenStack関連技術の支援業務を担当  入社当時はNGNのノード系開発業務に従事  その後OpenStackやSDN関連の開発業務に→現職へ OpenStack Summit参加は2度目 今回は主にNFVに分野を絞って講演を聴講
  • 4. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 目次 1. NTTグループの動向 2. NTTグループ以外の動向 1. キーノートでのNFV関連のトピックス 2. 各通信キャリア、ベンダの動向 3. OPNFV関連 4. NFV関連のOpenStackコンポーネント開発 5. SDN製品に関する動向 6. Service Function Chaining 7. NFV MANO 8. ネットワーク性能向上に向けた取り組み 9. マーケットプレイス 3. まとめ 4
  • 5. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 1.NTTグループの動向 5
  • 6. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 NTTグループの講演 NTTグループから、以下の5つの一般講演が実施されました。 そのうち、上記3件がNFV関連の講演となります。  NTT西日本/ブロケード 物理ネットワークの運用に関する講演*1  既存の物理ネットワーク機器をOpenStack上から操作するPoCに関する講演  NTTドコモ/NEC/レッドハット コミュニティ活動に関する講演*2  OPNFV・OpenStackのアップストリーム開発に携わっていくための講演  NTT SIC/NEC/ノキア NFVに関する講演*3  Congress/Vitrageを利用したNFV故障検知・復旧・原因解析に関する講演  NTTコミュニケーションズ OpenStackの故障解析に関する講演*4  パブリッククラウド運用時の故障解析を効率化するためのツール開発の事例紹介  NTTドコモ/日本仮想化技術 d-skylabの運用事例に関する講演*5  d-skylabの運用開始後に新たに追加した機能に関する事例紹介 6 *1:https://www.openstack.org/videos/video/ntt-west-beyond-neutron-taking-control-of-a-physical-multi-vendor-network-with-opendaylight *2:https://www.openstack.org/videos/video/how-to-work-upstream-with-openstack *3:https://www.openstack.org/videos/video/fault-management-with-openstack-congress-and-vitrage-based-on-opnfv-doctor-framework *4:https://www.openstack.org/videos/video/failure-analysis-under-a-multi-components-public-cloud-environment *5:https://www.openstack.org/videos/video/expanding-and-deepening-ntt-docomos-private-cloud
  • 7. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 NTT西日本/ブロケード 物理ネットワークの運用に関する講演 NTT西日本/ブロケードが物理ネットワーク機器をOpenStackと OpenDaylight*を用いて制御する取り組みについて講演を実施しました。 物理ネットワーク機器を操作してFWaaSを提供するPoCを実施 ユーザからの要求をOpenStackが受け付け、物理ネットワーク機器の制御を OpenDaylightが実施 OpenStackのダッシュボード上から設定を行うと、Ciscoのネットワーク機器に対し てファイヤーウォールの設定がなされる様子がデモにて紹介 複数ベンダのネットワーク機器、FWaaS以外のネットワーク機能についても今 後対応していくとのこと 7 *オープンソースのSDNコントローラー製品の一つ
  • 8. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 NTTドコモ/NEC/レッドハット コミュニティ活動に関する講演 テレコム系の開発を例に、それぞれの役割ごとのアップストリーム開発で気を つけるポイントの解説。 オペレータ視点(=NTTドコモ) 機器ベンダー視点(=NEC) 開発者視点(=レッドハット) NTTドコモからはオペレータ視点でのポイントを解説されていました。 コミュニケーションを重視しコミュニティを作り出すこと、コミュニティの動向を注視 すること、要求を明確にしてスコープを絞ること、など。 NTTドコモ/NEC/レッドハットによるOpenStackやOPNFVなどでアップスト リーム開発に関わる際のポイントについて講演が実施されました。 8
  • 9. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  OPNFVのDoctorプロジェクトによる障害管理に関する取り組みの紹介。  Doctorプロジェクトの概要、キーノートで実施されたデモの技術的な方式について説明。  OpenStackのコンポーネントである、ポリシーエンジンのCongressを用いて、故障検知 と故障回復を実施。  OpenStackのコンポーネントである、根本原因解析を行うVitrageを用いて、故障原因の 解析と結果を表示。  キーノートのデモの反響もあって、注目度の高い講演でした。 NTT SIC/NEC/ノキア NFVに関する講演 9 NTT SIC/NEC/ノキアがCongress/Vitrageを利用したNFV故障検知 ・復旧・原因解析に関する講演を行いました。
  • 10. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 2.NTTグループ以外のNFV関連のトピック 10
  • 11. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 キーノート The world runs on OpenStackと題して、世界中の様々な企業で OpenStackが利用されていることが紹介されました。 エンタープライズ向けのビッグデータ処理、放送、テレコム、研究の4つの 分野の事例についてそれぞれ紹介されました。 テレコムの事例としてT-Systemsが講演した他、HuaweiやOPNFVといった企業 ・団体もテレコムに関する講演を実施し、テレコム向けの開発が進んでいることが強 調されていました。 11
  • 12. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 キーノート OPNFVのDoctorプロジェクトによる障害管理の取り組みが紹介され、電話 をかけた状態でケーブルを(はさみで文字通り)切断し、呼処理が継続するこ とがデモで紹介され、注目を浴びていました。 今回のSummitでChina MobileがSuperUser Awardを受賞しました。 NTT、AT&T、China Mobileとテレコム系の企業が3回連続でSuperUser Awardを受賞しており、テレコム系でのOpenStackの利用拡大が明確にな っていると感じました。 12
  • 13. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  NTT SICの水野様がモデレーターとなって、通信キャリアによる運用者会議*1 が開催され、キャリア間での情報共有がなされました。  AT&T  AT&T Integration Cloudに関する講演*2や、AT&Tが主導して開発を進める OpenStackのコンポーネントであるGluonに関する紹介*3など、多数の講演が実施さ れ、存在感を示していました。  安定性の向上とアップグレードに対する取り組みを中心に進めているとのことです。  ドイツテレコム  キーノートおよび一般講演*4にてT-Systemsによる、Open Telekom Cloudの紹介 がなされていました。  VNFとSDN製品間の依存性や複雑性が課題だと認識し対応しているとのことです。 各通信キャリアの動向 13 各通信キャリアによる事例紹介の講演やデザインサミットでの情報共有 がありました。 *1:https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telco-nfv https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telcom-nfv-team *2: https://www.openstack.org/videos/video/overview-of-at-and-ts-cloud-workloads-before-and-after-openstack *3:https://www.openstack.org/videos/video/at-and-t-gluon-a-model-drive-extensible-framework-for-nfv-networking-services *4:https://www.openstack.org/videos/video/continuous-delivery-to-open-telekom-cloud-otc
  • 14. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  Orange  Orangeが主導してすすめる、OPNFVの品質保証を行うプロジェクトであるFunctest に関する講演*1を実施されていました。  Redhat OpenStack + Juniper Contrailによる基盤を構築して利用しているとのこ とです。  China Mobile  MANO(に関するパネルディスカッション*2に登場し、複数存在するOSS MANOコミ ュニティ間の連携について議論を実施していました。  SKテレコム  OpenStackの機能・構成を標準化し、自社内のOpenStackを保守できるチームの構築 を目指しているとのことです。  また、Verizon、BT、Swisscom、TurkCellがNFVに関する取り組みについ て紹介していました。 各通信キャリアの動向 14 また、以下のキャリアも事例紹介等を実施されていました *1:https://www.openstack.org/videos/video/project-opnfv-base-system-functionality-testing-functest-of-a-vims-on-openstack-1 *2:https://www.openstack.org/videos/video/openstack-and-the-orchestration-options-for-telecom-nfv
  • 15. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  各ベンダの中では、Huaweiが特に大きな存在感を示し多数の講演を実施してい ました。  Ericsson、Nokia、Cisco、Juniper、Brocadeといったネットワーク機器ベ ンダや、RedHat、Canonical、Mirantisといったディストリビューターが、 それぞれNFVに関する講演を実施しており、各ベンダにとってNFV・テレコム 領域が非常に重要な位置を占めていることを示していると感じました。  日本企業ではNECがKDDI研究所とともに、OpenStackに対する通信キャリア の要求として、運用コストの削減に関する講演*1を実施していました。  内容としては運用効率化に関する紹介のみで、NFVに関する事例紹介はありませんでし た。 各ベンダ関連の動向 15 各ベンダによる事例紹介の講演やデザインサミットでの情報共有があり ました *1:https://www.openstack.org/videos/video/nec-the-telecom-requirements-for-openstack-how-to-reduce-operation-cost-after-day-2
  • 16. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  OPNFV  オープンソースによるNFVの参照モデルを開発するコミュニティ。  2016/9/26に最新版のColoradoがリリース。  OPNFVとOpenStackによるNFVに向けた機能追加に関する講演が多数行われ ました  Doctor、Domino、Functest、SFQMなどOPNFVの各プロジェクトの紹介を行う講 演が実施されていました。また、OPNFVにおけるNeutronの役割に関する講演が実施 されていました。  今後もOpenStackとOPNFVで今後も協力して開発・リリースが継続される予定とのこ とです。  OPNFVはこれまでVIMとNFVIの領域を対象としていましたが、それ以外のレ イヤ(VNFやVNFM)にも対象を広げることとなり、活動の拡大が明確になってい ます。 OPNFV関連 16 OPNFVとOpenStackに関する講演が多数行われました
  • 17. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 NFV関連のOpenStackコンポーネント開発 17 Tacker VNF Managerの機能を提供するコンポーネント。 Mitaka版にて正式リリースされたこともあり、特にLTにおいてTackerの各機能の検 証結果に関する発表が多数実施されていました。*1 Gluon 定義ファイルを作成することで、ネットワークサービスに関するAPIを動的にユーザー に提供するためのコンポーネント。 AT&TによるGluonの機能概要やアーキテクチャに関して解説する講演*2が実施され ていました。 NFVに関連するOpenStackの各コンポーネント開発に関する講演がみ られました *1:http://vbrownbag.com/2016/09/vbrownbag-techtalks-at-openstack-barcelona/ *2:https://www.openstack.org/videos/video/at-and-t-gluon-a-model-drive-extensible-framework-for-nfv-networking-services
  • 18. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016  SDNに関する各ベンダ、コミュニティの講演が多数実施されました。  講演数の傾向としてはOpenDaylightを利用する事例が優勢のように思えました。  ただ、それぞれのSDN製品が似たような機能を持つこともあり、開発コミュニティが乱 立状態のようにも見受けられます。  OpenDaylight、OpenContrail、ONOS、MidoNet、OVN、Astara、 DragonFlow、Calico… SDN製品に関する動向 18 SDNに関する各ベンダ、コミュニティの講演が多数実施されました。
  • 19. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 Service Function Chaining 19 Service Function Chainingに触れる講演が多くありました。 Service Function Chaining(SFC) 利用するネットワーク機能のみを 通過するようにNW上の経路を 選択する技術。 NeutronのSFCのAPIを提供する拡張機能である、networking-sfcを利用し た事例講演*1が実施されていた他、複数のベンダがSFCについて講演の中で触 れていました。 通信キャリアによる運用者会議においてSFCに関する課題について議論がなさ れました。*2 SFCはSDN製品によって実現できる機能が異なるため、製品選定をどう進めていくか。 Neutronとバックエンドで動作するSDN製品でどのように機能分担をするか。 Webサーバ FW WAF ウィルスチェック SFCの例 *1:https://www.openstack.org/videos/video/empower-your-nfv-services-through-service-function-chaining-and-sfc-graphs *2:https://etherpad.openstack.org/p/BCN-ops-telco-nfv
  • 20. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 NFV MANO (Management and Orchestration) 20 NFV MANO(Management and Orchestration) 物理リソースとソフトウェアリソースを管理するオーケストレーション機能。 主要なOSSコミュニティとして以下が存在する。  ECOMP(AT&T、Orangeが主導)  Open-O(China Mobile、Huaweiなど中国企業が主導)  OpenSource MANO(Telefonica、BTなどが主導) また、Ericsson、HPE、Nokiaなどがプロプライエタリな製品を提供。 MANOについては複数の企業・コミュニティが乱立している状態で、各コミュ ニティ間で協調して開発を進めていくことが課題と認識されているようでした 。 AT&T、China Mobile、 Telefonicaによるパネルディスカッション*1が行われ、共 通して必要となる機能群をいかにモジュール化していくか、議論が行われていました。 NFV MANOについて触れる講演が複数存在しました。 *1:https://www.openstack.org/videos/video/openstack-and-the-orchestration-options-for-telecom-nfv
  • 21. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 ネットワーク性能向上に向けた取り組み 21 Intel DPDK(Data Plane Development Kit) ネットワーク処理をユーザーランドで処理できるようにし、より高速なネットワーク処 理に特化した実装を実現するためのフレームワーク。 Yahoo! Japan*1がOpen vSwitch+DPDKの導入事例を紹介するなど、テレコム系 以外でも商用での導入が進みつつあります。 FD.io(Fast Data – Input/Output) ネットワークの柔軟性等を目的に、ネットワーク高速化に関するプロジェクトやライブ ラリを集約しているもの。 VPP(Vector Packet Processing)、DPDK、Honycomb。 OpenStackでのVPPの利用について紹介する講演*2が実施されました。 40/100Gbpsの高速ネットワークで、ネットワーク性能を引き出すため の取り組みが紹介されていました *1:https://www.youtube.com/watch?v=NSeWzduInTg *2:https://www.openstack.org/videos/video/vpp-the-ultimate-nfv-vswitch-and-more
  • 22. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 マーケットプレース ベンダーやコミュニティのブースの他に、EANTC(ヨーロッパアドバン スネットワーク試験センター)によるNFVのデモブースやTelecom TV( テレコム向けニュース配信サイト)によるライブ放送ブースが設けられ、 NFV/テレコムに対する宣伝活動が活発であるように感じました。 22
  • 23. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 4.まとめ 23
  • 24. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 OpenStackは非IT系企業での活用が増加し、特にプライベートクラウド構 築の分野では既に成熟期にあると感じます。 OpenStackの利用について対象を絞って、それぞれのビジネスで最大効果を 生み出すための取り組みが進んでいます。 NFV用途で必要なキャリアグレードな機能の提供というものが、絞り込む対象のひと つになっていると思います。 まとめ 24
  • 25. Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2016 商標等引用に関する表示 25  OpenStackのワードマークとOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundation の登録 商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのどちらかであり、OpenStack Foundationの許諾の下で使用 されています。  その他、記載されている社名、製品名、サービス名などは各社の商標または登録商標である場合があります。