Solarflare 10GbE Onload アダプタを搭載したサーバで動作するパケットキャプチャソフトウェア SolarCapture パケット受信数が性能限界に達した状態でも，受信ポートでキャプチャしたパケットに正確なタイムスタンプを付加してPCAPフォーマットにて記録ないしユーザープログラムへと転送します。 ネットワーク監視・分析、DPI(Deep Packet Inspection)、侵入検知/防止システム ( IDS / IPS )、データ損失回避 (DLP) システム、高頻度取引 (HFT) モデル分析など幅広いアプリケーションに最適化できる拡張可能なAPIを提供します。

1. Solarflare パケットキャプチャソフトウェア
SolarCapture

2. SolarCaptureの概要
• Solarflare 10GbE Onload アダプタを搭載したサーバで
動作するソフトウェアです
• パケット受信数が性能限界に達した状態でも，受信ポートでキャプチャし
たパケットに正確なタイムスタンプを付加して以下のいずれかの処理をしま
す
– PCAPフォーマットにて記録
– ユーザープログラムへと転送
• 以下の幅広いアプリケーションに最適化できる拡張可能なAPIを提供します
– ネットワーク監視・分析
– DPI(Deep Packet Inspection)
– 侵入検知/防止システム ( IDS / IPS )
– データ損失回避 (DLP) システム
– 高頻度取引 (HFT) モデル分析
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3. SolarCaptureの動作環境
• すべてのSolarflare 10GbE Onload アダプタ
– SFN6832F, SFN6322F, SFN6122F, SFN5814F, SFN5812F,
SFN5802K, SFN5322F, SFN5122F, SFN5121T 等々
• RHEL 5, 6 あるいは SLES 10, 11
• OpenOnload 201205 以降
– あるいは EnterpriseOnload 2.1.0.0 以降
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SolarCaptureのパケット処理理の流流れ
(カスタマイズ可能)

4. 対応する Solarflare Onload サーバーアダプター
以下を含むOpenOnload対応
サーバーアダプターすべてで動作します
• SFN6832F
– Dell PowerEdge C メザニン2ポートカード
• SFN6322F
– PTP対応(SMA入出力装備)
• SFN6122F
– 高性能版SFP+ 2ポートアダプタ
• SFN5814F
– IBM BladeCenter メザニン 4ポートカード
• SFN5812F
– IBM BladeCenter メザニン 2ポートカード
• SFN5802K
– HP BladeSystem c-クラス メザニン 2ポート
• SFN5322F
– PTP対応
• SFN5122F
– 通常版SFP+ 2ポートアダプタ
• SFN5121T
– 10GBASE-T 2ポートアダプタ
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5. OpenOnload のカーネルバイパスによる効果
SolarCaptureはOpenOnloadのカーネ
ルバイパス機構により，キャプチャした
パケットを直接ユーザースペースに転送
します。
ネットワークアダプタにて受信したパケッ
トを，専用のチャネル経由で直接，アプ
リケーションのアドレス空間に転送します。
カーネルのプロトコルスタックをバイパス
することにより，SolarCaptureは最高の
メッセージレートにおいても正確にタイム
スタンプを付加しながらパケットをキャプ
チャすることができ，tcpdumpをはるか
に凌駕する性能を達成しています。
2つのCPUコアを使って毎秒数百万パケ
ットを処理可能です。RSSに対応し，分
散的なパケットキャプチャストリームに対
し複数のCPUコアを効率的に利用します。 5

6. SolarCaptureの様々な特徴
• 高精度タイムスタンプ
– PTP対応アダプターを用いて同期されたホストクロックに対し，
SolarCaptureは±200ns以内の正確性にて各パケットにタイムスタンプを付加します
• カスタマイズ可能なパケット処理フロー
– SolarCaptureのAPIとフレームワークを拡張することによって，キャプチャされたパケット
に対しディスクに記録する前に実時間の上で処理を施すことができます。
– キャプチャしたパケットをユーザーアプリケーションに転送させることができます。
• スケーラブルなマルチスレッドモデル
– SolarCapture アプリケーションはパケットキャプチャのプロセスとパケット処理プロセスと
を独立したコアに割り当てて性能を最適化できます。
• Captureスレッドはネットワークインターフェイスを管理し，正確なタイムスタンプを付加します。
• Write-outスレッドはキャプチャされたパケットをディスクに書き込みます。
• カスタムパケット処理スレッドはユーザーが記述したアプリケーションとそれが呼び出す
SolarCapture API を動作させます。
• 柔軟性のあるオペレーション
– SolarCaptureはコマンドラインツールとして起動したときネットワークインターフェイスに
て受信したパケットをファイルに出力します。
– ユーザーアプリケーションに組み込むための C および Python のライブラリを提供します
– 通常，スイッチのミラー(あるいはSPAN)ポートに接続されたポートをキャプチャします
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7. SolarCaptureの強力なコンポーネント
• コマンドラインインターフェイス
– コマンドラインから起動することで受信パケットをファイルに出力します
– 起動オプション
• パケットに対し選択的にフィルタを適用させる
• マルチキャストグループへの加入
• バッファ管理
• スレッド割り当て
• RSSの設定
• キャプチャファイルのローテーション指定
• SolarCapture モニター
– 設定値や統計データなどのランタイム状態へのアクセスを提供する
ユーティリティ
• 性能やタイムスタンプの正確性に影響を与えません
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8. SolarCaptureの開発ツール
• SolarCapture 拡張インターフェイス
– キャプチャされたパケットに対しカスタマイズされた処理を定義可能にする
開発者向けのプラグインインターフェイス
• SolarCapture C ライブラリ
– ユーザーアプリケーションに SolarCapture の機能を組み込むことができます
• Disk Writer ライブラリコンポーネント
– PCAPフォーマットでパケットをディスクに書き込むためのライブラリコンポーネント
• SolarCapture Python モジュール
– C ライブラリに結合させるための Python ライブラリ
– SolarCaptureのカスタム設定を構築するための便利なインターフェイスです
– コマンドラインインターフェイスでの機能を拡張することができます
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9. ご用命は…
• エルザジャパンにお問い合わせください。
– Solarflare製品の日本国内のVARです。
– 技術部 (担当:鈴木)
– Tel. (03) 5765-7391
– E-mail: hpc@elsa-jp.co.jp
– URL: http://www.elsa-jp.co.jp
• プレゼンテーション、デモ、および検証作業のご協力に伺い
ます。
– ターゲットアプリケーション、評価の規模などをあらかじめ教えていた
だければ、Solarflare と連携し、最適な構成を用意して検証いただけ
るようセットアップします。
– 技術的質問・改修のご要望など、Solarflare とのやりとりはすべてエ
ルザジャパンにてご対応いたします。

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