Report 130717

 聞く技術研究所は、30年にわたり「聞く技術」を背景にマーケティング支援を行ってきたドゥ・ハウスのソーシャル時代のリサーチと
プロモーションの最新事例を紹介しています。
 ブログ｜http://kikulab.jp ／ Facebookページ｜https://facebook.com/kikulab
 ローデータおよび無料集計ソフト「my集計アプリ」は法人・個人問わず無料で利用できます。属性別等の結果もご参考ください。
 ローデータ：http://e3.enqweb.net/up/t13/kikulab/130717
 my集計アプリ：http://www.myenq.com/service/application.php
 Myアンケートは、より使い易く、よりお手ごろな価格で、より充実したサポートをご提供するネットリサーチサービスとして「市場を
読み解くサポートツール」を目指しています。コンセプトは「ネットリサーチをもっと簡単に、もっと身近に」
 myアンケート｜http://www.myenq.com
2013年7月17日／株式会社ドゥ・ハウス（リサーチ１部）／聞く技術研究所／ (c) 2013 DO HOUSE Inc. All rights reserved.
東京チカラめし継続調査６回目（13年5月）
～利用者の約7割はドリンクバーに満足！
そとめし生活ラボ

■東京チカラめし継続調査６回目（13年5月）
■ 調査目的
 「東京チカラめし」に関する調査を継続的に実施することで、生活者の意識や行動、「東京チカラめし」に対する評価の変化を把握する
1
 チェーン数の急増  チェーン数が増加し、「東京チカラめ
し」との接触機会が増加する中で、生活
者の意識や行動は変化するのか？どのよ
うに変化するのか？
（牛丼チェーンにおける変化）
 牛丼チェーンの印象、期待
（「東京チカラめし」における変化）
 認知率
 利用経験率
 満足度
 再来店意向
 項目別満足度
 フランチャイズ加盟店の募集開始  フランチャイズ加盟店が誕生する中で、
「東京チカラめし」に対する生活者の評
価は変化するのか？どのように変化する
のか？
事象調査課題調査項目
□東京チカラめし
・三光マーケティングフーズが運営する牛丼チェーン店
・「松屋」、「吉野家」、「すき家」に次ぐ第四の勢力とされる
・従来の牛丼チェーンが牛肉を煮ていたのに対して、焼いて提供する点に特
徴がある
・2011年6月に第１号店がオープンして以来、1年半で132店を出店。更に出
店を継続する予定
・2012年8月からフランチャイズ加盟店の募集を開始。スーパーバイザーの
定期的な臨店指導がないという点に疑問を呈する者もいる

■ 回答者プロファイル
 性別：男女
 年齢：30～59歳
 未既婚：不問
 居住地：首都圏
 調査期間：2013年5月25日（土）～28日（火）
 調査機関：株式会社ドゥ・ハウス
 調査手法：インターネットリサーチ（myアンケート）
男性30代：500ｓ
■ 調査スペック
 2012年12月～2013年11月の間、毎月第3週末に調査を実施する
 牛丼チェーンの印象や期待、「東京チカラめし」の認知率や利用経験率、満足度に関する設問は固定し、それ以外に毎回数問を聴取する
 有効サンプル数割付
女性30代：500ｓ
第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回第8回第9回第10回第11回第12回
2

０．総括

評価対応
認知率は93.0%、利用経験率は61.9%。他チェー
ンと比較して、利用経験率が前回同様低くなって
いる
前回に引き続き、コンバージョンレート（認知者に占める利用経験者の割合）を
上げる施策が求められる
総合
評価
「総合満足度」は6.9pt、「再来店意向」は8.2pt -
入店前
評価
「入店のしやすさ」が7.3pt、「清潔さ」が5.3pt
と、前回より下降
「入店のしやすさ」がやや高めの評価を維持したのに対し、「清潔さ」の評価は
2.3pt下降しており、店舗外の清潔さを改善することが必要である
店内
クリンネス
評価
「テーブルや座席の清潔さ」が5.7ptと、前回よ
り下降
前回調査から清潔さの評価はやや下降気味。特に「テーブルや座席の清潔さ」を
改善する策が必要であるといえる
接客
評価
「全体的な接客態度」が最も高く6.7ptである一
方、「退店時の挨拶」は5.1ptと、最も低評価と
なっている
「入店時の挨拶」「退店時の挨拶」は利用者とのコミュニケーションの場でもあ
り、総合満足度をあげるための今後の重要な改善項目であるといえる
味わいと
ボリューム
評価
「全体的な味わい」は7.8pt、「肉の味わい」は
8.8ptと高評価である一方、「白米の味わい」
「白米のボリューム」で共に前回より下降
肉の味わいについては、前回同様安定して評価を得ているものの、白米の味わい
とボリュームの評価が下降してきており、今後の重要な改善項目といえる
認知率・
利用経験率
利用者
評価
4
※pt：10人中満足した人の割合（10点満点）

１．牛丼チェーン店利用実態

 牛丼チェーン店利用頻度に変化はなく、男性30代の週1回以上の利用率が一番高くなっている
 1ヶ月に1回以上の割合をみても、男性40代は利用率が40％を超えており、定期的に利用している様子がうかがえる
１－１．牛丼チェーン店利用頻度
6
週1回以上
利用率
15.4
13.2
11.2
2.0
1.6
2.2

 「東京チカラめし」の認知率は93.0％、利用経験率は61.9%、コンバージョンレート（認知者に占める利用者の割合）は66.6%
１－２．「東京チカラめし」認知率、利用経験率、コンバージョンレート
7
認知率利用経験率コンバージョンレート（認知者に占める利用経験者の割合）
東京チカラめし
（n=228）
すき家
（n=228）
吉野家
（n=228）
松家
（n=228）
※牛丼チェーン店の利用頻度が週1回以上の人ベース
93.0
99.2
99.2
99.1
61.9
91.7
94.3
91.7
66.6
92.4
95.1
92.5

 牛丼チェーンを利用する際に最も重視されているのは「肉がおいしくても、その他の具材や白米がおいしくなければ駄目だと思う」の
80.6%。次いで、「店舗の外観が清潔でないと入りたくなくなる」68.4%、「店員の「声出し」がしっかりしていないと駄目だと思う」
56.5%
１－３．牛丼チェーン利用時重視点
8
※牛丼チェーン店の利用頻度が週1回以上の人（n=228）ベース

２．「東京チカラめし」店舗評価

 「総合満足度」は6.9pt、「再来店意向」は8.2pt
２－１．総合評価
10
※pt：10人中満足した人の割合（10点満点） ※8pt以上で赤丸、6pt未満で青三角を表示
※2013年5月18日（土）～24日（金）の間に「東京チカラめし」を1回以上利用した人（n=51）ベース
※カッコ内は属性情報（性年代／利用店舗）
■外観や看板が目立つのでわかりやすい
・看板が見やすく店内に入りやすい感じだった。（40代男性/新宿西口総本店）
・外観は目立つオレンジの外観で入りやすい。（40代男性/池袋東口1号店）
■店員の声だしや対応がよく、メニュー提供もスピーディー
・声がよく出ていて威勢のよい感じ。スピードも十分。（30代男性/平塚店）
・ハキハキと対応してくれたし、商品が出てくるスピードも速くて良かった。（30代男性/久里浜店）
■肉の味わいが良い
・ボリュームがあったし、お肉も香ばしくって美味しかった。（30代男性/久里浜店）
・牛肉の味わいがよかった。（50代男性/江古田南口店）
■入口が狭くて入りづらい
・もう少し間口の広い店舗にしたほうが良いと思った。（30代男性/平塚店）
・外観は、入り口が狭くて入りにくい。（40代男性/大船店）
■店員の接客態度が良くない
・店内に入った時に、従業員の挨拶が小さく聞こえにくく店内の席につくまでに戸惑った。
（40代男性/恵比寿西口店）
・店員の対応は少しボーとした感じでキビキビした感じはなかった。（40代男性/池袋東口1号店）
■白米が美味しくない
・白米のまずさは、どこよりも不味い。（50代男性/人形町店）
・ご飯がいつもあまりおいしくない。（30代男性/祖師谷大蔵店）

5.3
 「入店しやすさ」は7.3pt、「清潔さ」は5.3pt
２－２－１．項目別評価（入店前評価）
11
入店
しやすさ
店舗外観7.3
清潔さ
入店前評価

6.5
 「テーブルや座席の清潔さ」は5.7pt、「トイレの清潔さ」は6.5pt、「照明の明るさ」は6.9pt
２－２－２．項目別評価（店内クリンネス評価）
12
テーブルや
座席
観5.7
トイレ
店内クリンネス評価
照明の
明るさ
7.36.9
5.3
入店
しやすさ
観7.3
清潔さ
入店前評価

6.7
 接客評価の中では「全体的な接客態度」が最も高く6.7pt。全体的な接客については良いイメージをもたれている様子がうかがえる
 一方、最も評価が低いのは「退店時の挨拶」で5.1pt
２－２－３．項目別評価（接客評価）
13
6.5
全体身だしなみ
接客評価
入店時の
挨拶
5.5 5.1
退店時の
挨拶
メニュー提供
までのスピード
5.3
6.5
テーブルや
座席
店5.7
トイレ
照明の
明るさ
7.36.9
5.3
入店
しやすさ
店舗外観7.3
清潔さ
入店前評価

14
8.8
全体的な
味わい
7.8
肉の
味わい
味わいとボリューム評価
肉以外の
味わい
7.1 5.9
白米の
味わい
全体的な
ボリューム
6.1
肉の
ボリューム
6.3 6.2
肉以外の
ボリューム
白米の
ボリューム
5.3
 味わいとボリューム評価の中では「肉の味わい」の評価が最も高く8.8pt。次いで、「全体的な味わい」7.8pt
 最も評価が低いのは「白米のボリューム」で5.3pt。「白米の味わい」の評価も低下している
２－２－４．項目別評価（味わいとボリューム評価）
6.7 6.5
全体身だしなみ
接客評価
入店時の
挨拶
5.5 5.1
退店時の
挨拶
メニュー提供
までのスピード
5.36.5
テーブルや
座席
観5.7
トイレ
照明の
明るさ
7.36.9
5.3
入店
しやすさ
観7.3
清潔さ
入店前評価

15
 総合満足度と相関性が強い項目（相関関係数0.7以上）は、「全体的な味わい」となっている。
２－３．単相関係数（総合満足度との相関性）
単相関係数とは、二つの変数間における直線的な関
係の強さを表した指標。-1から1までの値をとり、絶
対値1（+1もしくは-1）に近づくほど、関係が強い
といえる
絶対値0.4以下であると「関係がない」、絶対値0.4
以上0.7未満「やや相関がある」、絶対値0.7以上
「強い相関がある」といえる

第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回第8回第9回第10回第11回第12回
12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
117 129 130 128 132 134
総合満足度 7.1 7.0 7.0 6.4 8.0 6.9
再来店意向 7.9 7.9 7.7 7.5 8.4 8.2
入店しやすさ 7.6 7.8 8.3 7.5 8.5 7.3
清潔さ 6.7 6.9 7.2 5.3 7.6 5.3
テーブルや座席の清潔さ 6.6 6.6 6.8 5.4 8.0 5.7
トイレの清潔さ 6.2 6.3 6.6 4.9 6.3 6.5
照明の明るさ 7.0 7.3 7.0 6.6 7.6 6.9
全体的な接客態度 6.3 7.1 5.8 5.3 6.5 6.7
身だしなみ 6.7 7.1 6.5 6.3 6.4 6.5
入店時の挨拶 7.1 7.0 7.2 6.6 6.2 5.5
退店時の挨拶 6.4 7.0 7.0 6.3 6.2 5.1
メニュー提供までのスピード 5.6 6.4 6.2 5.1 6.7 5.3
全体的な味わい 7.9 8.6 8.0 8.1 7.8 7.8
肉の味わい 8.1 8.3 8.2 8.3 7.6 8.8
肉以外の食材（玉ねぎなど）の味わい 6.8 6.3 6.4 6.6 7.2 7.1
白米の味わい 5.7 6.2 5.2 6.1 6.7 5.9
全体的なボリューム 7.0 6.2 5.5 6.8 6.0 6.1
肉のボリューム 6.3 6.3 5.5 5.6 5.6 6.3
肉以外の食材（玉ねぎなど）のボリューム 5.8 5.2 4.2 4.8 5.7 6.2
白米のボリューム 6.0 6.1 4.5 5.8 5.8 5.3
チェーン数
店内
クリンネス
評価
接客
評価
味わいと
ボリューム
評価
入店前
評価
総合評価
16
２－４．評価の変遷
※各調査期間中に「東京チカラめし」を1回以上利用した人ベース ※グラフは「総合満足度」 ※pt：10人中満足した人の割合（10点満点） ※8pt以上で黄色着色、6pt未満で青色着色

３．【単発設問】

18
 利用経験者は18.4％にとどまるが、認知者は46.8%。また、非認知者は53.2％。
３－１．【単発設問】「ドリンクバー」認知率について
※過去に「東京チカラめし」を利用したことのある人（n=141）ベース
※「東京チカラめし」を過去利用したことがある人（n=141）ベース

19
 「店内のポスター／メニュー」がもっとも多く53.0％、「店頭のポスター」が45.5%。「東京チカラめしのホームページ」が27.3％と続く
 最初に知ったのは、「店内のポスター/メニュー」がもっとも多く39.4％、「店頭のポスター」が30.3％。「東京チカラめしのホームページ」
が15.2％と続く
３－２．【単発設問】「ドリンクバー」認知経路
※「東京チカラめし」にドリンクバーのメニューがあることを認知している人（n=66）ベース

20
 ドリンクバーの満足度をみると、満足度（TOP2）は69.2％。
 今後の東京チカラめしドリンクバーの利用意向（TOP2）は、50.4％。
３－３．【単発設問】「ドリンクバー」満足度
※「東京チカラめし」でドリンクバーの利用経験がある人（n=26）ベース
※過去に「東京チカラめし」を利用したことのある人（n=141）ベース

Report 130717

Recommended

Recommended

More Related Content

Similar to Report 130717

Similar to Report 130717 (20)

More from 聞く技術研究所｜株式会社ドゥ・ハウス

More from 聞く技術研究所｜株式会社ドゥ・ハウス (20)

Report 130717