「ぬい撮り」とは、観光名所、自然風景、スイーツなど様々なものを背景にぬいぐるみの「映える（ばえる）」画像を撮影すること。また、この画像をＳＮＳ等で発信するというサブカルチャーです。「ぬい撮り」には、地元の魅力発信への貢献、バーチャルツアー商品開発、郷土学習への応用などの様々な可能性があります。本団体は、ぬい撮りを楽しみながら、これらの可能性の探究、実証を行っています。

1. 「ぬい撮り」とは？
観光名所、レジャースポット、自然風景など様々なものを背景にぬいぐるみを撮影
すること。また、この画像をＳＮＳ等で発信すること。
「映える(ﾊﾞｴﾙ)」ぬい撮り画像をＳＮＳ等で発信することが流行しつつある。
青森大学ぬい撮り倶楽部
「ぬい撮り」の可能性を探る
テーマ
可能性１ 「ぬい撮り」で青森県の魅力発信に貢献
本団体が独自に設定した県内の観光コースでぬい撮りをし、この画像をＳＮＳ等
に掲載することで、青森県の魅力発信に貢献する。
現在設定しているコースは、「ＪＲ津軽線沿線コース」、「映画いとみち・聖地巡礼
コース」、「下北コース」、「弘前コース」、「縄文世界遺産
コース」。
画像は、「ＪＲ津軽線コース」での撮影風景。場所は、
奥谷旅館（太宰治が宿泊した旅館）、平舘灯台など。

2. 可能性３ 小学生の郷土学習の支援
本団体の支援のもと、小学生がぬい撮りを活用して郷土学習を行う学習プログ
ラムを開発する。
外ヶ浜町教育委員会と協力し、令和３年１２月に、外ヶ浜町の小学生が、地元の
世界遺産・大平山元遺跡の魅力を発信するポスターを作成する事業を実施した。
参加した小学生からは、「外ヶ浜町に世界遺産があるのはすごいと思った。」、
「町内の他の名所をぬい撮りで宣伝したい。」などのコメントが寄せられ、ぬい撮り
が小学生の郷土学習に有効な手法であることが実証された。
可能性２ 「ぬい撮りリモートツアー」のビジネス化
「顧客から預かったぬいぐるみたちが顧客に代わって県内を団体旅行している」とい
う体裁の画像をアルバムにし、これを顧客に提供するというツアー商品を開発する。
『団体旅行で大平山元遺跡を訪問したぬいぐるみ
たちが、資料館で学芸員のムーモンの説明を聞い
ている。』という想定の画像
青森市学生ビジネスアイデアコンテストで、「ぬ
い撮りリモートツアー」のビジネス提案。東北電
力創立７０周年記念賞受賞
小学生たちは、大平山
元遺跡の説明を受けて
から、大学生の指導のも
と、遺跡や資料館でぬい
撮りを展開
公民館に移動した小学生たちは、遺跡の魅力を発信するポスターを作成。できあがったポスターの内
容を発表して事業終了。完成したポスターは、遺跡に隣接する大山ふるさと資料館に展示されている。