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kintoneの新機能を開発するお仕事
サ イ ボ ウ ズ k i n t o n e 開 発 チ ー ム
林 憲 佑
林 憲佑
• 2 0 1 6 年 にサイボウズへ新卒入社
• k intone 開 発チーム所属
• 松山オフィス勤務
• 趣味はオンラインゲーム
自己紹介
kintoneとは?
業務システムを簡単に作れるクラウドサービス
kintoneとは?
kintoneで作れる業務システムって?
D B型 業 務システム (アプリ)
• 情 報 の 集 約 が で き る !
• ワ ー ク フ ロ ー が 回 せ る !
• デ ー タ に 紐 づ い た
コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が で き る !
アプリはたくさん作れる
プ ロ ジ ェ ク ト 管 理
顧 客 情 報
落 と し 物 管 理
タ イ ム カ ー ド
お 問 い 合 わ せ 対 応
S F A
k intone さ えあれば様々な業務に合わせたシステムを作れる!
アプリ作成はドラッグ&ドロップ
• コーディング不要!
• エ ン ジ ニ ア で な く て も
現 場 で 欲 し い ア プ リ を
自 分 で 作 れ る
• 必要になったらすぐ
ア プ リを作れる/改善できる
エンジニアでなくても
業務に精通した現場の人自身で
業務システムを簡単に作れるクラウドサービス
改めてkintoneとは?
新機能開発チーム
kintone用語説明
• ア プ リ
• 業 務 シ ス テ ム の こ と
• R D B で い う と こ ろ の テ ー ブ ル
• レ コ ー ド
• ア プ リ に 格 納 さ れ た デ ー タ 1 つ 1 つ の こ と
• R D B で い う と こ ろ の レ コ ー ド
• フ ィ ー ル ド
• レ コ ー ド を 構 成 す る 入 力 フ ォ ー ム 1 つ 1 つ の こ と
• R D B で い う と こ ろ の カ ラ ム
kintone開発チーム
プ ロ ダ ク ト
マ ネ ー ジ ャ
4 人
デ ザ イ ナ ー
4 人
Q A エ ン ジ ニ ア
1 2 人
エ ン ジ ニ ア ( P G )
2 7 人
プ ロ ダ ク ト
ラ イ タ ー
5 人
チ ー ム 運 営
2 人
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エ ン ジ ニ ア ( P G )
新 機 能 開 発
メ ン テ ナ ン ス
フ ロ ン ト エ ン ド 刷 新
AW S 版 k i n t o n e . c o m
今 日 紹 介 す る の は
コ コ !
• k intone の 新機能を開発
• 毎月の定期メンテナンスでリリース
• 過去のアップデート内容
• 「 k i n t o n e 主 な ア ッ プ デ ー ト 」 で 検 索
• h t t p s : / / k i n t o n e . c y b o z u . c o . j p / u p d a t e / m a i n /
新機能開発チームってなにをするの?
• 2 0 2 0 年 1 月 : 計 算 式 に I F 関 数 を 追 加
リリースした機能の例
• 2 0 2 1 年 8 月 : お 気 に 入 り の ア プ リ の 並 べ 替 え が 可 能 に
リリースした機能の例
新機能開発の流れ
「読み込まれたファイル」画面のエラー表示に
「アップロードをやり直す」ボタンが追加され、
ボタンから「ファイルを読み込む」画面を開いた場合は
自動的に前回読み込み時の設定内容が引き継がれる
今回紹介する機能
「 読 み 込 ま れ た フ ァ イ ル 」 画 面
「 フ ァ イ ル を 読 み 込 む 」 画 面
ボ タ ン 追 加
画 面 遷 移
設 定 内 容 の 引 き 継 ぎ
CSV/Exc el フ ァ イ ルを読み込んでレコード追加できる機能があ
る
背景説明
商 品 名 , 価 格
り ん ご , 1 3 8
バ ナ ナ , 2 4 8
. . .
い ち ご , 4 9 8 円
c s v
ファイルの値が指定したフィールドで受け付けられない
場合はエラーになる
例 : 数 値 フ ィ ー ル ド に 数 値 以 外 の 値 を 指 定 し た
背景説明
商 品 名 , 価 格
い ち ご , 4 9 8 円 円 と い う 文 字 は 数 値 フ ィ ー ル ド に は 入 れ ら れ な い
• エラーになった場合にユーザにはファイルを修正して
再度アップロードしてもらいたい
• この時の導線改善と読み込みのための再設定の手間を
省略できるようにする機能
背景説明
エ ラ ー 画 面 か ら す ぐ や り 直 せ る ! 前 回 の 設 定 が 引 き 継 が れ て い る !
どうしてこの機能を作るのか
• 特 に 新規のお客様で既存の業務で使っていたExc el から
k intone に 業務を移し替えるのはよくあるパターン
• 既 存 のExc el はkintone に最適化されているわけではない
のでエラーになりやすい
• エ ラ ーになるたびExc el を修正して kintoneの設定をやり
直 す のは大変なのでkintoneを導入/活用してもらうために
もファイル読み込みの手間の軽減は大事
新機能の実現に必要な作業をタスク化する
タスク分割
仕 様 書
修 正
D B に
設 定 保 存 用
テ ー ブ ル
追 加
ア ッ プ ロ ー ド
を や り 直 す
ボ タ ン 配 置
エ ラ ー 時
に 設 定 を
D B に 保
存
保 存 し た
設 定 を 取 得
し て U I に
反 映 さ せ る
不 正 な
操 作 へ の
対 応
新機能の仕様を仕様書に追記する
• 仕 様 書 は 誰 が 読 ん で も 同 じ 解 釈 が で き る よ う に 書 く
• 開 発 チ ー ム 内 で 新 機 能 に 対 す る 共 通 認 識 を 持 て る
• P G が P M の 意 図 通 り の も の を 作 れ る
• Q A が 試 験 項 目 を 考 え ら れ る
• プ ロ ダ ク ト ラ イ タ ー が ヘ ル プ ペ ー ジ を 作 れ る
• お 客 様 か ら の お 問 い 合 わ せ に 答 え ら れ る
仕様書修正
仕 様 書
修 正
• D Bに 設 定保存用テーブルの追加を行う
• カ ラ ム の 定 義 、 イ ン デ ッ ク ス の 貼 り 方 を 考 え て D D L を 書 く
実装(データベース)
D B に
設 定 保 存 用
テ ー ブ ル
追 加
fileImportId fileColumnIndex fieldId ...
1 2 1024 ...
• データの入出力とバリデーション
• エ ラ ー 時 に 設 定 を D B に 保 存 す る 処 理 を フ ァ イ ル 読 み 込 み の 処
理 に 追 記
• 保 存 し た 設 定 を D B か ら 取 得 す る A P I を 作 成
• 不 正 な 操 作 が あ っ た 時 や バ グ で 不 正 な デ ー タ が 来 た 時 に
エ ラ ー に す る
実装(サーバサイド)
エ ラ ー 時
に 設 定 を
D B に 保
存
不 正 な
操 作 へ の
対 応
• U Iの 実 装
• 「 読 み 込 ま れ た フ ァ イ ル 」 の エ ラ ー 表 示 に
「 ア ッ プ ロ ー ド を や り 直 す 」 ボ タ ン 追 加
• ボ タ ン か ら 「 フ ァ イ ル を 読 み 込 む 」 画 面 を 開 い た 場 合 の み
設 定 取 得 用 A P I を 叩 い て 前 回 の 設 定 を 復 元 す る
実装(フロントエンド)
ア ッ プ ロ ー ド
を や り 直 す
ボ タ ン 配 置
保 存 し た
設 定 を 取 得
し て U I に
反 映 さ せ る
• 受け入れ試験を実装する
• 新 機 能 に 対 す る 主 要 な テ ス ト を 自 動 化 す る
• マ ー ジ の た び に C I で 実 行 し て デ グ レ を 防 ぐ
受け入れ試験実装
PMに 意 図した通りの機能が実装できているか
確認してもらって完成!
受け入れ確認
• お客様の喜びの声が何より嬉しい!
• ア ン ケ ー ト 、 お 問 い 合 わ せ 、 Twi t t e r の つ ぶ や き な ど
嬉 し い コ メ ン ト を い た だ け る こ と が 多 い !
• お客様のフィードバックでまた新機能の検討が始まる
リリース後の楽しみ
• 新機能開発の面白さは新機能で製品を育てていくところ
• 1 つ の 製品と長く向き合うので、製品の世界観や設計の
知識が蓄積され、製品にあったコードを書けるようになる
• 0 を 1 にするより、 1を1 0 0にするのが好きな人や
より使いやすく、より便利にしたい人に
新機能開発はオススメ!
まとめ

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kintoneの新機能を開発するお仕事

Editor's Notes

  1. まずは自己紹介をさせてください。 私は林憲佑と申します。 2016年にサイボウズへ新卒入社しまして、 現在はkintone開発チーム所属でプログラマをしております。 最近はほとんど在宅ですが、一応愛媛県の松山オフィスに勤務しております。 趣味はオンラインゲームで仕事が終わってから毎日のように遊んでいます!
  2. まず、先ほども簡単に紹介がありましたが、 kintoneとは何かについて改めて紹介させてください。
  3. kintoneとは、業務システムを簡単に作れるクラウドサービスです。
  4. kintoneで作れる業務システムがどういうものかといいますと、データベース型の業務システム、とイメージしてもらうと良いと思います。 kintoneでは、この業務システムのことをアプリと呼びます。 例えば、この画像はタイムカードのアプリですが、 申請者が誰か、日付がいつで出勤時刻が何時で退勤時刻が何時なのか、 また、勤務時間を上長に申請して承認してもらうワークフローの機能もあります。 そして、データごとにコメント機能があるので、データに紐づいたコミュニケーションができるというのも特徴です。
  5. また、アプリはたくさん作ることができます。 そのため、kintoneさえあれば、さまざまな業務に合わせたシステムを作ることができます。
  6. アプリ作成はどのようにして行うのかというと、入力フォームをドラッグ&ドロップするだけです。 なので、コーディング不要で、エンジニアでなくてもその現場で欲しいアプリを現場の人自ら作ることができます。 また、従来のシステム開発では要件を整理して、開発してくれる業者さんを探して、長い時間とお金をかけてシステム開発が行われていましたが、 kintoneであれば、必要になった時にすぐアプリを作ったり、改善したりすることができます。
  7. 以上を踏まえて改めてkintoneとは何かと言いますと、 エンジニアでなくても、業務に精通した現場の人自身で業務システムを簡単に作れるクラウドサービスであると言えます。
  8. ここから新機能開発チームのお仕事について紹介していくのですが、
  9. その前にkintone用語の説明だけさせてください。 覚えていただきたいのは3つだけです。 まずアプリですね。 先ほども軽く紹介しましたが、アプリは業務システムのことです。 みなさんエンジニア志望の学生さんも多いかと思いますので、リレーショナルデータベースでいうところの、テーブルだと思っていただけるともしかしたら理解しやすいかもしれません。 レコードはアプリに格納されたデータ1つ1つのことです。 RDBでいうところのレコードです。 フィールドは、レコードを構成する入力フォーム1つ1つのことです。 RDBでいうところのカラムです。 この、アプリ、レコード、フィールドの3つだけ覚えておいてください。
  10. ではkintone開発チームの紹介に戻ります。 kintone開発チームはこの図のようなメンバー構成になっております。 kintone開発チームの中にもいろんなチームがあるのですが、 今日はそのエンジニアの中でも新機能開発を行なっているチームについて紹介します。
  11. 新機能開発チームが何をするのかというと、その名の通りkintoneの新機能を開発して、毎月の定期メンテナンスでリリースしています。 過去のアップデート内容については、「kintone 主なアップデート」で検索していただけると、みなさんの手元のブラウザで確認していただけると思います。 過去のアップデートの中からいくつかピックアップして紹介しますと、
  12. 2020年1月に計算式にIF関数を追加しました。 例えば、この画像のようにホテルの宿泊者管理で朝食の有無によって料金が変わるといったケースですね。 このようなユーザの入力によって条件分岐したい、といったケースに対応できるようになりました。
  13. また、2021年8月にお気に入りのアプリの並べ替えが可能になる機能をリリースしました。 先ほど紹介したように、kintoneはたくさんのアプリを作ることができるので、 アプリの数が増えると目的のアプリを探すのが大変になるという問題がありました。 そこで、お気に入りのアプリを自分好みの順番に並べ替える機能をリリースしてよく使うアプリに素早くアクセスしてもらえるようになりました。 このような機能を新機能開発チームでは開発しております。
  14. ここからは、具体的な機能を上げて、その機能の開発をどのように行っているのか、新機能開発の流れを紹介していこうと思います。
  15. 今回紹介する機能としましては、 「読み込まれたファイル」画面のエラー表示に 「アップロードをやり直す」ボタンが追加され、 ボタンから「ファイルを読み込む」画面を開いた場合は 自動的に前回読み込み時の設定内容が引き継がれる というものです。 これだけ聞いてもよくわからないと思うので、背景を説明しますと、
  16. kintoneにはCSVやExcelファイルを読み込んでレコードを追加できる機能があります。 例えば、スーパーの青果コーナーの商品管理アプリだとして、 果物の名前と、価格を持ったCSVを読み込んでレコードの一括追加をう、と言ったことができます。 この時文字コードが何かとか、アプリのフィールドとCSVファイルのどの列が対応するのかといった設定を行うわけですね。
  17. kintoneでは、ファイルの値が指定したフィールドで受け付けられない場合はエラーになります。 例えば、数値フィールドに数値以外の値を指定したようなケースですね。 先程のCSVファイルで、「いちご、498円」 というような行があったとすると、 「円」というのは文字なので、数値のフィールドには入れられないわけです。
  18. このようにエラーになった場合には、ユーザにはファイルを修正して再度アップロードしてもらいたいわけです。 この時に、 エラーメッセージを見る。 エラーメッセージに沿ってファイルを直す。 アップロードをやり直す。 という流れをスムーズにする導線改善を行うのと、 やり直しのたびに読み込みの設定を行う手間を省略できるようにするのが今回の機能です。
  19. ちょっとここで、どうしてこの機能を作る必要があるのかという話をさせてください。 kintoneのユーザーさん。特に新規のお客様では、既存の業務で使っていたExcelからkintoneに業務を移し替えるというのはよくあるパターンになります。 例えば、店舗ごとに売上管理のExcelを持っていて、月末になると本社にファイルを渡して、 本社の担当者が各店舗からもらったファイルを1つにまとめて、集計する。 みたいな業務が行われている会社さんがよくあります。 そう言った会社では、せっかくkintone導入するならExcelの業務をkintoneに移し替えて、 最初からクラウド上にデータを登録しておけば集計の手間を省けて嬉しいねという話になるわけですね。 ただし、既存のExcelはもちろんkintoneに最適化されているわけではないので、エラーが発生しやすいです。 そうなった時にエラーになるたびExcelを修正して、kintoneの設定をやり直してもらうのは、大変で、 せっかくkintone導入したのに使いづらい!Excelの方がいい!って導入直後に出鼻を挫かれてしまいかねないので、 kintoneを気持ちよく導入、活用してもらうためにもファイル読み込みの手間の軽減は大事、というわけです。
  20. 話を戻しまして、 開発が始まったらまずタスク分割を行います。 新機能の実現に必要な作業をタスク化するんですね。 タスク分割が完了したらこのタスクを1つずつ処理していきます。
  21. まず最初に新機能の仕様を仕様書に追記していきます。 仕様書を書く時には、誰が読んでも同じ解釈ができるように書くのがポイントです! これによって、開発チーム内で新機能に対する認識を揃えることができるので、職能が違うメンバー同士でもそれぞれの視点から同じ機能の開発ができるようになります。 例えばプログラマはプロダクトマネージャの意図通りのものを作れるようになりますし、 QAは試験項目を考えてテストできるようになります。 また、プロダクトライターも仕様書を元にしてお客様向けのヘルプページの作成ができるようになります。 それから、お客様からのこれって仕様なの?バグなの?というお問い合わせに応えるためにも、 仕様書に正確に記述しておくことは大事です。
  22. 仕様書ができたら、実装に入っていきます。 まずはデータベースですね。 今回の機能だとデータベースに設定保存用テーブルの追加を行う必要があります。 この時、どんなカラムの定義にする必要があるか、 検索の効率を高めるためにはどんなクエリで、どんなインデックスを貼るべきか考えながら作業を進めていきます。 例えば、どのファイル読み込みに対する設定なのかを保持する必要があるので、ファイル読み込みのIDは必須だなとか その読み込みでファイルの何列目とどのフィールドの組み合わせにしたのかを保存しておく必要があるなとか。 また、ファイル読み込みごとに保存した設定を取得する必要があるからファイル読み込みのIDにはインデックスを貼る必要があるなとか。 こういうことを考えながら設計していきます。
  23. サーバサイドでは、データの入出力とバリデーションが主な役割になります。 今回の機能を実現するためには、 エラー時に設定をDBに保存する処理をファイル読み込みの処理に追記したりとか、 保存するだけではダメなので、保存した設定をDBから取得するAPIを作成したりとか、 ユーザによる不正な操作があった時やバグで不正なデータが来た時にはエラーにするだとか、 そう言った処理を書いていきます。
  24. 最後にフロントエンドですね。 UI周りの実装を行なっていきます。 ユーザから見える部分なので実装する内容としては、実現したい機能そのまんまという感じですね。 「読み込まれたファイル」のエラー表示に「アップロードをやり直す」ボタン追加したりとか、 ボタンから「ファイルを読み込む」画面を開いた場合のみ設定取得用APIを叩いて前回の設定を復元するとか、 そう言った処理を実装していきます。
  25. そして、機能実装が一通り終わったら、受け入れ試験の実装を行います。 新機能に対する主要なテストを自動化して、マージのたびにCIで自動実行することで、もしデグレしていた場合はテストで検出できるようになります。 こうして製品にバグが含まれないように予防しています。
  26. プロダクトマネージャに意図した通りの機能が実装できているか確認してもらって完成となります!
  27. 開発した新機能は1ヶ月ごとにリリースされるわけですが、リリース後の楽しみとしては、何よりお客様の喜びの声が聞けることですね! アンケートだったり、お問い合わせだったり、Twitterのつぶやきだったり、 いろんなところでお客様からコメントをいただけることが多くて、それがとても嬉しいです! よくリリース直後はTwitterでkintoneってエゴサーチしてます! そして、お客様からのフィードバックからまた新しい機能の検討が始まり開発に投入されるというサイクルで開発が続けられています。
  28. ここまでkintoneの新機能開発を紹介してきました。 最後にまとめとして、新機能開発の面白さは、新機能で製品を育てていくところだと思っています。 また、1つの製品と長く向き合うので、製品の世界観や設計の知識が蓄積されて、製品にあったコードを書けるようになるのも面白いです。 0を1にするのよりも、1を100にするのがすきなひとや、より使いやすく、より便利な製品を作りたい人に新機能開発はおすすめです! みなさんこれから就職活動などあるかと思いますが、参考になれば幸いです。 以上で発表を終わります。ご静聴ありがとうございました!