1. 家庭内LANのIPv6化に関する調査
-基本編-

2. IPv4 と IPv6 の比較
IPv4 IPv6
ISPとLANの接続確立プロト PPPoE IPv6 PPPoE
コル
LAN内ホストアドレッッシング DHCP DHCPv6 SLAAC
セキュリ NAT/NAPT OK グローバルアドレス
ティ のため概念自体が
無い
フィルタリング 玄関モデル: ルー -セキュリティ編-にて
タにおけるパケット 調べる予定
フィルタリング
金庫モデル: OSに
おけるフィルタリン
グ

3. IPv6のアドレス
IPv6のアドレスは、ネットワークプレフィックス部(64bit推奨)とインター
フェースID(128-64bit)からなる。
ネットワークプレフィックス部は、ISP等のアドレス管理組織毎によって異
なりDHCPv6-PD (Prefix Delegation)によってルータに通知される。
ネットワークプレフィックス部通知イメージ

4. IPv6におけるアドレッシング
IPv6におけるインターフェース(LANボード)のアドレスの決定には、大ま
かに下記２種類がある。
◎手動設定
◎動的設定
◎手動設定
手動設定は、IPv4と同様でルーターやサーバーなどアドレスが固定さ
れている事が要求されるホストで行う。
IPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーを指定する。
IPアドレスとルーターのアドレスの指定 DNSサーバーの指定

5. IPv6におけるアドレッシング
◎動的設定
動的設定の手段には、主に以下の２つがある。この２つの手段は、IPv4の動
的設定の手段の１つであるDHCPの機能に完全に対応するものではなく、両
者の手法を組み合わせて初めてIPv4のDHCPに対応するようになる。
表 SLAACおよびDHCPv6のDHCPとの比較
○SLAAC
○DHCPv6
IPv4枯渇対応タスクフォース資料より抜粋
http://www.kokatsu.jp/blog/ipv4/event/course/SOHO-AlliedTelesys-Textbook.pdf

6. IPv6におけるアドレッシング
○SLAAC StateLess Auto Address Configuration
ルーターが送出するRA (Router Advertisement)によって通知されるアドレ
スプレフィックス(上位64bitが推奨されている)とデフォルトゲートウェイが通知
される。
この情報を基にホストは、IPアドレスをアドレスプレフィックスとIEEE EUI-64
などの手法でMACアドレスから得るインターフェースIDを組み合わせて決定
する。

7. IPv6におけるアドレッシング
○DHCPv6
SLAACでは通知できない、DNSサーバーのアドレスを通知する。
SLAACとDHCPv6を併用する場合には、RAパケットのMフラグ(DHCPv6に
よるアドレス配布をするか？)、Oフラグ(DHCPv6にてDNSサーバー等のアド
レスの配布を行うか？)を適切にセットしなければいけない。