Report 131120

そとめし生活ラボ

東京チカラめし継続調査９回目（13年8月）
～「魚定食」最も食べたいものは「さばの味噌煮定食」！
 聞く技術研究所は、30年にわたり「聞く技術」を背景にマーケティング支援を行ってきたドゥ・ハウスのソーシャル時代のリサーチと

プロモーションの最新事例を紹介しています。
 ブログ｜http://kikulab.jp

／ Facebookページ｜https://facebook.com/kikulab

 ローデータおよび無料集計ソフト「my集計アプリ」は法人・個人問わず無料で利用できます。属性別等の結果もご参考ください。
 ローデータ：http://e3.enqweb.net/up/t13/kikulab/131120
 my集計アプリ：http://www.myenq.com/service/application.php
 Myアンケートは、より使い易く、よりお手ごろな価格で、より充実したサポートをご提供するネットリサーチサービスとして「市場を

読み解くサポートツール」を目指しています。コンセプトは「ネットリサーチをもっと簡単に、もっと身近に」
 myアンケート｜http://www.myenq.com

2013年11月20日／株式会社ドゥ・ハウス（リサーチ２部）／聞く技術研究所／ (c) 2013 DO HOUSE Inc. All rights reserved.

■東京チカラめし継続調査９回目（13年8月）

■

調査目的

 「東京チカラめし」に関する調査を継続的に実施することで、生活者の意識や行動、「東京チカラめし」に対する評価の変化を把握する

事象

調査課題

 チェーン数の急増

調査項目

 チェーン数が増加し、「東京チカラめ

し」との接触機会が増加する中で、生活

（牛丼チェーンにおける変化）
 牛丼チェーンの印象、期待

者の意識や行動は変化するのか？どのよ
うに変化するのか？
（「東京チカラめし」における変化）
 認知率
 フランチャイズ加盟店の募集開始

 フランチャイズ加盟店が誕生する中で、

 利用経験率

「東京チカラめし」に対する生活者の評

 満足度

価は変化するのか？どのように変化する

 再来店意向

のか？

 項目別満足度

□東京チカラめし
・三光マーケティングフーズが運営する牛丼チェーン店
・「松屋」、「吉野家」、「すき家」に次ぐ第四の勢力とされる
・従来の牛丼チェーンが牛肉を煮ていたのに対して、焼いて提供する点に特
徴がある

・2011年6月に第１号店がオープンして以来、1年半で132店を出店。更に出
店を継続する予定
・2012年8月からフランチャイズ加盟店の募集を開始。スーパーバイザーの
定期的な臨店指導がないという点に疑問を呈する者もいる


1


■

調査スペック

 2012年12月～2013年11月の間、毎月第3週末に調査を実施する
 牛丼チェーンの印象や期待、「東京チカラめし」の認知率や利用経験率、満足度に関する設問は固定し、それ以外に毎回数問を聴取する
第1回

■

第2回

第4回

第3回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

回答者プロファイル

 性別

：男女

 年齢

：30～59歳

 未既婚

：不問

 居住地

：首都圏

 有効サンプル数割付

男性30代
男性40代
男性50代

：500ｓ
：500ｓ
：500ｓ

 調査期間

：株式会社ドゥ・ハウス

 調査手法

：500ｓ
：500ｓ
：500ｓ

：2013年8月24日（土）～8月27日（火）

 調査機関

女性30代
女性40代
女性50代

：インターネットリサーチ（myアンケート）


2


０．総括



評価

認知率・
利用経験率

対応

認知率は93.4%、利用経験率は66.1%。利用経験

コンバージョンレート（認知者に占める利用経験者の割合）は2.7pt上がったもの

率が前回より微増している。

の他チェーンに比べるとまだ格差があるため、上げる施策が求められる

総合

「総合満足度」は6.7pt、「再来店意向」は8.0pt

評価

と、前回より低下

入店前
評価
店内
クリンネス
利用者

評価

「入店のしやすさ」が8.0ptだが、全項目、前回
より低下

「照明の明るさ」が最も高く7.3ptだが、全項
目、前回より低下

-

「清潔さ」については店内クリンネスの項目でも全体的に評価が低下しているた
め、「テーブルや座席」「トイレ」に関しては、今後の重要な改善項目であると
いえる
「照明の明るさ」については、前回同様安定して評価を得ているものの、店内ク
リンネス評価は、全項目の評価が低下していこともあり、今後の重要な改善項目
であるといえる

評価
接客

「退店時の挨拶」が最も高く7.1ptだが、全項

接客評価は、全項目の評価が低下していこともあり、今後の重要な改善項目であ

評価

目、前回より低下

るといえる

味わいと
ボリューム
評価

「肉の味わい」が最も高く8.0ptだが、全項目、
前回より低下

「肉の味わい」については、前回同様安定して評価を得ているものの、接客評価
は、全項目の評価が低下していこともあり、今後の重要な改善項目であるといえ
る

※pt：10人中満足した人の割合（10点満点）


4


１．牛丼チェーン店利用実態



１－１．牛丼チェーン店利用頻度
 牛丼チェーン店利用頻度に変化はなく、男性30代の週1回以上の利用率が一番高くなっている
 1ヶ月に1回以上の割合をみても、男性30代、40代は利用率が50％近くになっており、定期的に利用している様子がうかがえる
週1回以上
利用率
16.4

14.4

11.8

3.0
1.6

1.2


6


１－２．「東京チカラめし」認知率、利用経験率、コンバージョンレート
 「東京チカラめし」の認知率は93.4％、利用経験率は66.1%、コンバージョンレート（認知者に占める利用者の割合）は70.8%

認知率

東京チカラめし

利用経験率

コンバージョンレート（認知者に占める利用経験者の割合）

66.1

70.8

（n=242）

すき家

90.9

91.7

90.5

91.6

（n=242）

吉野家
（n=242）

松家

89.2

89.9

（n=242）

※牛丼チェーン店の利用頻度が週1回以上の人ベース


7


１－３．牛丼チェーン利用時重視点
 牛丼チェーンを利用する際に最も重視されているのは「肉がおいしくても、その他の具材や白米がおいしくなければ駄目だと思う」の

78.9%。次いで、「店舗の外観が清潔でないと入りたくなくなる」78.5%、「店員の「声出し」がしっかりしていないと駄目だと思う」
56.6%が続く

※牛丼チェーン店の利用頻度が週1回以上の人（n=242）ベース


8


２．「東京チカラめし」店舗評価




※8pt以上で赤丸、6pt未満で青三角を表示

２－１．総合評価
 「総合満足度」は6.7pt、「再来店意向」は8.0pt

■店員の対応が良い
・オーダー確認等店員の対応は良かったです。過度に大きな声でもなく気づけばきちんと挨拶している。
変に挨拶に気合を入れられると食事にきた気がしない。(50代男性/大船店)
・以前に比べると、注文してから料理が運ばれてくる時間が早くなったのでよかった。
(40代女性/新宿5丁目店)
・店員さんもフレンドリーで良い。(40代男性/新宿西口1号店)
・中国人店長さんが丁寧な説明で気遣ってくれた。(40代男性/青山一丁目店)

■料理自体やボリュームが良い
・価格とボリュームのバランスが良く、味も個性があって美味しい。(30代男性/町田1号店)
・料理そのものはおいしく、お替り自由のサービスもやっていたので、お腹いっぱいになった。
メニューも多くて、マンネリにはならないと思う。(50代男性/旗の台店)
・米の炊き立て感があり、全体的なボリュームも良好です。(50代男性/日吉店)

■清潔でない
・15時ぐらいなのに、カウンターの内側のあちこちに、使用済みの食器が重ねておいてあって、とても
汚かったです。器が油で汚れていて不快でした。(30代男性/高田馬場2号店)
・テーブルがべたべたしていたり、生姜がこぼれていたりして清潔感がない。(50代男性/旗の台店)

■料理に不満
・広告をしていた生姜焼き定食を注文しましたが、肉の少なさに愕然としました。
(40代男性/青山一丁目店)
・米がぱさぱさ、肉がベーコンのようにカリカリに焼きすぎている。(40代男性/御徒町1号店)
・作る人によって肉のボリュームが違う。(30代男性/西八王子店)
※2013年8月17日（土）～23日（金）の間に「東京チカラめし」を1回以上利用した人（n=45）ベース
※カッコ内は属性情報（性年代／利用店舗）


10


入店前評価
入店
しやすさ

清潔さ

8.0

6.4



２－２－１．項目別評価（入店前評価）
 「入店しやすさ」は8.0pt、「清潔さ」は6.4pt



11

入店前評価


店内クリンネス評価

入店
しやすさ

清潔さ

テーブルや
座席

トイレ

照明の
明るさ

観
8.0

6.4

6.4

6.6

3
7.3



２－２－２．項目別評価（店内クリンネス評価）
 「テーブルや座席の清潔さ」は6.4pt、「トイレの清潔さ」は6.6pt、「照明の明るさ」は7.3pt



12

入店前評価



接客評価

入店
しやすさ

清潔さ

テーブルや
座席

トイレ

照明の
明るさ

全体

身だしなみ

入店時の
挨拶

退店時の
挨拶

メニュー提供
までのスピード

店舗外観
8.0

6.4

店
6.4

6.6

7.3
7.3

6.9

6.9

6.9

7.1

5.8



２－２－３．項目別評価（接客評価）
 接客評価の中では「退店時の挨拶」が最も高く7.1pt。次いで「全体的な接客態度」「身だしなみ」「入店時の挨拶」が6.9pt、「メニュー提

供までのスピード」が5.8pt



13

入店前評価


接客評価


味わいとボリューム評価

入店
しやすさ

清潔さ

テーブルや
座席

トイレ

照明の
明るさ

全体

身だしなみ

入店時の
挨拶

退店時の
挨拶

メニュー提供
までのスピード

全体的な
味わい

肉の
味わい

肉以外の
味わい

白米の
味わい

全体的な
ボリューム

肉の
ボリューム

肉以外の
ボリューム

白米の
ボリューム

店舗外観
観

6.4

観
6.4

6.6

7.3
7.3

6.9

6.9

6.9

7.1

5.8

7.6

8.0

6.3

6.0

7.3

6.4

6.5

6.0

8.0



２－２－４．項目別評価（味わいとボリューム評価）
 味わいとボリューム評価の中では「肉の味わい」の評価が最も高く8.0pt。次いで、「全体的な味わい」が7.6pt
 最も評価が低いのは「白米の味わい」「白米のボリューム」で6.0pt



14

単相関係数とは、二つの変数間における直線的な関
係の強さを表した指標。-1から1までの値をとり、絶
対値1（+1もしくは-1）に近づくほど、関係が強い
といえる
絶対値0.4以下であると「関係がない」、絶対値0.4
以上0.7未満「やや相関がある」、絶対値0.7以上
「強い相関がある」といえる

２－３．単相関係数（総合満足度との相関性）
 総合満足度と相関性が強い項目（相関関係数0.7以上）は、「入店しやすさ」、「清潔さ」、「テーブルや座席の清潔さ」、「照明の明るさ」、

「全体的な接客態度」、「入店時の挨拶」、「全体的な味わい」、「肉の味わい」、「白米の味わい」、「全体的なボリューム」、「肉のボ
リューム」となっている。



15


第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

12月

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

117

129

130

128

132

134

133

138

139

総合満足度

7.1

7.0

7.0

6.4

8.0

6.9

7.1

8.3

6.7

再来店意向

7.9

7.9

7.7

7.5

8.4

8.2

7.6

8.9

8.0

入店しやすさ

7.6

7.8

8.3

7.5

8.5

7.3

8.2

8.7

8.0

清潔さ

6.7

6.9

7.2

5.3

7.6

5.3

6.6

7.8

6.4

テーブルや座席の清潔さ

6.6

6.6

6.8

5.4

8.0

5.7

7.0

7.6

6.4

トイレの清潔さ

6.2

6.3

6.6

4.9

6.3

6.5

6.2

9.0

6.6

照明の明るさ

7.0

7.3

7.0

6.6

7.6

6.9

7.6

7.8

7.3

全体的な接客態度

6.3

7.1

5.8

5.3

6.5

6.7

7.4

7.6

6.9

身だしなみ

6.7

7.1

6.5

6.3

6.4

6.5

7.4

8.7

6.9

入店時の挨拶

7.1

7.0

7.2

6.6

6.2

5.5

6.8

8.5

6.9

退店時の挨拶

6.4

7.0

7.0

6.3

6.2

5.1

6.8

7.6

7.1

メニュー提供までのスピード

5.6

6.4

6.2

5.1

6.7

5.3

6.8

7.8

5.8

全体的な味わい

7.9

8.6

8.0

8.1

7.8

7.8

7.4

8.5

7.6

肉の味わい

8.1

8.3

8.2

8.3

7.6

8.8

7.8

8.3

8.0

肉以外の食材（玉ねぎなど）の味わい

6.8

6.3

6.4

6.6

7.2

7.1

7.4

7.1

6.3

白米の味わい

5.7

6.2

5.2

6.1

6.7

5.9

6.1

6.9

6.0

全体的なボリューム

7.0

6.2

5.5

6.8

6.0

6.1

6.8

7.8

7.3

肉のボリューム

6.3

6.3

5.5

5.6

5.6

6.3

6.8

7.6

6.4

肉以外の食材（玉ねぎなど）のボリューム

5.8

5.2

4.2

4.8

5.7

6.2

6.1

7.6

6.5

白米のボリューム

6.0

6.1

4.5

5.8

5.8

5.3

5.8

7.8

6.0

２－４．評価の変遷
チェーン数

総合評価

入店前
評価
店内
クリンネス
評価

接客
評価

味わいと
ボリューム
評価

※各調査期間中に「東京チカラめし」を1回以上利用した人ベース

※グラフは「総合満足度」


※8pt以上で黄色着色、6pt未満で青色着色


16


３．【単発設問】



３－１．「魚定食」認知率
 喫食経験者は18.1％、認知者（「食べたことがある」+「知っているが、食べたことはない」）は45.0%。

※「東京チカラめし」を過去利用したことがある人（n=160）ベース


18


３－２．「魚定食」認知経路
 最初に知ったのは、「店頭のポスター」がもっとも多く45.8％、「店内のポスター/メニュー」が33.3%、「東京チカラめしのホームペー

ジ」が13.9％と続く

※「東京チカラめし」で「魚定食」を販売していることを認知している人（n=72）ベース


19


３－３．「魚定食」満足度
 魚定食を食べた者のうち、「鮭の塩焼き定食」が72.4％、「さばの塩焼き定食」が58.6％、「さばの味噌煮定食」が24.1％食べられている
 それぞれの定食に対し、「鮭の塩焼き定食」が85.7％、「さばの塩焼き定食」が88.2％、「さばの味噌煮定食」が85.7％と、80％以上が満足

している

※「東京チカラめし」で「魚定食」を食べたことがある人（n=29）ベース


20


３－４．「魚定食」喫食意向
 純粋喫職意向では「さばの塩焼き定食」が50.6％と最も高く、「さばの味噌煮定食」が最も低かったが、相対喫食意向では、「さばの味噌煮

定食」が39.5％と最も高く、「さばの塩焼き定食」が最も低いという逆転した結果となった。

※「東京チカラめし」を過去利用したことがある人（n=160）ベース

※「東京チカラめし」で「魚定食」の中で食べてみたいものがある人（n=119）ベース


21

Report 131120

Recommended

Recommended

More Related Content

Viewers also liked

Viewers also liked (20)

Similar to Report 131120

Similar to Report 131120 (18)

More from 聞く技術研究所｜株式会社ドゥ・ハウス

More from 聞く技術研究所｜株式会社ドゥ・ハウス (20)

Report 131120