PaaS勉強会
@dmasubuchi
分かりにくい?PaaS定義
PaaS
Platform as a Serviceの略
パース? ぱーず?
Platform as a Service
 Platformの意味
  鉄道駅
  重量挙げでは競技をおこなう場所
  海上で海底油田の掘削構造物
  「シャーシ」や「車台」
  何らかの作業エリア

 コンピュータ・通信分野
  ハードウェア、オペレーティングシステム、Javaプラッ
   トフォーム
  モバイルプラットフォーム、テレビゲーム機

 その他・転用例
  SNSプラットフォーム事業
  地域プラットフォーム事業
  新プラットフォーム戦略
Platform =「土台」

ソフトウェアは対応するプラットフォームで
 のみ動作する。
  例: Windows OS、Linux OS、Java、PHP

ファミコンソフトをPS3では動かすこともで
 きない。

複数のプラットフォーム上で対応可能なソフ
 トウェアは、特にクロスプラットフォームや
 マルチプラットフォームと呼ばれる。
Platform の「陣」取合戦

マイクロソフトのPCプラットフォー
 ム戦略

インターネットの登場

Java、クロスプラットフォームとい
 う夢
Platform as a “Service”って?
形のない財、役務

ソフトウェア業界における
  サブスクリプションモデル
   (購読課金・継続利用料)

  コンサンプションモデル
   (ユーティリティ型・従量課金)
ネット+サービス ⇒ クラウドサー
ビス

 サーバーがほしい

             仮想サーバーを
             貸出します。
 サーバーには自由に
ソフトウェアを導入し
    よう
ネット+サービス ⇒ クラウドサー
ビス
書籍管理の業務ソフト
   が欲しい

             うちのソフトを
           インターネット上で提供
              しまっせ
 するにアプリを
使い始められるね
   (^O^)
ネット+サービス ⇒ クラウドサー
ビス
PHPとDBの実行環境
    がほしい

          実績のあるサーバーの組
           合せを貸出します

するにアプリ開発を
始められるね(^O^)
ネット+サービス ⇒ クラウドサー
ビス
Java実行環境がほ
    しい
             Javaのコンテナと
             DBをセットで貸出し
                  ます
              デプロイも直接パッ
             ケージおいてもらえれ
                 ばOK
 おお、すぐに開発を
 始められるね(^O^)
(-"- ) !?
サーバー台数が具体的な、
 IaaSっぽいPaaSもあれば、

サーバー台数などを全く意識しない
 PaaSもある

どっちも一応“あり”とされています。
クラウドの分類(よくメーカーが使う絵)

アプリケー     アプリケー    アプリケー
  ション      ション       ション
アプリケー     アプリケー    アプリケー
  ション      ション       ション
 稼働環境     稼働環境      稼働環境
 サーバー     サーバー      サーバー
 (OS)     (OS)      (OS)
 サーバー     サーバー      サーバー
(ハードウェ   (ハードウェ   (ハードウェ
   ア)      ア)         ア)
Platform as a Service

 アプリケーションソフトが稼動するためのハード
  ウェアやOSなどの一式(プラットフォーム)を

 インターネット上で使った分だけを課金する

 モデル(または事業)


     使った分というのがサーバーだったり、
    メモリやトランザクション量だったりします。
異なる進化
 サーバーシステム基盤としての進化
    プラットフォーム=OS
    サーバー仮想化 → ハードウェアとOSを疎結合
    サーバーシステムは作るのも壊すのもとても簡単になった
    IaaS的なものの出現

 アプリケーション基盤としての進化
  クロスプラットフォーム=Java(プラットフォーム非依存)
  WEBアプリケーション基盤、PHP、Phython、RoR、.NETも追随

 パッケージ業界のプラットフォーム
    もともとソフトウェアpkgには基盤プログラムという概念がある
    ミドルウェア、プロセスエンジン、ワークフロー、etc
    パッケージの上に自由にシステムを構築する
    プラットフォームをネット上で提供するベンダーの出現
SaaS⇒PaaS

SaaS → PaaS
 PaaSという言葉は
  2007年セールスフォース・ドットコムが提唱

 “ユーザーのシステムを稼働させる”プラット
  フォーム
  そのものを、
  インターネット経由でサービスとして利用できる
  形態
IaaS ⇒ PaaS

IaaS → PaaS
 仮想化から発展したシングルテナント型 IaaS
  Amazon EC2


 アプリケーションサーバーのマシンイメージを用
  意
  Amazon AMI → Apache Geronimo、Tomcatなど。
  アプリの稼働までの作業は日に日に便利に。


 仮想マシン以外のサービスが充実してきた
  ブロックサービスやRDS、、、
初めからPaaSを目指した商品
 Google GAE
   → Jetyの分散環境を貸出し
   → まったくサーバーを意識しなくていい
        (何台つかっているかわからない)

 Heroku
   → マルチテナントでサーバー利用
チャー
*さすがエンタープライズ向けで使いにく
い




          Via: http://www.gartner.jp/b3i/research/110607_app/index.html
NIST がクラウド定義を更新
 Platform-as-a-Service(PaaS)とは、アプリケーションの開発とデプロイメントのための
  オン・デマンド・サービスとして提供される、コンピューティング・プラットフォームとして
  のソフトウェア・デプロイメント・モデルのことである。その主たる目的は、対象となるプ
  ラットフォームの基礎となるハードウェアとソフトウェアのコンポーネントに関して、そ
  の購入/配備/管理のコストと煩わしさを、開発ツールやデータベース・デプロイメントの
  必要性も含めて、低減することにある。一般的に、そこでの開発環境は、対象となるクラ
  ウド・プロバイダーにより決定され、プラットフォームのデザインとアーキテクチャに適合
  した、個別の意図を持つものとなる。クラウドに加入する組織は、そのプラットフォーム
  における、アプリケーションと環境を制御できる。セキュリティのプロビジョニングは、
  クラウド・プロバイダーと加入者により分担される。

 Infrastructure-as-a-Service(IaaS)とは、基本的なサーバー・コンピューティング・インフ
  ラストラクチャおよび、ソフトウェア、ネットワーク設備としての、ソフトウェア・ディプ
  ロイメント・モデルである。それにより、アプリケーションの開発と実行のためのプラット
  フォームを確立する、オン・デマンド・サービスが提供される。その主たる目的は、基礎と
  なるハードウェアとソフトウェアのコンポーネントに関して、その購入/配備/管理を排
  除することである。そして、それに換えて、サービス・インターフェイスを介して制御と実
  現する、仮想化されたオブジェクトとしてのリソースを得ることになる。一般的に、対象
  となるクラウドに加入する組織は、そこでホストされるオペレーティング・システムと開発
  環境などを、幅広い選択肢から選ぶという自由を持つ。セキュリティのプロビジョニング
  は、基本的なインフラストラクチャを除いて、クラウドの加入者により実施される。
                          日本語訳出展 via: http://agilecat.wordpress.com/2011/03/09/
運用イメージ

Azure Demo
  http://www.youtube.com/watch?v=QQ82eyoQfz4

Google Demo Eclipse デモ
  http://www.youtube.com/watch?v=e1dtyQ6wqzc

Force.comアンケート作成デモ
  http://www.youtube.com/watch?v=TIOHPzWezL
   A
各社クラウドサービス


   Amazon Web Service
        Elastic Compute                   Simple Queue
        •    オンデマンドにリサイズ可能なコンピュータ資源
                                          •   コンピュータ間のメッセージ
        •    LinuxとWindows Serverをサポート
        •    簡単に操作できるユーザーインタフェース

                                          CloudFront
        S3 Storage                        ・ CDNサービス
        • 永続ストレージ
        • 分散環境
                                          Flexible Payment Service
                                          • AMZN credentials for payment
        Simple DB
        •    データベース機能
        •    スキーマレス(Big Tableと同じ)         Dev Pay
        •    CRUD運用に最適化                   • 決済サービス




              OS、ミドルウェア
              の自由度はダントツ。                 インフラ設計スキルは
             仮想サーバー以外の追加                 従来とあまり変わらない
               サービスも充実                   (手間・工数は削減)
             (だんだんPaaSライク)
各社クラウドサービス


  Google App Engine

   • Python用、Java用に対応
   • GAE上で動くウェブアプリケーションはBigTable
     にAPIを通じてデータを格納
   • PaaS指向
   • OSや仮想サーバーの概念がない
   • データストアAPIはリレーショナルなSQLではない




             分散処理、Many Read な
                                         SLAが不明確
             アプリとは相性がいい。
                                     Eコマース系の負荷に
             小規模アプリではおそら
                                   対してスケールしない(*)
               く、最も安価。
                                   No-SQLが前提(最近β対応
                 GITで
                                <参考>
                                http://highscalability.com/blog/2010/5/26/end-to-end-performance-study-
                                of-cloud-services.html
GoogleのSQL DB
各社クラウドサービス


  Salesforce.com

        ビジネスアプリケーション開発のクラウド プラットフォーム
        Javaに良く似たApex CodeとVisualforce(JSFに相当)による開発

        ユーザーIDを課金体系の軸としており、他のクラウドサービスのように、
        スケールアップ/ダウンを前提としていない。企業内・組織内で利用す
        るアプリ開発、特に情報共有基盤として利用されることが多い。




               グループウェア
                                   ユーザー課金
             社内情報基盤に強み、
                                  プロプライエタリ
             アプリの部品(テンプ
                                今後はHerokuとの統合でそ
              レート)が豊富、
                                  のあたりも改善?
             DB設計はめちゃ簡単

                              オープンに関しては結局どのPaaSも独自APIを使うので、
                                  どんぐりの背比べではあるかも。。。
各社クラウドサービス


  Windows Azure Platform
      マイクロソフトのクラウド プラットフォーム

      • アプリケーション環境: Windows Azure
      • ミドルウェアサービス: Windows Azure AppFabric
      • データベースサービス: SQL Azure

      課金体系と金額はAmazon EC2に似ている(Core数*時間の課金)
      OSやミドルウェアのセキュリティパッチ適用も自動化

      Googleレベルに簡単に、かつAmazonなみのスケールアウト、を目指す。
      (後発なのでいい所どりをしている)
                                      LinuxはNG
             セキュリティ更新が頻繁
               +PaaS運用容易性+
                                 開発言語のAPI対応状況は
             IaaSのスケールアウトへ
                                     結構まちまち
                 のコントロール
                                 (.NET、Java、PHP・・
                                    *PaaSの開発言語は最もオープン
                                          といっている。
何を作りたいか・何を変化させた
いか
 ロードバランサー               アプリサーバー               パーティション分割可能なデータ


                            Applicatio          キーバ      リレーショナ
   ロード
   Load                     バックエン                        Relational   Reporting &
                                                                      レポーティ
                                               リュースト
                                                Table    ルデータベー
  バランサー
  Balancer                  n ド処理
                              Server                     Database
                                                             ス         ング、BI
                                                                       Analysis
                                                 ア


           リバースプロ           Application
                             Webサー                                        Data
                                                                       データ同期
           キシ、キャッ                                                     Synchronization
           Web Server
              シュ               バー
                              Server


         Elastic            Application
                             管理サー
      (増減自在)                   バー
                              Server                分散
                                                 キャッシュ   分散キャッ
                                                          Caching
                                                           シュ
           分散ストレージ


   CDN配信           Blob
                 大容量ファ            Network
                                ファイルシ                     Service
                                                         サービスバ         アクセス権
                                                                        Access
    CDN                                        キュー
                                               Queue
   サービス          イル格納
                  Service          ステム
                                File System                 ス
                                                           Bus           管理
                                                                        Control


    VPN
    VPN
ディスカッション
コストについての問題
既にある技術の移行コストはどの順
 番に高いでしょうか?

1. SaaS

2. PaaS

3. IaaS
スキル育成に関しての問題
クラウドスキルの保有のためにハー
 ドルが高いのはどれでしょうか

1. SaaS

2. PaaS

3. IaaS
運用に関しての問題
運用の手間がかかるのはどのサービ
 スでしょう

1. SaaS

2. PaaS

3. IaaS
セキュリティ
セキュリティ運用コストが高いのは
 どのサービスでしょう

1. SaaS

2. PaaS

3. IaaS
閑話休題
第1世代 1946:ENIAC




            http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
第2世代 1959:IBM 7070/1401




              http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
第3世代 1964:IBM 360



IBM RAMAC


            東京証券取引所と野村證券、UNIVAC120



                    日立:HITAC 301
                    東芝:TOSBAC 2100
                    富士通:FACOM 212
                    日本電気:NEAC 220
                  http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
第4世代 1980:IBM 3081



                                           System/360 Model 22



3081 Processor Complex




                   http://www-03.ibm.com/ibm/history/exhibits/mainframe/mainframe_album.html
情報ネットワーク
 バッチ処理
 リモートバッチ処理




                      タイムシェアリング処理




  オンラインリアルタイム処理
              http://www1.megaegg.ne.jp/~yasu/history/network/network2.html
インフラの歴史(ざっくり)
 ハードウェアアーキテクチャー
  第一世代(むかし) : 真空管
  第二世代(1960~1964) :トランジスタ
  第三世代(1964~1970~1980) : IC、LSI
  第四世代(1980) : VLS、IBM360の衝撃
 情報ネットワーク
  バッチ → リモートバッチ → タイムシェアリング処
   理
    → オンラインリアルタイム処理(大型コンピュータ)
  アメリカ、ソの人工衛星スプートニクを見てビビる
  ミサイルでコンピュータを攻撃されたらやばい、システム分散し
   よう
  分散処理 → パケット分割したほうがよくない?
  一つの交換機が故障しても通信できるように → TCP
 めでたく、LAN &   インターネットの誕生
続いて、インターネットサービスの歴史(ざっ
くり)
 ネイティブに実装しているサービス
  WWW(World Wide Web)サービス、メールサービス、FTPサービス

 インターネット普及
  1980年代後半~パソコン通信普及 ⇒ ニフティ、AOL、アスキー
  インターネットWWW爆発的普及
  ネット接続業者は加入者獲得目的で、ポータル、チャット、掲示板等のアプリレイヤを充
   実
  コンシューマを中心にWEBサービス普及
   音楽再生、動画再生、友達検索、占い、不動産検索、地図検索、飲食店検索、etc…


 WEBホスティングの始まり
  社内メールと社外メール、企業ホームページの構築 (90年代)
   → 運用が負担に。
  もともとインターネット技術で成り立つサーバーだったので、早期にアウトソーシング化

 ASPの始まり(90年代後半)
  独立系ソフトウェア開発ベンダーにとっての新しい販路開拓
  ホスティング事業者にグループウェアや会計システムを預けてネットビジネスできるので
   は?
  構築作業(SE作業)が初期費用として発生する。
  さらにソフトとインフラの会社が別(事業)であったため、スピード感に欠けてしまい発
   奮せず。
クラウドコンピューティング
WEBホスティング
 仮想化技術
  当初、バラバラのリソースを組み合わせて貸出してた
   WEBスペース +メール + FTPユーザー
  OSの仮想化技術の進化とハード性能の進化
   バーチャルサーバーが簡単に作成/削除でき、
   面倒だからバーチャルサーバーごとレンタルしだした
   細かい設定はOSイメージとして定義済み
    ・・・ という業者がたくさん出現。 インフラ差別化は困難
   WEBホスティングのノウハウはどんどんSWアプライアンス化
     Pallares Virtiozzo、、、


うちもサーバーたくさん持っているんだけ
 ど。
   と、急にアマゾンが余っているサーバーで同じことをやりだし
    た
クラウドコンピューティング
正直、実態は個別ばらばらな仕組みです。

特にPaaSは、生い立ちがIaaS系とSaaS系に
 分かれますが、DB as a Serviceあたりから
 ほぼ機能差が減ってきました。

唯一の違いはセキュリティ

クラウドとPaaSはこれぞ、という仕組みは
 斬えんながら今後も出現することはありませ
 ん。
PaaSは何を選べばいいのか?
 一般的な仕組みの優劣はあまり意味を持ちません。早
  めにとっかかった方が勝ちです。

 ちょっと詳しい人に、ビジネス(乗せたいサービス)
  をベースに相談するのもありです。

 アプリ開発をコアビジネスにしたい?
 自社LAMPと技術者を共通化させたい?
 セキュリティ?


 ネットのトレンドはAPI(fb、twitter)
 PaaS各社もAPI提供が盛ん

非公式PaaS勉強会~新宿d社会議室

  • 2.
  • 3.
  • 4.
    PaaS Platform as aServiceの略 パース? ぱーず?
  • 5.
    Platform as aService  Platformの意味  鉄道駅  重量挙げでは競技をおこなう場所  海上で海底油田の掘削構造物  「シャーシ」や「車台」  何らかの作業エリア  コンピュータ・通信分野  ハードウェア、オペレーティングシステム、Javaプラッ トフォーム  モバイルプラットフォーム、テレビゲーム機  その他・転用例  SNSプラットフォーム事業  地域プラットフォーム事業  新プラットフォーム戦略
  • 6.
    Platform =「土台」 ソフトウェアは対応するプラットフォームで のみ動作する。  例: Windows OS、Linux OS、Java、PHP ファミコンソフトをPS3では動かすこともで きない。 複数のプラットフォーム上で対応可能なソフ トウェアは、特にクロスプラットフォームや マルチプラットフォームと呼ばれる。
  • 7.
  • 8.
    Platform as a“Service”って? 形のない財、役務 ソフトウェア業界における  サブスクリプションモデル (購読課金・継続利用料)  コンサンプションモデル (ユーティリティ型・従量課金)
  • 9.
    ネット+サービス ⇒ クラウドサー ビス サーバーがほしい 仮想サーバーを 貸出します。 サーバーには自由に ソフトウェアを導入し よう
  • 10.
    ネット+サービス ⇒ クラウドサー ビス 書籍管理の業務ソフト が欲しい うちのソフトを インターネット上で提供 しまっせ するにアプリを 使い始められるね (^O^)
  • 11.
    ネット+サービス ⇒ クラウドサー ビス PHPとDBの実行環境 がほしい 実績のあるサーバーの組 合せを貸出します するにアプリ開発を 始められるね(^O^)
  • 12.
    ネット+サービス ⇒ クラウドサー ビス Java実行環境がほ しい Javaのコンテナと DBをセットで貸出し ます デプロイも直接パッ ケージおいてもらえれ ばOK おお、すぐに開発を 始められるね(^O^)
  • 13.
    (-"- ) !? サーバー台数が具体的な、 IaaSっぽいPaaSもあれば、 サーバー台数などを全く意識しない PaaSもある どっちも一応“あり”とされています。
  • 14.
    クラウドの分類(よくメーカーが使う絵) アプリケー アプリケー アプリケー ション ション ション アプリケー アプリケー アプリケー ション ション ション 稼働環境 稼働環境 稼働環境 サーバー サーバー サーバー (OS) (OS) (OS) サーバー サーバー サーバー (ハードウェ (ハードウェ (ハードウェ ア) ア) ア)
  • 15.
    Platform as aService  アプリケーションソフトが稼動するためのハード ウェアやOSなどの一式(プラットフォーム)を  インターネット上で使った分だけを課金する  モデル(または事業) 使った分というのがサーバーだったり、 メモリやトランザクション量だったりします。
  • 16.
    異なる進化  サーバーシステム基盤としての進化  プラットフォーム=OS  サーバー仮想化 → ハードウェアとOSを疎結合  サーバーシステムは作るのも壊すのもとても簡単になった  IaaS的なものの出現  アプリケーション基盤としての進化  クロスプラットフォーム=Java(プラットフォーム非依存)  WEBアプリケーション基盤、PHP、Phython、RoR、.NETも追随  パッケージ業界のプラットフォーム  もともとソフトウェアpkgには基盤プログラムという概念がある  ミドルウェア、プロセスエンジン、ワークフロー、etc  パッケージの上に自由にシステムを構築する  プラットフォームをネット上で提供するベンダーの出現
  • 17.
    SaaS⇒PaaS SaaS → PaaS PaaSという言葉は 2007年セールスフォース・ドットコムが提唱  “ユーザーのシステムを稼働させる”プラット フォーム そのものを、 インターネット経由でサービスとして利用できる 形態
  • 18.
    IaaS ⇒ PaaS IaaS→ PaaS  仮想化から発展したシングルテナント型 IaaS  Amazon EC2  アプリケーションサーバーのマシンイメージを用 意  Amazon AMI → Apache Geronimo、Tomcatなど。  アプリの稼働までの作業は日に日に便利に。  仮想マシン以外のサービスが充実してきた  ブロックサービスやRDS、、、
  • 19.
    初めからPaaSを目指した商品  Google GAE → Jetyの分散環境を貸出し → まったくサーバーを意識しなくていい (何台つかっているかわからない)  Heroku → マルチテナントでサーバー利用
  • 20.
    チャー *さすがエンタープライズ向けで使いにく い Via: http://www.gartner.jp/b3i/research/110607_app/index.html
  • 21.
    NIST がクラウド定義を更新  Platform-as-a-Service(PaaS)とは、アプリケーションの開発とデプロイメントのための オン・デマンド・サービスとして提供される、コンピューティング・プラットフォームとして のソフトウェア・デプロイメント・モデルのことである。その主たる目的は、対象となるプ ラットフォームの基礎となるハードウェアとソフトウェアのコンポーネントに関して、そ の購入/配備/管理のコストと煩わしさを、開発ツールやデータベース・デプロイメントの 必要性も含めて、低減することにある。一般的に、そこでの開発環境は、対象となるクラ ウド・プロバイダーにより決定され、プラットフォームのデザインとアーキテクチャに適合 した、個別の意図を持つものとなる。クラウドに加入する組織は、そのプラットフォーム における、アプリケーションと環境を制御できる。セキュリティのプロビジョニングは、 クラウド・プロバイダーと加入者により分担される。  Infrastructure-as-a-Service(IaaS)とは、基本的なサーバー・コンピューティング・インフ ラストラクチャおよび、ソフトウェア、ネットワーク設備としての、ソフトウェア・ディプ ロイメント・モデルである。それにより、アプリケーションの開発と実行のためのプラット フォームを確立する、オン・デマンド・サービスが提供される。その主たる目的は、基礎と なるハードウェアとソフトウェアのコンポーネントに関して、その購入/配備/管理を排 除することである。そして、それに換えて、サービス・インターフェイスを介して制御と実 現する、仮想化されたオブジェクトとしてのリソースを得ることになる。一般的に、対象 となるクラウドに加入する組織は、そこでホストされるオペレーティング・システムと開発 環境などを、幅広い選択肢から選ぶという自由を持つ。セキュリティのプロビジョニング は、基本的なインフラストラクチャを除いて、クラウドの加入者により実施される。 日本語訳出展 via: http://agilecat.wordpress.com/2011/03/09/
  • 22.
    運用イメージ Azure Demo http://www.youtube.com/watch?v=QQ82eyoQfz4 Google Demo Eclipse デモ  http://www.youtube.com/watch?v=e1dtyQ6wqzc Force.comアンケート作成デモ  http://www.youtube.com/watch?v=TIOHPzWezL A
  • 23.
    各社クラウドサービス Amazon Web Service Elastic Compute Simple Queue • オンデマンドにリサイズ可能なコンピュータ資源 • コンピュータ間のメッセージ • LinuxとWindows Serverをサポート • 簡単に操作できるユーザーインタフェース CloudFront S3 Storage ・ CDNサービス • 永続ストレージ • 分散環境 Flexible Payment Service • AMZN credentials for payment Simple DB • データベース機能 • スキーマレス(Big Tableと同じ) Dev Pay • CRUD運用に最適化 • 決済サービス OS、ミドルウェア の自由度はダントツ。 インフラ設計スキルは 仮想サーバー以外の追加 従来とあまり変わらない サービスも充実 (手間・工数は削減) (だんだんPaaSライク)
  • 24.
    各社クラウドサービス GoogleApp Engine • Python用、Java用に対応 • GAE上で動くウェブアプリケーションはBigTable にAPIを通じてデータを格納 • PaaS指向 • OSや仮想サーバーの概念がない • データストアAPIはリレーショナルなSQLではない 分散処理、Many Read な SLAが不明確 アプリとは相性がいい。 Eコマース系の負荷に 小規模アプリではおそら 対してスケールしない(*) く、最も安価。 No-SQLが前提(最近β対応 GITで <参考> http://highscalability.com/blog/2010/5/26/end-to-end-performance-study- of-cloud-services.html
  • 25.
  • 26.
    各社クラウドサービス Salesforce.com ビジネスアプリケーション開発のクラウド プラットフォーム Javaに良く似たApex CodeとVisualforce(JSFに相当)による開発 ユーザーIDを課金体系の軸としており、他のクラウドサービスのように、 スケールアップ/ダウンを前提としていない。企業内・組織内で利用す るアプリ開発、特に情報共有基盤として利用されることが多い。 グループウェア ユーザー課金 社内情報基盤に強み、 プロプライエタリ アプリの部品(テンプ 今後はHerokuとの統合でそ レート)が豊富、 のあたりも改善? DB設計はめちゃ簡単 オープンに関しては結局どのPaaSも独自APIを使うので、 どんぐりの背比べではあるかも。。。
  • 27.
    各社クラウドサービス WindowsAzure Platform マイクロソフトのクラウド プラットフォーム • アプリケーション環境: Windows Azure • ミドルウェアサービス: Windows Azure AppFabric • データベースサービス: SQL Azure 課金体系と金額はAmazon EC2に似ている(Core数*時間の課金) OSやミドルウェアのセキュリティパッチ適用も自動化 Googleレベルに簡単に、かつAmazonなみのスケールアウト、を目指す。 (後発なのでいい所どりをしている) LinuxはNG セキュリティ更新が頻繁 +PaaS運用容易性+ 開発言語のAPI対応状況は IaaSのスケールアウトへ 結構まちまち のコントロール (.NET、Java、PHP・・ *PaaSの開発言語は最もオープン といっている。
  • 28.
    何を作りたいか・何を変化させた いか ロードバランサー アプリサーバー パーティション分割可能なデータ Applicatio キーバ リレーショナ ロード Load バックエン Relational Reporting & レポーティ リュースト Table ルデータベー バランサー Balancer n ド処理 Server Database ス ング、BI Analysis ア リバースプロ Application Webサー Data データ同期 キシ、キャッ Synchronization Web Server シュ バー Server Elastic Application 管理サー (増減自在) バー Server 分散 キャッシュ 分散キャッ Caching シュ 分散ストレージ CDN配信 Blob 大容量ファ Network ファイルシ Service サービスバ アクセス権 Access CDN キュー Queue サービス イル格納 Service ステム File System ス Bus 管理 Control VPN VPN
  • 29.
  • 30.
  • 31.
  • 32.
  • 33.
  • 34.
  • 35.
    第1世代 1946:ENIAC http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
  • 36.
    第2世代 1959:IBM 7070/1401 http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
  • 37.
    第3世代 1964:IBM 360 IBMRAMAC 東京証券取引所と野村證券、UNIVAC120 日立:HITAC 301 東芝:TOSBAC 2100 富士通:FACOM 212 日本電気:NEAC 220 http://www.kogures.com/hitoshi/history/mainframe/index.html
  • 38.
    第4世代 1980:IBM 3081 System/360 Model 22 3081 Processor Complex http://www-03.ibm.com/ibm/history/exhibits/mainframe/mainframe_album.html
  • 39.
    情報ネットワーク  バッチ処理  リモートバッチ処理  タイムシェアリング処理  オンラインリアルタイム処理 http://www1.megaegg.ne.jp/~yasu/history/network/network2.html
  • 40.
    インフラの歴史(ざっくり)  ハードウェアアーキテクチャー 第一世代(むかし) : 真空管  第二世代(1960~1964) :トランジスタ  第三世代(1964~1970~1980) : IC、LSI  第四世代(1980) : VLS、IBM360の衝撃  情報ネットワーク  バッチ → リモートバッチ → タイムシェアリング処 理 → オンラインリアルタイム処理(大型コンピュータ)  アメリカ、ソの人工衛星スプートニクを見てビビる  ミサイルでコンピュータを攻撃されたらやばい、システム分散し よう  分散処理 → パケット分割したほうがよくない?  一つの交換機が故障しても通信できるように → TCP  めでたく、LAN & インターネットの誕生
  • 41.
    続いて、インターネットサービスの歴史(ざっ くり)  ネイティブに実装しているサービス WWW(World Wide Web)サービス、メールサービス、FTPサービス  インターネット普及  1980年代後半~パソコン通信普及 ⇒ ニフティ、AOL、アスキー  インターネットWWW爆発的普及  ネット接続業者は加入者獲得目的で、ポータル、チャット、掲示板等のアプリレイヤを充 実  コンシューマを中心にWEBサービス普及  音楽再生、動画再生、友達検索、占い、不動産検索、地図検索、飲食店検索、etc…  WEBホスティングの始まり  社内メールと社外メール、企業ホームページの構築 (90年代)  → 運用が負担に。  もともとインターネット技術で成り立つサーバーだったので、早期にアウトソーシング化  ASPの始まり(90年代後半)  独立系ソフトウェア開発ベンダーにとっての新しい販路開拓  ホスティング事業者にグループウェアや会計システムを預けてネットビジネスできるので は?  構築作業(SE作業)が初期費用として発生する。  さらにソフトとインフラの会社が別(事業)であったため、スピード感に欠けてしまい発 奮せず。
  • 42.
    クラウドコンピューティング WEBホスティング  仮想化技術 当初、バラバラのリソースを組み合わせて貸出してた  WEBスペース +メール + FTPユーザー  OSの仮想化技術の進化とハード性能の進化  バーチャルサーバーが簡単に作成/削除でき、  面倒だからバーチャルサーバーごとレンタルしだした  細かい設定はOSイメージとして定義済み ・・・ という業者がたくさん出現。 インフラ差別化は困難  WEBホスティングのノウハウはどんどんSWアプライアンス化  Pallares Virtiozzo、、、 うちもサーバーたくさん持っているんだけ ど。  と、急にアマゾンが余っているサーバーで同じことをやりだし た
  • 43.
    クラウドコンピューティング 正直、実態は個別ばらばらな仕組みです。 特にPaaSは、生い立ちがIaaS系とSaaS系に 分かれますが、DB asa Serviceあたりから ほぼ機能差が減ってきました。 唯一の違いはセキュリティ クラウドとPaaSはこれぞ、という仕組みは 斬えんながら今後も出現することはありませ ん。
  • 44.
    PaaSは何を選べばいいのか?  一般的な仕組みの優劣はあまり意味を持ちません。早 めにとっかかった方が勝ちです。  ちょっと詳しい人に、ビジネス(乗せたいサービス) をベースに相談するのもありです。  アプリ開発をコアビジネスにしたい?  自社LAMPと技術者を共通化させたい?  セキュリティ?  ネットのトレンドはAPI(fb、twitter)  PaaS各社もAPI提供が盛ん

Editor's Notes

  • #26 <スライド変更メモ>■全体をまとまりよく。(配置、色調、その他諸々)■次ページと連続で見せる(このページが一般論で、マイクロソフトのAzureに置き換えると、次ページのイメージ)■Azureで実現すると、というアニメーションはページ切り替えではなく、1枚の中でできるのが理想■それぞれの箱はテキストだけでなく、できればそれらしいイメージをつけられるとベターです■Elasticの部分の矢印は最後に■点線で囲んでロゴを表示。(Windows Azure->SQL Azure->AppFabricの順で)