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2013年度岐阜県図書館・岐阜大学図書館研修会(2013.11.8)

最近のOPACの動向
次世代OPAC、ディスカバリーサービスを中心に
京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館
林豊
はじめまして!
✴ 岐阜県大垣市出身
✴ 就職7年目
‒ 「OPACをなんとかしたい!」
‒ 附属図書館図書情報掛(目録,目録システム)
‒ 附属図書館相互利用掛(国内・海外ILL,ILLシステム)
‒ NDL関西館出向(カレントアウェアネス・ポータル)
‒ 現在(閲覧,閲覧システム)

✴ http://researchmap.jp/hayashiyutaka
2
立ち位置/言い訳
✴ 大学図書館を中心としたお話になります

✴ 導入に関わった経験はありません
‒ 以前OPAC担当でしたが,京大の現「次世代OPAC」導入もノータッチ
‒ 実体験に基づくお話ではない

✴ ちょっと引いた感じで,入門的(広く・浅く) なお話を
‒ でも最新のトレンドまで紹介してみたい

3
カレントアウェアネス-Eの関連自著記事
✴ E1209 - 北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
✴ E1266 - ディスカバリサービスの様々な関係者の権利と義務を整理する
✴ E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状
✴ E1319 - 続・北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
✴ E1387 - 図書館・情報発見・目録について考えるための13の視点
✴ E1393 - ディスカバリサービスへのデータ提供で関係者が抱える課題

4
①なぜ次世代OPAC・
ディスカバリーサービスなのか

②用語の整理

③基本的な特徴

④主な製品・導入事例

⑤今後の動向,関連する話題
1
なぜ次世代OPAC・
ディスカバリーサービスなのか
OPACに対する素朴な想い

利用者が,図書館の持っている資料のなかか
ら(あるいは,世の中に存在する資料のなか
から),役に立つものを効率よく発見できる
ツールであってほしい

7
時代的背景

電子ジャーナル(ビッグディール)
電子ブック
データベース

電子リソース

オープンアクセス

の激増

ウェブ技術
の発展

不可能が可能に

Google世代
の登場

ユーザの変化

8
問題①:検索範囲

OPACの検索対象

利用者に

=所蔵資料

<

提供できる
学術情報

このギャップをどこまで埋めるべきか?
完全に埋めるのは不可能 → どこかで線引きが必要
9
問題②:検索機能(UI)
✴ OPACには 力技 が通じない
‒ Googleと同じようにはいかない
‒ 検索の仕方を教えないといけない ⇔ 「利用者教育に逃げない」

✴ 情報の海のなかで 溺死
‒ 問題①と絡む
‒ 必要なものを短時間で探しだすのが困難
‒ know-item search / exploratory search

10
次世代OPAC,ディスカバリーサービスの登場

デモ:九州大学Cute.Catalog
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/

11
従来のOPAC

次世代OPAC
ディスカバリーサービス

所蔵資料しか検索できない

電子リソースや論文も検索できる

検索に一定の知識・技術が必要

直観的な検索が可能

文字ばかりのインタフェース

表紙画像やアイコンなど
グラフィカルなインタフェース
各資料の詳細情報まで見ないと

検索結果一覧だけで

よく分からない

十分な情報が得られる

充実したソートや絞り込み機能
12
いっしょに考えたいこと
✴ OPACをどうしたいですか?
‒ 各図書館で利用者に提供したいものやコストを考慮してトータルに決める
‒ 「現状維持」「なんとなくディスカバリー」もひとつの立派な判断
‒ CiNii BooksやGoogle Scholarがあればいいじゃない……

✴ 魔法の弾丸 は存在しない
‒ 新しいサービスで問題が一挙に解決されるというのは幻想
‒ お金を出してディスカバリーサービスやウェブスケールディスカバリーを導入したら
それでおしまいというわけではない
13
2
用語の整理
いろいろな技術が……,区別できますか?
✴ OPAC
✴ 横断検索
✴ 統合検索
✴ OPAC2.0
✴ 次世代OPAC
✴ ディスカバリーサービス
✴ ウェブスケールディスカバリーサービス
15
横断検索/統合検索
複数のデータベースを一度に検索する
手法①リアルタイム検索

•

手法②事前インデクシング

•

メリット:手法①よりも検索速度が早い

て済む

•

メリット:自前でデータベースを持たなく

•

デメリット:自前でインデクシングして

デメリット:検索速度が遅い

(どうやって?)データベースを用意する
必要がある

•

Z39.50,SRW/SRU,Webスクレイピング,
API

•

→ウェブスケールディスカバリーサービス

16
横断検索と統合検索のちがい

横断検索=統合検索
横断検索=手法①
統合検索=手法②

横断検索=複数DBの検索結果を並列に表示
統合検索=それらをひとまとめに表示

???
17
OPAC2.0
Web2.0の要素を取り入れる試み
•

Folksonomy

•

Rich User Experience

•

User as contributor

•

Long tail

•

Participation

•

Radical Trust

•

Radical Decentralization

今ではほとんど見ないが一部のエッセン
スは残る

林賢紀,宮坂和孝.RSS(RDF Site Summary)を活用した新たな図書館サービスの展開―OPAC2.0へ向けてー(2006年)
18
次世代OPAC(Next Generation Catalog)
海外

国内

•

NGC4LIB(2006.6-)

•

導入事例リンク集(阪大・久保山)

•

『Next-Gen Library Catalogs』(2010.3)

•

nxopac(2008.6-2012.12)

•

AquaBrowser,etc.

•

工藤・片岡「次世代OPACの可能性―その特
徴と導入への課題―」(2008)

•

久保山「次世代OPACを巡る動向:その機能
と日本での展開」(2008)

19
ディスカバリーサービス(discovery service)
✴ はっきりした定義はなさそう

Discovery

‒ ディスカバリーインタフェース

Locate

‒ ディスカバリーレイヤー

Request

‒ ディスカバリーツール

Deliver

‒ ディスカバリープロダクト

✴ いつごろ登場した言葉? →「2000年代半ば」
‒ Lorcan Dempsey. Systemwide Discovery & Delivery (2005.12)
‒ Ex Libris, Primo. Discovery & Delivery (2006.6)
‒ Lorcan Dempsey. The Library Catalogue in the New Discovery Environment: Some Thoughts (2006.7)

20
次世代OPACとディスカバリーサービスのちがい

これまで next-generation library catalogs の訳語として「次世
代OPAC」がよく使われてきたが、この新しい製品がカバーする
リソースや提供する機能は、もはや「OPAC」の枠にとどまらな
い。そのため海外では discovery layer などの表現がよく用いら
れているが、ここではブリーディング(Marshall Breeding)
の Next-Gen Library Catalogs の記述に従い、「ディスカバリ・
インターフェース(discovery interfaces)」を用いる。

CA1727 - 動向レビュー:ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望 / 片岡 真
http://current.ndl.go.jp/ca1727
21
次世代OPACとディスカバリーサービスのちがい

ない
‒ 「次世代OPAC」と呼ばれていた製品
がいつしか「ディスカバリーサービ
ス」と呼ばれるようになったという意
味では

ある
‒ catalog と discovery のニュアン
スの違い
‒ 図書館システムとの分離
( decoupled from ILS )
‒ 国内でもまだ「次世代OPAC」と
いう単語は使われ続けている
22
ウェブスケールディスカバリーサービス(WSD)

23
何が画期的だったのか?―統合インデクス
✴ WSDはシステムじゃなくメタデータもセッ
トになったサービス
✴ ベンダーが世界中の出版社(コンテンツプ
ロバイダー)と交渉してメタデータを収集
✴ 現在は10億件以上という規模

✴ 四大WSD,国産製品はなし

→「学術情報だけを検索するGoogle」に一歩近づいた

24
まとめ(私見)

*****catalog*****

OPAC2.0

≒ 次世代OPAC

統合インデクス!

⇒

ディスカバリー
サービス

⊃

WSD

どちらかといえば

どちらかといえば

検索機能に重点

検索範囲に重点

25
3
基本的な特徴
広く見られる特徴
① 利用者指向

⑩ リッチな目録情報

② 統合検索

⑪ レコメンデーション

③ single search box

⑫ ユーザの参加

④ キーワードサジェスト

⑬ 外部サービス連携

⑤ フレーズ検索

⑭ パーマリンク

⑥ ファセット検索
⑦ 関連度ソート
⑧ 充実した検索結果一覧画面
⑨ FRBRへの対応
27
①利用者指向
✴ システムに利用者を合わせるのではなく,利用者の行
動にシステムを合わせる

✴ 直観的に使える
‒ 多少使い方が間違っていても大丈夫   かっちりしたキーワードで検索
‒ 脱ヘルプ,脱講習会
‒ (NACSIS-CAT準拠からの脱却)

28
①利用者指向 図書館員指向?

従来のOPAC

•

次世代OPAC

ある集合(書誌所蔵データベース)に対し

•

当初,違和感のようなものを感じた

て,しかるべき入力をすることによって

•

検索結果に至る仕組みが見えにくい

(検索語),しかるべき解(検索結果)が
得られるもの

久保山健「次世代OPACを巡る動向:その機能と日本での展開」『情報の科学と技術』58(12), 2008.12.
29
②統合検索
✴ 検索対象

✴ 検索のしくみ

‒ 冊子体の図書・雑誌

-

リアルタイム横断検索

‒ 電子ジャーナル

-

事前インデクス(業者)=統合イ
ンデクス

‒ データベース

-

事前インデクス(自前)

‒ 機関リポジトリ

-

タブ式UI

‒ 電子ブック

‒ 論文
‒ データベース(とその中身)
‒ 書店(Amazon.co.jp)
‒ etc.

30
③single search box

検索語を精緻に組み立てるのではなく,
とりあえず検索してから考える

31
④キーワードサジェスト
検索キーワードの補完(検索前)

もしかして?(検索後)

32
⑤フレーズ検索
✴ higgs boson vs higgs boson

✴ 意外と国産OPACで実現されてない……
‒ LIMEDIO:⃝
‒ NALIS:⃝
‒ iLiswave-J V3:
‒ E-Cats Library:
‒ NeoCILIUS:

33
⑥ファセット検索

34
⑦関連度ソート
どうやって関連度を決めるのか?
‒ アルゴリズムの多くは企業秘密……
‒ メタデータのみで満足いくものができるのか?

35
⑧充実した検索結果一覧画面
視認性の良さ
‒ アイコン
‒ 表紙画像
‒ 検索語のハイライト

詳細画面を見なくてOK
‒ 書誌情報:タイトル,著者,出版年,出
版者,ページ,文字・あらすじ
‒ 所蔵情報:所蔵館,配置場所,請求記号
‒ 貸出状況
‒ 予約ボタン
‒ フルテキストへのリンク(リンクリゾル
バのAPI)
‒ (これで十分か?)

36
⑨FRBR対応(FRBRization)

✴ 関連資料を 著作 のもとにまとめて一挙に見せたい
‒ 版違い,原書/翻訳,媒体違い,……

Work

Expression

Manifestation
Item

37
⑨FRBR対応(FRBRization)

✴ 機械的対応なので完璧なものは難しい
‒ OCLC:FRBR Work-Set → GLIMIR(より細かいグルーピングへ)

38
⑩リッチな目録情報(rich/thick metadata)
表紙画像
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス 」

レビュー:ユーザ投稿(京大では職員による運用)

Amazon API
目次・あらすじ
日外アソシエーツ「BOOKデータASPサービス 」

39
⑪レコメンデーション
データベースレコメンダー(Summon)
貸出履歴に基づく推薦(CARIN-i)

Best Bets(Summon) x LibGuides

検索履歴に基づく推薦(iLiswave-J V3)

メタデータに基づく推薦(E-Cats Library,XC)

40
⑫ユーザの参加
✴ レビュー
✴ レイティング(★★★★☆)
✴ タグ付け

✴ 運用ポリシーの策定
✴ ユーザをどう巻き込むか

41
⑬外部サービス連携
✴ 文献管理ツール
✴ ソーシャルメディア
✴ リンクリゾルバ
✴ 検索結果RSS出力
✴ API

42
⑭パーマリンク

43
4
主な製品・導入事例
商用

オープンソース

Primo (Central Index) [Ex Libris]
Summon [Serials Solutions]
EBSCO Discovery Services [EBSCO]

海外

WorldCat Local [OCLC]
Endeca [Endeca Technologies]
Encore [Innovative Interfaces]
Enterprise [SirsiDynix]

eXtensible Catalog
Koha
VuFind
Evergreeen
Blacklight
BiblioCore [BiblioCommons]

iLiswave-J [富士通]
E-Cats Library [CMS]

国内

LIMEDIO [RICOH]
CARIN-i [京セラ丸善]

Next-L Enju
NALIS [NTTデータ]
NeoCILIUS [日本事務器]

45
典拠

米国の導入館数

Automation Marketplace 2013 (2013.4). Table 4

(ベンダからの報告数)

http://www.thedigitalshift.com/2013/04/ils/automation-marketplace-2013-the-rush-to-innovate/

国内の導入館

独自調査(随時更新)
http://cheb.hatenablog.com/entry/2013/03/19/122041

海外の導入館

lib-web-cats
http://www.librarytechnology.org/libwebcats/

46
海外

47
海外商用:Primo (Central Index)

概要・特徴

導入館

•

Ex Libris社

•

米国:1,151館

•

国内代理店ユサコ

•

国内:4館

•

2006年∼

-

慶応義塾大学(2010.4)

•

オンプレミス/Saas(Primo Direct)

-

奈良先端科学技術大学院大学(?)

•

Primo Central Index=統合インデクスは別商

-

神戸大学(2012年度?)

品

-

札幌医科大学(2013.7)

http://www.exlibrisgroup.com/category/PrimoOverview
http://www.usaco.co.jp/products/exlibris/primo.html
48
http://kosmos.lib.keio.ac.jp/

Primoのみ
ここはただのCiNii

49
https://library.naist.jp/

Primo Central + 独自UI

50
http://lib.kobe-u.ac.jp/www/modules/newdb/detail.php?id=120

Primo Central IndexをSaaSで利用

51
http://pirka.sapmed.ac.jp

Primo + Primo Central Index

52
海外商用:Summon

概要・特徴

導入館

•

Serials Solutions社(ProQuestファミリー)

•

米国:504館

•

サンメディア社

•

国内:15館

•

2009年∼

-

-

日本女子体育大学(2012.?,ベータ版)

-

共立女子大学・短期大学(2012.10)
同志社大学(2013.3,試験公開)
鹿児島大学(2013.3)
東京慈恵会医科大学(?)
山口大学(2013.4)
金沢工業大学(2013.4)
芝浦工業大学(2013.4?)

-

国際基督教大学(2013.9)

http://www.serialssolutions.com/en/services/summon/

東邦大学(2012.8,ベータ版)

-

Summon 2.0(2013.3発表)

-

-

•

お茶の水女子大学(2012.3,ベータ版)

-

ウェブスケールディスカバリー

-

-

•

九州大学(2012.1)

-

SaaS

佛教大学(2011.4)

-

•

-

東京大学(2013.10,試行)

-

大正大学(2013.11,ベータ版)

53
http://bukkyo.summon.serialssolutions.com/

54
http://hud.summon.serialssolutions.com/

Summon 2.0

55
海外商用: EBSCO Discovery Service

概要・特徴

導入館

•

EBSCO社

•

米国:?館(※仏・BnFが導入)

•

2010年∼

•

国内:13館

•

SaaS

-

•

インタフェース変更(2013.10下旬)

名城大学(?)

-

奈良女子大学(2013.2)

-

北星学園大学(2013.2)
関西国際大学(2013.2)

-

北海学園大学(2013.4)
東京家政大学(2013.4)
山形大学(2013.4)
神戸市外国語大学(2013.4)
九州工業大学(2013.5,試験公開)

-

統合検索(EHIS)との連携

-

-

•

福井大学(2012.10)

-

ゲストアクセス機能

-

-

•

大阪大学(2012.10)

-

ウェブスケールディスカバリー

立命館大学(2012.6)

-

•

-

学習院大学(2013.7,試験公開)

http://www.ebscohost.com/discovery
http://www.ebsco.co.jp/e-solution/about_eds.html
56
立命館大学

57
大阪大学

統合検索EHIS

58
海外商用:WorldCat Local

概要・特徴

導入館

•

OCLC社

•

米国:1,683館

•

国内代理店:紀伊國屋書店OCLC

•

国内:1館

•

2007年∼

•

ウェブスケールディスカバリー

•

「WorldCatのローカル版」

-

神奈川工科大学(2013.10?)

http://www.oclc.org/worldcat-local.en.html
59
http://ufinity01.jp.fujitsu.com/kait/

60
http://kait.worldcat.org/

61
海外商用:その他(国内未導入)

Endeca

Encore

•

Endeca社(Oracle社に買収)

•

Innovative Interfaces社

•

エンタープライズサーチ

•

米国:365館

•

米ノースカロライナ州立大学(2006.1,

•

ウェブスケール部分はEDSに任せる

次世代OPACの嚆矢)

•

Encore ES(2013.6発表)

BiblioCore

Enterprise

•

SirsiDynix社

•

BiblioCommons社

•

米国:328館

•

米ニューヨーク公共図書館
62
http://encore.andrews.edu/

63
海外OSS:eXtensible Catalog(XC)

概要・特徴

導入館

•

eXtensible Catalog Organization

•

2006年∼

-

九州大学(2012.1)★世界初の実運用

•

オンプレミス

-

福岡大学(2013.7)

-

金沢大学(2012.8)

-

熊本大学(2012.10)

-

東京工業大学(2013.1)

-

鹿児島大学(2013.2)

-

お茶の水女子大学(2013.3)

-

群馬大学(2013.3)

-

京都文教大学(2013.4)

-

鹿児島女子短期大学・志學館大学・志学館中

•

NTTデータ九州の協力でローカライズ→同社
の標準OPACに

•

CMS社も構築サービスを開始

http://www.extensiblecatalog.org/

•

国内:10館

等部・高等部(2013.10)

http://www.cmsc.co.jp/modules/office/index.php?id=25
64
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/

65
http://nlopac.lib.fukuoka-u.ac.jp/

66
海外システム/サービスの日本対応
✴ 問題
‒ 書誌フォーマット:NACSIS-CATP→MARC21/MARCXML
‒ ユーザインタフェース
‒ 日本語インデクシング
‒ ヨミ

✴ 対応方法
‒ ベンダ/代理店の対応を待つ
‒ 国内ベンダの協力を得る(OSS)
‒ 自力でやる(OSS)
‒ 積極的に声を挙げないと他国(アジアだと中国)が優先されてしまう

67
で,どれがいいの?
✴ 比較のポイント
‒ 海外コンテンツ ★主要DBへの対応はだいたい横並びか
‒ 日本語コンテンツ
‒ ユーザインタフェース
‒ メタデータの質(rich metadata vs thin metadata)
‒ ランキングアルゴリズム
‒ 価格
‒ サポート
‒ 他のシステムとの相性(図書館システム,リンクリゾルバ)

✴ 公表されている情報だけではよく分からない……
68
特色(独断と偏見)

Primo
Central

2010

Index

インデクス(Primo Central

別サイト?

Index)だけを使える.

アプリ開発中

360 LINKで日本でおなじみ.国
Summon

2009 内導入館最多.Summon 2.0が
2013年3月に発表.
唯一ILSベンダではない.国内で

EDS

2010 はSummonと二強.EHISとの連
携.サブジェクトの強み?

WorldCat
Local

2006

モバイル対応

世界最大の書誌データベース
WorldCatが後ろに控えている.

最適化表示(2.0

国内サポート

ユサコ

SS後東さん+

でレスポンシブ) サンメディア

最適化表示
アプリ

別サイト

エブスコ

紀伊國屋書店
OCLCセンター

インデクス

?

1.4 billion

?

1.304 billion
69
http://kait.worldcat.org/m/

70
J-STAGE

医中誌

ジャパン

Web

ナレッジ

JAIRO

CiNii

CiNii

NDL-

NDL雑誌

Books

Articles

OPAC

記事索引

NII-ELSの

NDLサー

NDLサー

み

チ経由

チ経由

Primo
Central

⃝

Index

Summon

EDS

WorldCat
Local

⃝

⃝

⃝

⃝

⃝

⃝

NII-ELSの
⃝
み?

⃝
71
その他の日本語コンテンツ
✴ Maruzen eBook Library
‒ Summon収録(2013.10)

✴ 日外アソシエーツBOOK API
‒ ディスカバリーサービス対応予定(2014.4)

✴ magazineplus
‒ 対応予定(2014.4)

✴ 新聞データベース……

72
国内

73
国内商用:iLiswave-J V3

概要・特徴

導入館

•

富士通社

•

京都大学(2012.8)★プロトタイプ

•

2013年1月∼

•

農林水産研究情報総合センター(2013.3)

•

オンプレミス/Saas(Ufinity)

•

広島大学(2013.8)

•

名城大学(2013.9)★Ufinity

http://jp.fujitsu.com/solutions/education/products/wavej/
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2012/08/20.html
74
http://kuline.kulib.kyoto-u.ac.jp/

75
http://opac.cc.affrc.go.jp/

76
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/

77
78
国内商用:E-Cats Library

概要・特徴

導入館

•

CMS社

•

立教大学(最新版)

•

オンプレミス

•

城西大学

•

旧帝大シェアNo.1(北大,東北大,東大,

•

(検索速度が早い……!)

阪大,九大予定)

http://www.cmsc.co.jp/e-cats/
79
http://opac.rikkyo.ac.jp/opac/

80
81
82
http://libopac.josai.ac.jp/opac/opac_search/

83
国内商用:CARIN-i

概要・特徴

導入館

•

京セラ丸善システムインテグレーション社

•

日本女子体育大学

•

2010年11月∼

•

日本体育大学

•

オンプレミス/プライベートクラウド

•

横浜市立大学

•

金城学院大学

•

千葉工業大学 ★プライベートクラウド

http://www.kmsi.co.jp/solution/bunkyo/college/carin_i.html
http://library2.nittai.ac.jp/jlape/20110624_resume_2.pdf
84
http://library.nittai.ac.jp/carinwebopac.html

85
86
国内商用:NeoCILIUS

概要・特徴

導入館

•

日本事務器(NJC)社

•

岩手大学

•

オンプレミス/Saas

•

獨協大学

•

十文字学園女子大学

http://www.njc.co.jp/solution/education/education/neocilius.html
http://www.njc.co.jp/solution/education/education/neociliuscloud.html
87
http://opac.jumonji-u.ac.jp/

88
89
国内商用:LIMEDIO

概要・特徴

導入館

•

RICOH社

•

筑波大学

•

オンプレミス/SaaS(2013.10-)

•

奈良先端科学技術大学院大学

•

札幌医科大学

http://www.ricoh.co.jp/limedio/
90
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/

91
92
https://library.naist.jp/

93
94
国内商用:NALIS(公共図書館)

概要・特徴

導入館

•

NTTデータ社

•

富山市立図書館(2013.2)

•

オンプレミス

•

成田市立図書館(2013.3)

•

千代田区立図書館(2013.3)

•

(大学図書館向けにはXC)

http://www.livesolutions.jp/nalis/index.html
95
http://www.library.city.narita.lg.jp/

96
97
98
http://www.library.toyama.toyama.jp/

99
100
101
千葉県野田市立図書館(OPAC+)
「猫の手」

自作JavaScriptをOPACに組み込む
http://www.library-noda.jp/homepage/decopac2/opacplus.js

102
国内OSS:Next-L Enju

概要・特徴

導入館

•

Project Next-L

•

国立国会図書館サーチ

•

オンプレミス/SaaS

•

東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」

•

1.0.0リリース(2011.1)

•

南三陸町図書館 ★SaaS

•

物質・材料研究機構図書館

•

環境省図書室

http://www.next-l.jp/
http://www.next-l.jp/?page=misc-org
103
5
今後の動向
関連する話題
関連する話題
① 統合インデクスのゆくえ

⑨ ディスカバリーがあればOPACは

② NISO ODI

要らない?

③ NII統合インデクス

⑩ 次世代型図書館業務システム

④ ERDB

⑪ ディスカバリーは学部生向け?

⑤ Full Library Discovery

⑫利用・業務への影響

⑥ 電子書籍APIの統合
⑦ モバイル対応
⑧ Bento Style
105
①統合インデクスのゆくえ
✴ ウェブスケールディスカバリーでは何が検索できるのか?
‒ 利用者に分かりづらい
‒ 図書館員にもよく分からない →②へ

✴ インデクス戦争
‒ (コンテンツも持つ)ベンダー間で,互いにインデクスを提供しない

✴ 肝心の日本語コンテンツの収録状況
‒ CiNiiすら

106
②NISO Open Discovery Initiative

✴ 設置:2011.10
✴ 目的:標準や推奨事項の策定
✴ アンケート調査結果(2013.1)
‒ http://current.ndl.go.jp/e1393

✴ 推奨事項ドラフト版(2013.10)
‒

Open Discovery Initiative: Promoting Transparency
in Discovery

‒ コンテンツプロバイダとベンダに対する推奨事項
‒ メタデータの項目や受渡方法,ログ,統計
‒ 「統合インデクスの内容を提示せよ」(§3.3.1)

107
③NII統合インデクス/④ERDB
報告書「電子的学術情報資源を中心とする新たな基盤構築に向けた構想」(2012.3)

統合インデクスの導入を
検討

電子リソース版NACSISCAT(2012年度プロトタ
イプ構築,2014年度後
半運用開始目標)

108
⑤Full library discovery

図書館の提供できるものすべて
ライブラリアン,ガイド,ウェブサイト……

⇔ Full Collection Discovery

ミシガン大学,スタンフォード大学図書館

109
⑥電子書籍APIの統合

図書館向け電子書籍サービスの貸出用APIを組み込む → OPAC内で貸出処理が完結
例:OverDrive,3M Cloud Library

110
⑦モバイル対応
✴ 専用サイト

✴スマートフォン用アプリ
‒ 富士通 Ufinity
‒ 京セラ丸善 CARIN-i

✴ レスポンシブウェブデザイン

‒ Ex Libris Primo(開発中.E1489参照)
‒ EBSCOhost(EBSCO Discovery Service)
‒ SirsiDynix BookMine

111
⑧Bento Style
様々なタイプの検索結果をマルチ
ペインでお弁当箱のように表示

例:ノースカロライナ州立大学,
ミシガン大学

命名者はTito Sierra?

112
⑨ディスカバリーがあればOPACは要らない?
✴ 従来型OPACを併用する館が多いという調査結果
‒ 260館中131館(51%):従来型OPACのみ
‒ 11館(4%):ファセット型OPACのみ
‒ 3館(1%):ディスカバリーサービスのみ
‒ 72館(28%):ディスカバリーサービスと従来型OPACの併用
‒ 残り43館(16%):ウェブサイトを開設していないなどの理由で状況が不明
誰がどのように使っているのか?

E1319 - 続・北米260大学のOPACの「次世代度」をチェック<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e1319
113
⑩次世代型図書館業務システム
✴ Library Services Platform
‒ Alma(Ex Libris)
‒ WorldShare Management Services(OCLC)
‒ Sierra(Innovative Interfaces)
‒ Intota(Serials Solutions)※開発中
‒ Kuali OLE(オープンソース)※開発中

✴ OPACは提供されず,ディスカバリーサービスで
E1307 - 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状
http://current.ndl.go.jp/e1307
114
⑪ディスカバリーは学部生向け?

115
⑫利用・業務への影響
✴ 利用傾向の変化
‒ 電子リソース,冊子体資料,ILL

✴ 業務への影響
‒ 目録,コンテンツ管理,支払い管理
CA1772 - 動向レビュー:ウェブスケールディスカバリの衝撃 / 飯野勝則
http://current.ndl.go.jp/ca1772

✴ 講習会・情報リテラシー教育への影響?
116
おわりに―「次世代」ということば
E3目録(ヒルドレス,90年代)
✴ Enhanced catalog
‒ 質の向上,インターフェイスの改善を意味
‒ 自然言語による質問,最適検索,ランクづけした出力方式,検索結果が妥当かどうかのフィードバッ
ク技術,より充実した主題情報の提供,シソーラス,典拠・辞書ツールの検索過程への組み込みなど

✴ Expanded catalog
‒ 収録データの拡充,機能の拡充を意味
‒ 記事索引,目次情報,文献提供システムとの連結

✴ Extended catalog
‒ 検索対象目録の拡張を意味
‒ 世界各国の図書館の所蔵資料へのアクセスのためのゲートウェイ
CA972 - E3目録:21世紀の目録に関する議論 / 和中幹雄(1994年)
http://current.ndl.go.jp/ca972
118
30年前の「次世代」
「次世代OPACの『世代』という単語の背景には
ヒルドレスのOPAC世代論がある」

第一世代

第二世代
>

カード目録の代替

第三世代
>

ブール検索

「次世代」

渡邊隆弘「「次世代OPAC」への移行とこれからの目録情報」『図書館界』61(2), 2009.7.
Charles R. Hildreth Pursuing the ideal: generations of online catalog . In Online catalogs, online reference : converging trends . 1984. p.31-56.
牧村正史,竹内比呂也「大学図書館における目録の評価について−OPACの機能を中心として」『大学図書館研究』43, 1994.3.
119
利用者中心視点
第109回ku-librarians勉強会

(引用者註:特定の機能を)取り込むための根拠
があるか否かです。根拠というのは利用者に便利
かどうかということです。便利にするためにOPAC
の開発を進めるわけですから、便利で使われる機
能をつけなければ無用の長物です。むしろ今まで
のインターフェイスになれた人の行動をただ邪魔
するだけになるかもしれません。
ですから、取り込んで新たに実装しようとする機
能があるならばそれが本当に使われる機能なのか
ということはきちんと確認しておかないといけま
せん。そのためにはただ便利であるという以上
に、利用者の行動や要求にフィットしたものであ
るかどうかと言うことが考えられなければならな
いと思います。
「利用者中心視点からOPACのあり方を考える」という話をしました - Liner Notes
http://note.openvista.jp/2009/opac-study-meeting/

120
次世代は永遠にやってくるのだ

次世代も、リプレイスも、明日も、永遠にやってくるわけだから。

そういう取り組み方をしない限り、十中八九、我々は同じ過ちを繰り
返してしまうことになる。またもや後れをとる羽目になってしまう。

恒常的に、相対的に後れをとっているという、無間地獄。

それはもうやめたい。

次世代は永遠にやってくるのだ、幸にしろ不幸にしろ、というOPAC考え話。 - egamiday3
http://egamiday3.seesaa.net/article/115452449.html
121

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