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Pj20180718
- 2. １．東京商工会議所 ～2018年3月12日 創立140周年を迎えました～ 2 （１）商工会議所のルーツ 1599年 世界初の商工会議所 フランス・マルセイユで誕生 商人のギルドを母体に、国王アンリ４世の許可を得て任意組織として設立 その後、ナポレオンの大陸遠征に伴い、ヨーロッパ諸国に広まる 1878年 日本初の商工会議所 東京商法会議所（現：東京商工会議所）設立 不平等条約改正の目的から実業人の声を集め訴える輿論を形成する機関 として、渋沢栄一翁（初代会頭）らを中心に創立。 （２）東京商工会議所の創立 実業人が産業界の発展に向け、集い、協議する場へ
- 3. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 3 調査概要 ＜趣 旨＞ ものづくり企業の現状や課題、ＩｏＴ、クラウドなどのデジタルツール活用状況 などを把握することを目的にアンケート調査を実施。 ＜期 間＞ 2017年8月～9月 ＜対 象＞ 無作為抽出した23区内の製造業10,000社 ＜回 答＞ 1,670社（回答率16.7％）
- 4. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 4 実施体制 東京商工会議所 ものづくり推進委員会 （委員長：伊東孝紳 本田技研工業 取締役相談役） ◆専門家ワーキンググループ 座 長 大川 真史 氏（ウイングアーク1ｓｔ エヴァンジェリスト） 委 員 石井 保雄 氏（三和電気工業 社長） 委 員 渡辺 孝 氏（中小企業診断士）
- 7. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 7 デジタルツール導入前の期待効果、実際に導入して得られた効果 ◆導入前の期待効果は「ミス防止」「コスト削減」「生産リードタイム削減」が上位。 ◆期待実現率では、「ミス防止」が72％、「コスト削減」59％、「生産リードタイム削減」69％ことに加え、 「社内コミュニケーションの円滑化」81％と期待実現率が高い。 ◆業務見える化が結果的に社内コミュニケーション円滑化にも繋がっているものと考えられる。 15.0% 26.0% 21.0% 12.1% 6.2% 23.1% 13.3% 29.5% 22.6% 31.2% 8.7% 11.3% 8.7% 7.2% 7.9% 5.0% 7.7% 1.7% 30.4% 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 開発リードタイム削減 生産リードタイム削減 在庫削減 製品の性能改善 製品のカスタマイズ 社内コミュニケーション円滑化 製品のトレーサビリティ向上 コスト削減 品質向上 ミス防止 新規顧客開拓 既存顧客からの受注拡大 提案営業の実施 売上単価の向上 新製品・新サービスの開発 新たなビジネスモデルの確立 人材育成・技能承継 その他 無回答 回答項目 期待実現率 製品のトレーサビリティ向上 84% 社内コミュニケーション円滑化 81% 製品のカスタマイズ 80% 提案営業の実施 77% ミス防止 72% 品質向上 70% 生産リードタイム削減 69% 製品の性能改善 67% 人材育成・技能承継 67% 新規顧客開拓 65% 開発リードタイム削減 64% 既存顧客からの受注拡大 60% コスト削減 59% 在庫削減 58% 売上単価の向上 58% 新製品・新サービスの開発 52% 新たなビジネスモデルの確立 46%
- 8. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 8 デジタルツールを導入するうえで直面した課題 ◆導入にあたっては、「ソフトウェア技術者の不足」「ハードウェア技術者の不足」「教育体制の不備」 「社員が積極的に取り組む雰囲気がない」等と社内での課題を指摘。 26.6% 40.7% 27.2% 18.1% 2.9% 8.0% 7.4% 8.4% 21.6% 14.0% 12.5% 2.2% 24.5% 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 ハードウェア技術者の不足 ソフトウェア技術者の不足 教育体制の不備 社員が積極的に取組む雰囲気がない 取引先の理解が得られない 商慣習上において障壁がある 適切な外注先パートナーが探せない 相談できる相手がいない 資金不足 他に優先度が高い事項がある 導入効果がわからない その他 無回答
- 9. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 9 課題克服に向けて相談した機関 ◆課題克服に向けての相談は、「自分で調べた」が最多の29.1％、取引先20.0％と専門的な知識を持つ 機関にたどり着けていない企業が多い。 6.3% 6.0% 2.3% 2.0% 2.2% 12.4% 10.7% 5.3% 12.0% 15.7% 20.0% 8.0% 29.1% 3.1% 26.8% 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 商工会議所 業界団体 地方自治体 公設試験機関 大学 税理士・公認会計士 コンサルタント ITコーディネーター ITベンダー 設備メーカー 取引先・同業者 金融機関 自分で調べた その他 無回答
- 10. ３．スマートものづくり実践事例集 10 （１）掲載概要 ＜発 行＞ 2018年2月27日（火） ＜内 容＞ ◆スマートものづくりの導入に向けたＳｔｅｐ ◆企業事例 株式会社南武 ／ 有限会社ミツミ製作所 ／ 株式会社永伸社 坪田パール株式会社 ／ 株式会社ふらここ ◆ＩｏＴツールおすすめリスト ＜ＵＲＬ＞ http://www.tokyo-cci.or.jp/digitalbooks/
- 11. ３．スマートものづくり実践事例集 11 （２）事例 － ① 株式会社 南武（シリンダー製造） ◆ハードを核に顧客の課題解決を提案できるサービス業へ ◆センサーを活用して製品性能を見える化 代表取締役 野村 伯英 氏
- 12. ３．スマートものづくり実践事例集 12 （２）事例 － ② 有限会社 ミツミ製作所（精密切削加工業） ◆便利で早い、そう思ってもらえることがいずれ価値になる ◆クラウドでどこでもデータを活用 代表取締役 山田 賢一 氏
- 13. ３．スマートものづくり実践事例集 13 （２）事例 － ③ 株式会社 永伸社（アパレル製品のラベルなどの製造） ◆建物やフロアが異なるものづくり現場を見える化できないか ◆ビデオカメラを活用し機械稼働も見える化。情報が円滑に 専務取締役 永野 則行 氏
- 14. ３．スマートものづくり実践事例集 14 （２）事例 － ④ 株式会社 坪田パール（喫煙具などの小物製造） ◆職場の効率化が上がり、一体感が生まれる ◆スマホを活用して社内の情報を共有 代表取締役社長 坪田 栄一 氏
- 15. ３．スマートものづくり実践事例集 15 （２）事例 － ⑤ 株式会社 ふらここ（節句人形の製造） ◆作り手の想いとお客さまのニーズをあわせる ◆３Ｄソフトを活用してラインアップを拡充 代表取締役 原 英洋 氏
- 16. Copyright : All rights reserved to Hiyoh Ishimura, 2018
- 17. 17 ものづくり現場のＩｏＴ開発導入ワークショップ （１）開催概要 ＜内 容＞ ◆ＩｏＴの仕組み ◆使ってみようＮｅｆｒｙＢＴ ◆Ｇｒｏｖｅセンサー（光・音）を使ってみよう ◆ＢＩツールとの連携 ◆運用に向けたＴｉｐｓ ◆アイディアワークショップ ◆ＩｏＴを学ぶ機会や調べ方 ＜参加者＞ 13名 ◆現場の技術者 ◆購買担当者 ◆総務担当者
- 27. 27 真の課題は何か？
- 29. 29
- 36. ご清聴ありがとうございました。
- 39. 39 IoTツール導入が効果的な事業領域 • 遠隔監視 東京本社から地方工場の稼働状況を見える化等 • 人間の能力では測定できない数値 CO2濃度、圧力、ph、超音波距離測定等、五感では 測りにくいデータ(職人技含む)の数値化 • データの自動収集 ペンと紙で記録していたことの自動化 • 遠隔保守サービス 出荷後の自社製品の状況を見える化することによ る新たなアフターサービスの提供
- 41. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 41 （４）国内の主要工場における得意とする分野 ◆ものづくりの現場では技術力とQCD（クオリティ・コスト・デリバリー）を得意としている。 ◆エンドユーザー向け製品における企画・開発の関与度では、約６割の企業が関わっている。得意分野とあわせる と、ものづくり企業は技術力を活かし企画・開発にもかかわるイノベーティブな取り組みをしている。 25.9% 3.8% 19.3% 6.7% 17.9% 1.0% 12.3% 0.7% 2.9% 0.8% 0.0% 0.4% 2.6% 0.3% 0.5% 5.0% 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 技術力・研究開発力 新製品・サービス開発力維持・強化 品質の維持・向上 既存製品・サービスの高付加価値化 小ロット対応 現場改善力 短納期対応 設備増強等による供給能力の拡充 営業力・販売力の維持・強化 取引先の拡大 IT事例に詳しい人材の採用・育成 熟練技能者の採用・育成 自社ブランドの育成 知的財産権の保護・活用 海外事業展開 無回答
- 42. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 42 （５）国内の主要工場における課題を感じる分野 ◆自社製品の差別化と従来の取引先以外の新たな販路拡大や営業力の強化を課題に感じている企業が多い。 また、人材面では「熟練技能者の採用・育成」を課題に感じている。 ◆企業と顧客の双方向のコミュニケーションツールであるSNSは76.3％で未開設。 ◆SNSを活用した、自社製品のストーリー化・ブランド化などによるマーケティング強化も方策のひとつ。 9.5% 9.9% 3.2% 2.8% 1.1% 3.7% 3.2% 5.9% 16.6% 15.6% 2.9% 11.3% 4.6% 0.5% 3.1% 6.1% 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 技術力・研究開発力 新製品・サービス開発力維持・強化 品質の維持・向上 既存製品・サービスの高付加価値化 小ロット対応 現場改善力 短納期対応 設備増強等による供給能力の拡充 営業力・販売力の維持・強化 取引先の拡大 IT事例に詳しい人材の採用・育成 熟練技能者の採用・育成 自社ブランドの育成 知的財産権の保護・活用 海外事業展開 無回答 【SNSアカウントの開設状況】(同Ｐ12) 開設してい る 72.8% 開設してい ない 25.9% 無回答 1.3% 【WEBサイトの 開設状況】
- 44. ２．ものづくりの企業の現状・課題に関する調査 44 調査結果を踏まえて ◆製造現場でのデジタルツール活用は14％とまだ低いものの、活用したいというニーズは高い。 →デジタルツールを活用している事例を知ってもらうことで、スマートものづくりを推進できないか スマートものづくり実践事例集を発行（2018/2/27） ・5社の取り組み事例を紹介（センサー、スマホ、ビデオカメラ、３Ｄソフト） ・スマートものづくりに役立つＩｏＴツール ○ 「生産性見え太」 「is-Look」 「SOFIXCAN Ω Eye」 ○ 「NefryＢＴ」 「Webiot」 「Ambient」 ○ 「Ｔｅａｃｈｍｅ Ｂｉｚ」 「チャットワーク」 ※RRIの「スマートものづくり応援ツール・レシピ」を中心に選定
- 46. ４．ＩｏＴに関する勉強会「ＩｏＴＬＴ」 共催 46 （１）開催概要 ＜日 時＞ 2018年2月１４日（火）19時30分～21時45分（於：東京商工会議所） ＬＴ 19：30～ 交流会 21：00～ ＜趣 旨＞ ものづくり企業が実際にＩｏＴに触れ、ＩＴ系エンジニアとのネットワーク構築 を図るため、菅原氏・土屋氏が主催する勉強会ＩｏＴＬＴを共催で開催。 ＜参加者＞ 約200名（ＩＴ系エンジニア、学生、企業経営者など） ＜Ｌ Ｔ＞ ◆ドキドキを伝えるデバイス ～バレンタイン～ ◆家猫が心配すぎて猫監視IoTを作ってみた ◆なぜIoTLTを東商でやらなきゃいけないか
- 48. ５．スマートものづくり実践セミナー 48 （１）開催概要 ＜日 時＞ 2018年2月27日（火）19時～21時（於：東京商工会議所） ＜参加者＞ 48名（企業経営者、従業員など） ＜講 師＞ 大川 真史 氏（ウイングアーク1ｓｔ エヴァンジェリスト） ＜テーマ＞ ◆スマート化による産業構造の変化（サービス化する社会とデジタル技術革新など） ◆ユーザー起点の新たな価値創造（最適な価値提供のためのサービス基盤など） ◆生産性向上の新しいアプローチ（現場の困りごとをデジタルツールを使って解決し生産性を向上） ◆ユーザーが自分で作る世界へ（欲しいサービスは自分でつくるなど） ◆筋のいいデジタルツールの作り方（アジャイル・試行錯誤型開発など） ◆ものづくりの新潮流（ソーシャルリレーションとしての公的機関の役割が重要）
- 50. ６．ものづくり現場のＩｏＴ開発導入ワークショップ 50 （１）開催概要 ＜日 時＞ 2018年3月7日・13日 10時～17時 ＜講 師＞ 菅原 のびすけ氏 （dotstudio 代表取締役） ＜内 容＞ プログラミング経験がない方でも、ＩｏＴの仕組みを理解し、制御コンピューターや センサー、アプリなど実際に組み合わせツールを製作するワークショップ。 ◆ＩｏＴの仕組み ◆使ってみようＮｅｆｒｙＢＴ ◆Ｇｒｏｖｅセンサー（光・音）を使ってみよう ◆ＢＩツールとの連携 ◆運用に向けたＴｉｐｓ ◆アイディアワークショップ ◆ＩｏＴを学ぶ機会や調べ方 ＜参加者＞ 13名
- 53. ７．今後の展開 53 （１）課題 ・ ものづくり企業の方にＩｏＴがどういうものか、浸透しきれていない →わが社に必要なものなのか？どのように使えるのか？どうすれば作れるのか？ （２）今後について ・ 身の丈ＩｏＴをもっと知ってもらう取り組み（事例などをＷｅｂ、セミナーなどで紹介）を推進 →東京23区ならではの“ものづくり企業”の特徴を踏まえたＩｏＴをはじめとするデジタル ツール活用例を紹介し、生産性向上につながることを実感してもらう。 ※23区ものづくり企業の特徴 ◆都内製造業の約8割が従業員10名以下 （東京都「東京の工業平成23年調査」） ◆施設の老朽化、施設や敷地が手狭（東京都「東京の中小企業の現状 製造業編2016年」）
- 56. http://akizukidenshi.comより 56 主なセンサーの種類 はんだ付け 必要 45円～ はんだ付け不要 約500円～ センサー 測定物 温度 温度を測る 湿度 湿度を測る 光 照度を測る 音 音の大きさを測る におい においの強さを測る 超音波 物体との距離を測る ph 酸性・アルカリ性の濃度を測る アルコール・ガス アルコール・ガスの濃度を測る 人感 人のいる・いないを測る センサー 測定物 動体 動く物体を検知 角度 デジタル分度器 磁気 磁気の強さを測る 圧力 圧力の強さを測る GPS 地球上の位置を測る 加速度 加速度を測る 放射線 放射線量を測る 電流 電流の強さを測る ジャイロ 回転速度を測る ボタン 押されたら信号を流す 傾き 物体の傾きを測る センサーの例 https://www.seeedstudio.comより
- 57. 57 セキュリティーは？？
- 58. 58 これを誰かが見て何か問題あります か？ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 35.2℃ 35.1℃ 35.0℃ 35.1℃ 35.2℃ フォロワー数１ 意味不明な謎のアカウント