VC4T020

vExpertが語る! ネットアップで実現する
「Software Defined Storage」
ベストプラクティス

ネットアップ株式会社
システム技術本部テクノロジーSE部
シニアシステムズエンジニア
大西 宏和
vExpertが語る! ネットアップで実現する
「Software Defined Storage」
ベストプラクティス
2013年11月19日
ネットアップ株式会社
システム技術本部テクノロジーSE部
シニアシステムズエンジニア
⼤⻄宏和
vExpert 2013

2
VMware SDS – NetApp SDS
VMware SDDC

SDDCを実現する上でストレージ機能は最重要課題の一つ

vSphere SDS

ハイパーバイザーに統合
されたクラスタストレージ

VM単位の
ストレージ管理

サーバ サイド 仮想環境のストレージ
フラッシュの仮想化 性能を最適化

実は、同等の機能を全てストレージ側で実装済み
Clustered Data ONTAP
(ストレージOS)

NetApp SDS

NFS Datastore

ポリシーベースQoS

Flash Accel

NVRAM

Flash Cache
Flash Pool

FlexClone

3
進化を続ける Data ONTAP
NVRAM 創業以来のテクノロジー
WAFL あらゆるワークロードをストレージ上で最適化するネットアップFAS根幹となる標準機能の一つ
vFiler 2002年 - DOT6.2: マルチテナント向け仮想ストレージ機能を搭載
ONTAPI

2002年 - DOT6.3: 自動化に必要なAPIを提供

FlexVolume 2005年 - DOT7.0: ストレージ上のボリュームを仮想化
FlexClone 2005年 - DOT7.0: 容量を消費しない高速クローン
FlexShare

2006年 - DOT7.2: ボリューム単位のQoSを実装

FlexCache (PAM2)

Data ONTAP

Data ONTAP 7G

2009年 - DOT7.3.2: Flashを使った
アクセラレータモジュール

2011年

10年以上も前から
仮想化特有のワークロード
SDSに必要な
技術を実装
お客様が安心して
すぐにでも利⽤できる技術

2004年に買収した
Spinnaker Networksの製品

Data ONTAP GX

.2

2012年
SpinFS

.1

2013年

Data ONTAP 8

■ Clustered Data ONTAP(Clustered Mode/cDOT)
■ 7-Mode (従来からの Data ONTAPが正統進化したOS)

ハイパーバイザー側の機能と比べて、よりたくさんのSDS機能を提供

4
vSAN

クラスタ
スケールアウト
ストレージ

vSphere SDS

vSphereハイパーバイザーにビルトインされたスケール
アウトストレージ機能
–

各ESXi上のローカルストレージを共有ストレージとして
利⽤可能

用途としては
–
–

Tier2、Tier3環境

リプリケーション先のvSphere環境

–

VMware Horizon View環境

–

リード・ライトキャッシュとして動作可能

–

バックグラウンドでESXi間のデータ複製

SSDによる高速化

Distributed RAIDにより単一障害ポイントを排除
–

保護⽤のディスク本数、領域

–

vSAN用ネットワークを用意

–

2013 H2より開始

現状ベータプログラム中

5
Clustered Data ONTAP

®

Best storage for VMware Public and Private clouds

クラスタ
スケールアウト
ストレージ

NetApp SDS

ネットアップは標準機能としてクラスタ・スケールアウト機能を提供
Infra

IA Server
(物理)

Storage VMは
各ノード間を
自由に移動可能

VDI

ERP

Mail

DB

Dev

vSphere

Server Hypervisor

vSphereのSDS・SDDCと
高い次元で連携

~ストレージレイヤーを完全に仮想化~
SVM

SVM

Storage Hypervisor

SVM

SVM

clustered Data ONTAP

SVM

SVM

VSC

QoS
設定

NetApp FAS
(物理)

WFA
System
Manager

クラスタ
ネットワーク
(10GbE x2)

QoSポリシー
SAS Disk

SAS Disk

SAS Disk

SSD

SATA Disk

FlexVolume(Datastore)単位で各ノード上のストレージ間を無停止で移動!

・
・
・
・

IOPS/s, MB/s
VM単位
Datastore単位
SVM(テナント)単位

6
Clustered Data ONTAP (続き)
®

Best storage for VMware Public and Private clouds
Data ONTAP
ストレージ仮想マシン(SVM)

NetApp SDS

Clueterd Data ONTAPでは、OS自体がストレー
ジハイパーバイザーとして動作
–
–
–

スケールアウト
ストレージアーキテクチャー

クラスタ
スケールアウト
ストレージ

–
–

ネットアップストレージ以外のストレージにもインストール可能
- 他社ストレージ
- IAサーバーローカルディスク
–
(VMware ストレージ・アプライアンス)
- クラウド
(NetApp Private Storage for AWS)
(NetApp Private Storage for vCHS)

ストレージコントローラをStorage Virtual
Machine(SVM)として仮想化
SVMを使った⾼度なセキュリティを実現
(セキュアなマルチテナント)

SVMは各物理コントローラー上を⾃由に移動

VMwareの SDS・SDDCとも高い次元で連携できるSVM
のストレージ機能
FlexVolume(データ格納領域)が各物理ディスク領域間
を自由に移動
20Gbpsのクラスタインタコネクトを通して高速に移動
Storage vMotionに比べて圧倒的に高速

計画停⽌時間が不要な運⽤を実現

各種メンテナンス時には、事前にデータを別ノード上に高速移動
7
Clustered Data ONTAP (続き)
®

Best storage for VMware Public and Private clouds

クラスタ
スケールアウト
ストレージ

NetApp SDS

24ノードまで一つのクラスタとしてスケールアウト
最⼤容量51PB (3TBドライブ利⽤時)
ハイパフォーマンス
–
–

数GB/秒のスループットを実現

World leading SPECsfs and SPC-1

ストレージレベルで細かなQoSの設定が可能
vSphere, VMware Horizon View,
vCloud Directorと密な機能連携
–

VSC Provisioning, Backup Recovery, VASA,
NFS-VAAI(FlexClone), VCAI(FlexClone)

ストレージ削減効果50%を保証
–

重複排除, Snapshot、FlexClone

要件に合わせてフラッシュストレージをホスト・コントローラ
・アレイレベルで搭載可能
ONTAP-Edge(ネットアップ版virtual storage
appliance)を使ったリモートオフィスまで含めたストレー
ジ統合管理

8
Clustered Data ONTAP

クラスタ
スケールアウト
ストレージ

®

完全無停止でのオペレーションを実現

NetApp SDS

サービスに
影響なし

Infra

VDI

SVM

SVM

ERP

SVM

DB

SVM

clustered Data ONTAP

Mail

SVM

Dev

SVM

メンテナンス
VDI

VDI
VDI

設定変更
OSアップグレード
リプレース

ストレージの保守、ハードウェアのライフサイクル処理、
ソフトウェアのアップグレードを、ビジネスを中断することなく実⾏

9
仮想環境の
ストレージ
性能を最適化

VMware Virsto

vSphere SDS

Virsto機能概要
–

Virsto vLog

–

Virsto vSpace

–

Virsto vClones

仮想化特有のランダムライト負荷を最適化
ソフトウェアベースのティアリング
性能劣化のない、VMクローン、スナップショット

Virstoアーキテクチャ
–

バーチャルアプライアンスを使って機能を提供
Virsto vMaster

Virsto Global Namespace Server
Virsto vService

–

Virsto vDisk

新しいディスク形式

シック形式VMDKと同等のパフォーマンス
Virsto vLog

Virsto vSpace

Virsto vClones

Linked Cloneと同等のストレージ容量効率
10
ネットアップは標準機能でパフォーマンスを最大化
NVRAM
–

仮想環境の
ストレージ
性能を最適化

NetApp SDS

ネットアップ創業時以来、すべてのモデルのコントローラ上に搭載
している標準モジュール
バッテリで保護されたメモリモジュール

Random I/O

万が一、予期せぬシステム停止が発生したとしてもデータは
消失しない仕様

即時に書き込み応答

–

(ディスク上の書き込み
終了を待つ必要無し)
ランダムI/Oを
シーケンシャル
I/Oに変換

RAID4をベースにしたネットアップ独自のRAID-DP
※ストライプ書き込み(RAID0)に近い性能を実現

ファイルシステムのレイヤーで動作し、NVRAMに書込データが入
った時点で、ESXi側に書込応答
一般的なストレージのライトキャッシュとは異なる動作
ネットアップだけの独自技術

–
–

ランダムライトI/OであってもNVRAM上でシーケンシャルに変換

さらに、NVRAM内のデータを使ってパリティ計算処理を事前に実
⾏し、RAIDグループ上パリティディスクへの書き込みペナルティを
最小化
ファイルシステムレイヤだけでなくRAIDグループに対しても
シーケンシャルに書き込み

ランダムな書き込み処理が非常に多い仮想環境と非常に相性の良いテクノロジー

11
ネットアップはストレージ機能で
性能劣化の無いVMクローンを実現
NetAppのFlexCloneを使えば 10GB
10GB
x 100 VM
= 1000GB

仮想環境の
ストレージ
性能を最適化

NetApp SDS

① クローン元のVMを指定しProvisioning Clone
Wizard 実⾏

② FAS上でオリジナルのVMと同じブロックを使用して
VMDKファイルをクローン
③ 必要な数の vmdk ファイルをクローンした後、
vCenterに登録
④ さらにVMware Horizon View連携も可能
⑤ 個々のVMの更新は別ブロックに書き込み

(同⼀ブロックは次回スケジュール実⾏時に重複排除)
→ Service PackやHotFixなどの更新ブロックも
更に集約可能

参照ブロック仕様

通常のVMDKフォーマット(-flet.vmdk形式)で
展開するため性能劣化が発⽣しない

ONTAP 8.0 : MAX 255 ブロック
ONTAP 8.1 : MAX 32767 ブロック
ONTAP 8.1.1 : NFS VAAI連携 → VMware View Composer連携

ストレージの機能でシンプルに⼤量の仮想マシンを展開

12
vSphere Flash Read Cache (vFRC)

フラッシュの
仮想化

vSphere SDS

ローカルサーバに搭載されたSSDがリードキャッシュ、
ライトスルーキャッシュとして機能
–
–

仮想マシンの性能向上
ストレージ負荷の軽減

SSD上にvFlash File System (VFFS)を作成

VFFSに指定したSSDは、VMFS領域やvSAN
領域として利⽤することは出来ない

ESXi 5.5、仮想マシンバージョン10以降にて対応
–

VM毎にvFRCを有効

–

vFRC領域のコピー有無によって負荷・時間が変動

vMotionにも対応

13
ストレージ側のFlashを使ってシンプルに高速化

フラッシュの
仮想化

NetApp SDS

ストレージ側のFlashを使えば
Server Layer
(VM or host)
Flash Accel
Controller Layer
Flash Cache

フラッシュメモリを搭載したPCI-eカード

Disk Layer
Flash Pool

–
–

vSphere側の設定不要

vSphere配下全てのESXi/VMに対して有効

–

通常のDatastoreとして動作するため、制約が無い

–

フラッシュメモリを搭載したPCI-eカード

Flash Cache(Read)
–
–

512GB, 1TB, 2TB/card –
Max8TB/Controller

⼀度読み込んだ同⼀ブロックに対するRead処理は
コントローラ内で実⾏

Flash Pool (Read/Write)
–

Flash Cacheより⼤きな領域が必要な場合

–

ランダムライトI/Oの要件が重要視される場合

–

仮想マシンの性能、応答速度を劇的に改善

Flash Accel

お客様の性能要件、予算に合わせて柔軟にカスタマイズ可能

14
重複排除機能を使って更にパフォーマンス向上

フラッシュの
仮想化

NetApp SDS

⾼密度ブロックとFlash Cacheは抜群の相性
Datastore

VM
DK

NetApp FAS
毎回ディスクから
読み込む必要なし

数百・数千台分のVMを
フラッシュメモリ上に展開

Flash Cache

VM
DK

重複排除

⾼密度ブロック

FlexVolume

Flash Cacheとの相性は抜群

VDI 数千台の仮想マシンが数十GBに集約
数台起動した後はFlash Cache上に全体の仮想マシンのイメージが
展開された状態
Flash Cache実績
–
–

仮想デスクトップ環境においてほぼ100%のお客様が利⽤

–

VM起動時間 47%削減 → 10分以内に1000VMが起動

Flash Cache効果例
–
–

VDI
Performance
47%
短縮

50%
削減

サーバ仮想化環境において50%以上のお客様が利⽤

ストレージ負荷 50%削減 → より多くのVMをストレージ上に展開
パフォマンスを71%向上 → 上位モデルと同等の性能値を実現

設置スペース、消費電⼒、冷却コストも⼤幅に削減

ディスク、シェルフを追加せずに、VDI環境の性能向上を実現
300GB 15K RPMのディスクを収容する標準的なディスク シェルフ
1台あたり340Whの消費電⼒、最⼤1,394BTU/hの放熱量

70%
向上

消費電⼒はわずか18Wh、放熱量もわずか90BTU/h
Flash Cache

スループット

VM起動時間

ディスク負荷

年間3,000kWhも削減
さらに3Uのラックスペースも削減!

15
仮想化が引き起こしてしまった
ストレージの課題~ VVOL登場の背景~

物理サーバで運⽤していた時代
(仮想化登場以前)

Server
App

Server

App

LUN LUN LUN

App
LUN

Storage
アプリケーションごとに
LUNを割り当て

仮想化環境におけるDatastoreを
使ったストレージ管理

VM

App

App

VM

vdisk vdisk vdisk

Datastore

App
vdisk

Storage
アプリケーションが必要とするストレージ領域の単
位と、物理ストレージ上の領域の単位が異なる
運用が強いられる
⼀般的なストレージでは運⽤管理が複雑化
(特にバックアップ・リカバリ、パフォーマンス管理)

VM単位の
ストレージ管理

VM単位の
ストレージ管理

vSphere SDS

NetApp SDS

VVOLによる管理

VM

App

App

VM

vdisk vdisk vdisk

App
vdisk

Storage
アプリケーション・仮想マシン単位で
仮想ディスクをアサインすることによ
り、柔軟な運用が可能

NetAppのNFSならNFS Datastore上で
VMDK単位のリストアやQoSが従来から設定可能
NetApp FASがvSphere環境で
爆発的に普及した最⼤の理由

16
VVOLを使ったVM単位の運用によって

VM単位の
ストレージ管理

vSphere SDS

VM単位の
ストレージ管理

NetApp SDS

Quality of Service

他の仮想マシン・アプリケーションに用意した性能リソースを食いつぶしてしまうよ
うな、仮想マシン・アプリケーションのパフォーマンスをコントロール

Snapshots

仮想マシン単位でストレージスナップショットの保護ポリシーを設定

ディザスタ・リカバリ

仮想マシン毎のRPO設定とリカバリ操作

管理権限の移譲(デリゲーション)

仮想マシン毎にストレージレイヤー上で管理権限を細かく設定

⾃動化、ポリシーベースの運⽤管理

数千VMに対するストレージ関連のポリシーを簡単に設定・管理
17
ネットアップはいち早く VVOL に対応

VM単位の
ストレージ管理

vSphere SDS

VM単位の
ストレージ管理

NetApp SDS

VVOL(NFS)のデザインパートナー、リファレンスプラットフォーム

– NFS Datastore自体もデザインパートナー、リファレンスプラットフォーム
– FC, FCoE, iSCSIにおいてもVVOL機能提供

NetAppのVVOLなら(実装例)

– VMスナップショットがNetApp FASのFlexCloneと連携
従来、性能劣化してしまう差分管理⽤VMDKの代わりに、VMスナップショット発
⾏時点のVMDK全体のイメージをストレージ上で瞬時にクローン
VMスナップショットからのリストアもFlexCloneを使うことにより瞬時に復元
– 数TBの仮想マシンのバックアップ・リストアが秒単位に
– バックアップ、リストア運用の代わりに使うことも可能
– バックアップベンダの製品がNetAppの⾼速処理と連携可能
18
NetApp VVOL アーキテクチャ概要

Obj

PE

vSphere SDS

VM単位の
ストレージ管理

NetApp SDS

NetApp オブジェクトマッピング

VMware オブジェクト

PE

VM単位の
ストレージ管理

Protocol Endpoints (PE) マッピング
•
SAN: LUN(proxy LUN)
•
NFS: mount point

PE

Storage containerマッピング
•
一つもしくは複数のStorege VM(SVM)
•
Storege VM(SVM)内のVolume

vvols
SAP
Obj

Obj

Messaging
Obj
Obj

Obj
Obj

Collaboration

Obj
Obj

Obj
Obj

Obj
Obj

Obj

Obj

Obj

Obj

Obj

Obj

Clustered Data ONTAP 8
IOPS Reserve: 6,000
Latancy Target: Fast
Priority:
High

Gold SLO

IOPS Reserve: 10,000
Latancy Target: Midium
Priority:
Midium

Silver SLO

IOPS Reserve: 3,000
Latancy Target: Slow
Priority:
Low

Best Effort

VVOLマッピング
•
SAN: LUN
•
NFS: File
•
vvols tracked by GUIDs

現時点での実装計画を紹介

Bronze SLO

19
VVOL エコシステム
vCloud
Director

Backup
Vendors

SRM

Obj

Obj

Volume

クラウド環境における、仮想マシン・アプリケーションの性能保証

⾃動化、ポリシーベースの運⽤管理

数千VMに対するストレージ関連のポリシーを簡単に設定・管理

仮想マシン単位のバックアップ・リカバリをストレージ側にオフロード
ストレージスナップショットの保護ポリシーを設定

VDISK VDISK

Obj

Quality of Service

Snapshots

VASA
Vendor
Provider

Obj

NetApp SDS

仮想マシン毎のRPO設定とリカバリ操作設定

vSphere

VDISK

vSphere SDS

VM単位の
ストレージ管理

ディザスタ・リカバリ

API

VDISK

VM単位の
ストレージ管理

Obj

Volume

Clustered Data ONTAP 8

Obj

VSC
ストレージプロファイル
仮想ディスク(vdisk)配置
SLO設定、適用
System
Manager

現時点での実装計画を紹介
20
VVOLの正式リリースを待たなくても

~NetAppの機能だけでもQoSを実現~

VM単位の
ストレージ管理

NetApp SDS

残念ながらVVOL自体、vSphere5.5上は公開さ
れていない機能
– ネットアップとしては

Data ONTAP8.2.1(次のマイナーバージョンアッ
プリリース)で対応予定
ベータプログラムも計画中

ネットアップFASを使えば、VVOLの正式リリース
を待たないでも、SDSのQoS機能を利⽤可能
–

VSC5.0
管理画⾯

VSCから設定

–

OnCommand Workflow
Automation(WFA)から設定

もしくは

21
QoS機能比較

~現時点で利⽤可能なvSphere/NetApp FAS QoS機能~

VM単位の
ストレージ管理

NetApp SDS

VMware - SIOC

シェア、IOPSリミット/VM

VMware - NetIOC (vDS)

シェア、MB/sリミット/トラフィックタイプ
(NFS, iSCSI, vMotion, FT etc.)

Clustered ONTAP

VMFS

NFS

NetApp - ONTAP 8.2 QoS
SVM: IOPS or MB/s limits
(VMFS/NFS)

or

Datastore: IOPS or MB/s limits
(VMFS/NFS)

or

VMDK: IOPS or MB/s limits
(NFS only)

22
QoS機能比較(続き)

~現時点で利⽤可能なvSphere/NetApp FAS QoS機能~

vSphere

シェア設定

QoS

IOPS/s 設定

vCenter内で有効
VM on VMFS
VM毎にリミットを設定
(ポリシー設定不可)

NetApp SDS

NetApp FAS

SIOC

競合時に有効化

VM単位の
ストレージ管理

VM on NFS

SIOCに対応したライセンス
($$$)

常時有効化の設定が可能
MB/s 設定

複数のvCenter間で設定可能
(その他アプリケーション、
ハイパーバイザーに対応)

LUN/Volume(Datastore単位)
SVM(テナント単位)

ポリシーグループ内のワークロード
間でスループットを共有
標準機能として提供
(無償)

23
vSphereのストレージ新技術との関係
vSphere - SDS
vSAN

vFRC

Virsto

VVOL

•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•

Tirer2・3向けソリューション
容量が⼆倍必要となるデータ保護
バックグラウンドの複製I/O
現状ベータ機能

リードキャッシュとして動作
指定したデバイスはvFRCだけでしか利⽤できな
い
vMotion時にvFRC領域のコピー設定
vSphere5.5, VM ver10以降
ランダムI/Oをシーケンシャルに変換
性能劣化のないVMクローン
機能を利⽤するために仮想マシンアプライアンス
が必要
GAまでもう少し時間が必要

NetApp – Clustered Data ONTAP
•
•
•

OS自体がスケールアウトストレージ
性能劣化のないRAID-DPでデータ保護
容量のオーバーヘッドもパリティ2本分だけ

•
•
•
•

リードキャッシュ(Flash Cache)
リードライトキャッシュ(Flash Pool)
vSphere上からは通常のDatastoreとして認識
vSphere、VMのバージョンに依存せず利⽤可能

•
•
•
•
•
•
•
•

CPU,メモリ,ディスクリソースを準備して利⽤
ESXi 障害時、デグレード動作の懸念

ネットアップ創業以来、全てのモデルにNVRAMを搭載
ファイルシステムレイヤだけでなくRAIDグループに対してもシーケン
シャルに書き込み
性能劣化のない、通常形式でVMクローン可能なFlexClone
VVOLコンセプトとなるVM単位のストレージ管理はすでに NFS
Datastoreで実現済み
VM、Datastore、テナント(SVM)単位でQoSの設定が可能
IOPS単位、MB/s単位の設定が可能
QoSポリシーはVSC(vCenterプラグイン)もしくはWorkflow
Automationから設定
VVOLにも対応

ストレージの機能は専用ストレージにオフロード
専用ストレージの信頼性

24
NetApp FASのユニファイドアーキテクチャー
ハイパーバイザー側SDS機能
利⽤時のコストと⽐較しても
競争⼒が有る製品位置付け
エントリ・モデル
FAS2200シリーズ

ミッドレンジ・モデル
FAS3200シリーズ

ハイエンド・モデル
FAS6200シリーズ

3種類のストレージ・コントローラ・モデル

Unified Storage

• FC / iSCSI /
FCoE
• NFS / CIFS

レプリケーション

• SnapMirror
• Protection Manager

High Reliability

• RAID-4/DP
• NVRAM, WAFL
• SyncMirror

アーカイブ

インフラストラクチャ・ソフトウェア

Storage Efficiency

• FlexVol
• ThinProvisioning
• Deduplication

• SnapVault
• SnapLock
• OpenSystem SnapVault

Data Protection

• Snapshot
• SnapRestore

クローニング

• FlexClone

性能と
容量
の決定

性能・容量

Disaster Recovery

High Performance

• HA-Cluster
• MetroCluster

• FlexCache
• ClusterMode

アプリケーション管理
• SnapManager

統合管理
• Operations Manager

NetApp DataONTAP : シングル・アーキテクチャ

エントリモデルにおいてもサービスプロバイダ、クラウド事業者向けの機能を利⽤可能
ネットアップFASなら、さらにネットアップの
SDS機能も追加で利⽤可能

FlexVolume - Datastoreの仮想化(拡張・縮小に対応)
SVM(ストレージコントローラの仮想化) - セキュアなマルチテナント
VM単位の高速バックアップ、リストア
NetApp Data ONTAP®は、オープン系のネットワーク ストレージ
OS別にみた2012年のシェアで1位を獲得

出荷済み容量1位

売上げ1位
18%

ストレージOS別にみた
2012年の売上世界市場シェア トップ5

25%

ストレージOS別にみた
2012年の出荷済み容量世界市場シェア トップ5

16%
20%

14%
12%

15%

10%
8%

10%

6%
4%

5%

2%
0%

NetApp
Data
ONTAP

EMC
Enginuity

EMC VNX
OE

Hitachi
BOS

EMC DD OS

0%

NetApp
Data
ONTAP

EMC VNX
OE

Hitachi
BOS

EMC
Data
Enginuity Domain OS
(DD OS)

NetApp Data ONTAP®は、IDCの最新の調査レポート『Disk Storage Systems Tracker』で、
オープン系のネットワーク接続型ディスク ストレージ システムとして売上げおよび出荷済み容量のいずれでも1位にランクイン
*出典:IDC『Worldwide Quarterly Disk Storage Systems Tracker』2012年第4四半期(2013年3月)版

26
まとめ - SDSを実現するにあたって
ネットアップとしては

– 仮想化導入の敷居を下げ、より多くのお客様に仮想化を提供する素晴らしい機能群
– 競合する機能としては捉えていない
– むしろ、お客様がストレージの重要性と向き合う、非常に良い機会!

vSphere SDS機能を利⽤するためのコストに注意!

– パフォーマンス向上用SSD、データ保護用途ディスク、仮想アプライアンス用CPU、メモリ
ーリソースを準備
2,3台のホスト環境であれば、高い費用対効果
– ホスト台数が増えるのであれば、エントリモデルの共有ストレージを導⼊したほうが良い
場合も
SDS機能用のIAサーバ1,2台分のリソース vs NetApp FASエントリモデル
さらにストレージ側のSDS機能もフルに活用、ストレージの信頼性も格段に向上
27
NetApp Innovation 2014
オフィシャルサイトから先⾏登録開始
http://NetAppEvent.com
大阪、福岡、名古屋
開催も決定

28

VMware vForum/VSS2013にて発表されたNetAppセッションコンテンツ