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「JJUG運営の戦略と戦術」 JJUG CCC 2016 Spring 基調講演
- 2. Japan Java User Group
自己紹介
• 鈴木雄介
– 日本Javaユーザーグループ
• 会長
• http://www.java-users.jp/
– SNS
• http://arclamp.hatenablog.com/
• @yusuke_arclamp
2
- 5. Japan Java User Group
数字で見る成長
• 会員数(2016年5月20現在)
5
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
2013/8/1
2013/9/1
2013/10/1
2013/11/1
2013/12/1
2014/1/1
2014/2/1
2014/3/1
2014/4/1
2014/5/1
2014/6/1
2014/7/1
2014/8/1
2014/9/1
2014/10/1
2014/11/1
2014/12/1
2015/1/1
2015/2/1
2015/3/1
2015/4/1
2015/5/1
2015/6/1
2015/7/1
2015/8/1
2015/9/1
2015/10/1
2015/11/1
2015/12/1
2016/1/1
2016/2/1
2016/3/1
2016/4/1
2016/5/1
4,881名
3,317名
1,793名
2年で272%
- 6. Japan Java User Group
数字で見る成長
• イベント規模
– JJUG CCC 2014 Spring
• 25セッション+懇親会
• スポンサー:7社
• 367名参加(申込:592名)
– JJUG CCC 2016 Spring
• 43セッション+懇親会
• スポンサー:17社
• 700名予定(申込:1,233名+α)
6
2年で倍
- 9. Japan Java User Group
数字で見るCCC
9
20代
36%
30代
44%
40代
17%
10代
0.2%
学生
1.3%
- 11. Japan Java User Group
JJUGに起きたこと
• 2年間で2倍以上の成長
• しかも、20代や初参加がすごく増えた
•なにをしたのか?
11
- 14. Japan Java User Group
ある日の幹事会
14
来月のナイトセミナー
どうする?
じゃ、来月は飛ばすか…
忘れてわー。もう間
に合わなくね?
- 15. Japan Java User Group
15
※写真はイメージです
そんなんじゃダメ
でも、ぬるいイベン
トじゃ意味ないから
絶っっ対に毎月やる
- 16. Japan Java User Group
イベント運営の心意気
• 毎月なにかはやる
– コミュニティは定期的に活動していることに
意味がある
– 絶対に歩みを緩めてはならない
– 「いつもなんかやっているよね」というのが
大事
– 今期からは「ナイトセミナーのネタ集めアン
ケート」を定期的にやります
16
- 17. Japan Java User Group
イベント運営の心意気
• CCCは年に2回やる
– 正直、年2回はつらい
• 終わるたびに、すぐ次のことを考える
– でも、それだけ改善がしやすい
• 年に1回だと忘れちゃう
– 年に2回あると講演機会も増える
• 「今回は間に合わないけど、次回こそ!」という
ときに1年後だと長すぎる
– よりオープンにしていきます!
17
- 19. Japan Java User Group
ある日の幹事会
19
あのひと、また来てな
いね
じゃ、とりあえず継続し
ておくか
まぁ、会場とかスポ
ンサーもあるしなぁ
- 21. Japan Java User Group
幹事入替
2013年度幹事
阿島 哲夫、岡崎 隆之、加藤 潤一
川添 真智子、きしだ なおき、久保 智
白石 俊平、須江 信洋、杉 達也
谷本 心、長尾 達也、贄 良則
西山 博泰、野上 忍、牧野 隆志
増月 孝信、水島 和憲、宮川 拓
三好 哲生
21
- 22. Japan Java User Group
幹事入替
2013年度幹事
阿島 哲夫、岡崎 隆之、加藤 潤一
川添 真智子、きしだ なおき、久保 智
白石 俊平、須江 信洋、杉 達也
谷本 心、長尾 達也、贄 良則
西山 博泰、野上 忍、牧野 隆志
増月 孝信、水島 和憲、宮川 拓
三好 哲生
22
- 23. Japan Java User Group
幹事入替
• 2016年度幹事
石田 真彩、伊藤 敬、岡崎 隆之、
川添 真智子、きしだ なおき、久保 智、
佐藤 達志、田中 孝清、谷本 心、
谷本 慎、寺田 佳央、長澤 太郎、
永瀬 泰一郎*、野上 忍、槙 俊明、
宮川 拓、横田 紋奈、米山 祐介、
山本 真平*
23
- 24. Japan Java User Group
幹事入替
• 活動しない幹事はいらない
– 1年間実績がない人は退任いただく
– 名目的な幹事ではなく動ける幹事
• 若さ重視
– イベントをちゃんとやるためには事務作業が
増えてしまうので労働力を手に入れる
– 今、何が流行っているの?という感度が重要
– ともかく若い世代に聞きに来てほしいから、
同世代が運営に携わるべき
24
- 25. Japan Java User Group
幹事入替
• まだまだ労働力幹事が欲しいです!
• 生半可な覚悟ではできません
– みんな仕事の合間を縫ってやっている
– 運営しているとコンテンツが見れない
• それでも楽しいですよ!
• ぜひボランティアスタッフから参加を!
25
- 28. Japan Java User Group
会長の仕事1:会場選定
• 最大の判断
– 会場を予約する時点ではスポンサーは決まっ
ていないけど支払いはしないといけない
– なんとかスポンサーを集める!という気合い
• ベルサール西新宿→新宿グランド
80万→200万
28
- 29. Japan Java User Group
会長の仕事2:スポンサー集め
• 候補は独断と偏見
– イケてる企業を探して知り合い経由でアポ
– 担当者と話して、コミュニティを支援する意
味を確認する
• たまに勘違いしている企業もある
– そういうのはお断りする
29
- 30. Japan Java User Group
会長の仕事3:お金の管理
• 何に使って、何に使わないか
– コミュニティにとって意味があることに使う
– これも独断と偏見で決める
– 幹事の内輪には使わない
• 透明性を維持する
– お金の入出金管理は別企業
– 会計監査は第三者実施
30
- 31. Japan Java User Group
スポンサー集め
• 昔のスポンサーは「Javaを売っているベ
ンダー」が中心だった
– 買ってほしい技術の話をする
– コミュニティでそんな話をしても面白くない
• 面白いコンテンツが話せて、コミュニ
ティを支援したくなる企業はないか?
31
- 32. Japan Java User Group
企業がJJUGを支援する理由
•第1位:中途採用
• 第2位:製品紹介
• 第3位:Javaだから
32
- 33. Japan Java User Group
スポンサー集め
• Javaを”使っている”企業をスポンサーに
– 所属するエンジニアが生き生きと楽しい仕事
をしているのをコンテンツにしてもらう
– エンジニアは優れたエンジニアに惹かれる
– コンテンツを発信すること自体がコミュニ
ティの還流につながる
33
- 34. Japan Java User Group
スポンサー集め
• 「JJUGに行くと転職するから行くな」
– そんな企業からは、すぐに転職しよう!
• 企業が引き抜かれない努力をすべき
– 魅力的な職場、魅力的な仕事、魅力的な仲間
を用意する
– 企業とエンジニアが双方で努力し、対等な関
係になる。この緊張関係が双方を幸せにする
34
- 36. Japan Java User Group
なぜコミュニティか?
• ごく個人的な理由
– エンジニアとしてのスキルはオープンソース
とコミュニティに育ててもらった
– コミュニティに向けて情報発信すると、たく
さんのフィードバックがある
– 凄いエンジニアの凄さに触れられた
• そこで感じた事
– 信じる、投げかける、対話する
36
- 37. Japan Java User Group
1.コミュニティを信じる
• コミュニティの向こう側には自分と似た
人がいる
• 自分なんかが考える程度のことは、世の
中もう誰かがやっている
• 自分と似た境遇だけど、ずっと先を歩い
ている人と出会えると成長できる
– ものすごく技術が多様化しているのは、技術
の使いどころも多様化しているから
37
- 38. Japan Java User Group
2.コミュニティに投げかける
• 聞くだけじゃなくて、発信する
• HelloWorldじゃなくて、自分の境遇でし
か発生しないことを書くのがおススメ
• なぜなら、コミュニティの向こうには自
分と似た人が必ずいるから
• いつか誰かが反応を返してくれる
38
- 39. Japan Java User Group
3.コミュニティと対話する
• 反応があったときに語るべき言葉を持つ
• チャンスを形にできるかは日頃の準備運
動次第
• 真摯に挑む
– 良い子を装わない、どうせバレるから
– 狙ったりしない、どうせ受けないから
• 自分の感じたことを自分の言葉で話す
39
- 40. Japan Java User Group
コミュニティとあなた
• いろんな形態があっていい
• でも、参加したほうが学べる
– あなたなりの関わり方を見つける
• ぜひ、話しかける勇気を!
– だいたいのエンジニアは良い人
40
- 42. Japan Java User Group
数字でみるJJUG
• この2年間で2倍
– 参加者:271%増
– イベント規模:約2倍
• CCCの事実
– 20代が36%
– 初参加が44%
42
- 43. Japan Java User Group
運営の戦略と戦術
• イベントをやり続ける
– これからも!
– そして改善する
• 幹事が動く
– コミュニティは活動しないと意味がない
• お金大事
– コミュニティと企業の健全な関係
– お金には色がある
43
- 44. Japan Java User Group
コミュニティとあなた
• コミュニティに来たら自分と似た境遇な
のに、遥かに先を行く人を見つけよう
• 自分のことを語ろう(真摯に!)
– そしたら、必ず反応があるから
• 語るべき言葉をためよう
– 普段から自分の言葉を磨こう
44