1. SSAW08 第4回
Max/MSP入門3
サンプリング・プレイバック
2008年5月20日

2. サンプリングとは
• オーディオ信号をデジタル・レコーディングして、再生すること
• サンプリング
• アナログ信号をデジタル信号に→AD変換
• プレイバック
• デジタル信号をアナログ信号に→DA変換

3. サンプリングとは
マイクロホン
アナログ信号
（電圧）
• コンピュータで音響を扱う際の ローパス
アンチエイリアシング
• 一連の流れの整理 フィルタ
ADC
録音
デジタル信号
(数値）
記録 メモリ
再生 DAC
ローパス
アナログ信号
平準化フィルタ
（電圧）
アンプ
スピーカ

4. サンプリングとは
• サンプリングレート：時間軸の分割
• 量子化ビット数：振幅の分割
量子化ビットレイト（bit)
サンプリングレイト（Hz)

5. サンプリングとは
• ディスクベースのサンプリング
• ハードディクス上のサウンドデータを直接再生
• プログラミングが楽←→自由度が低い
• 長時間のサウンドもへっちゃら
• メモリベースのサンプリング
• ハードディスク上のサウンドデータをメインメモリに読み込んでから再
生する
• 自由度が高い←→プログラミングが大変
• 長時間のサウンドを扱うとメモリを大量に消費してしまう

6. ディスクベースのサンプリング＆プレイバック
• sfrecord
• ハードディスクへサウンドを録音する
• 第１引数はチャンネル数
• sfplay
• ハードディスクからサウンドを再生する
• 第１引数はチャンネル数
• gateオブジェクトを使ってループ再生を実現している

7. ディスクベースのサンプリング＆プレイバック
• サンプリング(左)、プレイバック(右)

8. メモリーベースのサンプリング
• メインメモリ上に指定した容量の容器を用意する必要がある→バッファー
• buffer ：サンプリングのためのバッファーを確保するためのオブジェクト

9. メモリーベースのサンプリング
• record ：buffer で確保したバッファ領域ヘレコーディングを行う
• waveform オブジェクトでサンプルを表示

10. メモリーベースのプレイバック
• play ：buffer にサンプリングされた情報を再生する
• 第1インレットには、再生位置をシグナルで入力
• line を使うのが一般的

11. メモリーベースのプレイバック
• line オブジェクトの代わりにphasor を使ってみる
• 何が出来るようになるか？

12. バッファー内容の表示、領域の選択
• waveform
• buffer オブジェクトの内容の表示と、格納された内容をグラフィカル
に扱うインタフェイスとしての機能

13. さらに複雑なメモリーベースのプレイバック
• groove を用いて、
• 一定のピッチでループさせる
• waveform で領域を指定して
groove と連動させる

14. groove 応用例1
２つのbuffer を同時に使う
• buffer の名称が重ならないように注意！

15. groove 応用例2
再生位置をランダムに
• metroとrandomの組み合わせで再生位置を変化
• ランダムの幅と、オフセット位置を調整

16. groove 応用例3
sah と組み合わせる
• sah ：サンプル＆ホールド
• 一定の間隔に信号を切り刻んで変化させる装置