kintone diy 営業支援レシピ　後半　〜つくる編〜

1. 営業支援DIY
〜つくる編〜

2. 準備しよう！

3. 現在の業務イメージ
~自社の現状フローを洗い出してみましょう~
• 基幹に顧客データを登録
• 折衝の履歴をメモや
日報の形で記録
• 提案資料の作成
• 折衝履歴を記録
• 売上予算を立てる
• 顧客情報を入れて、
見積書を作成
• 見積作成を他チームに
依頼
• 発注書を貰ったら
売上を登録
※ 日々の営業活動の流れをチャート式で書いてみる事と、業務の洗い出しがしやすくなります
それぞれの活動で行う業務、そして課題と感じている部分を書き出してみましょう！
• 受注後の顧客フォロー
• 新規案件の創出
案件化案件創出 提案期間 見積提出 受注 受注後フォロー

4. 業務に伴う課題
~課題を書き出してみましょう！~
顧客データと活動報告が
バラバラに管理されている
一日の終わりに大量の報告書がメールで届き、
大事なメールが埋もれてしまう
同じ顧客に対して
別の営業メンバーとバッティングしてしまう
過去の提案資料を探すのに
時間かかる
似たような案件の
情報を探せない
顧客データをプリントアウトして
商談先に持って行っている
途中から引き継ぐことになった！
どういう動きがあったのか把握できない
見積書を個別で作成している
提出して…その後どうなってる？
活動の間が空いたので
対応が遅くなってしまった
受注してからのフォローを
しているのかがわからない
案件化案件創出 提案期間 見積提出 受注 受注後フォロー
現場の課題
マネージャーの課題
わざわざ時間を合わせて案件の共有をしなければ
メンバーの活動が見えない

5. 作ってみよう！

6. 作成するアプリの完成イメージ
販売管理
システム
データ参照
ルックアップ
データ参照
ルックアップ
ルックアップ：データ参照機能
アクション：自動転記機能
CSV：CSV 形式での書き出し/読み込み
商材管理
CSV書き出し
帳票出力連携サービス
見
込
み
商
談
受
注
顧客管理
見積作成案件管理

7. アプリ作成の手順
アプリ作成 データ投入
アプリ作成
アプリ作成
データ投入
データ投入
関連レコードを設定
関連レコードを設定
顧客や商材にコードを付けると
関連レコードを設定する時に楽です
CSVファイル、もしくはデータ連携ツールで
インポートも可能です
コードをキーにして関連したデータを
表示できます
完成！
アプリ作成 データ投入
アクション機能を使って
データの自動転記を設定できます
商材管理
顧客管理
見積作成
案件管理

8. CSV で作成した表を用意
顧客マスタを作成しよう
～CSV ファイル取り込みによるアプリの作成～
• すでに顧客データがあったので、フォーマットを揃えてそのまま kintone 化できました
• kintone で顧客マスタアプリを先に作成。ファイルの書き出しを行った後のものに
データを当て込めると、エラーなくインポートができます！（Tips-12）
• 商品マスタも同様に作成できます
フィールドのタイプを
事前に設定
kintone へ一気に読み込んで
顧客データベース作成は完了！
設定画面
アプリ一覧画面
CSV ファイル

9. 顧客マスタを作成しよう
～業務に合わせてフィールドを配置～
• CSV でアプリを作成したままだと、フィールドが縦一列になってしまいます
• 顧客マスタとして使いやすくなる＆見やすくなるように、フィールドを移動させました！
ドラッグ＆ドロップでフィールドを配置！

10. 案件管理を作成しよう
～自社で必要な管理項目を洗い出して、フォームに配置する～
先方の担当者名
顧客名 担当者
確度
案件のきっかけ
商材
商談内容
対応履歴
次のアクション
予算
提案書
売上
顧客データを呼び出せる
ルックアップを配置
内容が決まっている項目
（確度やステータスなど）は
ドロップダウンがオススメ
資料を残したい場合は
添付ファイルフィールドが
あります！
商談履歴や対応履歴は
フィールドをまとめて
テーブル化します
案件管理アプリ作成画面

11. 見積作成をしよう
～kintone のデータから帳票を出力～
• kintone の連携サービスと組み合わせて、見積作成アプリから出力できるように設定！
• 案件管理から見積書作成までノンストップで行えるようになりました
帳票出力のサービスと組み合わせて、
kintone から見積書といった帳票を
出せるようにして、さらに一元的な
管理を目指しました！
※kintone スタンダードコースのご利用となります
※別途連携サービスとのご契約が必要となります
出力した見積書は
kintone に添付！
書類の徹底管理にげました
見積書作成アプリ

12. DIYで工夫したところ・難しかったところ

13. 顧客に紐づけて案件一覧も見たい！
～関連レコードの活用～
• 顧客管理を見たときに、その顧客に関する情報を一元的に見たかったので、
関連レコードを設定して別アプリのデータを表示させました
企業コードが一致した
案件管理のデータを表示
配置
顧客管理レコード画面
顧客管理フォーム編集画面

14. 「登録された日付」の「3日前」に
「担当者」と「部長」に通知を送る、
といった細かい条件を設定できます
顧客フォローの抜け漏れをなくしたい！
～案件管理でのリマインダー機能の活用～
• 案件が多すぎて、次回フォローアップの日が過ぎてしまう…なんてことや、
契約更新を忘れてしまうことも…
• 設定した日の3日前に自動で通知が飛ぶようにしたところ、抜け漏れがなくなりました
• 通知方法は、メール通知やスマホ通知もあるので、kintone をずっと見ている必要もないので便利！
（Tips-7）
案件管理設定画面

15. 日々の営業活動を色々な角度で可視化したい！
～案件管理アプリでグラフ集計の活用～
• 担当者別の案件数や進捗具合、売上を集計してグラフへ出力しました
• 案件がどういう状況なのかが常に見えるようになったので、
より効率的な案件活動へ繋げる事になりました！
• 上長にも見やすいと評判◎
担当者×ステータスの
クロス集計
売上×担当者の
縦棒グラフ
確度別の
円グラフ

16. • 案件の進捗を、プロセス管理機能を使って設定しました
• ボタン一つで更新可能！案件の進み具合が一覧で見れるように
• 案件が進み、営業事務メンバーへのお知らせも更新と同時にできるようになり
余計な連絡も減りました！
(Tips-13)
案件や見積書のステータス確認をしたい！
～プロセス・ステータスの管理機能の活用～
ステータスの履歴を確認し、
アクションの発生日を振り返れます
宛先を決めて、作業者を
設定できます

17. データの状態を表すステータスを
決めてあげます
①
②③
プロセスの設定方法：
①作業者が②アクションを行うと、③ステータス名が変わり、④担当者へ通知が行く
次のステータスへ進むための
アクションに名前をつけてあげます
④
②
③
④
④
案件管理レコード画面
プロセス管理設定画面
案件や見積書のステータス確認をしたい！②
～プロセス・ステータスの管理機能の活用～

18. 営業チームで情報共有するワークスペースが欲しい！
～アプリをまたいだスペース機能の活用～
• 作成したグラフ一目で確認できるようにしたり、会話用のスレッドを作ったり…
導線をまとめたりして、必要な情報にすぐにたどり着けるようにしました！
案件のステータス別に担当者の名前で抽出したクロス集計のグラフを作成：tips（クロス集計の作成）
各アプリで作成したグラフをポータルに表示：tips（ポータルに張り付け）
コミュニケーションを行えるスレッドの作成：tips（スレッド）
業務で使うもの（顧客管理、案件管理）はアプリとして用意
お知らせ
スレッド
アプリ
案件の進捗や状況をグラフにして
ポータル画面に表示
スレッドを用いて
コミュニケーションを行う
業務で使うアプリは
この部分に集約

19. SNS のようなコミュニケーションがしたい！
~スペース内の機能であるスレッドの活用~
・アプリのコメント機能だと案件レコードごとのコメントしかできないので
急ぎのメッセージや資料の共有、オンラインでディスカッションをするために
スレッドを活用しました。
・テーマ別に掲示板を立てられますし、スマホからも投稿できるので便利！
・ホウレンソウを全てカバーでき、社内の動きも可視化できます
社内ディスカッションや
コミュニケーションを
行って頂ける機能です

20. 転記作業をなくしたい！
～アクション機能の活用～
• 見積作成の際、アプリをわざわざ立ち上げるのではなく、アクション機能を使って
ボタンひとつで繋がるようにしました！（Tips）
• データの自動転記の設定もできるので、二重入力作業がなくなりました
アクションボタンを設置して、
二重入力作業をなくそう！
転記
案件管理詳細画面
見積管理作成画面