© Hajime Mizuyama
An Introduction to
Design of Experiments (DOE)
青山学院大学 経営システム工学科
水山 元
mizuyama@ise.aoyama.ac.jp
© Hajime Mizuyama
Agenda
Part 1
古典的な実験計画法の
基本概念と要因計画
Part 2
直交表と
一部実施要因計画
Part 3
応答曲面法と
最適計画
Part 4
直積実験と
ロバスト設計
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ロバスト設計における対象システムの捉え方
y
特性
s
信号因子
対象システム
x1 x2 xM
制御因子
z1 z2 zL
誤差因子
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制御因子
特性に影響を与え得る要因のうち,その値を容易に操作可能な
もの.実験によって,それらの最適水準を見出したい.
誤差因子
特性に影響を与え得る要因のうち,生産や使用の場ではその値
を指定することが困難であり,特性のばらつきの原因になると
考えられるもの.
実験では,可能であれば,母数因子として扱うことが多いが,
そうでない場合などには,変量因子として扱ってもよい.
制御因子と誤差因子
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制御因子と誤差因子の交互作用
特性値
A
(誤差因子)
B2
B1
(制御因子)
制御因子と誤差因子の
交互作用を利用して,
特性のばらつきを低減
することができる.
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• 取り上げた因子が特性の値に影響を及ぼしているかどうか,を
判断したい.
• 影響を及ぼしていると判断された因子について,その値をどの
水準に設定すればよいか,を判断したい(主に特性値の最大化
や最小化の問題).
• 因子水準を操作することによる影響の大きさや,操作した後の
特性の値を推定したい.
古典的な実験計画法の狙いと役割
これらを,統計的検定や推定の枠組みで実施できるようにする
ことが古典的な実験計画法の役割である.
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• 数多くの候補の中から,特性のばらつきに有意な影響を与える
制御因子を見出したい.
• 影響を及ぼしていると判断された制御因子,その値をどの水準
に設定すればよいか,を判断したい(主に特性のロバスト化の
問題).
• 特性のばらつきを抑えたまま,特性の平均や感度を適切な値に
調整したい.
ロバスト設計の狙いと役割
これらを,なるべく効率的な実験に基づいて実施できるように
することがロバスト設計の役割である.
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• ロバスト設計には,実験の場だけで成り立つ知見には価値がな
いという哲学があり,実際の生産や使用の場で役に立つ(下流
再現性のある)知見を得ることが重視される.
• 多因子が絡み合う効果よりも,単純な主効果の方が下流再現性
につながりやすいという経験的な仮説がおかれている.
• ばらつき低減の効果を得るために,実験では,なるべく多くの
制御因子の候補を取り上げることが望まれる.
ロバスト設計と混合系直交表
混合系直交表の利用
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ロバスト設計とは
構造モデル
(特性の分類,およ
び因子と特性の間の
因果関係モデル)
性能評価尺度
(ロバスト性の尺度
であるSN比と,特性
の平均や感度)
制御因子,調整
因子の同定法と
因子水準の設計
主に,分散分析
と2段階設計法
実験の計画・実施
上のテクニック
基本は
直積実験や
誤差因子の調合
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静特性と動特性
静特性
• ある固定された目的値が与え
られている特性.
• 静特性では,信号因子は考え
ない
動特性
• 目的値が信号因子の値に応じ
て変化する特性.
• 信号因子と特性との間には一
次式や比例式の関係を仮定す
ることが多い.
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静特性の実験対象
y
特性
𝑦 = 𝜇 + 𝑒
x1 x2 xM
制御因子
z1 z2 zL
誤差因子
y
pdf
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a. 間隔尺度のSN比(ばらつきが平均に依存しない)
母SN比:𝜂 = 1 𝜎𝑒
2
標本SN比:𝛾 = 10log⁡(1 𝑉𝑒)
b. 比尺度のSN比(ばらつきが平均と共に増大する)
母SN比:𝜂 = 𝜇2
𝜎𝑒
2
標本SN比:
*どちらも大きければ大きいほど望ましい尺度になっている.
静特性のSN比
𝛾 = 10log
𝑦2
−
𝑉𝑒
𝑁
𝑉𝑒
≈ 10log
𝑦2
𝑉𝑒
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内側直交表と外側直交表
制御因子
x1, x2, ...
誤差因子
z1, z2, ...
x1, x2, ... z1, z2, ...
内側
直交表
外側
直交表
1
2
I
1
2
J
・
・
・
・
・
・
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直積実験の計画
I×J 個
の実験点
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J
・
・
・
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静特性の直積実験の例
A B C D E F G
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 y
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 630.2 591.6 590.1
2 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 604.3 640.3 675.2
3 1 1 2 2 2 1 1 1 2 2 2 550.7 557.4 552.1
4 1 2 1 2 2 1 2 2 1 1 2 651.1 641.9 651.4
5 1 2 2 1 2 2 1 2 1 2 1 523.3 531.0 531.3
6 1 2 2 2 1 2 2 1 2 1 1 564.4 572.4 564.6
7 2 1 2 2 1 1 2 2 1 2 1 641.0 625.9 623.5
8 2 1 2 1 2 2 2 1 1 1 2 621.1 621.6 582.7
9 2 1 1 2 2 2 1 2 2 1 1 594.5 607.5 598.3
10 2 2 2 1 1 1 1 2 2 1 2 601.7 582.7 586.6
11 2 2 1 2 1 2 1 1 1 2 2 592.0 609.1 581.7
12 2 2 1 1 2 1 2 1 2 2 1 701.2 716.6 703.0
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yi1, yi2, ... ..., yiJ
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J
・
・
・
y11, y12, ...
..., yIJ
行ごとに,
標本SN比と
標本平均を
算出する.
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yi1, yi2, ... ..., yiJ
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J
・
・
・
y11, y12, ...
..., yIJ
SN比 平均
1
I
i
・
・
・
・
・
・
1y
Iy
iy
・
・
・
・
・
・
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直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ... SN比 平均
1
I
i
・
・
・
・
・
・
1y
Iy
iy
・
・
・
・
・
・
SN比に関する
分散分析
平均に関する
分散分析
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静特性の直積実験の例
A B C D E F G
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 𝜂 𝑦
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 28.49 603.9
2 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 25.12 639.9
3 1 1 2 2 2 1 1 1 2 2 2 43.92 553.4
4 1 2 1 2 2 1 2 2 1 1 2 41.54 648.2
5 1 2 2 1 2 2 1 2 1 2 1 41.33 528.5
6 1 2 2 2 1 2 2 1 2 1 1 41.83 567.1
7 2 1 2 2 1 1 2 2 1 2 1 36.46 630.1
8 2 1 2 1 2 2 2 1 1 1 2 28.70 608.5
9 2 1 1 2 2 2 1 2 2 1 1 39.03 600.1
10 2 2 2 1 1 1 1 2 2 1 2 35.41 590.3
11 2 2 1 2 1 2 1 1 1 2 2 32.65 594.3
12 2 2 1 1 2 1 2 1 2 2 1 38.46 707.0
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SN比の分散分析表
要因 平方和 自由度 平均平方 F値 P値
A 11.07 1 11.07 0.919 0.3921
B 72.54 1 72.54 6.022 0.0701
C 41.65 1 41.65 3.458 0.1365
D 119.92 1 119.92 9.955 0.0343
E 90.82 1 90.82 7.54 0.0516
F 20.32 1 20.32 1.687 0.2638
G 6.29 1 6.29 0.523 0.5097
残差 48.18 4 12.05
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平均の分散分析表
要因 平方和 自由度 平均平方 F値 P値
A 2980 1 2980 44.514 0.0026
B 0 1 0 0 0.9845
C 8289 1 8289 123.812 0.0004
D 602 1 602 8.986 0.0400
E 33 1 33 0.493 0.5214
F 3153 1 3153 47.09 0.0024
G 9082 1 9082 135.653 0.0003
残差 268 4 67
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B
E
D
A
C
F
G
調整因子の選択
SN比に影響を
及ぼす因子
平均に影響を
及ぼす因子
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調整因子ばらつき低減に利用
調整因子の選択
SN比に影響を
及ぼす因子
平均に影響を
及ぼす因子
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ばらつきの制御
制御因子の水準を操作することにより,特性のばらつきを低減
させる(誤差因子に対するロバスト性の向上).
平均の調整
調整因子を用いて,特性の平均値を,ばらつきを抑えたまま,
目的値に調整する.
二段階設計法
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ばらつきの制御(制御因子)
1 2
2530354045
B
sn
1 2
2530354045
D
sn
1 2
2530354045
E
sn
(B, D, E) = (2, 2, 2)
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平均の調整(調整因子)
1 2
560580600620640
A
mean
1 2560580600620640
C
mean
1 2
560580600620640
D
mean
1 2
560580600620640
F
mean
1 2560580600620640
G
mean
© Hajime Mizuyama
複数の誤差因子を,2水準(あるいは3水準)の調合誤差因子にま
とめること.負側最悪条件と正側最悪条件(さらにそれらの中間の
標準条件)を用いる.
誤差因子の調合
A1
B1
C3
D1
A2
B2
C2
D2
A3
B3
C1
D3
yN1 N2 N3
調合誤差因子
A
B
C
D
誤差因子
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複数の誤差因子を,2水準(あるいは3水準)の調合誤差因子にま
とめること.負側最悪条件と正側最悪条件(さらにそれらの中間の
標準条件)を用いる.
誤差因子の調合
外側
直交表
1
2
J
・
・
・
z1, z2, ...
N1 A1, B1, C3, D1
N2 A2, B2, C2, D2
N3 A3, B3, C1, D3
A, B, C, D
実験規模の縮小
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静特性と動特性
静特性
• ある固定された目的値が与え
られている特性.
• 静特性では,信号因子は考え
ない
動特性
• 目的値が信号因子の値に応じ
て変化する特性.
• 信号因子と特性との間には一
次式や比例式の関係を仮定す
ることが多い.
© Hajime Mizuyama
動特性の一次式モデル
y
特性
s
信号因子
𝑦 = 𝛼 + 𝛽𝑠 + 𝑒
x1 x2 xM
制御因子
z1 z2 zL
誤差因子
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動特性の一次式モデル
y
s
(通常の単回帰モデル)
例) 得られた y の値から s を求める計測器.
校正後の計測誤差は e/βとなる.
𝑦 = 𝛼 + 𝛽𝑠 + 𝑒
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一次式モデルのSN比(特性のばらつきが平均に依存しない)
関係式: 𝑦 = 𝛼 + 𝛽𝑠 + 𝑒 (通常の単回帰モデル)
母SN比: 𝜂 = 𝛽2
𝜎𝑒
2
(校正後の誤差分散の逆数)
標本SN比:
*大きければ大きいほど望ましい尺度になっている.
動特性のSN比(一次式モデル)
𝛾 = 10log
𝛽2
− 𝑉𝑒 𝑆𝑠𝑠
𝑉𝑒
≈ 10log
𝛽2
𝑉𝑒
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残差平方和
正規方程式
回帰直線 標本誤差分散
最小2乗法によるパラメータ推定
𝑁𝛼 + 𝛽 𝑠𝑗
𝐽
𝑗=1
= 𝑦𝑗
𝐽
𝑗=1
𝛼 𝑠𝑗
𝐽
𝑗=1
+ 𝛽 𝑠𝑗
2
⁡
𝐽
𝑗=1
= 𝑠𝑗 𝑦𝑗
𝐽
𝑗=1
𝛼 = 𝑦 − 𝛽 𝑠
𝛽 =
(𝑠𝑗 − 𝑠)(𝑦𝑗 − 𝑦)
𝐽
𝑗=1
𝑠𝑗 − 𝑠
2𝐽
𝑗=1
=
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑆 𝑒 = 𝑦𝑗 − 𝛼 + 𝛽 𝑠𝑗
2
𝐽
𝑗=1
𝑦 =
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑠 − 𝑠 + 𝑦 𝑉𝑒 =
𝑆 𝑒
𝐽 − 2
𝑦𝑗 −
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑠𝑗 − 𝑠 − 𝑦
2𝐽
𝑗=1
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動特性の比例式モデル
y
特性
s
信号因子
𝑦 = 𝛽𝑠 + 𝑒
x1 x2 xM
制御因子
z1 z2 zL
誤差因子
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動特性の比例式モデル
N3
N1
N2 誤差因子によって
傾き β が変動する
交互作用 N×β が
隠れている.
例)入出力関係で表される技術システムの機能性評価.
交互作用N×βによる変動と誤差eの分散とを共に減少させたい.
s1 s2 s3 s4 ...
y
𝑦 = 𝛽𝑠 + 𝑒
(原点回帰モデル)
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一次式モデルのSN比(特性のばらつきが平均と共に増大)
関係式: 𝑦 = 𝛽𝑠 + 𝑒 (原点回帰モデル)
母SN比: 𝜂 = 𝛽2
𝜎 𝐸
2
標本SN比:
*大きければ大きいほど望ましい尺度になっている.
*VE や σE は,純粋な誤差eの分散に加え,交互作用N×βも含む.
動特性のSN比(比例式モデル)
𝛾 = 10log
𝛽2
− 𝑉𝐸 𝑆𝑠𝑠
𝑉𝐸
≈ 10log
𝛽2
𝑉𝐸
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残差平方和
正規方程式
回帰直線 標本誤差分散
最小2乗法によるパラメータ推定
𝛽 =
𝑠𝑗 𝑦𝑗
𝐽
𝑗=1
𝑠𝑗
2𝐽
𝑗=1
=
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑆 𝐸 = 𝑦𝑗 − 𝛽 𝑠𝑗
2
𝐽
𝑗=1
𝑦 =
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑠 𝑉𝐸 =
𝑆 𝐸
𝐽 − 1
𝑦𝑗 −
𝑆𝑠𝑦
𝑆𝑠𝑠
𝑠𝑗
2𝐽
𝑗=1
𝜕𝑆 𝐸
𝜕𝛽
= −2 𝑠𝑗(𝑦𝑗 − 𝛽 𝑠𝑗)⁡
𝐽
𝑗=1
= 0 𝛽 𝑠𝑗
2
⁡
𝐽
𝑗=1
= 𝑠𝑗 𝑦𝑗
𝐽
𝑗=1
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原点まわりの全平方和
全平方和の分解
純粋な誤差分散の推定値
平方和の分解と純粋な誤差分散(参考)
𝑆 𝑇 = 𝑦𝑗
2
𝐽
𝑗=1
= 𝑦𝑢𝑣
2
𝑉
𝑣=1
𝑈
𝑢=1
ただし,信号因子の水準数を U,
(調合)誤差因子の水準数を V,
𝐽 = 𝑈 × 𝑉とする.
𝑆 𝑇 = 𝑉𝛽2 𝑠 𝑢
2
𝑈
𝑢=1
+ 𝑠 𝑢
2 𝛽𝑣 − 𝛽
2
𝑉
𝑣=1
𝑈
𝑢=1
+ 𝑦𝑢𝑣 − 𝛽𝑣 ∙ 𝑠 𝑢
2
𝑉
𝑣=1
𝑈
𝑢=1
残差平方和
Se
回帰平方和
Sβ
交互作用N×β
の変動 SN×β
SE
𝑉𝑒 =
𝑆 𝑒
𝑉(𝑈 − 1)
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内側直交表と外側直交表
制御因子
x1, x2, ...
信号因子 s (U水準)と(調合)
誤差因子 z1, z2, ... (V水準)の直積
x1, x2, ... s, z1, z2, ...
内側
直交表
外側
直交表
1
2
I
1
2
J = U×V
・
・
・
・
・
・
© Hajime Mizuyama
yi1, yi2, ... ..., yiJ
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
s,z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J=U×V
・
・
・
y11, y12, ...
..., yIJ
行ごとに,
回帰分析し
標本SN比と
標本感度を
算出する.
© Hajime Mizuyama
信号因子 誤差因子 特性値
1 1 y11
1 2 y12
1 3 y13
2 1 y21
2 2 y22
2 3 y23
3 1 y31
3 2 y32
3 3 y33
4 1 y41
4 2 y42
4 3 y43
行ごとの実験データ
信号因子の水準数 U = 4
誤差因子の水準数 V = 3
の場合
これらのデータを図示すると
例えば,下図のようになる.
s
y
© Hajime Mizuyama
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
s,z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J=U×V
・
・
・
y11, y12, ...
..., yIJ
SN比 感度
1
I
i
・
・
・
・
・
・
1
ˆ
Iˆ
iˆ
・
・
・
・
・
・
© Hajime Mizuyama
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ... SN比 感度
1
I
i
・
・
・
・
・
・
SN比に関する
分散分析
感度に関する
分散分析
1
ˆ
Iˆ
iˆ
・
・
・
・
・
・
© Hajime Mizuyama
調整因子ばらつき低減に利用
調整因子の選択
SN比に影響を
及ぼす因子
感度に影響を
及ぼす因子
© Hajime Mizuyama
ばらつきの制御
制御因子の水準を操作することにより,特性のばらつきを低減
させる(誤差因子に対するロバスト性の向上).
感度の調整
調整因子を用いて,信号因子に対する特性の感度を望ましい値
に調整する.
二段階設計法
© Hajime Mizuyama
機能窓
あるパラメータの値が大きすぎるとある不具合が,小さすぎる
とそれとは別の不具合がそれぞれ生じることがある.このよう
に,あるパラメータの下側と上側に相反するエラーモードが存
在するとき,どちらのエラーモードも生じないパラメータの範
囲を機能窓と呼ぶ.
機能窓法
当該パラメータ以外の制御因子を用いて,機能窓をできるだけ
大きくすることのできる条件を実験によって見出す方法.
機能窓と機能窓法
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内側直交表と外側直交表
制御因子
x1, x2, ...
当該パラメータ(U水準)と
(調合)誤差因子(V水準)の直積
x1, x2, ... s, z1, z2, ...
内側
直交表
外側
直交表
1
2
I
1
2
J = U×V
・
・
・
・
・
・
© Hajime Mizuyama
直積実験の計画
各条件でそれぞれ
ある回数試行し,
エラー発生回数を
記録する.
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
s,z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J=U×V
・
・
・
行ごとに
機能窓の
SN比を
求める.
© Hajime Mizuyama
パラメータ 誤差因子 下側モード 上側モード
1 1 nL11 nU11
1 2 nL12 nU12
1 3 nL13 nU13
2 1 nL21 nU21
2 2 nL22 nU22
2 3 nL23 nU23
3 1 nL31 nU31
3 2 nL32 nU32
3 3 nL33 nU33
・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
行ごとの実験データ
パラメータの水準数 U
はなるべく多くとる.
左は誤差因子の水準数
V = 3
の場合
所定の試行数のうち,
何回下側,上側の
エラーモードが
発生したかを
カウントする.
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機能窓のSN比
5
4
3
2
1
0
発
生
回
数
パラメータ
上側エラーモード
下側エラーモード
LBv UBv
機能窓のSN比
誤差因子の水準ごとに両モードの境界LB,UBを定義し,それらを
用いて次式で求める(上の例では 5回中2回発生を境界としている).
𝛾 = −10𝑙𝑜𝑔
1
𝑉
𝐿𝐵𝑣
2
𝑉
𝑣=1
− 10𝑙𝑜𝑔
1
𝑉
1
𝑈𝐵𝑣
2
𝑉
𝑣=1
© Hajime Mizuyama
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
・
・
・
x1, x2, ...
s,z1,z2,...
外側
直交表
1
2
J=U×V
・
・
・
y11, y12, ...
..., yIJ
SN比
1
I
i
・
・
・
・
・
・
© Hajime Mizuyama
直積実験の結果の解析
内側
直交表
1
2
I
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x1, x2, ... SN比
1
I
i
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SN比に関する
分散分析
SN比ができる
だけ大きくなる
設定を採用する
実験計画法入門 Part 4

実験計画法入門 Part 4