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株式会社ビーエスピー
帳票システム部 澤田 大輔
環境の変化に強い帳票基盤の構築方法とは
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Agenda	
1、会社紹介	
2、企業を取り巻く環境変化とITシステム 	
3、これからのITシステム運用へ

  	
「運用レス」コンセプト 	
4、運用レスで実現する帳票基盤ソリューション

(運用レスを目指した適用事例のご紹介)
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企業を取り巻く環境変化とITシステム
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コスト削減 情報漏えい
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東日本大震災 グローバル化 Facebook
クラウドコンピューティング
XML SNS ビックデータ スマートフォン
Hadoop
CMDB低成長時代
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DevOps
企業を取り巻く環境変化
4
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国際競争激化
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BCP  
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コンプライアンス対応
企業
スピード
国際競争
BCP
コンプラ
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強い企業の共通点とは
5
時代や顧客、技術の変化に対して関心が高く
企業理念や存在意義などの半普遍的なものは大切に
一方で人と組織の在り方は絶えず変化させ
製品やサービスの競争を国内だけにとどまらせず
価値創造を、ボーダレスな世界で展開している
強い企業の共通点は「変化を前提としている」こと
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6	
IT部門が貢献すべきビジネステーマ
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オペレーション
運用作業
プログラム
開発/修正
モジュール
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業務理解無
外部<内部 内部<外部
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低い
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機能設計
保守対応
方針決定
業務プロセス
設計 PM
業務理解有
企画
戦略
構想
ITアーキテクト
ガバナンス
内外価格差
長
期
間
保
有
価
値
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社
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これまでのIT部門
「運用レス」が  IT部門を変革する
経営や事業部門からの期待
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IT資産の可視化
多様化する技術
グローバル化
システム構築
安定稼働
品質維持・納期
コスト削減
労働集約型
からの脱却
運用プロセス改善
7
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8	
これまでのIT部門
「運用レス」が  IT部門を変革する
経営や事業部門からの期待
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テクニカル・アプローチ マネジメント・アプローチ
実現に向けての課題
ビジネス部門と協働し、企業がITサービス活用してどのようにビジネスを拡大するか提案し、実現していく組織となる。
IT資産の可視化
多様化する技術
グローバル化
システム構築
安定稼働
品質維持・納期
コスト削減
労働集約型
からの脱却
運用プロセス改善
IT部門のあるべき姿
8
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これからのITシステム運用へ

「運用レス」コンセプト
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運用レスコンセプト 	
「運用レス」とはITシステム運用部門が、繰り返
し作業や労働集約型作業から脱却し、事業成
長や経営に貢献するサービス部門へ変革して
いくためのメソドロジ(方法論)  
l 運用部門は役割の変革が求められている
l 運用レス=新たな役割への方法論
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11	
運用レスで目指すべきもの 	
「運用レス」で目指すもの
IT部門がITサービスの提供によって、ビジネスの拡大に
継続的に貢献する  
「運用レス」がIT部門にもたらすもの
IT部門を運用作業、作業管理、システム管理から解放し、
守りから攻めに転換する  
「運用レス」が実現するもの
IT部門の人材を、労働集約型から
知識集約型に変革する  
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「運用レス」5つのアプローチ 	
集 約 化 	
自 動 化 	
 アウトソーシング 	
クラウドコンピューティング 	
 セルフ化
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13	
「運用レス」実現へのアプローチ 	
運
用
工
数
ステージ
既存帳票運用  
※随時、帳票アセスメントサービスをご提供    
帳票の「運用レス化」を実現する

	
 	
 	
帳票ライフプラン展開	
①集約化による
 帳票基盤構築
ステージ①
③セルフ化による
 ペーパレス対応  
ステージ②
ステージ③
②アウトプット
 サービス <アウトソーシング対応>
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14	
ステージ①
集約化によるアプローチ  
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15	
集約化によるアプローチ	
管理の集約化	
l 帳票台帳情報の統合管理化 	
l 集中管理サーバの導入(基盤制御化)	
集約化により管理対象マシン数を統合	
l 帳票生成サーバーの仮想化・統合化	
l 集中振り分け/仕分け処理が可能に
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16	
集約化・基盤化のメリット 	
統合帳票インフラ 	
帳票インフラシステム 	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
 部分最適⇒全体最適へ	
帳票	
帳票	
帳票	
帳票	
Cシステム 	
Aシステム 	
Bシステム 	
Dシステム 	
統合化・集約化 	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
個別帳票システム	
帳票	
帳票	
帳票	
帳票	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
データ	
帳票	
 帳票	
帳票	
 帳票	
プリント 	
 電子化 	
 配信 	
 PDF化 	
 ・・・・
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17	
ステージ②
アウトソーシングによるアプローチ  
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18	
アウトソーシングサービス利用の懸念	
l 帳票出力サービスへの移行は大変?	
l コストは安いか高いか?	
l 可用性は?セキュリティは? 	
l 安全性は?	
l どんな業務に向くのか?
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19	
アウトソーシングサービスの適性	
•  既存の要件だけではコスト高になるケースもあります 	
•  帳票基盤システムとの連携を活用する 	
•  少量多品種の出力でも最適の場合あり	
	
    	
クラウドを組合わせてメリットを生かす	
	
•  既存のシステムも当面残る 	
	
  	
 	
混在型アウトソーシング(電子化/出力)
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20	
ステージ③
セルフ化によるアプローチ  
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21	
「セルフ化」のアプローチ 	
セルフ化コンセプト	
l 希望するタイミングでセルフで課題を解決	
l 自動化・分散化により対応時間は管理者数に非依存	
l 無駄な手続きが不要でスピーディーに対応が可能 	
<セルフ化サービス化例>	
電子帳票(ペーパーレス化)
分析・データ提供(情報活用)
自動配信/デリバリ
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22	
ペーパーレス化に向けてのアプローチ	
•  帳票利用の徹底的な調査(利用分析)	
•  アプリケーションからの出力を抑える

(サマリーのみの出力、データ利用etc.)	
•  定期的な帳票の棚卸し

(本当に必要なものは?必要な情報は?)	
•  他部門へのアピール(開発、利用部門)	
•  紙を出すと面倒!! という仕組み作りが重要	
出展元:ソフトバンク社(旧ケーブル&ワイヤレスIDC社)
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23	
	
あるべき機能
目的/視点
コスト削減 品質向上 内部統制 環境保護 性能向上 ・・・
品質
効率化
証跡
予定・実績
障害対応
セキュリティ
保存/再出力
データ分析
分散/集中処理
拡張性
一元管理
・・・
ペーパーレスには現状調査が必要です 	
■ 帳票出力環境の最適化・出力量把握 	
【BSPが提供する帳票アセスメントサービス】	
●帳票環境アセスメント(帳票出力全般)	
●帳票システム 運用アセスメント

 (ペーパレス化支援、管理・オペレーション全般)	
●プリンタ配置最適ソリューション・・・	
帳票分析
(必要可否調査)  
プリンタ
サイジング分析  
帳票出力環境
最適化分析  
帳票菅理/
オペレーション分析
アウトプット例  
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24	
ペーパーレス化の先に・・・	
●ペーパーレス化だけでは新しい情報は得られない	
●帳票を単なる記録媒体ではなく、調査・分析に活用	
●帳票を新たなビジネスニーズの発掘のための分析
レポーティングに利用	
エンドユーザが帳票データを活用し、	
自分自身の好きなタイミングで、	
ビジネスに必要な情報を入手できる。
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25	
運用レスで実現する

帳票基盤ソリューション
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26	
BSPの帳票基盤化ソリューションの特徴 	
p  アプリケーションの変更なく、基幹業務帳票を簡単
に統合化し、帳票の利用用途に応じた連携が可能	
p 大量帳票を自動仕分けして、

	
 	
必要な部分のみを電子化・印刷管理へ	
p メインフレーム/オフコン帳票でも変換サービスをご
用意(オーバレイソースがない場合も再作成可能)	
p 帳票データは、全てサーバー側で管理/保存が可能

(アプリケーションの再実行なくして、再作成が可能)	
p ERPなどの各種アプリケーションデータにも対応
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27	
A社様の事例(プリンタ統合化/分散制御) 	
各業務システム毎に専用プリンタへ出力しており、各現場への出力
は、各所毎の分散プリンタへ出力を実施していた。

(節電のためエラーも頻発)

プリンタの統合化と各現場の節電対策でプリンタ配置/制御の見直し
を実施。 	
目的  
●アプリケーション非依存の振分け  
    アプリケーションには手を入れずに、

 自由にプリンタの振分けを行えるような対応を実現。

 節電対応による、プリンタ出力エラー時にも自動代替印刷。	
●プリンタ電源菅理を集中化へ  
 自動化システム(RBA)との連携により、帳票の出力時のみ

 電源On/Offを制御する仕組みを構築。(RBA制御)	
 モバイル環境からの監視も段階的に実用化へ。 	
構築
ポイント    
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28	
B社様の事例(印刷アウトソース化)	
業務システムからの帳票出力は、自社工場内に設置

した大型カット紙プリンターにて実施していた。

震災後の計画停電実施で、工場内の節電対策を検討。	
コンピュータ印刷をアウトソースへ移行することで

節電対策を実施。 	
目的  
●業務システム変更は無し
 既存システムは、会計/人事等がERPシステム、	
 生産管理(メインフレーム、オープン混在)は、

 自社独自システムとして稼動中。

 印刷アウトソーサーへの伝送データの変換は、	
 帳票HUBシステムの活用で一切不要に。	
●電子帳票統合化も視野に
 ERPシステムで一部展開していた電子化システムをさらに発展	
 させ、クラウド上の共通電子化基盤へリプレースを検討。	
構築
ポイント    
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29	
C社様(金融)の事例

(全社電子化&クラウド活用)	
業務システムは基本的にメインフレームにて稼動

昨年の震災時には各店舗、代理店への帳票配送に影響。

全体最適を目指し、BCPを考慮した帳票基盤構築を

構築すること。	
目的  
●クラウドサービスの活用	
 既存システム(メインフレーム、

 オープンサーバー混在)に手を入れず

 店舗還元帳票を完全電子化。	
 PDF化を行い一部の帳票は クラウドサーバー

 から取り出せるように自動配信を実施。	
●今後の展開へも考慮	
 今後はBCP/クラウド化プロジェクトを推進。

 他のシステムでの情報提供推進と共同で、	
 タブレット端末を活用したモバイル環境へも段階移行。 	
構築
ポイント    
経営スピードUPと業務効
率化を求められているさ
なかの震災発生。
経営判断で早期電子化移
行を実現!
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30	
BSP帳票基盤ソリューション
帳票基盤
帳票の管理
印刷・電子化
データ化による
情報活用
スマート帳票基盤
ビジネスニーズを可視化し、環境の変化に柔軟に対応、システムリソースの無駄や重複も減らします。
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BSPグループが企画、提供するITイベント・
セミナー情報をWeb動画で配信サイトです。
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BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)、
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企業から、ITでビジネスを⾏行行う企業まで、
お役に⽴立立つ情報を提供中。
お気軽にご覧ください!
32

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環境の変化に強い帳票基盤の構築方法とは

Editor's Notes

  1. 本日はBSPの帳票ソリューションセミナーにご参加いただきありがとうございます。 今日のセミナーの第一部を担当させていただく、ビーエスピー 帳票システム部の澤田と申します。 よろしくお願いいたします。 本日のセミナーはサブタイトルとして、「レポートからはじまる、ワークスタイルを劇的に改善する3つの方法とは?」としておりますが、BSPの新しい運用コンセプト「運用レス」の元に、今までのBSPの帳票の製品とは観点からの帳票ソリューションをご紹介させていただきます。 第一部では運用レスをキーワードとした帳票基盤ソリューションのご紹介、第二部ではレポートを元にした新しい情報活用のご提案をいたします。是非、最後までお付き合いいただけたらと思います。
  2. さて、早速第一部の内容に移らせていただきたいと思いますが、 本日はアジェンダはご覧のようになっております。 まずはじめに簡単な会社案内をさせていただき、 2章では「企業を取り巻く環境変化とITシステム」と題して、IT部門が取り組むべき新しいビジネステーマご紹介し、 続いて3章ではBSPが提唱する新しいコンセプト「運用レス」のご紹介をさせていただきます。 最後に4章では「運用レス」をキーワードとした帳票基盤のソリューションをご紹介します。 運用レス帳票基盤の事例も載せておりますので、時間が許す形でご紹介をしたいと思います。
  3. さて、弊社の案内はここまでといたしまして、 ここから、第一部のプログラムを進めさせていただきます。 まずはじめに企業を取り巻く現在のITシステムの状況について簡単にお話をさせてください。
  4. 企業を取り巻く環境は日々変化しています。 ここにも6つワードを上げさせてもらっておりますが、 経営スピード変化、国際競争、ITの進化、BCP、コスト削減、コンプライアンスと 最近ではこのようなキーワードはビジネスだけでなく、普段の生活からいろんな場面で 聞こえてくると思います。 これからの企業はこの様々な環境において、常に対応・対応を続けねばならず、 対応できない企業は市場から排除されてしまう状況になっています。
  5. この変化の早い世界に対して、 強い企業・競争力のある企業は、ご覧のような点を重視しています。 ・常に時代や顧客、技術の変化に対して関心があること、 ・企業理念や存在意義などの半普遍的なものを大切にしていること、 ・人と組織の在り方は絶えず変化させ続けていること、 ・製品やサービスの競争を国内だけにとどまらせずにグローバルに見ていること、 ・価値創造を、ボーダレスな世界で展開していること、 など挙げられますが、共通していえることは 常に「変化すること」を前提にしている点です。 強い企業は変わり続けることに慣れているのです。
  6. さて、このように変わり続けなければいけない企業にとって、IT部門が取り組まなければいけないことは何でしょうか? ご覧の図は、IT部門の業務を表したものですが、 横軸は「内外的格差」つまり、企業にのIT部門における業務を、外部に出す(つまりアウトソーシング)した方がよいか、自社内保有し続けたほうが良いかの機軸です。 左のほうが、アウトソースした方が安いコストメリットがある、右のほうが自社保有のほうが安いということです。 縦軸は「長期間保有価値」です。 上のなればなるほど、長期保持すれば価値が上がっていく業務で、 下になればなるほど、長期に持っても価値が上がらない、つまり単純作業といえます。 このように見ると、これまでIT部門が支えてきた、「インフラの維持管理」や「システムの監視」等の業務運用は、左下のオペレーション運用作業に当たるので、決して高い付加価値のある仕事とは言えなくなっています。 クラウドのような外部サービスがこれまで以上に普及し、スピーディな事業立ち上げがますます容易になれば、バックオフィス業務のシステム化やその維持・運用だけでは、ITシステム運用部門の存在意義を出しつづけていくことは厳しいと言えます。 従来とは異なる新しい価値貢献を果たすためには、例えば、外部で行うよりも内部で行った方が低コストで、加えて長期的に保有した方が価値の向上する仕事はユーザ企業で行い、それ以外は外部に出す、自社内に長期で置く価値のあるものと、そうで無いものを明確に区分する必要があります。 つまりユーザ企業のITシステム運用部門が注力すべき業務は、右上にあるITガバナンス統治活動や、業務プロセス設計などの上流工程であり、リソースの確保・配置の観点からもプログラム開発やオペレーション運用などの業務は外部パートナーに任せるのがますます主流になるでしょう。
  7. さて、ここでタイトルに「運用レス」というキーワードが出てきましたが、 「運用レス」とは弊社では次のように定義しています。 運用レスとはITシステム運用部門が、繰り返し作業や労働集約型作業から脱却し、事業成長や経営に貢献するサービス部門へ変革していくためのメソドロジ、としています。 メソドロジは少し難しい言葉ですが、「ビジネスの進め方・方法論」と解釈してください。 要は今まで単純作業の運用は可能かぎりなくし、新たなビジネスの発展のためのITを考えましょう!ということです。 この「運用レス」を実現し、強いITシステム運用部門を作るには「リソースの確保」と「組織的な能力の向上」が不可欠です。リソースを確保するためには、まずは、運用工数削減に向けて、自動化やアウトソーシング、集約化などに着手します。 もちろん、企業によって「運用レス」のステージに差がありますから、着手する順番は問いません。必要なリソースの確保を実現できる最も効果的なアプローチから着手すればよいのです。 この場合、ツールを導入するケースが多いでしょうからこれを「テクニカル・アプローチ」としてとらえます。 また、IT戦略や計画に基づいたIT資源を調達し、その限られた資源を効果的に活用するためには、組織的な能力の向上も重要です。先のテクニカル・アプロ-チと連携しつつ、マネジメントの改革や人材育成を重点的に行います。これを「マネジメント・アプローチ」とし、組織的な能力の向上の実現を図ります。 このようにして、変化の多い現在において、それを前提として活動できる強いIT部門のあるべき姿がうかびあがります。
  8. さて、ここでタイトルに「運用レス」というキーワードが出てきましたが、 「運用レス」とは弊社では次のように定義しています。 運用レスとはITシステム運用部門が、繰り返し作業や労働集約型作業から脱却し、事業成長や経営に貢献するサービス部門へ変革していくためのメソドロジ、としています。 メソドロジは少し難しい言葉ですが、「ビジネスの進め方・方法論」と解釈してください。 要は今まで単純作業の運用は可能かぎりなくし、新たなビジネスの発展のためのITを考えましょう!ということです。 この「運用レス」を実現し、強いITシステム運用部門を作るには「リソースの確保」と「組織的な能力の向上」が不可欠です。リソースを確保するためには、まずは、運用工数削減に向けて、自動化やアウトソーシング、集約化などに着手します。 もちろん、企業によって「運用レス」のステージに差がありますから、着手する順番は問いません。必要なリソースの確保を実現できる最も効果的なアプローチから着手すればよいのです。 この場合、ツールを導入するケースが多いでしょうからこれを「テクニカル・アプローチ」としてとらえます。 また、IT戦略や計画に基づいたIT資源を調達し、その限られた資源を効果的に活用するためには、組織的な能力の向上も重要です。先のテクニカル・アプロ-チと連携しつつ、マネジメントの改革や人材育成を重点的に行います。これを「マネジメント・アプローチ」とし、組織的な能力の向上の実現を図ります。 このようにして、変化の多い現在において、それを前提として活動できる強いIT部門のあるべき姿がうかびあがります。
  9. さて続いては、この「運用レス」コンセプトをどのように実現していくかに話を進めていきましょう。 これからのITシステム運用にとって、「運用レス」は重要なキーワードとなります。
  10. 先ほども話したように、運用レスとは 繰り返し作業や労働集約型作業から脱却し、事業成長や経営に貢献するサービス部門へ変革していくための方法論です。 つまりは運用部門にも単純な作業を行うだけでない、新しい役割が求められており、 「運用レス」はそれを実現するための方法論です。 今までは単純作業をいかにミスなく行うかが、運用部門の評価でしたが、 これからはサービスを提供する部門としての意識の変革が必要なるのです。
  11. この「運用レス」で目指すもの、 それはIT部門がITサービスの提供によって、ビジネスの拡大に継続的に貢献することであり、 運用レスはIT部門を運用作業、作業管理、システム管理から解放します。 更にはIT部門の人材を作業者から、ひとりひとりが自らの役割を意識する知識集約型の人材に変革させることにつながります。
  12. さて、この運用レスを実現するにあたり、BSPでは5つのアプローチを提唱しています。 自動化・アウトソーシング・集約化・クラウドコンピューティング・セルフ化の5つです。 単純な監視・作業・オペレーションは自動化し、工数をさげましょう、 またコスト比較した際、外部に任せたほうがメリットがあるものはアウトソーシングしましょう。 バラバラに業務を行うのではなく、まとめられるものはまとめて業務を行い、工数を減らしましょう。 新しい技術であるクラウドを活用し、インフラの運用業務のなくしましょう。 最後にエンドユーザで実施でき、かつその方がスピーディな対応が出来る場合は、任せてしまいしょう、 と、この5つのアプローチです。
  13. この5つアプローチを、本日のセミナーのテーマである帳票ソリューションにフォーカスし、 3つのステージに絞って、ご提案を進めたいと思います。 1つ目は集約化のステージ。次にアウトソーシングのステージ、最後にセルフ化のステージです。 この最後のアウトソーシングにはクラウドも含めて考えます。 この3つのステージを経ることによって、IT部門のビジネス貢献度は向上していきます。
  14. さて、三つのステージを具体的に見ていきますが、 はじめに集約によるアプローチです。
  15. この集約化によるアプローチは以前からBSPのソリューションとして提唱していますが、 帳票出力に関して、各アプリケーションごとに構築するのはなく、帳票台帳情報の統合管理化 し、 集中管理サーバを導入しての帳票基盤を構築することをご提案しています。 帳票生成・出力サーバを統合し、管理対象マシンを集約化することにより、 明らかに管理工数は削減されますし、集約化してこその集中振り分けや仕分けも可能になります。
  16. こちらは集約化・帳票基盤化を図にしたものですが、 今まではAシステム・Bシステム・Cシステムと、それぞれで帳票データを元にした帳票出力システムを持っていたものを、 一箇所に統合帳票インフラとして帳票データを集め、出力基盤を一本化することで、 システム構築の費用や管理工数を削減することできます。 つまり部分最適から全体最適化に移行することで、スケールメリットを出してのコストダウンが可能となるのです。
  17. 続いてはアウトソーシングによるアプローチのご紹介です。
  18. 今では帳票出力のアウトソーシングサービスも一般的になりつつありますが、 実際にアウトソーシングをするにはいろいろ考慮しなければいけない点もあります。  サービスへの移行は大丈夫なのか、コストメリットはあるのか、 安定的にサービスは供給されるのか・サービスが止まったりしないか、 安全性・セキュリティは大丈夫なのか、と懸念点はいくつもあります。 そもそもどんな業務であれば、アウトソーシングしてよいのかという問題もあります。
  19. 何でもかんでもアウトソーシングすれば良いわけではなく、 どちらかというと大量印刷のほうがアウトソーシングに向くと考えられています。 しかし、最近のクラウドのサービスを活かすことにより、少量多品種の出力でも最適場合もありますし、 既存のシステムと混合での利用も考えられます。
  20. 最後のステージはセルフ化に関するアプローチです。
  21. セルフ化は他のアプローチに比べると聞きなれない言葉ですが、 つまりは、エンドユーザが希望するときに、エンドユーザ自身がオペレーションができるようにすることです。 エンドユーザ自信がスピーディーに対応できるということは、サービスレベルを上げると同時に、 処理能力がITの管理者のキャパシティに依存しないスケーラビリティをもつという意味もあります。 「今はIT部門に要求されても対応する工数がないからちょっと待ってね。」ということが防げるのです。 帳票の分野におけるセルフ化のサービス例として、電子帳票ペーパーレス化、分析・データ提供、自動配信・デリバリが上げられます。  
  22. この中でペーパーレス化を取り上げてみますが、 帳票をペーパーレス化、つまり電子化することにより、エンドユーザは自分が見たいときにいつでも帳票を見ることができ、かつコスト削減にもつながります。 ただ、そのためには帳票利用の徹底的な調査が必要です。紙でなくては業務にならない帳票も中にはありますので、 現状の利用分析が必要となります。 また、アプリケーションからの出力は電子データのみにし、紙出力はサマリーのみにしたり、 定期に棚卸しをして、本当に必要な情報が何なのかを分析する必要もあります。 実際のペーパーレス化の実施にあたっては、IT運用部門から開発部門・エンドユーザへのアピールも必要となりますし、 ユーザの意識を変えさせ、「紙を出すのが面倒!」という仕組み作りも重要となります。 あるお客様ではこのペーパーレス化を実現するために紙の持ち運びにはジュラルミンケースを使用しなければいけないといったルールを作って、「紙を扱うことは手間と工数がかかる」という意識を根付かせるといった事例もありました。
  23. このようにペーパーレス化を実現するためには様々なステップがありますが、 BSPではこれを実現するにあたっての現状調査のためのアセスメントサービスをご用意しています。 昔から帳票出力基盤を扱ってきたノウハウを活かして、ペーパーレス化実現のためのアウトプットをご提案いたします。
  24. またここまではペーパーレス化を中心にセルフ化を話してきましたが、 単純に帳票を紙から電子化するといった媒体を変えるだけでは、それから得られる情報としては変わっていません。 もちろんいつでも見られるというメリットはありますが、、、 帳票を単純な記録媒体として捉えるのではなく、調査・分析のための情報のスプールとして捉えることができれば、 そこから新たなビジネスニーズの発見にも繋がります。 つまりはエンドユーザが帳票データを活用し、自分自身のタイミングで、ビジネスに必要な情報を入手することによって、 今までのようにIT部門とエンドユーザがお互いの業務に縛られてしまっていたワークスタイルを変え、 新たなビジネスチャンスの創出につながるかもしれません。 この点については本日のセミナーのテーマでもありますので、この後第二部にて詳しくご紹介をさせていただきます。
  25. さて、残りの時間も少なくなって参りましたが、 ここからはBSPの帳票基盤ソリューションとお客様の事例のご紹介を簡単にさせていただきます。
  26. 帳票基盤の考え方について以前から弊社のソリューションとして提唱し、 今回も運用レスの第一ステージとご紹介いたしましたが、 BSPの帳票基盤ソリューションはここに挙げたようなメリットがあります。 ・独立した基盤として構築するため、アプリケーションの変更に影響を受けない ・基盤で自動的に仕分けすることにより、部分的な電子化や管理も可能 ・帳票データを基盤サーバ側で管理するため、アプリケーションの再実行が必要ない。 ・ERPなど各種アプリケーションデータにも対応 と先ほどの第二ステージのアウトソーシングや、第三ステージのセルフ化につなげるために必要な要素です。 次のページからは、この帳票基盤化の事例、またそこからアウトソーシングやセルフ化につなげた事例をご紹介します。
  27. 一つ目のあるA社様の事例は、 各業務ごとに専用プリンタと各現場での分散プリンタで出力している環境において、 プリンタの統合化とプリンタの配置と制御を見直した事例です。 このお客様は震災の際の節電モードでのプリンタを利用をしており、 その際にエラーが頻発しており、管理しきれていなかったとのことです。 ここで新しい帳票システム構築のポイントですが、 先に話したようにアプリケーションから独立した環境で基盤化することによって、 それぞれのアプリケーションには手を入れずに自由に出力先のプリンタを振り分けるように環境としたことです。 これによって節電対応のためののプリンタ出力エラー時にも自動的に他のプリンタで代替印刷ができるようになりました 更にこのお客様ではRBA(ハードの自動化システム)と連携することにより、 印刷時のみプリンタの電源をON・OFFする仕組みを構築し、コストの削減も実現しています。
  28. 次のお客様は印刷のアウトソーシングの事例です。 もともとは自社工場内に設置していた大型カット紙プリンターでの大量出力を、 震災後の計画停電実施の影響で、アウトソーシングを検討されました。 このアウトソースをする際に、会計や人事などのERPシステム、ホストとオープンが混在している生産管理システムと 様々な環境のシステムを統合化し、印刷アウトソーサーへデータを渡す際のデータの変換が一切不要となりました。 このお客様ではこの統合化した基盤からの共通の電子帳票化も検討されています。
  29. 最後のC社様は金融業界の事例です。 このお客様での目的はBCP対策です。 震災時に各店舗、代理店への帳票の配送に影響が出てしまったため、 BCPを考慮した帳票基盤の構築を目指されました。 帳票基盤を構築することで、既存環境には手を入れず、 各店舗の帳票を完全電子化、PDF化行ったことで、 一部の帳票はクラウド環境からも取り出せるような配信環境を構築されました。 この帳票基盤はもちろん、他のシステムでも利用できるようになっており、 将来のタブレット端末の利用への段階移行も検討されています。
  30. 以上のように、帳票基盤を構築することで、帳票の電子化やアウトソーシング化を実現をした事例はたくさんありますが、 今、BSPの新しいソリューションとして、先ほどご紹介した帳票の運用レスの第3ステージの「セルフ化」を 実現するための「スマート帳票基盤」を提唱しております。 こちらは今回のセミナーの主題でもありますので、この後の第二部での講演に任せて、私の紹介は終わりにさせていただきたいと思います。 以上、ご清聴ありがとうございました。
  31. BSPでは、運用レスを推進していくために、運用レスマークを作成しました。 これです。 運用レスで運用部門の改革を進めていきましょう。