1. 豊かな生命（いのち）が
息づく普天間
普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟
団
高橋年
男
07/04/12 沖縄 生物多様性 シンポジウム 1
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2. 普天間基地周辺の自然環境
• 石灰岩台地を削って造成された普天間基地
琉球石灰岩は水を
通しやすく、しみ
こんだ水は、島尻
層群などの水を通
さない地層の上を
流れ、湧き水とな
る。
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3. 普天間基地周辺の自然環境
豊かな湧水、基地の地下に広がる鍾乳洞ガ
マ
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4. 湧き水による恵み
• 湧水によりたくさんの生き物が生息する大山
湿地
地下水は、台地西側の大山湿地で
湧水として現れる。
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5. 大山湿地帯の生き物
• 大山湿地のタイモ畑は、水田がほとんどなくな
ってしまった沖縄で、残された湿地環境は貴重
。
• タイモ畑にはアカウキクサ、ナンゴクデンジソ
ウ、タガラシなど。水路には沈水生のエビモ、
畑や畦の雑草にはミゾカクシ、カワヂシャ、ト
ウワタなど、湿地には ヨシ、ヒメガマなどの
湿生植物。
• 湧き水地帯は淡水貝類。水路周辺にはヒメオカ
モノアラガイ、大水路ではタイワンカワニナを
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6. 大山湿地帯の風景
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7. 西海岸のサンゴ環境
• 西海岸の沿岸部、回復しつつあるサンゴ礁
宜野湾漁港の消波ブロ
ックでは、ミドリイシ
類 ( コユビミドリイシ
、クシハダミドリイシ
等 ) などのサンゴ群集
が成長
1998 年の白化から回復
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8. 住民の生活と湧き水
• 生活に欠かせない集落の共有財産 「ガー
」
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9. かつての普天間
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10. 自然環境調査 (‘01-05) 地質と水
脈
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11. 普天間基地の東西断面図
普天間基地の施設内に降った雨が地下水となり、蓄
えられる。燃料漏れや汚染物質も同じ経路をたどる
。
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12. 通報されない燃料漏出事件
• 2009 年 3 月 5 日、普天間基地で燃料漏出事
故が生じたと、沖縄防衛局から宜野湾市に連
絡
• 基地内の燃料漏出事故が市に通知されたのは
初めてのこと（それまでは隠蔽）
• 通告は、事故から 2 日後だった上、汚染現場
への立入に際し、撮影やサンプル採取が禁止
• 汚染浄化を日本側が確認するすべがない
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13. 基地内の土壌･地下水汚染
• 日米地位協定により、基地内は米軍の
「排他的使用権」 = 治外法権
• 基地内の土壌･地下水汚染の真相は、
ベールに包まれている
• 基地内の土壌･地下水汚染は、基地を
含む周辺の生態系に深刻なダメージを
及ぼし、基地の近隣住民の生活を脅か
す、生存権に関わる問題
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14. 象徴としての普天間基地
• 沖縄戦の最中に、日本空爆攻撃のために、米
軍によって急造された普天間基地、それ
故・・・
• 基地の下には収集されないまま放置された遺
骨が残る（多くの地元住民そして日米の兵士
、強制連行されてきた朝鮮半島や中国･アジ
アの人々）
• 朝鮮戦争から、ベトナム戦争を始め今日のイ
ラク戦争まで、日本の安全保障という名の下
で、沖縄を犠牲にしてアジア諸国民衆を抑圧
する米軍の戦争出撃のために、利用されてき
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