TracLightningの
導入から現在まで
                かおるん@中村 薫
   OSC2010 Tokyo/Fall出張勉強会
                     2010/09/10
自己紹介
•   名前:中村 薫(なかむら        かおる)
•   はてな:id:kaorun55
•   Twitter:@kaorun55
•   八王子のソフト屋さん
    – Windowsアプリケーション(C++,C#)
    – 組み込み(C言語、C++)
• 認定スクラムマスターを取得しました
よろしく
お願いします
ゕジェンダ
1.Trac(Lightning)の機能
2.現在のTracLightning活用状況
3.TracLightning導入に至るまで
4.現在の開発ツール環境
5.次の一手
Trac(Lightning)の機能
•   チケット
•   Wiki
•   タイムライン
•   ロードマップ(マイルストーン)
•   カレンダー
•   ガントチャート
チケット
Wiki
タイムライン
ロードマップ
カレンダー
ガントチャート
社内でのTracLightning活用状況
• 現在の状況(2010年9月 現在)
  –TracLightningは社内の標準ツー
   ル
  –用途によっていくつかのサーバマ
   シンで稼働
  –社内で約30プロジェクトを管理
  –客先と共有するための公開用Trac
   を用意したこともある
社内でのTracLightning活用状況
• 周囲の反応
  –概ね良好
  –客先からの案件情報のwantに
   Trac+SVN
  –客先指定でRedmineを使うことも
TracLightning導入に至るまで
TracLightning導入に至るまで
Share Point Services(SPS)と
               Visual Source Safe(VSS) の導入
  •ToDo、問題点を可視化する利点
  •VSS クライゕントが使いづらい
  •SPS と VSS の連携ができない
     •ソース管理が結局ZIPベースになる
All-in-one-Trac を試験的にプロジェクトへ導入
   1.まずは一人で使ってみた
   2.Subversion によるバージョン管理
   3.手ごたえを感じたところでメンバーに紹介
   4.メンバー絶賛
自分一人での開発業務があったので、
                TracLightning を導入
 •ToDo、問題点の可視化
 •ガントチャートによる日程調整
 •Subversion によるバージョン管理
社内標準へ
•社内に広めるために勉強会を開く
  •Subversion を新人が絶賛
•マネージャに紹介
  •実業務で試用することになり、業務用に Trac 勉
  強会を開いていたら、社長の一声で標準化(笑)
導入以降


• 全社的に炎上プロジェクトが少なくなった
 – 遅くまで残ってる人が減った
• Tracをベースに情報を共有するようになった
• 事務方にもTrac、SVNを導入した
Trac を社内に導入するために


• まずは自分で使ってみる
• チームメンバーを巻き込む(特に発言
  力のある人)
• 徐々に広げる
現在の開発ツール環境
        TracLighting でカバー




                  ソースを
                 ダウンロード



                            テスター

開発者                            テスト




       ビルドして単体テストを実行
Trac/Redmine を使う利点




• やらなければならない作業が見える
• ゴールが明確
• タスクの割り振りがしやすい
Subversion を使う利点




• “最新版”を探す必要がない
• 確実に元に戻せる保証があるので、い
  らないコードはどんどん消せる
• コミットフックで Trac と連動できる
Hudson を使う利点




• “自分の環境でしかビルドできない”
             状態を防ぐことができる
• 誰でもビルドができる
   – ボタンをワンクリック!
• 単体テストを実行することもできる
   – ビルドやコードが壊れたことを早期に検出できる
• リリース可能な状態のソフトを常に取得できる
TestLink を使う利点




• 管理は TestLink でやってくれるので、開発
  者はテスト自体に注力できるようになった
• TestLink の実行結果から Trac のチケットへ
  リンクできる
   – ひと手間かけると Trac から TestLink の
     テストケースへのリンクも張れる
ツールだけでは
使い方が定まらない
http://www.flickr.com/photos/fabio-dg/2387677418/
アジャイル
    ↓
ScrumとXP
Scrumの要素(抜粋)


•   朝会(あさかい)
•   ふりかえり
•   スプリント
•   バックログ
XPの要素(抜粋)


•   テストフゔースト
•   リフゔクタリング
•   継続的インテグレーション
•   イテレーション
http://www.flickr.com/photos/thomashawk/287666827/
効果



     あくまでも個人の感想です
補足:Trac と Scrum
できることから
  少しずつ
ひとつでも
持ち帰れるものが
あればうれしいです
ブースでも
お待ちしています
ご清聴
ありがとうございました

Osc2010 tokyo fall@kaorun