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Developers
Developers Summit 2013 Kansai Action !
チケット駆動で
プロジェクトチームを加速せよ
2013/9/20@デブサミ関西
鈴木雄介
グロースエクスパートナーズ株式会社
執行役員
ビジネスソリューション事業本部本部長
B4
#kansumiB4
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提供
2
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自己紹介
• 鈴木雄介
– グロースエクスパートナーズ株式会社
– 日本Javaユーザーグループ 会長
– 日本Springユーザーグループ 幹事
– id:arclamp / tw:yusuke_arclamp
3
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自己紹介
• グロースエクスパートナーズ株式会社
– 社員数:92名
– 主戦場:SI(ほとんどプライム)
– 顧客:医療機器、百貨店、住設機器など
– 技術:Java、.Netなど
4
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5
自己紹介
• GxPはアトラシアンエキスパートです
– 自分たちで使っているうちに、これは便利だ
から皆も使うべきだと思いはじめました
– そのノウハウを提供
♡
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アジェンダ
• チケット駆動とは
• チケット駆動の特性
• チケット活用のコツ
• チケット駆動とツール
• まとめ
• Action!
6
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チケット駆動とは
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チケット駆動とは
• チケット駆動開発 (ticket-driven
development; TiDD) とは、プログラム開
発手法の一種で、作業をタスクに分割しBTS
(Bug Tracking System/バグ管理システ
ム)のチケットに割り当てて管理を行う開発
スタイル。細かな修正作業の多い従来開発の
中で生まれたが、アジャイル開発との親和性
が高いことから、エクストリーム・プログラ
ミングをはじめとするアジャイル開発でも実
践されている。
8
http://ja.wikipedia.org/wiki/チケット駆動開発
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チケット駆動とは
• チケット
– 別名:タスク、課題、イシュー、インシデン
ト(問合せ、障害など)…
• チケット駆動の3ステップ
– 分かったことをチケットにする
– チケットをチームで共有する
– チケットに他の情報を紐付ける
9
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BTS
チケット駆動とは
• 1.分かったことをチケットにする
10
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BTS A
確認中
チケット駆動とは
11
A
実施中
• 2.チケットをチームで共有する
Aは、今こう
なっているんだ
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• 3.チケットに他の情報を紐付ける
チケット駆動とは
12
BTS
wiki
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チケット駆動とは
• プロジェクト管理ツールの側面
– チケットによって”個人のタスク”と”プロジェ
クト全体”を管理する手法
• コミュニケーションツールの側面
– チケットを中心としたチーム内でのコミュニ
ケーション手法
13
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チケット駆動とは
• 決まったプラクティスはない
– それが分かりにくさの原因ではある
• 「ツールによるプロジェクト活動の支
援」ぐらいの意味合い
• チケット駆動(≒BTS)の特性を理解し、
現場個別で使い方を考える
– 安易にプロジェクト管理手法だと思わない
14
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チケット駆動の特性
Summit
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チケット駆動の特性
• 管理単位がチケット
– 個人単位で情報の更新が可能
– プロジェクトの状況はタグ別リスト(優先順
位、担当者、ステータス、種別…)で見る
• カンバンの非常にお勧め
– あとは量で把握する
• 見積もりを個別でいれてもいい
16
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チケット駆動の特性
17
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チケット駆動の特性
• ガントチャートとの対比
– WBS(Work Breakdown Structure)に比べ
るとチケット同士の関係性が管理しにくい
– 時間軸での一覧性に欠ける
– よって、日程的な全体感が見渡しにくい
18
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チケット駆動の特性
• ガントチャートはトップダウン
– やるべき作業を全て洗い出し、それを計画と
して完成させる
• チケットはボトムアップ
– やるべき作業が出てきたら、それを溜めてお
いて、いつやるかを順次決めていく
19
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チケット駆動の特性
• ガントチャート から チケット
– ガントチャートを使っているけど、進捗登録
するために報告を受けるのが面倒
– BTSであれば、メンバーがチケット単位で報
告をすればいい
– BTSでWorkを登録すれば便利じゃん!
20
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21
http://www.flickr.com/photos/mrgarris0n/3251838558/
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チケット駆動の特性
• 結果として起きること
– 日程的な全体感の把握が難しい
• 量でしか分からない
– 予定の組み替えが大変
• ガントチャートであれば一括変更が可能なのに、
タスク個別に変更入力をする必要がある
• 仮想のタスク階層構造の整合性が崩れる
22
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チケット駆動の特性
• BTSのガントチャート機能は?
– あくまでもビュアー
– 一覧性の問題は解決できるがあるが、情報の
更新はチケット単位で行う必要がある
• 一括にするのに、全件ダウンロード→EXCELで更
新→全件アップロードする、という事例はある
– 使えるかどうかは検証が必要
23
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チケット駆動の特性
• ガントチャートとチケット
– 良い悪いではなく、それぞれに特性があるこ
とを理解する
– ツールや手法に無理をさせないことは大事
24
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チケット駆動の特性
• EXCEL(≒リスト)との違い
– いまどきEXCELでバグ表とかないですよね?
– ただし、管理対象が少なければ良い
• リスク管理表ぐらいであれば
• これも使い分けです
25
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チケット活用のコツ
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チケット活用のコツ
• 最適:どんどんタスクが出てきて、それ
を期間内に優先順位を決めながらこなす
– 優先順位の組み替えを都度やる
– あらかじめ分かっている長期的な予定を正確
に立てるならガントチャート
• 長期になると、単に作業量だけではなくて日程的
な前後関係の調整が必須になるため
27
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チケット活用のコツ
• 開発手法に関わらず、以下には最適
– バグ
– 問合せ、QA(≒メールの代わり)
• どんどん発生し、そもそも総量でしか予
定が立てられないもの
– もちろんウォーターフォールでもね
28
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チケット活用のコツ
• アジャイル風であればWork管理もOK
– 期間内のタスク数が多くなく、かつチーム内
の情報共有が十分に出来ているならタスクの
前後関係をツールで管理するまでもない
– WBSを作るまでもない状況ならチケットで
29
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チケット活用のコツ
• チケットの切り方
– 粒度は誰もが悩む問題
• 作業手順が分からないタスクは作らない
• 大きさはコーヒーブレイクテスト(1日3-4個)
• 基準に沿わなくてもチーム内で共有すべきものは
作ってOK
– 厳密なルールよりも、段階的な合意醸成を
30
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チケット活用のコツ
• チケットの運営
– ワークフローをカスタマイズしすぎない
• 緩やかに管理するほうが向いています
• ニーズが出てからカスタマイズしても遅くない
– ただしステータス変更のルールは明確に
• 特にクローズを誰がするのかが大事
31
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チケット活用のコツ
• チケットの運営
– たまに棚卸しをする
• どんなに言っても溜めるやつは溜める
• ゾンビチケット撲滅
– チケット番号を持ち回る
• いろいろなところで使う
– お客様とのやり取りにも使う
• メール撲滅
32
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チケット活用のコツ
• 最も大事なのはチームの文化!
– 「チームの課題を共有し、皆で解決」
• ボトムアップの考え方
• プロジェクトが複雑になる中ではとても大事
– コマンドコントロール型だとメリット薄
• たとえば朝会やカンバンでの見える化から
• 「それ、僕がやります」を引き出す
• PMは負荷の調整をしていく
33
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JIRAの紹介
Summit
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アトラシアン
• アトラシアン社
– オーストラリアの開発ツールベンダー
• JIRA:BTS/ITS
– スクラム専用プラグイン:JIRA Agile
– 画面キャプチャプラグイン:JIRA Capture
• Confluence:Wiki
• Stash/bitbucket:git
• SourceTree:Win/Macのgitクライアント(フリー)
• Bamboo:CIツール
• HipChat:チャット
Summit
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アトラシアンの顧客
36
グローバルでは、MS、IBMに次ぐ開発ツールベンダー
2013/6/13 アトラシアン株式会社ローンチ
Summit
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JIRAの紹介
• JIRAは課題管理ツール
– Redmine、Trac、Mantisとかと一緒
37
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JIRAの紹介
• JIRAの特徴
– 画面のデザインが良い
– マルチプロジェクトに対応
– 権限管理やワークフロー制御が充実
– 管理画面が見やすい
– ツール間の連携もやりやすい
– スクラムにも最適
38
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JIRAの紹介
• こんなお悩みに
– 構築した人がいなくなると管理できない
• 導入が簡単で管理画面が充実してて欲しい
– 会社の標準として導入したい
• 内部統制とかセキュリティとか気になる
– 開発者だけではない人に使わせたい
• 使いやすい画面が欲しい
39
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JIRAの紹介
• でも、お高いんでしょう?
– 10ユーザー:¥1,000-
– 25ユーザー:¥168,000-
– 50ユーザー: ¥308,000-
– 100ユーザー:¥560,000-
– 500ユーザー:¥1,120,000-
40
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JIRAの紹介
• さらにVCSやCIと組み合わせるのが吉
– ユーザーからのフィードバックはデプロイし
てから
• でも、けっこう難しいんでしょ?
41
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JIRAの紹介
42
課題 ソースコード モジュール 実行環境
v1 済
☑タスクA
☑タスクB
v2 未
☑タスクC
☑タスクD
□タスクE
残
□タスクF
□タスクG
□タスクH
v1
v2.b2
v1
v2.
b1
v2.
b2
☑タスクA
☑タスクB
☑タスクC
☑タスクD
☑タスクC
本番
受入T
開発
検証
v2.b1
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• バージョン一覧
43
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• バージョンサマリ
44
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• デプロイプロジェクト-リリース一覧
45
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• デプロイプロジェクト-リリースサマリ
46
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まとめ
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まとめ
• チケット駆動とは
– 「ツールによるプロジェクト活動の支援」ぐ
らいの意味合い
• チケット駆動の特性
– チケットはボトムアップ、ガントチャートは
トップダウン
– 良い悪いではなく、きちんと使い分ける
48
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まとめ
• チケット活用のコツ
– どんどんタスクが出てきて、それを期間内に
優先順位を決めながらこなすのに最適
– チームを加速させるための道具
• JIRA
– 商用製品だけあって色々ちゃんとしてる
49
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Action!
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Action!
• デブサミでよく聞く言葉
– 「BTSを入れるべきだと思うんですけど、PM
(会社)が入れたがらないんですよね」
• まずは君のチームから始めてはどうかな
– 大事なことはツールの導入ではなく、チーム
文化の醸成
– そのチームの一員である君から変わればいい
51

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[デブサミ関西2013]チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ

  • 1. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動で プロジェクトチームを加速せよ 2013/9/20@デブサミ関西 鈴木雄介 グロースエクスパートナーズ株式会社 執行役員 ビジネスソリューション事業本部本部長 B4 #kansumiB4
  • 2. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! 提供 2
  • 3. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! 自己紹介 • 鈴木雄介 – グロースエクスパートナーズ株式会社 – 日本Javaユーザーグループ 会長 – 日本Springユーザーグループ 幹事 – id:arclamp / tw:yusuke_arclamp 3
  • 4. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! 自己紹介 • グロースエクスパートナーズ株式会社 – 社員数:92名 – 主戦場:SI(ほとんどプライム) – 顧客:医療機器、百貨店、住設機器など – 技術:Java、.Netなど 4
  • 5. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! 5 自己紹介 • GxPはアトラシアンエキスパートです – 自分たちで使っているうちに、これは便利だ から皆も使うべきだと思いはじめました – そのノウハウを提供 ♡
  • 6. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! アジェンダ • チケット駆動とは • チケット駆動の特性 • チケット活用のコツ • チケット駆動とツール • まとめ • Action! 6
  • 7. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動とは
  • 8. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動とは • チケット駆動開発 (ticket-driven development; TiDD) とは、プログラム開 発手法の一種で、作業をタスクに分割しBTS (Bug Tracking System/バグ管理システ ム)のチケットに割り当てて管理を行う開発 スタイル。細かな修正作業の多い従来開発の 中で生まれたが、アジャイル開発との親和性 が高いことから、エクストリーム・プログラ ミングをはじめとするアジャイル開発でも実 践されている。 8 http://ja.wikipedia.org/wiki/チケット駆動開発
  • 9. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動とは • チケット – 別名:タスク、課題、イシュー、インシデン ト(問合せ、障害など)… • チケット駆動の3ステップ – 分かったことをチケットにする – チケットをチームで共有する – チケットに他の情報を紐付ける 9
  • 10. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! BTS チケット駆動とは • 1.分かったことをチケットにする 10
  • 11. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! BTS A 確認中 チケット駆動とは 11 A 実施中 • 2.チケットをチームで共有する Aは、今こう なっているんだ
  • 12. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! • 3.チケットに他の情報を紐付ける チケット駆動とは 12 BTS wiki
  • 13. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動とは • プロジェクト管理ツールの側面 – チケットによって”個人のタスク”と”プロジェ クト全体”を管理する手法 • コミュニケーションツールの側面 – チケットを中心としたチーム内でのコミュニ ケーション手法 13
  • 14. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動とは • 決まったプラクティスはない – それが分かりにくさの原因ではある • 「ツールによるプロジェクト活動の支 援」ぐらいの意味合い • チケット駆動(≒BTS)の特性を理解し、 現場個別で使い方を考える – 安易にプロジェクト管理手法だと思わない 14
  • 15. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性
  • 16. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • 管理単位がチケット – 個人単位で情報の更新が可能 – プロジェクトの状況はタグ別リスト(優先順 位、担当者、ステータス、種別…)で見る • カンバンの非常にお勧め – あとは量で把握する • 見積もりを個別でいれてもいい 16
  • 17. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 17
  • 18. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • ガントチャートとの対比 – WBS(Work Breakdown Structure)に比べ るとチケット同士の関係性が管理しにくい – 時間軸での一覧性に欠ける – よって、日程的な全体感が見渡しにくい 18
  • 19. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • ガントチャートはトップダウン – やるべき作業を全て洗い出し、それを計画と して完成させる • チケットはボトムアップ – やるべき作業が出てきたら、それを溜めてお いて、いつやるかを順次決めていく 19
  • 20. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • ガントチャート から チケット – ガントチャートを使っているけど、進捗登録 するために報告を受けるのが面倒 – BTSであれば、メンバーがチケット単位で報 告をすればいい – BTSでWorkを登録すれば便利じゃん! 20
  • 21. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! 21 http://www.flickr.com/photos/mrgarris0n/3251838558/
  • 22. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • 結果として起きること – 日程的な全体感の把握が難しい • 量でしか分からない – 予定の組み替えが大変 • ガントチャートであれば一括変更が可能なのに、 タスク個別に変更入力をする必要がある • 仮想のタスク階層構造の整合性が崩れる 22
  • 23. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • BTSのガントチャート機能は? – あくまでもビュアー – 一覧性の問題は解決できるがあるが、情報の 更新はチケット単位で行う必要がある • 一括にするのに、全件ダウンロード→EXCELで更 新→全件アップロードする、という事例はある – 使えるかどうかは検証が必要 23
  • 24. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • ガントチャートとチケット – 良い悪いではなく、それぞれに特性があるこ とを理解する – ツールや手法に無理をさせないことは大事 24
  • 25. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット駆動の特性 • EXCEL(≒リスト)との違い – いまどきEXCELでバグ表とかないですよね? – ただし、管理対象が少なければ良い • リスク管理表ぐらいであれば • これも使い分けです 25
  • 26. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ
  • 27. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • 最適:どんどんタスクが出てきて、それ を期間内に優先順位を決めながらこなす – 優先順位の組み替えを都度やる – あらかじめ分かっている長期的な予定を正確 に立てるならガントチャート • 長期になると、単に作業量だけではなくて日程的 な前後関係の調整が必須になるため 27
  • 28. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • 開発手法に関わらず、以下には最適 – バグ – 問合せ、QA(≒メールの代わり) • どんどん発生し、そもそも総量でしか予 定が立てられないもの – もちろんウォーターフォールでもね 28
  • 29. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • アジャイル風であればWork管理もOK – 期間内のタスク数が多くなく、かつチーム内 の情報共有が十分に出来ているならタスクの 前後関係をツールで管理するまでもない – WBSを作るまでもない状況ならチケットで 29
  • 30. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • チケットの切り方 – 粒度は誰もが悩む問題 • 作業手順が分からないタスクは作らない • 大きさはコーヒーブレイクテスト(1日3-4個) • 基準に沿わなくてもチーム内で共有すべきものは 作ってOK – 厳密なルールよりも、段階的な合意醸成を 30
  • 31. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • チケットの運営 – ワークフローをカスタマイズしすぎない • 緩やかに管理するほうが向いています • ニーズが出てからカスタマイズしても遅くない – ただしステータス変更のルールは明確に • 特にクローズを誰がするのかが大事 31
  • 32. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • チケットの運営 – たまに棚卸しをする • どんなに言っても溜めるやつは溜める • ゾンビチケット撲滅 – チケット番号を持ち回る • いろいろなところで使う – お客様とのやり取りにも使う • メール撲滅 32
  • 33. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! チケット活用のコツ • 最も大事なのはチームの文化! – 「チームの課題を共有し、皆で解決」 • ボトムアップの考え方 • プロジェクトが複雑になる中ではとても大事 – コマンドコントロール型だとメリット薄 • たとえば朝会やカンバンでの見える化から • 「それ、僕がやります」を引き出す • PMは負荷の調整をしていく 33
  • 34. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介
  • 35. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! アトラシアン • アトラシアン社 – オーストラリアの開発ツールベンダー • JIRA:BTS/ITS – スクラム専用プラグイン:JIRA Agile – 画面キャプチャプラグイン:JIRA Capture • Confluence:Wiki • Stash/bitbucket:git • SourceTree:Win/Macのgitクライアント(フリー) • Bamboo:CIツール • HipChat:チャット
  • 36. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! アトラシアンの顧客 36 グローバルでは、MS、IBMに次ぐ開発ツールベンダー 2013/6/13 アトラシアン株式会社ローンチ
  • 37. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • JIRAは課題管理ツール – Redmine、Trac、Mantisとかと一緒 37
  • 38. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • JIRAの特徴 – 画面のデザインが良い – マルチプロジェクトに対応 – 権限管理やワークフロー制御が充実 – 管理画面が見やすい – ツール間の連携もやりやすい – スクラムにも最適 38
  • 39. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • こんなお悩みに – 構築した人がいなくなると管理できない • 導入が簡単で管理画面が充実してて欲しい – 会社の標準として導入したい • 内部統制とかセキュリティとか気になる – 開発者だけではない人に使わせたい • 使いやすい画面が欲しい 39
  • 40. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • でも、お高いんでしょう? – 10ユーザー:¥1,000- – 25ユーザー:¥168,000- – 50ユーザー: ¥308,000- – 100ユーザー:¥560,000- – 500ユーザー:¥1,120,000- 40
  • 41. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • さらにVCSやCIと組み合わせるのが吉 – ユーザーからのフィードバックはデプロイし てから • でも、けっこう難しいんでしょ? 41
  • 42. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 42 課題 ソースコード モジュール 実行環境 v1 済 ☑タスクA ☑タスクB v2 未 ☑タスクC ☑タスクD □タスクE 残 □タスクF □タスクG □タスクH v1 v2.b2 v1 v2. b1 v2. b2 ☑タスクA ☑タスクB ☑タスクC ☑タスクD ☑タスクC 本番 受入T 開発 検証 v2.b1
  • 43. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • バージョン一覧 43
  • 44. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • バージョンサマリ 44
  • 45. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • デプロイプロジェクト-リリース一覧 45
  • 46. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! JIRAの紹介 • デプロイプロジェクト-リリースサマリ 46
  • 47. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! まとめ
  • 48. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! まとめ • チケット駆動とは – 「ツールによるプロジェクト活動の支援」ぐ らいの意味合い • チケット駆動の特性 – チケットはボトムアップ、ガントチャートは トップダウン – 良い悪いではなく、きちんと使い分ける 48
  • 49. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! まとめ • チケット活用のコツ – どんどんタスクが出てきて、それを期間内に 優先順位を決めながらこなすのに最適 – チームを加速させるための道具 • JIRA – 商用製品だけあって色々ちゃんとしてる 49
  • 50. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! Action!
  • 51. Summit Developers Developers Summit 2013 Kansai Action ! Action! • デブサミでよく聞く言葉 – 「BTSを入れるべきだと思うんですけど、PM (会社)が入れたがらないんですよね」 • まずは君のチームから始めてはどうかな – 大事なことはツールの導入ではなく、チーム 文化の醸成 – そのチームの一員である君から変わればいい 51