知財業界の将来と分業化 〜企業知財からの視点

1. 知財業界の将来と分業化
〜企業知財からの視点
知財若手の会 第３回 若手が考える「知財の将来像」

2. 趣味
スニーカー集め
筋トレ
キャンプ
名前
むう
yu.py
twitter:@yupy85130177
その他
知財若手の会の運営
職歴
化学企業勤務（社会人6年目）
知的財産業務歴3年目
AIPE認定知財アナリスト30期
4月に転職（化学企業）
自己紹介

3. １ ２ ３ ４ ５
今日のお品書き
イントロ まとめ
事務所知財は？
企業知財の将来
企業知財の現状

4. イントロ
・IPランドスケープ（IPL）
・知的財産の立ち位置

6. 知財情報
公開情報 社内情報
マーケット情報
01
ビジネス情報
02
経営戦略
事業戦略
意思決定
IPランドスケープ（IPL）
特許(情報)、権利、
ポートフォリオ
01
ノウハウ、デザイン etc
02
技術情報
01
他社情報
02
①経営・事業情報に知財情報を組み込んだ分析
②経営者・事業責任者と共有
https://www.jpo.go.jp/support/general/chizai-jobobunseki-report.html

7. IPL活動における知的財産（部）の理想の立ち位置
マーケ
知財
特許
製品
市場
・権利化
・特許情報分析
・シーズ
・ニーズ
・営業情報
・調査
・販売戦略
・競合
・顧客
・サプライヤー
・代替品
・開発、製造
・論文、学会
・プレイヤー情報
・特許情報
・市場情報
・開発戦略
・他社特許戦略
・ニーズ
・アイデアから権利へ
・参入障壁
・需要
・売上
・アンケート
・供給
・プロトタイプ
・他社情報
企業評価
経営企画
監査
営業
研究開発
知的財産という枠組み、組織を超えて価値を提供する必要が出てきている
経営・事業戦略立案
知財以外の知識やスキル
ファイナンス、マネジメント、知財以
外の法、マーケティング手法、企画
、技術 etc

8. 企業知財の現
状
企業知財のIPL活動を行う上でのSWOT分析

9. S
Ｗ
O
T
強み：当事者であること
内部組織であることは強い？
→内部組織ならではの柔軟な連携
→IPLのノウハウが内部蓄積できる
弱み：リソースの不足
求められる能力が増えている
→教育などを推進しなければ、IPLは難しいのでは？
→通常業務(権利化)とのバランスは？
機会：経営への接近
IPLの流行
CGC改定やSDGsの対応
脅威：市場変化の加速と知財部の意義
市場変化の加速・業態の変化
外部コンサルと比較すると知財部がIPLを行う価値とは？が弱い
企業知財の
IPL活動を行う上での
SWOT分析

10. S
Ｗ
O
T
強み：当事者であること
内部組織であることは強い？
→内部組織ならではの柔軟な連携
→IPLのノウハウが内部蓄積できる
弱み：リソースの不足
求められる能力が増えている
→教育などを推進しなければ、IPLは難しいのでは？
→通常業務(権利化)とのバランスは？
機会：経営への接近
IPLの流行
CGC改定やSDGsの対応
脅威：市場変化の加速と知財部の意義
市場変化の加速・業態の変化
外部コンサルと比較すると知財部がIPLを行う価値とは？が弱い
強みと機会を活用して
知財部を経営へ接近させ、
トランスフォーメーションさせ
る（時流に乗る）しかない！！
（という思惑）
企業知財の存在意義
→経営への貢献・認知
→お金を生む組織

11. 企業知財の将
来
・経営・事業戦略提案プロセス

12. 経営・事業戦略提案プロセス 例
事業部概要把握
業界俯瞰
プレ分析
サプライチェーン策定
具体的なアクション
戦略の方向性定義
経営・事業部の
目標洗い出し
目標の設定の確認
分析の設計
市場・顧客・営業
競合ベンチマークetc
現状分析
評価指針設定
実行可能性評価
テキストマイニング
出願人傾向
自社立ち位置分析
出願動向分析
競合動向分析
トレンド分析
知的財産DD
オープンクローズ戦略
特許ポートフォリオ構
築
特許を用いた分析・提案
経営・事業に近い業務が増えると同時に、多くの労力（知識・スキル）が求められ、
知財業務をアウトソーシングを検討するようになってくる
分析能力
ヒアリング能力
仮説検証能力
マーケティング
マネジメント
ファイナンス
業界・技術知識

13. 事務所知財
は
？
企業知財の状況を踏まえた、事務所知財の将来

14. 企業知財の状況を踏まえた、事務所知財の将来
事務
所
企業
権利化依頼が増加
→ 良い明細書をいい感じに早く書いてもらいたい
顧客との関係継続
信頼と実績
事務所は、マルチに事業を行いたいという気運はあるものの、
人材の問題と企業知財のトレンドから、権利化業務が増加し、２者の分業化が加速する？
業務リソースの不足
I Pランドスケープの流行
CGC改定やSDGsの対応
権利化以外の業務のリソースが減少
若手人材の不足 分業化が加速？
事務所経営の継続

15. まとめ
知財業界の将来「分業化が加速」
・企業知財は、「経営に近く」なる
→経営・事業に近い業務が増えると同時に、多くの労力（知識・スキル）
が求められ、知財業務をアウトソーシングをさらに検討するようになってくる
・事務所は、権利化業務がさらに増える
→人材の問題と企業知財のトレンドから、権利化業務が増加し、２者の
分業化が加速する？

16. ご静聴ありがとうございました