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カスタマイズされた SharePoint のアップグレードを考える
- 2. 目次
自己紹介、会社紹介
本セッションの目的
アップグレード手順
-アップグレード作業の流れ
-本セッションでの検討範囲
-アップグレード作業の詳細
-カスタマイズ手法ごとのアップグレード作業
カスタマイズ箇所のアップグレードに関する、よくある課題
カスタマイズ手法による、アップグレード時の作業負荷の比較
-カスタマイズ手法による比較
-アップグレードの苦難を軽減するために
まとめ
© アドバンスド・ソリューション株式会社 2
- 4. 及川紘旭(おいかわひろあき)
Microsoft MVP for SharePoint2007年10月~2014年9月
アドバンスド・ソリューション株式会社 SharePoint 開発担当
ブログSharePointDeveloper(http://sharepoint.orivers.jp)
Twitter @HiroakiOikawa
自己紹介
© アドバンスド・ソリューション株式会社 4
- 7. 本セッションの目的
目的
-カスタマイズされたSharePoint のアップグレード作業を通 じて、カスタマイズの在り方を考えるきっかけを作る。
対象とするカスタマイズ
7
SharePoint 標準機能による カスタマイズ
カスタムリスト、ビューの作成
SharePoint Designer による カスタマイズ
フォームの編集、
ワークフローの作成
JavaScript やCSS による カスタマイズ
標準UI の変更
Visual Studio による開発
Web パーツの開発
- 11. アップグレード作業④の詳細 1.カスタマイズを2013 ファームへインストールする
-開発したWebパーツやサイト定義など、ソリューションパッケー ジとして2010 環境にインストールしたカスタマイズを棚卸し、 2013 環境にインストールする。 2.コンテンツデータベースのアップグレードをテストする
-アップグレードに必要なソリューションパッケージが揃っているか を確認する。(Test-SPContentDatabaseコマンドレット) 3.コンテンツデータベースをアップグレードする
-コンテンツデータベースをアップグレードする。 (Mount-SPContentDatabaseコマンドレット)
11
- 13. カスタマイズ手法ごとのアップグレード作業
カスタマイズ箇所のアップグレード作業の内容は、カス タマイズ手法により異なります。
© 2013 アドバンスド・ソリューション株式会社 13
#
カスタマイズ手法
アップグレード作業
1
SharePoint 標準機能による カスタマイズ
コンテンツDB 及びサイトコレクションのアップグレード 時に、自動的にアップグレードされる。
2
SharePoint Designer による カスタマイズ
コンテンツDB 及びサイトコレクションのアップグレード 時に、自動的にアップグレードされる。
3
JavaScript やCSS による カスタマイズ
アップグレードの後のUI に合わせて、JavaScript、 CSS 内に記載のid 属性やclass 属性を変更す る。
4
VisualStudio による開発
プログラムをリビルドする。
新バージョンで廃止されたAPI を使用している場合 は、使用箇所の処理を変更する。
- 15. よくある課題その1
EUC (End User Computing)による弊害 1.カスタマイズ箇所の把握ができない
-SharePoint Designer でのカスタマイズ及びJavaScript、 CSS によるカスタマイズ箇所は、サイトオーナーのみが知る情 報。(SharePoint が持つ標準機能では探し出せない) 2.カスタマイズ内容の把握ができない
-サイトオーナーが独自に行ったカスタマイズは、ドキュメント化さ れてないことが多く、カスタマイズの内容(仕様)が不明確。
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- 16. よくある課題その2
アップグレードに伴う設計変更への対応 1.UI の変更への対応
-製品バージョンアップごとにUI 部分は変更が多く入るため、 JavaScript、CSS によるUI 周りのカスタマイズ箇所は、影 響を受けやすい。 2.API の変更への対応
-API はUI に比べ安定しており、製品バージョンアップの影 響が少ないが、廃止されるAPI を使用している場合は変更 が必要。
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