【論文紹介】
ガンマ分布の最尤推定
2017/04/22
@hoxo_m
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HOXO-M Inc.
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本日紹介する論文
• “Estimating a Gamma distribution”
ガンマ分布の推定
• Thomas P. Minka
– Microsoft Researcher
• Work
– Expectation Propagation
– TrueSkill™️
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論文概要
• 【内容】
ガンマ分布のパラメータの最尤推定方法
について、既存手法より高速なアルゴリ
ズムを提案する
• 【結論】
提案手法は既存手法より 20倍以上速い
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目次
1. ガンマ分布について
2. ガンマ分布の最尤推定
3. まとめ
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ガンマ分布
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ガンマ分布
• 形状パラメータ a (a > 0)
• 尺度パラメータ b (b > 0)
• 期待値 ab
• 分散 ab2
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ガンマ分布
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a を変更
b を変更
問題
• データが与えられたとき、尤度が最大と
なるようなパラメータ a, b を求めよ
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目次
1. ガンマ分布について
2. ガンマ分布の最尤推定
3. まとめ
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ガンマ分布の最尤推定
• 確率密度関数
• 対数尤度関数
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ガンマ分布の最尤推定
• パラメータ b の最尤推定値
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ガンマ分布の最尤推定
• 対数尤度関数 (b の最尤推定値を代入)
• これを最大化する a を求める
• b = mean(x) / a
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ガンマ分布の最尤推定
<アルゴリズム>
1. a と b の初期値を決める
2. 対数尤度関数の変化が十分小さくなるま
で以下を繰り返す
• a ← argmax_a log(D | a, b)
• b ← mean(x) / a
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ガンマ分布の最尤推定
• 対数尤度関数が最大となる a を求める問
題に帰着される
a ← argmax_a log(D | a, b)
• 既存手法と提案手法の違い
① 既存手法: 一次近似で下限を作成 → 最大化
② 提案手法: 独自の局所近似式を最大化
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補足: ニュートン法がダメな理由
Minka (2000) Beyond Newton’s method
対数尤度
補足: ニュートン法がダメな理由
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a
対数尤度
① 既存手法
• f(a) = a log a は下に凸な関数
⇨ 一次近似(接線)が下限になる
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① 既存手法
• 微分して 0 と置くと
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① 既存手法
• Ψ: ディガンマ関数 (ガンマ関数の対数微分)
• a の推定値は、ディガンマ関数の逆関数に
より計算できる
• a0 を現在の値として a を更新していく
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① 既存手法まとめ
• パラメータを次で更新していき、対数尤
度関数の変化が十分小さくなったら終了
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• 対数尤度関数
• 局所近似
• ただし
② 提案手法
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② 提案手法
• 近似が良いため改善が速い
Minka (2000) Beyond Newton’s method
② 提案手法
• 上に凸より p”(a) ≦ 0 したがって c2 ≧ 0
• もし c1 < 0 ならば g が最大となる a は
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② 提案手法
• したがって、更新式は
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② 提案手法まとめ
• パラメータを次で更新していき、対数尤
度関数の変化が十分小さくなったら終了
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実装
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結果
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速度比較
• 提案手法は 20倍以上速い!
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論文 まとめ
• ガンマ分布のパラメータを最尤推定する
高速なアルゴリズムを提案した
• 提案手法は既存手法より 20倍以上速い
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高速なガンマ分布の最尤推定法について