部活動指導者資質向上研修講座のスライドです。 テーマは「生徒の主体性を引き出す部活動指導のポイントとは？」

1. 生徒の主体性を引き出す
部活動指導のポイントとは？
AtoEパートナーズ
柳瀬浩之

2. 自己紹介

3. 柳瀬 浩之
ＡｔｏＥパートナーズ

4. 筑波大学体育専門学群（学生時代は野球部）
外食チェーン店のスーパーバイザー
アンダーアーマー、DNSの営業
人材コンサルティング会社
独立
体験型企業研修（リーダーシップ、主体性）
アセスメント（リーダー適性、才能）
スポーツチームマネジメントサポート
組織開発・チームづくり

5. 体験

7. 理論

8. 著者から学ぶ

9. 体験×理論

10. 記事
寄稿

11. なぜスポーツチームの
サポートをしているのか？

12. 「お前は主体性がない。」

13. 部活動指導者の
リーダーシップの差

14. この課題に貢献したい

15. 主体性とは？

16. 自分の意志・判断で
行動しようとする態度

17. サッカーを例に

18. １

19. どっちがゴールかわか
らないけどまず動く
⚪ ❌

20. ❌

21. ２

22. ⚪ ❌
勝手に自分の判断で
オーバーラップするＤＦ

23. ❌

24. ３

25. ⚪ ❌
メンバーチェンジした
選手が同じポジションな
のに違う動きをする

26. ⚪

27. 共通 相違
ゴール
プロセス
発揮の
仕方

28. 指導者の考えを理解し
自分の意志・判断で
行動しようとする態度

29. 指導者の悩み

30. 成長 vs 自主性
ジレンマ

31. 高校生には常に
主体性がないのか？

32. 82.7

33. 0%
50%
100%
15-19歳
70.7%
82.7%
10代後半男子
82.7%
スマホゲーム利用率
10代後半女子
70.7%

34. スマホゲームは
多くの高校生が
主体的に利用している

35. スマホアプリに
学ぶ主体性の
育くみ方

36. ハマるしかけ
Hooked

37. ２つの 鍵

38. フィードバック
プロジェクト
設定

39. ① 目標設定
プロジェクト
設定
② 動機づけ
③ 介入の仕方
練習（活動）をプロジェクト化する
PBL（Project-based Learning）

40. ✔ ステップアップ
① 目標設定
✔ ストレッチ目標
✔ SMART目標

41. 目標設定の基本
SMART目標
Specific
Measurable
Realistic
Achievable
Timely
具体的
計測可能
達成可能
現実的
期限がある

42. ✔ 目標からの逆算
✔ 成長（ご褒美）
✔ 競争
② 動機づけ

43. ✔ 言語・非言語
✔ 思い出させる
③ 介入の仕方
✔ 極力介入しない

44. 練習のプロジェクト化例①

45. 練習のプロジェクト化例②

46. 練習のプロジェクト化例③

47. 自分の課題と向き合う
環境づくり
POINT！

48. 例えば・・
プロ野球選手になれる実力を持っ
た選手であるが、指導者の言うこ
とは一切聞かない。またチームの
ルールも守らない。ただ常に野球
の成績はチームで一番良い。
こんな選手にどう対応するか？

49. 私だったら・・・
今の実力で成果が出せない相手と
勝負する機会を与える。
・大学野球の練習に参加させる
・ドラフト候補の投手がいる
チームと練習試合を組む

50. 具体的指示から
ミッション・コマンドへ
指揮官が「作戦計画の大枠」を
示し、部下にはその範囲内で
「自主的な行動」を許容する
参考：米軍のマネジメント

51. フィードバック
プロジェクト
設定

52. ① 振り返り
② 褒める
③ 妥当性承認
フィードバック

53. ✔ 先生が質問をする
① 振り返り
✔ 自ら解決する
✔ 自ら課題に気づく

54. ファシリテーター

55. 例えば・・
昨日の練習の振り返りで挙がって
いた改善点「お互いに教え合う」
が今日もできていない。
ファシリテーターだったら、どう
質問をするか？

56. ファシリテーション例
「昨日改善点だった『教え合う』っ
て、今日できてた？」
「今日できなかったのは何が原
因？」
「明日できるようにするためには、
具体的に何をすれば良いかな？」

57. 参考：LINE日誌

58. ✔ 努力・成長を
✔ 具体的に
✔ 生徒1人1人に
② 褒める

59. 参考：行動分析学
行動が強化ある主体的な
行動
好子
もらって嬉しいもの

60. 参考：スマホゲームの場合
行動が強化
ログイン
レベルアップ
好子
ガチャ・アイテム
回復・クリア

61. 参考：行動分析学
行動が強化
好子
ある主体的な
行動
もらって嬉しいもの

62. ✔ 努力・成長を
✔ 具体的に
✔ 生徒1人1人に
② 褒める

64. 参考：Positive Coaching Alliance
ポジティブに選手と関わると・・・
P : N = 5 : 1
フィードバック黄金比率
①「やればできる」マインドが育つ
② 一生懸命練習するようになる
③失敗を恐れず挑戦する

65. POINT！
成長に焦点を

66. ✔ 意識にアプローチ
✔ 現状への共感
✔ 言動の背景を知る
③ 妥当性承認

67. 結果
やり方
行動
関わり
意識
（価値観・信念）
（メンタルモデル）

68. メンタルモデルとは？
✔ 先生の指示が正解である
✔ 正解を言わないとバカにされる
✔ 目立つといじめられる
✔ ミスをすると人の信用をなくす
✔ 努力しても才能のある人には敵わない

69. ① 振り返り
② 褒める
③ 妥当性承認
フィードバック

70. ３つ目の 鍵

71. フィードバック
プロジェクト
設定
個別性

72. ② 伸ばす力の明確化
③ 成長支援
① 個々の強みと課題の発見
個別性

73. ① 個々の強みと課題の発見
✔ 評価ツールを活用
✔ 言動から発見

74. 参考：言動の観察の仕方
A君 Bさん
状況
行動
結果
ミーティングの場面で
発言を求められたら
即座に発言をする
チームメンバーを
納得させることが
できる
自主練になると
自分で工夫して
練習する
自主練で自分の課題
を克服している

75. 自分らしさを理解し、他者との違いを理解し、
そのうえで自分自身の強みにエネルギーと時
間を集中して全体へ貢献する仕組みとなる才
能特定・育成ツール。
才能を理解することで、自分に合った指導の
仕方、生徒の努力の仕方、チームへの貢献の
仕方がわかり、指導に活かせる。
※才能とは皆が先天的に持つ能力のこと。

76. ５つのエレメント、10のタイプに分かれる

77. ✔ 才能から考える
② 伸ばす力の明確化
✔ チームへの貢献軸
✔ 将来像から逆算

78. ✔ コーチング
③ 成長支援
✔ 情報・機会の提供
✔ 期待する

79. ＜現在の探究テーマ＞
×
個々の才能に合わせた努力の仕方

80. 資格一覧
Talent Focus Practitioner
Positive Coaching Alliance Online Double Goal Coach
Immunity to Change ファシリテーター養成講座修了
Points of You 認定トレーナー（国際資格）
パーソナリティ診断

81. 参考書籍
「ハマるしかけ（ニール・イヤール、ライアン・フーバー）」
「人を動かすマネジメント（田中靖浩）」
「GRIT-やり抜く力-（アンジェラ・ダックワース）」
「ゲームストーミング（田中靖浩）」
「the Double-GOAL COACH （ジム・トンプソン）」（洋書）
「ウエスト・ポイントはリーダーシップを
どう教えているか（L・R・ドニソーン）」
「人を動かす（デール・カーネギー）」

82. ご静聴ありがとうございました
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hiroyuki.yanase@gmail.com
AtoEパートナーズ 柳瀬浩之