SlideShare a Scribd company logo
1 of 70
Download to read offline
QCストリー
~問題を解決ための手法~
2018年9月30日
ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング
Crane techno Consulting.
1
【目次】
1.問題とは?
2.QCストリーとは?
3.テーマ―選定
4.現状把握
5.目標設定
6.活動計画
7.要因解析
8.対策立案と実施
9.効果確認
10.歯止め(標準化と管理の定着)
2
1.問題とは?
あるべき姿と現状とのギャップを問題と言います。現状は目の前に見える今の姿で
すからすでにわかっており、あるべき姿を明らかにすれば、現状とのギャップとし
て問題が見えてきます。
たとえば、現状100個に20個が不良品という良品率80%のラインの場合、このライ
ンの過去の最高値である良品率98%をあるべき姿に設定すれば、ギャップは18%と
なり、これが「問題」となります。
問題
設定目標
(現在のあるべき姿)
現状
ギャップ(差)
現在、設定している目標に達していない為に問題がある状態。
目標がなければギャップがわからず、問題意識は芽生えない!
3
課題とは?
問題と課題はしばしば混同されますが意味が違います。
問題は現状の姿に着目し『設定している目標値』と現状の差であり、これに対して課
題は将来の目指す姿に着目し『将来にあるべき姿の目標値』と現状との差です、問題
は『解決する』であり課題は『達成する』です。
問題を『達成する』とは言いません。
課題
これからの設定目標
(未来のあるべきの姿)
現状
ギャップ
4
更に高いレベルの目標(理想の姿)を設定した場合に現状との差との差を
課題と言う。
QCストリーのタイプ
5
QCストリーには現在の問題を解決するタイプと未来の課題を解決するタ
イプがある。
問題解決の為のプロセス思考
問題解決には考え方の定石としていくつかの基本的は考え方があります。
例えば、製品に傷がついていた、異物が混入していた、といったクレームが顧客から
よせられ、何らかの対策を検討します。
顧客クレームだからすぐに対応しなくてはなりませんが傷、異物といった結果を表面
的に見るのではなく、どのような経過(プロセス:process)で不良が発生し、発見
できずに流出したか、プロセスを見る必要があります。結果は、プロセスによって導
かれたものであってプロセスがなければ結果もないという考え方に基づいています。
6
発生するプロセス(要因)があり、結果が生じる。
事実を把握
問題解決は事実をとらえるところから始まります。改善活動の現場でよく「事実をと
らえて、データで説明せよ」と言います。事実とは、今現実に起きていること、また
刻々と変化する最新の状況のことです。
事実をとらえることは、現場で現物をよく見ることから始まります。問題は現場で
起きています。たとえば、機械で製品をつくる工程なら不良品は機械でつくられてい
ることになりますし、手作業職場ならその作業の中で不良品がつくられます。決して、
現場から離れた会議室やスタッフの席不良がくられるわけではありません。ですから、
現場で現物を見て現象(現実)を確認せよ、と言われているのです。こうした考え方
を三現主義と言います。
7
現場、現象、現実で現状を把握する。
事実を把握
また、データを示すことも必要です。過去の経験から不良品は機械の立ち上がり直後
に多いと思っていたら、データを取ったらまったく違った、といったことがよく起こ
ります。事実をとらえる対極にある考え方が経験、カン、度胸でローマ字の値文字を
取って[KKDの管理]などと呼ばれ、事実にも基づかない問題解決活動を戒める教
訓となっています。
KKD経験、カン、度胸
事実⇒データー化
8
データー、数値で事実を把握する
2.QCストリーとは?
QCストーリーは、問題解決のプロセスや手順の筋道です。
QCストーリーは、もともと改善した内容を報告書にまとめたり、発表したりす
るときに使われていました。
その後このプロセスが、実際に改善活動を進める際にも有効だ、と認識されるよ
うになり、QCストーリーとして普及していきました。もともと他人に理解して
もらうための手順でしたが、自分自身で問題解決するための手順になった、とい
うわけです。
QCストーリーは問題解決の定石で、これを使えば初心者でもある程度の問題
を解決できます。 QCストーリーには、問題解決型QCストーリーや課題達成型
QCストーリーなどがあり、また、QCストーリーの考え方を応用したいろいろな
ロス改善手順(たとえば、段取り調整ロス改善のプログラム、チョコ停ロス改善
のプログラムなど)があります。
9
QCストーリーは問題解決の手法の王道である。
QCストリー 8ステップ
•職場内の数多い問題の中からテーマを選んだ理由を明確にする。
Step1
テーマ選定
•不良現象を観察、データー調査して、悪さ加減を把握。
Step2
現状把握
•特性値、目標値、解決までの期限を定める。
Step3
目標設定
•役割分担を明確にしてテーマ完了までの運営方法を決める
Step4
活動計画作成
•悪さを引き起こす要因を洗い出し、再現テスト等を行って検証する。
Step5
要因解析
•対策を複数立案し評価し、実施する。
Step6
対策立案・実施
•実施した対策の効果を評価する。
Step7
効果確認
•確認された効果が維持できるように標準書を作成する。
Step8
歯止め
10QCストーリーは品質問題だけでなくあらゆる問題に活用できる。
QCストリーの考え方
QCストーリーに基づいていない問題解決はとにかくやってみて、うまくいけ
ばハッピー、ダメならやり直す、という試行錯誤の繰り返しです。これでは前述
のKKDです。
豊富な経験は時に役に立つこともありますが、経験のない問題は解決できない、
以前に取り組んだものの結果が出なかったので始める前にあきらめる、カンが
はずれると効果が出ない、といった弊害があり非効率的です。
QCストーリーの8つのステップを説明しましたが、これを簡単に表現すれば
『真の原因を探し出して対策を打つ』ということです。真の原因を探し出すため
に現状把握や要因解析があり、対策の効果を維持するために歯止めがあります。
11
QCストーリーは効率的に問題解決ができる。
3.テーマ―選定
職場のロスを把握し、難易度に応じてテーマを階層別に役割分担します。
テーマ名事例:○○工程の寸法不良の低減
*テーマ選定理由:
工程不良率が2%から10%と増加傾向であり、不良の内訳としては寸
法不良が35%と一番多い。
12
QCストーリーの第一ステップはテーマ選定から。
テーマ―選定のプロセス
手順① 職場内のロス把握
まず、自職場のロスの全体像を把握します。ロスの把握とは、たとえば、設備
の効率化を阻害するロスについて、故障ロス、段取り調整ロス、立ち上がりロス、
刃具交換口ス、速度ロス、チョコ停空転ロス、不良ロスといったロス別にロス時
間を把握し、金額換算することを言います。ロスの全体像を把握し、ロス削減
の中期計画や年間計画を考えるのが、この手順①です。
13
職場のロスを金額計算し、全体像を把握する。
テーマ―設定のプロセス
手順② テーマ候補のリスト化
次にロス削減計画に基づいてテーマ候補をリスト化し、優先順位を決めます。
具体的には、職場全体のロスのパレート図を作成し、さらにその中でロスの大き
な項目を細分化してテーマリストを作成します。
14
ロス全体像から優先順位を決めをテーマリストに選ぶ
テーマ―設定のプロセス
手順③ テーマを決める
最後に誰が、いつ、どのテーマを行うか決めます。管理者、監督者、第一線の
オペレーターサークルなど各階層にはそれぞれ役割があり、取り組むテーマも各
階層によって異なります。改善テーマもそれぞれの階層にふさわしいテーマを選
定します、たとえば、慢性不良など困難なテーマはプロジェクトチー厶、比較的
簡単なテーマはオペレーターサークル、というように適切に役割分担します。
プロジェクト
チー厶
オペレーター
15
テーマはそれぞれの階層にマッチしたテーマを選定
テーマ―設定のポイント
ポイント 『木を見て森を見ず!』
全体を見渡し、次に細部を見ていくのがポイントです。「木を見て森を見ず」
という言葉はまさにテーマ選定の教訓になる言葉です。
「全体⇒細部」のプロセスなしにテーマ選定すると第1に解決しても効果は微々
たるもので、職場全体のロス削減にはほとんど貢献しないようなテーマを選んで
しまう可能性があります、第2に効果金額の非常に小さいテーマを管理者クラス
が1年もかけて取り組んでしまうといった時間と金のムダを引き起こす可能性が
あります。
16
多角的視点に見る 『鳥の眼 』『虫の眼』 『魚の眼』
NG テーマ―設定例
対策をきめているテーマ
テーマ名は『A工程における△△ロスの削減』のように、どの工程で、どの
ようなロスを対象とするか明確に表現します。
テーマ名として不適切なものは「標準化による不良ロス削減」、「材料変更によ
るチョコ停ロス削減」のように、対策や手段をテーマ名に入れてしまうケースで
す。
どんな対策が有効かわからないからQCストーリーを使って取り組もうとするの
であって、テーマ選定の時点で対策はわかりません。
A工程における△△ロスの削減 標準化による不良ロス削減
17
対策や手段をテーマ名に入れてない!
4.現状把握
現状を客観的にデーターで示し、悪さ加減を明らかにする。
○○工程の寸法不良の現状把握
*現状把握ポイント:
機械別、作業者別および時系列別等、色々な角度でデーターをまとめ
て、真の原因を追究する。
18
QCストリーの第二ステップ 『現状把握』
現状把握の手順
手順① 特性値の決定
現状把握は特性値を決めることから始まります。特性値とは、改善効果を測る
ための指標のことです。たとえば、不良ロスに関する改善テーマの場合、「不良率」、
「不良件数」、「不良損失金額」などが特性値の候補です。「不良率」を特性値に選んだ
とすると、この後、不良率に関連するデータを収集し(現状把握)、不良率改善に
関する目標を設定し、不良率で改善後の効果を確認することになります。
分類 特性値 定義 単位 算出式
品質 不良率 要求を満たしてない不良品の割合 % 不良発生数量/生産数量
×100
直行率 要求を満たしている
良品の割合
% 良品数量/生産数量×100
生産性 故障率 故障の発生する頻度 % 故障件数/稼働時間
チョコ停止率 チョコ停止が発生する割合 % チョコ停止件数/稼働時間
コスト エネルギー費 消費エネルギーの費用 金額 電力、水道、ガス代等
納期 リードタイム 着手から完成までの所要時間 時間 納期日ー着手日
19
特性値とは、改善効果を測るためのモノサシ。
現状把握の手順
手順② 現物の観察
品質不良の改善では、不良品の現物をよく観察することが大切です。現物の観
察により、いろいろな情報が得られるからです。たとえば、製品にキズが付いた
不良の場合、キズの形状、深さ、場所、発生頻度などからどの工程でどのように
発生したかを特定する手がかりになります。品質不良以外の故障、チョコ停など
でも現場、現物の観察は重要です。
20
ルーペ、顕微鏡等で現物を観察し、可能な限り測定し、真の原因
を追究する。
現状把握の手順
手順③ 工程の調査
品質不良の改善ではどのような工程を経て対象製品ができあがっているのか調査
します。
まず、どの工程の、どの設備で生産したか、次に、仕掛がり品としてどのように保
管されていたか、どのように運搬されたか、最終工程まで直行したか、それともイ
レギュラーな検査が行われたか、製造中に異常はなかったかなどを調べます。調査
方法は、日常記録している品質チェックシートやオペレーターへのヒアリングが有
効です。
21
工程の調査は日常記録表とヒヤリングで
現状把握の手順
手順④ データーの収集
(1)管理データを活用する
生産現場にはさまざまなデータがあります。みなさんは日々、生産量、稼動時間、
不良数、不良項目などをチェックシートに記録していることでしょう。データが自動
的に記録される職場もあると思います。これらは管理データと呼ばれます。
管理データの特徴は、すでにデータが手元にあり、あらたにデータを取る必要がな
いことです。ただし、精度などに難がある場合もありますがまずは管理データを活用
し、特性値の現状把握を考えます。
22
初めは管理データーで変化がないか現状把握。
現状把握の手順
手順④ データーの収集
(2)調査データを取る
自分自身で新たに収集するデータを調査データと呼びますが、できるだけ最新データ
を活用するという観点からも、調査データを取ることは有効です。
あらたにデータを取ることはかなり大変な作業で、時間や費用もかかるので、デー
タを取る前にポイントを整理しておきましょう。
●必要性…………………あらたに調査データを取る必要が本当にあるか?
●データの種類と量……どのような種類のデータが、どのくらいの数、必要なのか?
●実現可能性……………実際に取ることができるデータか?
●データ取得の効果……あらたに取った調査データを活用することによって求める結
果は得られるのか。
23
調査データは必要なデーターを最小限の工数で収集できるよう事前に検討
現状把握の手順
手順⑤ データーの層別、見える化
データを収集したら、ただ単に、データを表の形で示すのではなく、グラフ
化して視覚化したり、層別したりして、何か問題なのか明らかにする必要があり
ます。
(1)時系列で示す
過去から現在までの特性値の変化を、折れ線グラフで表します。たとえば、毎
月の不良率の変化をグラフ化します。これにより、ある時期を境に急に悪化した、
不良率が増加傾向にある、といった情報が得られます。なぜ不良率が増加したか
については、次の要因解析ステップで調べます。
24
時系列データーは折れ線グラフでわかりやすく。
現状把握の手順
手順⑤ データーの層別、見える化
(2)比較して示す
他の設備、他の工程、同業他社などと比較したデータを、棒グラフで表
します。他の設備などと比較してどの程度差があるのか、悪さ加減を示す
ことができます。
25
データーを比較したい場合は棒グラフでわかりやすく。
現状把握の手順
手順⑤ データーの層別、見える化
3)バラツキを示す
データの平均値だけでなく、バラツキを調べます。ここで活用するのがQC
7つ道具のヒストグラムです。たとえば、製品の寸法や重量などのデー夕をヒスト
グラムで表します。これにより、データが規格値の上限・下限の幅に入っている
か、異常値はないか、などがわかります。
下限規格値 上限規格値
26
ヒストグラムでデーターのバラツキを把握する。
現状把握の手順
手順⑤ データーの層別、見える化
4)層別して示す
機械別、材料別、人別、方法別などデータを層別して問題を明らかにし
ます。層別はQC7つ道具の1つで簡単に言うと「分ける」ということです。
27
データーを層別して問題を明確にする。
現状把握のポイント
① 数値、データーで示す。
データで説明するとは裏を返せば「言葉による説明ではない」ということ
です。不良が少ないと言っても0.1%か5%なのか分かりません。上司や改善チー
厶のメンバーなど誰もが同じように理解できるようデータで示すことが大切です。
28
データー用い、あいまいな表現をしない。
現状把握のポイント
ポイント② 現状把握の「現状」は「現時点」だけではない
現状把握の現状とは過去から現在にいたる一定期間の状況と理解してください。
現状と言っても現時点のことではありません。つまり、直近1ヵ月のデータを取る
のではなく、少なくとも数力月、状況によっては過去1年間のデータを取る場合も
あります。
②層別する
層別とはデータを時間別、人別、環境別などいくつかのグループに分けることです。
データを層別することによって良いときと悪いときの差が表れます。
たとえば、ある製品を1号機と2号機の2台で製造しているとします。
2台分のデータを層別してみたら不良は1号機が圧倒的に多かった、といったケー
スです。
29
現状把握のポイントは過去から現在までのデーターと層別。
現状把握のポイント
層別の仕方
項目 内容
時間別 年別、季節別、月別、週別、曜日別、日別、午前・午後別、時間帯別、作業開始直後と
終了直前の別など
作業者別 ライン別、係別、年齢別、経験年数別、男女別、作業者別など
環境別 天候別、温度別、湿度別、照明別、作業室別など
材料別 材料の種類別、グレード別、納入業者別、ロット別、製造工場別など
方法別 作業方法別、測定方法別、サンプリング方法別、運搬方法別など
加工条件別 電圧、電流、圧力、速度、回転数、温度など
機械別 機械の種類別、新型・旧型別、大・中・小型別、メーカー別など
30
時間、人、環境、材料、方法、条件、号機別にわける。
現状把握と要因解析の違い
現状把握と要因解析の良く混同する方がいますが違いはデータを整理・層別して、
悪さ加減を把握する段階までが現状把握、現状把握をふまえて、なぜその状況が
発生したか追求する段階が要因解析です。
たとえば、不良低減のテーマで、収集したデータを層別し「機械の2号機が他号
機と比較して約8%以上不良が多い」という段階までが現状把握、それを踏まえ
て「なぜその差発生するのかを調査する」という段階が要因解析です。
現状把握 要因解析
何故、その差は
発生するのか?差がある!!
31
現状把握は悪さ加減を把握し、その後何故、発生
したかを調査するのが要因解析。
5.目標設定
目標設定では、①どこまで改善するか目標値を決める②いつまでに行うか期限を
決める、の2つを明確にします。
目標設定例:○○工程の寸法不良を0%にする(12月迄)
32QCストリーの第三ステップ 『目標設定』
目標設定の手順
手順① 目標値の設定
目標値の水準を決めます、不良、チョコ停などのテーマはゼロを目標とします。
ゼロを目指すことにより、要因を徹底してあげる、従来と同じ発想では解決でき
ないから違った発想が生まれるなど取り組む姿勢がまったく変わります。
ゼロ目標を達成するため、テーマは細分化します。テーマの細分化とは次のよう
に説明できます。品質不良の項目が、汚れ、キズ、寸法不良などいろいろあると
します。このままテーマを「不良のゼロ化」としてしまうと汚れもキズも寸法不良
も一気にすべてゼロにすることになります。これではテーマが大きすぎて、どの
くらい時間がかかるかわかりません。そこでテーマを細分化します。まず汚れゼ
ロに取り組み、次に傷ゼロ、寸法不良ゼロと、不良項目を1つひとつ片付けていき
ます。
33
不良項目を細分化してゼロ目標が達成できるようにする。
目標設定の手順
手順② 期間を決める
目標達成までの期間を設定します。期間は3ヵ月程度とするのが一般的です。
長い期間を設定すると活動がマンネリ化するためです。活動期間1年の大テーマ
を掲げるのではなく、テーマを細分化して期間を3ヵ月程度とするのがベターで
す。
『目標設定事例』
1日あたりの生産量を300個から400個に増やすため、2000年7月までに、
1回当たりの段取り調整時間60分を20分に短縮する。
特性値:1回当たりの段取り調整時間
目標値:20分/1回
期限:2000年7月
34
活動を集中させるために期間を3ヵ月程度とする。
目標設定のポイント
① 業務目標は達成しなければならない!
達成したい目標を設定したのだから達成することが基本姿勢です。
特に会社や職場にとって意味のある『目標設定』の場合はなんとしても達成しな
ければならない必達目標です。
一方、QCサークルのテーマではメンバーのやる気を引き出すために目標を高め
設定することがあります。この場合は事情が異なり、メンバーの人材育成を主眼
に達成できれば大いに自信がつく」という理由で目標設定することが多いため、
設定値自体の根拠は明確ではありません、目標値達成の優先度はやや下がります。
35
目標設定時点では不確定要素が多く達成できるかどうか不明
しかし、行動しなければ良い結果も悪い結果にわからない
NG 目標設定 事例
5%削減目標
ロス削減が進み、乾いた雑巾を絞るような改善を継続している会社ならともか
く、ロスが相当残っているのに「5%削減」といった低い目標を掲げるケースです。
5%は誤差の範囲。ちょっと意識を上げるだけで何もしなくても達成できてし
まいます。こんな目標は意味がありません。
また、数値目標が入っていない「○○の生産性向上」とか、「○○不良低減」といっ
た目標設定も不可です。目標があいまいだと活動もあいまいになります。
36目標は高く、意識も高く!
6.活動計画
活動計画では、誰が、いつ、QCストーリーのどのステップを、どのように進め
るか検討します。
活動計画例:○○工程の寸法不良を0%にする(12月迄)
37
QCストリーの第四ステップ 『活動計画』
活動計画の手順
手順① 誰が、いつ、何をするか検討する
このステップでは、まず、要因解析以降のステップで、何を、どのように進める
か、具体的に検討します。たとえば、設備に起因する品質不良が発生しているこ
とがわかったなら、設備の機構図を描き、機構と不良の関係を分析することにな
ります。
次に、それを誰がいつまでに行うか、日程を決めます。一般的には要因評価、
対策立案などのステップごとに担当者を決めます。ここでの担当者は、あくまで
そのステップを中心的に進めるステップリーダーであって1人で各ステップを全
部やるということではありません。
Who? When?
What?
38
誰がいつ、何を
活動計画の手順
手順② 活動計画表を作成する
活動計画表でもっともよく使われているのがガントチャートです。ガント
チャートはガントが考案したツールで、活動計画やプロジェクト管理などに使わ
れる帯状の図表のことです。バーチャートとも呼ばれます。
ガントチャートでは、実施項目を決め、各項目の担当者を選定し、日程を定め
て計画表を作成します。活動を進めながら実績も記入します。すなわち、ガント
チャートは日程計画と進捗管理の機能を併せ持っているのです。
39
ガントチャートで計画と進捗管理を
活動計画のポイント
ガントチャート作成
計画を破線、実績を実線で記入します。計画の線を引くときは、各ステップで何
をするのか、どのくらい時間がかかるのか、具体的にイメージしながら線を引き
ます。うまく計画ができれば、その後の活動もうまく進みます。
担当 11月 12月 01月 02月
テーマ設定 鈴木
現状把握 田中
目標設定 木村
要因解析 中村
対策立案と実施 岡田
効果確認 安田
歯止め 佐々木
計画 実績
40ガントチャートは計画を破線、実績を実線で記入。
NG 活動計画 事例
問題あリ① 検討不足の「各ステップ1ヵ月ずつ」
各ステップの活動イメージがないまま「各ステップ1ヵ月間」で均等に
計画線を引くケース。活動内容を何も考えていない証拠で、後で苦労する
ことになります。
問題あリ② やる前から長期戦の活動計画
1つの改善テーマは3ヵ月程度で解決できるようにします。長すぎると進捗管
理が難しく、テーマをたくさんこなすこともできません、本当にそれだけの期間
が予想される場合はテーマを細分化してマンネリ化を防止します。
41
良く計画して短期間で結果(良い、悪い)を出す!
7.要因解析
加工のメカニズムを理解したうえで、不具合の発生メカニズムを明らかにします。
これにより真の原因をつかむステップです。
要因解析例:①特性要因図⇒寸法不良の要因の抽出、優先順位決定
②要因の検証
特性要因図 要因の検証
42
QCストリーの第五ステップ 『要因解析』
要因解析の手順
手順① 加エメカニズムを理解する
設備が原因で品質不具合が発生していると考えられる場合、加工点を中心とした
加エメカニズム、つまり加工の仕組みを理解することが重要です。
そのために有効なのが設備の機構図を描くことです。
加エメカニズムを理解せずに要因解析を行うと推測で要因をあげることになってし
まい、真の原因を追求できません。
マンガ、イラストを描く!
43
手と目で加工メカニズムを知る!
要因解析の手順
手順②不具合発生のメカニズムを検討する
加エメカニズムを理解した上で、不具合現象をよく観察し、不具合発生のメカ
ニズムを検討します。
再現頻度が少ない不良の場合および高速の場合はビデオカメラを設置し不良現象
を観測する方法が良く取られています。
44
ビデオカメラは要因解析の必需品。
要因解析の手順
手順③ 要因を洗い出し、検証
不具合発生のメカニズムがわかったところで次は要因の洗い出しです。
要因の洗い出しは4M(作業者・機械・材料・作業方法)の切り口で行います。特性要
因図を活用すると効果的です。
作業者 作業標準を厳守しているか? 材料 等級はOKか?
スキルは十分か? ロットのバラツキは?
人員配置は適正か? 保管状態は?
体調は良いか? 取扱い方法は?
機械 工程能力に合っているか? 作業方法 温度、湿度等の作業環境は?
清掃は適切か? 作業標準は良いか?
給油はOKか?
異音はないか?
4Mの要因例
45
4Mで不具合の要因を列挙する。
要因解析の手順
手順③ 要因を洗い出し、検証
特性要因図
寸
法
不
良
が
な
ぜ
発
生
?
環境
材料 切断機
方法 作業者
検査/測定
刃先
性能
手順書
パワーが低い
先端が磨耗
材質
硬さ
長さ
硬い
ノギス
未校正
寸法検査
後工程で
未確認
限度ゲージなし
照明
経験
作業台
室温
暑い
高い
暗い 手順書と
違う
やる気
教育
新人
OJTなし
長い
調整不良
46
特性要因図は容疑者リスト、メンバー、全員で要因を挙げて作成する
要因解析の手順
手順③ 要因を洗い出し、検証
次に、洗い出した要因が「真の原因」であるかどうか検証します。検証作業は再現テ
ストを行ったり、データで関連性を調べたりします。検証のやり方に決まった方法は
ありません。状況に応じてQC7つ道具のグラフや散布図などを活用することになりま
す。
47
原因が真犯人、要因は容疑者
寸法不良が
発生?
刃先の調整が
ずれていた。
調整固定ビスが緩
んでいた。
①何故、不良が発生? ②何故、ずれていたか?
前回の調整時に
ワッシャーを入れ
忘れ。
③何故、緩んでいた?
作業指示書に確認の
記載なし。
作業標準書に追加
・刃先調整後の確認
リスト作成
④何故、入れは忘れたか?
発
生
系
対
策
要因解析の手順
手順④真の原因を明らかにする
要因の洗い出しや検証の結果、何か真の原因なのかを明確にします、原因追求に当
たっては、なぜなぜ分析も効果的です。
なぜなぜ分析 事例
48
調整ビスを締めるだけでは同様な不良が再発する。
用紙が詰まる~要因解析の事例~
1.加工メカニズムを知る
1)2個の吸口で用紙を吸引、分離して引き上げ、フィーダーボードに送る。
2)用紙はフィーダーボード上をベルトで送られる。
3)ツメが用紙をつかんで、圧胴に受け渡す。
3.要因の洗い出し
1)吸口の破損、左右の吸口の高さが異なる、吸口の位置が要因である。
4.真の原因
1)要因を1つずつ検証・再現テストを行った結果、吸口の破損、左右の吸口の高さが
異なることが真の原因と判明
49
フィーダーボード
2.不具合発生メカニズムを推測
1)吸口が用紙が水平に吸い上げられず、左右のバラ
ンスが崩れたままフィーダーボードに送られる。
2)ツメが用紙の一部をつかまないので、つかまな
かった側がばたつき、つまるため、チョコ停が発生す
る。
加工メカニズムを理解し、発生要因を推測、最後に真の原因を検証
要因解析のポイント
考えられる要因をもれなくあげること
要因解析で重要なのが、発生メカニズムをふまえて、理屈で考えて正しい要因
をもれなくあげることです。要因解析に特性要因図を使う場合、一般にブレイン
ストーミングで要因を数多くあげることが推奨されていることもあり、数多くあ
げることが目的化して、関係ない要因まであげていることも多いようです。いろ
いろな視点で要因をあげることは良いのですが、真の原因をつかむステップであ
るので発生頻度が少ないと思われる要因は除外します。
《用語》
要因と原因…要因と原因はよく似た言葉である
が、要因は容疑者、原因は真犯人と考える。容
疑者(要因)が真犯人(真の原因)である可能
性もあるが、真犯人と決まったわけではない。
捜査過程で複数の容疑者を洗い出し、その中か
ら真犯人を絞り込むように、特性に対して考え
られる要因を洗い出し、その中から真の原因を
追求する
50
発生頻度が低い要因は除外し、効率的な解析を行う
NG 要因解析 事例
問題あリ① 思いつきで要因をあげる
現象の観察が不十分、設備の機構図を描いていないなど、加エメカニズムや不具
合発生メカニズムを理解しないまま要因をあげるやり方は問題です。事実を無視
して要因をあげていることになります。これでは効果は期待できません。
問題あリ② 原因を決めつける
せっかく特性要因図などを使って要因を整理したのに、話し合いで重要と思われ
る要因に○を付け、真の原因としてしまうやり方もいまだに多くの企業で見られ
ます。○を付けたからといつて真の原因と決まつたわけではありません。真の原
因かどうか検証する必要があります。
また、重要と思われる要因だけに目を付け、その他の要因を無視するのも問題で
す。論理的に「問題だ」と考えたなら、影響が小さいと考えられる要因も対策を
講じるべきです。小さな不具合を重視する考え方は、特に、慢性化した不良対策
に有効です。
51
単なる要因の思い付き、決めつけは要因解析を遅らせる!
8.対策立案と実施
応急処置的な対策に終わらずに可能な限り発生源を断つ対策を打つことです。
対策立案 事例:○○工程の寸法不良を0%にする(12月迄)
要因 対策 実施日 担当
①ワッシャーの忘れ 刃先調整後の確認項目リストに追加 7月11日 小林
②刃先の調整ミス 調整用ゲージを作成 7月20日 田中
③ベルトの緩み ベルト交換 7月23日 近藤
52
QCストリーの第六ステップ 『対策立案と実施』
対策立案と実施の手順
手順① 対策案を検討する
要因解析ステップで追求した真の原因に対し、アイデア出しの
方法を活用して対策案を検討します。
(1)ブレインストーミング(Brain storming: 頭脳 嵐)
多くのメンバーによる話し合いの中でアイデアを出し合うことにより発想の誘発
を期待する方法です。次の4原則を守りながら話し合いを進めます。
原則1 判断・結論を出さずアイデア出しを重視
原則2 自由奔放な意見を歓迎する
原則3 アイデアの質より量を重視する
原則4 他のメンバTのアイデアを元にさらに
アイデアを出す
53
ブレインストーミングで対策案を出す。
対策立案と実施の手順
2)改善の4原則(ECRSの原則)
排除、結合、交換,簡素化の4つの英語の頭文字を取ってECRSと呼ばれます。こ
れらを単独、または組み合わせて改善案を検討します。
排 除 E (Eliminate)
やめられないか?
結 合 C (Combine)
一緒にできないか?
交 換 R(Rearrange)
取り替えられえないか?
簡素化 S(Simplify)
簡単にならないか?
ム
ダ
54
排除、結合、交換、簡素化で改善案を出す
対策立案と実施の手順
手順② 対策案を評価し対策を決める
どの対策を講じれば安い費用で目標を達成できるか検討します。できれ
ば複数の対策案を評価し、実施する対策を決定します。実施した場合に他
の不具合が発生しないかも検討します。評価のポイントは効果、実効性、
経済性の3つです。
(1)効果………効果の上がる対策か?
(2)実効性……実現可能な対策か?
(3)経済性……費用対効果は十分か?
効果大 実現性 経済性
55
効果、実効性、経済性が対策立案のポイント。
対策立案と実施のポイント
ポイント① 発生源対策を心がける
清掃頻度を上げる、点検頻度を上げるといった方法は
ではなく、バラツキの元を断てないか、といった発想
で対策を検討します。
現象 発生源対策
射出成型工程で、スクリューの傷、摩耗、破損が炭化
物(異物)の発生源になっていた。
破損個所を修復し、メッキ加工を行い、樹脂の滞留を
防止した。
押し出し機で、排気ダクトからの油漏れがラミネート不
良の原因になっていた。
ダクトの形状を変更し物理的に油が落下しないように改
善した。
オフセット輪転機の折り工程で、用紙の折り曲げ部が
破れる現象が問題になっていた。
用紙含水率と破れの発生に相関関係があることがわ
かった。装置内に加湿装置を設置し用紙含水率を常時
監視するようにした。
56
くさい臭いは元から断つ!
NG 対策立案と実施 事例
問題あり いつ対策したかわからない
対策を実施した日はしっかり記録しておく必要があります。対策実施日がわか
らなければ効果確認のしようがないからです。たとえば、機械トラブル対策を実
施したものの、いつ対策を実施したかはっきりしないとします。
あとになって効果確認しようとしたところ、対策を実施したと思われる日の前後
に同様のトラブルが発生していた場合、そのトラブルが対策後に発生していたな
ら、対策は効果がなかったことになります。
57
データーには5W(Why,Where,when,who,what)を必ず、記録する。
9.効果確認
目標値をクリアーしたか、改善前と同じ条件でデーターを取り、比較します。
効果確認 事例:○○工程の寸法不良を0%にする(12月迄)
58
QCストリーの第七ステップ 『効果確認』
効果確認の手順
手順① 効果をデータで把握する
効果確認のためにデータを取る必要があります。データを取るときは次の2点に
留意します。
(1)対策前後を同じ特性値で比較(対策前がキズ発生率なら対策後もキズ発生率)
(2)対策前後を同じ条件でデータを取り比較
(対策前が1週間のデータなら対策後も1週間)
59
対策前後のデーター(同じ特性、同じ条件)を比較する。
効果確認の手順
手順② 有形効果と無形効果をまとめる
効果確認の最後の手順です。
●有形効果
特性値がどのくらい改善したか(例:キズ発生率が×%から○%に改善した)を示し、
効果金額を算出します。
●無形効果
第一線オペレーターのサークル活動の場合、有形効果以外に無形効果を期待され
ている場合が多いものです。無形効果とは、改善手法が身に付いた、リーダーシップ
が身に付いた、チームワークがよくなった、積極性が出てきた、問題意識が向上した、
など数値で測りにくい項目の効果のことです。
60
有形効果も大事だが無形効果も大事、成果第一主義に陥らない!
効果確認の事例
有形効果 無形効果
有形効果は特性値の変化、効果金額等
数値で表現する事。
無形効果はやる気、協調性等数値化し
にくい項目をアンケートなどで定量化
する。
効果金額:354万円/月
改善前
改善後
61
有形効果は金額で無形効果は数値で
効果確認のポイント
ポイント① 効果は金額で表す。
企業業績は売上や利益など金額で表され、改善活動の目的は企業業績向上です。
ですから改善活動の効果も金額で表す必要があります。この改善でいくらもう
かったのか、明らかにするのです。
金額で表すことにより、ロス削減や原価削減計画の達成度を測りやすくなるほか、
コスト意識の向上やメンバーのモチベーションアップにつながります。
儲かっていない会社は倒産しますが儲かっている会社は継続できます。
62
全ての業務活動は金額で表せる!
NG 効果確認 事例
問題あり① いつになっても効果確認できない
製品を対象とした改善活動(A製品に良品率向上など)に取り組んだ場合、対策
立案・実施していざ効果確認しようとしたら、次回生産は3ヵ月後たった、とい
うことがあります。効果確認ができないまま無為に時間だけが過ぎていきます。
そもそも特定の製品を対象としたテーマは可能な限り避けること、やむを得な
い場合は代用特性などで速やかに効果確認する方法がないか検討する。
63
効果が確認しにくいテーマ(商品、特性)は非効率、
効果が容易に確認できるテーマ、特性値を検討する
10.歯止め(標準化と管理の定着)
歯止めは標準化と管理の定着化のふたつの活動のことです。
歯止め 事例:○○工程の寸法不良を0%にする(12月迄)
標準化
刃先調整作業書を作成し、標準化し、点検内容も追加。
刃先調整ゲージを用いた調整作業を追加した。
刃先調整作業の変更点を作業者に教育、確認を行い、記録した。
管理の定着
他の工程にも水平展開を実施
64
QCストリーの第八ステップ 『歯止め』
歯止めの手順
手順① 標準化する
対策にあげた管理項目を盛り込んだ基準書や標準書を作成します。
同時にチェックシートも改訂し、漏れなく日常作業に落とし込みます。基準書
や標準書の制定・改訂は社内手続きに従って行います。守りやすくわかりやすい
基準書になっていること、関係者の了解を得ていること、前後工程など関係者に
連絡することが重要です。
手順② 必要な教育・訓練を行う
変更内容をメンバーに教育する必要があります。サークルリーダーが基準書を
改訂するものの、教育・訓練を行わず、それで終わりというケースが多いようです。
基準書を守って作業するのはオペレーターですから、当該作業を行う全員が基準書
を守れるように教育・訓練します。
手順③ 維持管理の定着をはかる
管理図や積上げ棒グラフなどの管理グラフを用いて特性値の推移を日々、月次
で確認します。
65
標準書をつくり、教育し、管理グラフで定着を図る。
歯止めの手順
歯止め(標準化)の事例
新たに追加した作業内容を基準書、標準書に記載し、教育を実施。
66
小学生でも標準書を見れば作業がわかる内容に
歯止めの手順
歯止め(管理の定着)の事例
管理図を用いて管理の定着化を図る。
異常
67
グラフを用いた管理図で一目で異常が分かる管理にする。
歯止めのポイント
ポイント① 標準化は5W1Hで
Why なぜ
When いつ
Who 誰が
Where どこで
What 何を
How どのように
Why
68
標準化は5 W 1 Hを使用
NG 歯止め 事例
問題あり 標準書を作成・改定していない
意外に多いのは、改善活動の報告書には○○のルールをつくり、それを守りま
す」と書いてあるのに、実際は標準書の作成・改定や周知徹底ができていない
ケースです。
効果確認まで終えて安心してしまっているようです。何年たっても、人が代わっ
ても、確実に維持管理できるようルールを文書で残します。
69
文書化したルールを継続的に改定する。
2018年9月30日
ク コンサルティングクレイン テクノ コンサルティング
Crane techno Consulting.
参考文献:
問題解決のためのQCストリー 著者:金子裕行
70

More Related Content

What's hot

TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介
TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介
TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介明子 宮間
 
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】博行 門眞
 
ブレインストーミング 【図解】
ブレインストーミング 【図解】ブレインストーミング 【図解】
ブレインストーミング 【図解】博行 門眞
 
企業文化をぶち壊すな / Startup Culture
企業文化をぶち壊すな / Startup Culture企業文化をぶち壊すな / Startup Culture
企業文化をぶち壊すな / Startup CultureTakaaki Umada
 
工場でのウェアラブルデバイス活用
工場でのウェアラブルデバイス活用工場でのウェアラブルデバイス活用
工場でのウェアラブルデバイス活用博行 門眞
 
物流管理の基本知識【図解】
物流管理の基本知識【図解】物流管理の基本知識【図解】
物流管理の基本知識【図解】博行 門眞
 
QC工程表の作成と活用、事例集
QC工程表の作成と活用、事例集QC工程表の作成と活用、事例集
QC工程表の作成と活用、事例集博行 門眞
 
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授翔霖 詹
 
小さな会社の業務改善
小さな会社の業務改善小さな会社の業務改善
小さな会社の業務改善Cybozucommunity
 
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキ
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキカイゼン・ジャーニー・インセプションデッキ
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキtoshihiro ichitani
 
俺も!KPTA 公開用
俺も!KPTA 公開用俺も!KPTA 公開用
俺も!KPTA 公開用ESM SEC
 
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチNoriyuki Mizuno
 
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~博行 門眞
 
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)Hidehiko Akasaka
 
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例Arata Fujimura
 
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだこと
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだことKPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだこと
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだことESM SEC
 
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたこと
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたことデータサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたこと
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたことTokoroten Nakayama
 
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料hiroshioda
 
物流改善の進め方【図解】
物流改善の進め方【図解】物流改善の進め方【図解】
物流改善の進め方【図解】博行 門眞
 

What's hot (20)

TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介
TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介
TOC思考プロセスを使った個人のパフォーマンス改善事例のご紹介
 
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】
ファクトフルネス  FACTFULLNESS【図解】
 
ブレインストーミング 【図解】
ブレインストーミング 【図解】ブレインストーミング 【図解】
ブレインストーミング 【図解】
 
企業文化をぶち壊すな / Startup Culture
企業文化をぶち壊すな / Startup Culture企業文化をぶち壊すな / Startup Culture
企業文化をぶち壊すな / Startup Culture
 
工場でのウェアラブルデバイス活用
工場でのウェアラブルデバイス活用工場でのウェアラブルデバイス活用
工場でのウェアラブルデバイス活用
 
物流管理の基本知識【図解】
物流管理の基本知識【図解】物流管理の基本知識【図解】
物流管理の基本知識【図解】
 
QC工程表の作成と活用、事例集
QC工程表の作成と活用、事例集QC工程表の作成と活用、事例集
QC工程表の作成と活用、事例集
 
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授
工作團隊與團隊協作方法 B2-1-詹翔霖教授
 
小さな会社の業務改善
小さな会社の業務改善小さな会社の業務改善
小さな会社の業務改善
 
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキ
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキカイゼン・ジャーニー・インセプションデッキ
カイゼン・ジャーニー・インセプションデッキ
 
俺も!KPTA 公開用
俺も!KPTA 公開用俺も!KPTA 公開用
俺も!KPTA 公開用
 
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ
【公開版Vol1】論理的に考えよう!ロジックツリー&ブランチ
 
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~
お金のかからない安全衛生対策~ヒューマンエラーの改善~
 
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)
顧客ニーズと提供する価値のフィットを確認する Value Proposition Canvas(VPC)
 
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
 
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだこと
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだことKPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだこと
KPTの理論と実践 公開用 プロジェクトへの「ふりかえりカイゼン」の導入で学んだこと
 
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたこと
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたことデータサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたこと
データサイエンティスト養成読本の解説+書き忘れたこと
 
作業標準書について
作業標準書について作業標準書について
作業標準書について
 
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料
プレゼンテーション用資料作成のプレゼンテーション資料
 
物流改善の進め方【図解】
物流改善の進め方【図解】物流改善の進め方【図解】
物流改善の進め方【図解】
 

More from 博行 門眞

How to use Windy.com Basic.pdf
How to   use    Windy.com Basic.pdfHow to   use    Windy.com Basic.pdf
How to use Windy.com Basic.pdf博行 門眞
 
登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf
登山の天気情報サイト  Windy.com   使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf登山の天気情報サイト  Windy.com   使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf
登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf博行 門眞
 
データーサイエンス マジック【図解】Data science magic
データーサイエンス マジック【図解】Data science magicデーターサイエンス マジック【図解】Data science magic
データーサイエンス マジック【図解】Data science magic博行 門眞
 
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】博行 門眞
 
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?博行 門眞
 
KPIマネジメント【図解】
KPIマネジメント【図解】KPIマネジメント【図解】
KPIマネジメント【図解】博行 門眞
 
統計調査とサンプリング、標本調査
統計調査とサンプリング、標本調査統計調査とサンプリング、標本調査
統計調査とサンプリング、標本調査博行 門眞
 
論理的思考とは?
論理的思考とは?  論理的思考とは?
論理的思考とは? 博行 門眞
 
セル生産方式  Cellular manufacturing system
セル生産方式  Cellular manufacturing systemセル生産方式  Cellular manufacturing system
セル生産方式  Cellular manufacturing system博行 門眞
 
中小企業のIoT導入【図解】
中小企業のIoT導入【図解】中小企業のIoT導入【図解】
中小企業のIoT導入【図解】博行 門眞
 
静電気による爆発、火災の 発生機構とその対策
静電気による爆発、火災の発生機構とその対策静電気による爆発、火災の発生機構とその対策
静電気による爆発、火災の 発生機構とその対策博行 門眞
 
工場の静電気除電のマニュアル【図解】
工場の静電気除電のマニュアル【図解】工場の静電気除電のマニュアル【図解】
工場の静電気除電のマニュアル【図解】博行 門眞
 
静電気基礎知識【図解】
静電気基礎知識【図解】静電気基礎知識【図解】
静電気基礎知識【図解】博行 門眞
 
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~博行 門眞
 
マトリックス・データ解析法(主成分分析)
マトリックス・データ解析法(主成分分析)マトリックス・データ解析法(主成分分析)
マトリックス・データ解析法(主成分分析)博行 門眞
 
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】博行 門眞
 
官能検査の基礎 【図解】
官能検査の基礎 【図解】官能検査の基礎 【図解】
官能検査の基礎 【図解】博行 門眞
 
PDPC法(過程決定計画図)
PDPC法(過程決定計画図)PDPC法(過程決定計画図)
PDPC法(過程決定計画図)博行 門眞
 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 博行 門眞
 
アロー・ダイヤグラム法
アロー・ダイヤグラム法アロー・ダイヤグラム法
アロー・ダイヤグラム法博行 門眞
 

More from 博行 門眞 (20)

How to use Windy.com Basic.pdf
How to   use    Windy.com Basic.pdfHow to   use    Windy.com Basic.pdf
How to use Windy.com Basic.pdf
 
登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf
登山の天気情報サイト  Windy.com   使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf登山の天気情報サイト  Windy.com   使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf
登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル&Web版】 pdf
 
データーサイエンス マジック【図解】Data science magic
データーサイエンス マジック【図解】Data science magicデーターサイエンス マジック【図解】Data science magic
データーサイエンス マジック【図解】Data science magic
 
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】
10秒ノット 最強 最速 PEライン結び方【図解】
 
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?
批判的思考(クリティカル・シンキング)とは?
 
KPIマネジメント【図解】
KPIマネジメント【図解】KPIマネジメント【図解】
KPIマネジメント【図解】
 
統計調査とサンプリング、標本調査
統計調査とサンプリング、標本調査統計調査とサンプリング、標本調査
統計調査とサンプリング、標本調査
 
論理的思考とは?
論理的思考とは?  論理的思考とは?
論理的思考とは?
 
セル生産方式  Cellular manufacturing system
セル生産方式  Cellular manufacturing systemセル生産方式  Cellular manufacturing system
セル生産方式  Cellular manufacturing system
 
中小企業のIoT導入【図解】
中小企業のIoT導入【図解】中小企業のIoT導入【図解】
中小企業のIoT導入【図解】
 
静電気による爆発、火災の 発生機構とその対策
静電気による爆発、火災の発生機構とその対策静電気による爆発、火災の発生機構とその対策
静電気による爆発、火災の 発生機構とその対策
 
工場の静電気除電のマニュアル【図解】
工場の静電気除電のマニュアル【図解】工場の静電気除電のマニュアル【図解】
工場の静電気除電のマニュアル【図解】
 
静電気基礎知識【図解】
静電気基礎知識【図解】静電気基礎知識【図解】
静電気基礎知識【図解】
 
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~
テレワークとは【図解】~移動のムダ排除~
 
マトリックス・データ解析法(主成分分析)
マトリックス・データ解析法(主成分分析)マトリックス・データ解析法(主成分分析)
マトリックス・データ解析法(主成分分析)
 
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】
新簡単なFGノット結び方【イラスト図解】
 
官能検査の基礎 【図解】
官能検査の基礎 【図解】官能検査の基礎 【図解】
官能検査の基礎 【図解】
 
PDPC法(過程決定計画図)
PDPC法(過程決定計画図)PDPC法(過程決定計画図)
PDPC法(過程決定計画図)
 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 
エクセル版 ヒストグラム(度数分布表)による工程解析 改善事例集 
 
アロー・ダイヤグラム法
アロー・ダイヤグラム法アロー・ダイヤグラム法
アロー・ダイヤグラム法
 

QCストリー~問題を解決ための手法