パワーポイント作成テクニック




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資料を作るまでにかける時間は・・・

資料を作るまでには、インプット資料を読み、レポートの内容やその構成を考
え、最終的にPowerPointなどのツールで作成する時間が存在します。

あなたはどのような割合で時間をかけているでしょうか?


  インプット資料を   レポートの内容と
                        PowerPointと格闘する・・・
     読む       構成を考える




    20%        20%             60%




 PowerPointの作成時間は、操作方法に関する知識と訓練で大きく短縮
 できます。効率的な資料作成の方法を覚え、できるだけ内容や構成を検
 討する、本質的な時間を増やすようにしましょう。
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PowerPointで資料を早く作るためには

PowerPointで資料を早く作るためには、次の2点に注力します。



              資料作りのセオリーとは、見栄えよ
 資料作りの        く、説得力のある資料を作るための    スライドの基本構成
              「基本的な型」を指す。         配色の考え方
セオリーを知る       「型」を覚えることで、効率的に資    フォントの考え方
              料を作る。




                                    スライドマスターの使い方
              ひとつの操作を知るだけで、大きく
PowerPointの                         オブジェクトの使い方
              作業効率が向上する。
                                    テキストボックスの使い方
  機能を知る       良く使う機能を知り、操作に慣れる
                                    グラフの作り方
              ことで素早く資料を作る。
                                    ショートカットキー




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資料作りのセオリーを知る



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資料作りのセオリーを知る
-スライドの基本構成

スライドの構成は正解があるわけではないですが、よく使われる「型」のようなものは存
在します。まずはこれを把握しましょう。

                               スライドの内容を
     ①スライドのタイトル               端的に表した一文。


          ②リード文              内容を説明するための
                             見出しとなる文章。結
                             論を述べる場合もある。



        ③メインコンテンツ             主旨を纏めた部分。表
                              やグラフがメイン。



                             プレゼン資料全体に付
                             加する要素。ページ番
          ④フッター              号、コピーライツなど。
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資料作りのセオリーを知る
-配色の考え方

PowerPointの配色は悩ましいもので、色使いによって読みやすくも読みにく
くもなります。ここでは基本的な配色パターンを知りましょう。

色は「ベース」「メイン」「アクセント」の3つで考えます。あまり多く色の
種類を使わない方が纏まった印象になります。




         ベース(70%)       メイン(25%) アクセント(5%)
            背景         文字やオブジェクト   強調箇所




        ひとつの色系統の濃淡で違いをつける   メインカラーの色相環の
                              反対側が良い
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(参考)色相環




          色相の総体を順序立てて円環にして並
          べたものを色相環と言う。色相環上で
          は、補色を反対の位置に設ける。理論
          的には、境目がなく連続的なものであ
          る。しかし、一般的には20等分や40
          等分で表現される。色相を角度で示す
          ものもある。現代ではマンセル表色系
          などのように、赤から始まるものが多
          い。
                  (Wikipediaより)




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資料作りのセオリーを知る
-フォントの考え方

フォントはあまり気を配る機会が少ないかもしれませんが、資料全体の印象を
決める重要な構成要素のひとつです。使い方を決めておくことで、効率的に印
象の良い資料を作ることができます。

     たくさんあるフォントの中から、どれを選べば良いのか?


     MS ゴシック     MS 明朝   メイリオ

     ヒラギノ角ゴPro   HG丸ゴシックM-PRO



 統一する(あるいは使い分ける)

 TPOに応じて使うフォントを選ぶ
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(参考)MSゴシックとMSPゴシックの違いは?

フォントには「等幅フォント」と「可変幅フォント」の2種類があります。
MSPゴシックの「P」とは「Proportional」の頭文字で、可変幅フォントのこ
とを指します。



     MSゴシックで書くとこういう文章になります。

     MSPゴシックで書くとこういう文章になります。


等幅フォントは、コンピュータの初期に画面表示や印刷の利便性を重視して、
利用されていました。その後、コンピュータ技術の発展とともに、読みやすさ
を重視した可変幅フォントが多く開発されています。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/プロポーショナルフォント

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PowerPointの機能を知る



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PowerPointの機能を知る
-スライドマスターの使い方

スライドマスターとは、スライド全体のデザインを設定するものであり、効果
的に使うことで、統一的なデザインで効率的に資料を作ることができます。




    ここから開く

                   このような事項を設定できる
                   •   スライドの背景
                   •   スライドのタイトルやリード文
                       の書式
                   •   ページ番号・コピーライツなど
                       のフッター




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PowerPointの機能を知る
-オブジェクトの使い方① 既定の図形を設定する

スライドマスターでは、共通の要素については設定できますが、個別で作成し
たオブジェクトはそれぞれ設定を指定する必要があります。

これについては、一度作ったオブジェクトを選択し、「既定の図形に設定」を
選ぶことで、自分が良く使うオブジェクトの設定を保持することができます。




                 オブジェクトを選択して右クリック
                 →「既定の図形に設定」




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PowerPointの機能を知る
-オブジェクトの使い方② 書式のコピー/貼り付け

「既定の図形の設定」で書式を決める方法もありますが、一度作ったオブジェ
クトを効率的に変えるには、「書式のコピー/貼り付け」が便利です。




 オブジェクトを選択してクリック
 →対象オブジェクトをクリック              オブジェックとの背景、枠線
                             のスタイル、文字のフォント、
                             文字位置などを一括で変更。
  反映したい書式の    書式のコピー/貼り付けを     変更したい
  オブジェクトを選択   クリック             オブジェクトを選択

    あああ                          あああ

    あああ                          あああ
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PowerPointの機能を知る
-オブジェクトの使い方③ きれいに揃える

スライドでオブジェクトを使う場合は、端をきれいに揃える方が見栄えが良く
見えます。見栄えが良い資料は、読み手に余計なエネルギーを浪費させること
なく、スムーズに理解してもらいやすくなります。

オブジェクトは、「配置」メニューから揃えることができます。

                  Before        After

                  あああ           あああ

                   いいい          いいい

                  ううう           ううう

                  えええ           えええ



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PowerPointの機能を知る
-テキストボックスの使い方①         文字の位置

テキストボックスには、いくつか設定する要素があります。これらを覚えてお
くことで、素早く見栄えが良いテキストを配置することができます。

まず、文字の位置を決めます。




                   テキストボックスを
                   選択してクリック


左揃え                •   基本は左揃え(人の目線は左上
                       から右下に流れるため左に文章
                       が寄っているのが読みやすい)
      中央揃え         •   表の見出しなど、文章の流れと
                       は異なる位置に付けるものは中
                       央揃え
             右揃え   •   右揃えはフッターなどに利用
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PowerPointの機能を知る
-テキストボックスの使い方②           箇条書き

テキストボックスには、箇条書きを設定する機能があります。これを使うこと
で、綺麗で素早く箇条書きのテキストを作ることができます。

        悪い例                   良い例
  ・基本は左揃え(人の目線は左上か   •   基本は左揃え(人の目線は左上
  ら右下に流れるため左に文章が寄っ       から右下に流れるため左に文章
  ているのが読みやすい)            が寄っているのが読みやすい)
  ・表の見出しなど、文章の流れとは   •   表の見出しなど、文章の流れと
  異なる位置に付けるものは中央揃え       は異なる位置に付けるものは中
  ・右揃えはフッターなどに利用         央揃え
                     •   右揃えはフッターなどに利用




                         テキストボックスを
                         選択してクリック
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PowerPointの機能を知る
 -テキストボックスの使い方③         インデント

 箇条書きの場合は特に、折り返しのインデントが設定されていないとテキスト
 が読みにくくなります。ルーラーからインデントを設定し、読みやすく揃えま
 しょう。

テキストボックスを編集するときに表示される   下側のルーラーで折り返し位置を指定




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PowerPointの機能を知る
    -グラフの作り方

    PowerPointでもグラフを作ることがありますが、簡単なTipsを知っておくこ
    とで、グラフ作成の時間も短縮できます。ここでは、グラフの行/列の切り替
    えを紹介します。




                         グラフの編集画面で、
                         「行/列の切り替え」をクリック
            切り替え前                                 切り替え後
6                                      6
5                                      5
4                                      4                         分類 1
                                系列 1
3                                      3                         分類 2
                                系列 2
2                                      2                         分類 3
                                系列 3
                                                                 分類 4
1                                      1
0                                      0
                                                                   18
    分類 1   分類 2   分類 3   分類 4              系列 1   系列 2    系列 3
PowerPointの機能を知る
-ショートカットキー①

ショートカットキーを覚えましょう。よく使う操作をマウスからショートカッ
トキーに変えるだけで、作業効率は劇的に向上します。

   Ctrl + S   保存


   Ctrl + A   全選択
              ※スライド上では全オブジェクト、テキストボックス内では全文



   Ctrl + C   コピー


   Ctrl + V   貼り付け
              ※ショートカットキーではないが、「形式を選択して貼り付け」機能も存在する



   Ctrl + D   複製
              ※Ctrl +C   と   Ctrl + Vを合わせたもの



   Ctrl + Z   一つ前の操作に戻る


   Ctrl + Y   一つ先の操作に進む
                                                     19
PowerPointの機能を知る
-ショートカットキー②

(前頁の続き)


   Ctrl + X   切り取り


   Ctrl + B   文字列を太字にする
              ※テキストを選択した状態



   Ctrl + I   文字列を斜体にする
              ※テキストを選択した状態



   Ctrl + U   文字列に下線を引く
              ※テキストを選択した状態



   Ctrl + P   印刷ダイアログを開く



 ※紹介したショートカットキーは、Windowsの多くのアプリケーショ
 ンで共通して使えます。特にExcelやWordは問題なく使えますので、多
 用するほど覚えるのも早くなるでしょう。
                                        20
番外編
PowerPointを書く前に



                  21
番外編
-スライドの構成はどう決めるか

PowerPointは、一枚ずつスライドを作成していくので、一枚ずつにフォーカ
スするあまり、全体のストーリー展開が見えづらくなることがあります。



 スライド①        スライド②        スライド③




 スライド間のつながりや、全体のストーリー展開を、作り手自身が見失いやすい




                                          22
番外編
-スライドの構成を考える①

フリーハンドで考える方法です。マインドマップという手法もありますし、白
紙の上で手を動かして書く方法は、最初の思考を高める上では良い方法だと思
います。




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番外編
-スライドの構成を考える②

テキストエディタで考える方法です。書く必要がある項目を整理しながら、そ
の内容やレベル感を箇条書きで書いていきます。

       <例:今回のPowerPoint資料を作る前に作成した構成案>

 ●パワポを早く作るためには
  ・資料作りのセオリーを知る
   セオリーを知ることで、「型」にはめて効率的に説得力のある資料を作ることができる

  ・パワポの機能を知る
   単純に機能を「知る」ことで、資料を作成するスピードはあがる


 ●資料作りのセオリーを知る
  ・典型的な型
   ・タイトル、リードメッセージ、メインコンテンツ、結論、フッター

  ・配色
   ・カラーパターンを決めておく(メイン、サブ、アクセント)

  ・フォント
   ・統一する
    ・統一されていないと、気持ち悪い。「作り込まれていない資料」というイメージを与える。
    ・用途で使い分けるのはあり。「全体は明朝、ポイントはゴシック」など。

 ・・・
                                                 24
番外編
-スライドの構成を考える③

表形式で考える方法です。書く内容が多い、長い資料の場合は、表などで枠組
みをしっかりと決めてから資料作成に着手します。



章 項 節 タイトル 概要     インプット/参考資料   枚数   担当




                                         25
最後に

PowerPointはツールですので、使い方を知れば、それだけ作業効率は向上し
ます。ぜひ、作業効率を上げて「付加価値が高い作業」に時間を配分してくだ
さい。


   インプット資料を   レポートの内容と
                              PowerPointと格闘する・・・
      読む       構成を考える




      20%       20%                  60%




   インプット資料を           レポートの内容と             PowerPoint
      読む               構成を考える               を操作する




      20%               60%                  20%        26
ご清聴ありがとうございました




                 27

Ppt作成テクニック講座資料