2018/11/21 CTO of the year 2018 ファイナリスト 登壇資料

1. リーガルテックへ凸って
見えた楽しい踊り方
GVA TECH 株式会社
CTO 本田勝寛

2. 話すこと
・2017/9 から 1人目ジョインで内製化とプロダクト進めた
・思ったよりも大変で途中から楽しくなっちゃった
(= 踊り出した)
・個人とCTOとしてどうやって楽しく踊り続けられるか考え
た
(=ミッション)

3. 本田勝寛
@aicon_ai
フリーランスエンジニア
インフラ・ネットワークエンジニア
プログラマー
を経て現職CTO(2017/9 〜)

4. クラウドとAIを活用した契約リスク判定サービス
2017年12月25日 パブリックβ版
2018年4月16日 正式版リリース

6. 弁護士１名
デザイナー１名
エンジニア９名

7. 2017年9月 ジョイン

9. 2017年9月参画当時
・社員は僕一人
・オフショア開発山場

10. 2017年9月参画当時
・数の暴力(毎週増えてく知らないアカウント)
・ビッグバンリリース(1プルリクファイル数 100超)
・大量に続くバグ報告(1週間に80以上)
・関係を断ち切り、完全内製化に踏み切る

11. 内製化目指す
スキル、経歴を重視して採用
ミスマッチを起こし、
一緒にプロダクトを作る視点へ採用方針を変更

12. 社会と会社から求められるもの

13. お客様・ビジネスから求められるもの
契約書サービス ＝ セキュリティ

14. スタートアップとして求められるもの
スピード と イノベーション

15. さらに会社としての選択
リーガルテックという
未踏領域で面を取りに行く

16. 全然手が回らなくて
途中から楽しくなっちゃった

17. 凸ったあとに踊り出した

18. ・会社やサービスのために踊る (承認欲求 < 結果にコミット！)
個人としての楽しい踊り方
CTOとしての楽しい踊り方
・経営側として技術で会社を踊らせる
・How(どうやって)に対して責任持つ
-> テクノロジーと開発組織を持続的に発展させる

19. 楽しく踊るために考えたこと
セキュリティ
スピード
イノベーション
・シンプルな構成
・AWS Well-Architected
・構築、運用負荷の削減
・積極的な新規開発と
技術・デザインの導入
面を取りに行く選択
・CPOを作り権限移譲
・プロダクトだけでなく、
いいチーム

20. セキュリティ
・シンプルな構成
・AWS Well-Architected
楽しく踊るために考えたこと

21. シンプルな構成
分析基盤(Redash)
WAFの導入
キューイングによる
パフォーマンス改善
ユーザー体験の向上

22. 運用上の優秀性 / セキュリティ / 信頼性
パフォーマンス効率 / コストの最適化
項目毎にバランスを見ながら検討・構築
AWS Well-Architected

23. 弊社の導入負荷をかけないWA例
ユーザーのアクセス管理 : 本番と開発で完全に分離し、最小限の権限を付与
ネットワークの保護：サービス用途ごとにVPCを分割
発見的統制：CloudTrailによる証跡の取得
インフラの保護：アクセス検知と通知(GuardDuty + SNS)
障害管理 : バックアップの自動化
データ保護：各サービス毎に暗号化

24. スピード
イノベーション
・構築、運用負荷の削減
・積極的な新規開発と
技術・デザインの導入
楽しく踊るために考えたこと

25. 積極的な新規開発、技術の導入
・1年間で5度の画面リニューアル
・Elasticsearch Service/Worker SVによるユーザー体験向上
・Cognito / DynamoDBによるパフォーマンス改善
-> Vue.js + CakePHP API + RDSから 1/20への速度改善

26. 積極的な新規開発、技術の導入
・ECR/SageMakerによる AIとWeb側の連携調査
AIサイド：local/developにてtraining
Webサイド：学習済みモデルを使い、deployコマンド
でエンドポイントとAPIを自動で作成

27. 生データ 正規化 クリーニング [タグ] company name
[タグ] name
[タグ]
address
email
tel / account [タグ] service masking
積極的な新規開発、技術の導入
・契約書データの前処理、匿名化のシステム化
半角・全角
スペース
括弧
改行コード
ASCII
第○条、乙は、
等、不要文字
regex
形態素解析
regex
形態素解析
都道府県
regex
CRF 匿名化

28. コミュニティとも一緒に踊ろう！
・作ったシステムでPyCon登壇
PyCon JP 2018
契約書データ関連のAI開発に伴う前処理及び、
匿名化処理についての実例
メンバーも別内容で PHPConに登壇
(YAPCも申し込み！）

29. 面を取りに行く選択
・CPOを作り権限移譲
・プロダクトだけでなく、
いいチーム
楽しく踊るために考えたこと

30. CPO設立、権限移譲

31. CPOの香月さんが踊り出した！
・プロダクトのマイルストーン明確化
・What(なに)/When(いつ)/Why(なぜ) へのクリアな視点

32. チームみんなで踊ろう！
1on1をログ化し成長促進
開発組織力のモニタリング

33. 楽しい踊り方
アーキはシンプル！
技術は積極導入！
チームでいい会社に！

34. ありがとうございました。
GVA TECH 株式会社