会社って「アキラメ生産工場」なの?!

14/12/05 Enterprise Social Meetup!!
会社って
なの
日本アイ・ビーエム株式会社
Collaboration Energizer
八木橋Pachi 昌也

1
なあ、俺、
あきらめらんねーよ
こんばんは! コラボレーション・エナジャイザー
八木橋Pachi 昌也です。
IBMで社内ソーシャルの推進をしています。

2
言いたいことはいろいろあるけど、きっと誰かがもうしゃべってますよね…
5年後、上司はいなくなって、あな
たは複数の会社に属することになる。
http://lrandcom.com/fasten
(加速装置派)
会社員をしながら新しい働き⽅をつくる
「サラリーマンの逆襲」
http://make2020.net/blog/salaryman-twdw/
「週休4日・月収15万」で健全な(中道派)
寄り道〜新しい働き⽅の実験
新しい働き⽅が江⼾時代にあった！
http://toyokeizai.net/articles/-/21209
(トンデモ派)
http://president.jp/articles/-/13086
(実験派)
ほんと、「新しい働き方」系の話がものすごく盛り上がってい
て、あっという間に語りつくされそうな勢いですね!

3
イベントの数もどんどん増えて、どれも熱量⾼いです!
写真: 渋谷経済新聞［新しい働き方を考える「TWDW」、渋谷ヒカリエなどで開催へ－職業体験も］
でも、なかなか熱が続かない人も多い(もちろん続く人も)。
…いや、たしかにあのときはそー思ったんだけどサ…

4
なぜ、熱は続かないのか
写真: 渋谷経済新聞［新しい働き方を考える「TWDW」、渋谷ヒカリエなどで開催へ－職業体験も］
それは、イベントとはそもそも一過性のもので、継続性のないものだから。
なので、最近は主催側も、参加型や対話型にチェンジしてきています。
主催者の役割りの変化: 参加者同士の関係性の構築と継続の支援
一過性のイベントから、継続性のコミュニティーへ

5
ところで、会社に熱を持ち帰ってますか?
「新しい働きかた」＝「今いる会社の外の話」… そんなことないですよね
でも、イベントで入手した熱を、会社に持ち込もうとする人が少なくない?
どうしてだろう? ??
やっても
言っても
モチベーションの

6
ムリムダムラムラに⽴ち向かうには…
一過性から継続性へ。個人からコミュニティーへ。
会社は継続性そのもののような場。想いや考えやアイデアや意⾒をその「継
続性」重視のフォーマットに編み込むためには、思考や志向をイベント型か
らコミュニティー型へ切り替え、⽇常の活動に組み込んでいきましょう。

7
ということで、会社を「アキラメ生産工場」にしないために
ボクとキミの欲望の形
Shape of you and my desire
Shape of you and my desire
我慢と満足とモチベーション
Patience, satisfaction and motivation
だれを⾒てるの?
Who are you looking at?
ボクとキミの欲望Shape of you and 我慢と満足と
Patience, satisfaction motivation
Patience, satisfaction and motivation
だれを⾒てるの?
Who are you looking at?
だれを⾒てるの
Who are you looking コミュニティー的続性
Community mind
philosophy and sustainability
コミュニティー的価値観と持続性
Community mind-based philosophy and sustainability
柔軟性と透明性
Flexibility and transparency
Flexibility and transparency

8
Shape of you and my desire – ワークでもライフでも同じ価値観で過ごす
CCCCoooommmmmmmmuuuunnnniiiittttyyyy コミュニティー(評価経済社会)
CCCCoooollllllllaaaabbbboooorrrraaaattttiiiioooonnnn 共創(協奏・共想) CCCCrrrreeeeaaaattttiiiioooonnnn 創作(シェア)
CCCCaaaassssuuuuaaaallll カジュアル(気さく・普段通り)
CCCCoooonnnnttttrrrriiiibbbbuuuuttttiiiioooonnnn 貢献(価値付与)
CCCChhhhaaaannnnggggeeee チェンジ(変革・交換)
CCCCoooonnnnnnnneeeeccccttttiiiivvvviiiittttyyyy つながり(IIIIooooTTTT)
CCCCoooommmmppppuuuutttteeeerrrr コンピューター((((bbbbeeeeyyyyoooonnnnddddウェアラブル)

9
Patience, satisfaction and motivation – 我慢も満足も基準値低いです
優秀な社員からいなくなっていく考え⽅、いつまで続けるの?
#Motivation@IBM
お⾦を稼ぐためには、
やりたくないことでも我慢しなければ
納得いかないけど、上司が
そう言っているのなら頷いておくべき
家族のこと考えたら、どんなに理不尽な
ことにも⻭を⾷いしばって耐えなければ

10
誰を⾒てるの?
Who are you looking at? – いいから黙って俺のために仕事しろって?!
1つ提起したいことがあります。旧来型のマネ
ジメントスタイルがイノベーションを芽をこ
とごとく刈り取っていること。その深刻さに
気がつかない、なんとも鈍感なマネジメント
層の存在です
目⽴つことを良しとしない、積極的に
発言しない、周囲の空気に鋭敏に同調
する(…)この社内文化を乗り越えずして、
世界企業とのイノベーション競争を乗
り切ることは不可能でしょう。
ZDNet Japan CIO IBM Global CxOを読み解くより
http://japan.zdnet.com/cio/sp_14globalcxostudy/35049520/

11
仮説1: コミュニティーとは「リソース」が共有される場である
リソースとは、「目的を達するために役⽴つすべてのもの」で、物質的なもの
に限らず、⼼⾝を良い状態に保つための精神的⽀援や⼼理的報酬も含む。
仮説2: リソースを消費するだけではなく、継続的に生み出せるコ
ミュニティーだけが持続性を持つ
仮説3: 会社は、社内外のコミュニティーが集まりつながるための
プラットフォームであり、かつそれ自体がコミュニティーである

Flexibility and transparency – 社員が求めているのは柔軟性と透明性
仮説4: 柔軟性を実現するのは「制度× 道具× 意思」である
働きやすくするための制度とツールがあったとしても、そこに意思がなければ
単なるお飾り。
仮説5: コミュニティーがリソースを継続的に生みだすには、メン
バーの活動の公開性と透明性が必要である
社員の仕事の透明性が上がれば、上司による不可解なマネージメントや、報告
のためだけの意味のない活動は不要になる。また、リソースがどのように活か
され・生みだされているのかが可視化されることで、再生産が進む。
12

エンタープライズ・ソーシャル：新しい働き方を実践するオンラインのオフィス空間
13
透明性の⾼い仕事を柔軟性の⾼いオフィス空間で
• 時間と場所を超えたコラボレーションを
• 個人・チーム・組織の目標達成を⽀援
• ヒト・コト・モノが集まりつながるハブ

16
すべてのIBMerはDigital IBMerへの進化を求められている
これまでの思考／志向
(メール社員)
これからの思考／志向
(ソーシャル社員)
•持っている知識(ナレッジ)により、
自分の価値は決まる
•ソーシャルとは、フェイスブック
やツイッターのこと
•ソーシャルは、メールや別システ
ムの補助的なもの
•基本スタンスは「非公開」: 必要
な人にだけ共有
•共有している専門性(Expertise)
により、自分の価値は決まる
•ソーシャルとは、コラボレーショ
ンで問題を解決するもの
•ソーシャルは、新しいワークスタ
イルの中心となるもの
•基本スタンスは「公開」: ⾒せて
はいけないものだけは限定公開

パーソナル・ソーシャル・ダッシュボード
Activity / Reaction / Eminence / Network
4つのKPIから、エンタープライズ・グラフへの貢献(リソースの生産量)を可視化
17 http://Single www.ibm.com/Collaborative software/Platform: IBM ebusiness/jstart/sna/
Connections

18
今⽇の話に関連したブログ・エントリー
■価値が認められる場を求めて: 共通の興味や問題意識で形成されるコミュニティーへの所属欲求
と貢献欲求が高まっている
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/belonging
■移動・異動: 移動の⾃由のないところに流動性はなく、流動性がないところに多様性はない
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/otherside
■王様の耳はロバの耳: 社会からかけ離れた「これがうちのやり⽅だから」という企業の理論が、
いつまでもまかり通るはずもなく
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/egms2014
■社内ソーシャルは個を提示する場所: オンライン・ワークプレイスによる場所と時間からの解放
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/diverysity
■ポータブル評価経済: 社内でもさまざまな取り組みへの貢献が求めらるようになっている。一人
の所属⻑が評価する時代の終焉
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/gencom
■文化遅滞説: 技術の変化は人間の思考や習慣が追いつくよりも速く、制度や習慣の変化に対する
⼼理的抵抗が摩擦や混乱、問題をもたらす
https://www-304.ibm.com/connections/blogs/pachi/entry/esfsum

プロフィールで人探しを素早く
社員同士、自身がタグ(キーワード)を付け合い、専門家を浮かび上がらせる
「モノ」と「ヒト」のつながりを可視化する

コミュニティーでクラウド・ファンディング
IT部門が主催するIBM社内での有望なアイデアの募集と投資システム
新分野や技術への社員のニーズ把握とインキュベーション

アイデア・ブログで広くアイデア募集投票
製品に対する改善要望を社内ユーザーから常時公募
「声なき声」を⾒える形に

コミュニティーに新製品に関する情報や専門家を集約
マーケティング、営業／技術支援の場
QAの⾒える化／社内広報

お客様別情報共有コミュニティー
担当お客様別にセールスからサポートまであらゆる職種のIBMerが情報共有
CRMシステムとも連携

25
ご意⾒・ご質問はソーシャルでも!
Blog: http://ibm.co/Pachi
Twitter: dubbedpachi
Facebook: dubbed.pachi
ありがとうございました!

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