【抄読会】化膿性椎体炎の抗菌薬治療期間
- 4. 方法
• 非盲検,非劣性,ランダム化比較試験
• 18 歳以上の患者, 359 名
• 2006.10.15 ~ 2011.3.15
• 投与期間を 6 週, 12 週の二群に分ける
• 評価項目は,投与開始 1 年での臨床的治
癒
• 治癒率の絶対値が 10% 以内であれば差な
し
と判断
- 7. 結果
6 週投与群 (n=176
人 )
12 週投与群 (n=175 人 )
臨床的治癒 ( 投与 1 年後 ) 160 人 (90%) 159 人 (90%)
有害事象 50 人 51 人
・死亡 14 人 (8%) 12 人 (7%)
・抗菌薬不耐 12 人 (7%) 9 人 (5%)
・心肺不全 7 人 (4%) 12 人 (7%)
・神経学的合併症 7 人 (4%) 3 人 (2%)
Editor's Notes
- Figure:試験集団の選定
Inclusion criteria、Excluction criteriaに沿って行う
- Table 1:試験集団のbase line特性
6週投与群で糖尿病保有率はわずかに高い
- Table 2:2両群におけるPrimaryOutcomeの評価
・32人(両群16人ずつ)は治療失敗と判断
・プロトコルごとの集団から除去された患者のうち、ITT解析にて18例は治療失敗、50例は治癒と判断
- Table 3:副次的なアウトカム・有害事象
両群で大きな差なし
新たな薬剤耐性の獲得なし
- Table 4:研究に使用された抗菌薬の種類
使用薬剤に群差なし