2016年10月28日の名古屋アジャイル勉強会の資料です。

1. AGILE
WATERウォーターフォール
×
アジャイル
2016年10月28日
名古屋アジャイル勉強会
山本 博之

2. 自己紹介
● 山本 博之（やまもと ひろゆき＠yama__moto）
● 名古屋市内のベンダーに勤務するITエンジニア
● 先日まで某20万人月プロジェクトに参加していましたが、脱出
に成功しました！
● 親会社のパッケージ製品の導入支援とかカスタマイズが新し
い仕事になりそうです
○ 小規模短期の仕事中心なのでアジャイルライクにできそう
で、楽しみです！

3. 注意事項
● この資料はネットで公開します
○ 資料の内容をメモする必要はありません
● テーブルにこの資料のプリントアウトを配布してあります
○ 確認したい点等あればごらんください
● 気づいたこと、疑問に思ったこと等ありましたら、ぜひメモを
取ってください

4. 今日の勉強会のねらい
● 主な開発プロセスについて簡単に解説します
● みなさんの開発体験や、プロセスに対する考えを個々にまと
めていただきます
● 上記まとめを各自発表します
● 質疑応答やディスカッションを行ないます
● 上記を通じて、自分の体験や考えを整理し、共有し、あらたな
気づきや取り組みのヒントを見つけていただきたいと思います

5. アジェンダ
● テーマ「ウォーターフォール×アジャイル」について
○ ソフトウェア開発プロセスについて
○ ウォーターフォール型プロセス
○ アジャイル型開発プロセス
○ 開発プロセスのイメージ
● 個人ワーク「私とソフトウェア開発プロセス」
● グループワーク
○ 自己紹介
○ 個人ワークの発表
○ グループディスカッション
○ まとめ

6. テーマ
「ウォーターフォール×アジャイル」について

7. ソフトウェア開発プロセスについて
● ある調査(*)によれば、2015年の段階で、アジャイル開発の採
用率は3割ほどとのことです。この数字が大きいか小さいかは
考え方しだいだと思います。
● 名古屋アジャイル勉強会は、アジャイルが常に最善の方法で
あると主張するものではありません。最適、最善のマネジメン
ト、プロセスが行われて、顧客も開発者もエンドユーザーも
ハッピーであればよいと考えています。
● しかし現実には、うまくいっていないプロジェクトも少なくないよ
うですね。
＊：一般社団法人 PMI日本支部 アジャイルプロジェクトマネジメント研究会
2015年度 アジャイルプロジェクトマネジメント意識調査報告
https://www.pmi-japan.org/topics/lcop/agilepm_20151125.php

8. ソフトウェア開発プロセス
● ウォーターフォールやアジャイルなどのソフトウェア開発モデ
ルはなんのためにあるのでしょう？
○ 規模の大きなソフトウェアは一人では開発できない。組織
で開発するためには、手順やルールを統一する必要があ
る
○ 決められた期間、費用で、十分な品質を確保したい。その
ために有効な取り組み、取り決めがあるなら行いたい
○ その他に？

9. 主なソフトウェア開発プロセス
● 本当にいろいろあります。たとえば…
○ 超高速開発（設計やソースコードの自動生成）
○ 形式手法（機械的に検証可能な仕様記述を用いる）
● ウォーターフォール型プロセス
● 繰り返し型プロセス
○ ラショナル統一プロセス
○ アジャイルプロセス
■ エクストリームプログラミング(XP)
■ スクラム
■ カンバン

10. ウォーターフォール型プロセス
● 開発を「工程」に分ける
○ 要件定義、設計、実装、検証
● 先行する工程を完全にやりきってから、次の工程に進む
● 一度にやることは一種類だけなので、管理が簡単
● 基本的に以前の工程に戻るのはNG
○ どうしても戻らないといけない場合は、その変更を例外とし
て厳重に管理する
● ウォーターフォールが向いているプロジェクト
○ 要件や利用するアーキテクチャ、実装技術などが明確で
変更がない
○ 似たようなプロジェクトの経験が豊富にある

11. アジャイル型プロセス
● 最も普及しているスクラムを例に説明します
● プロジェクトを1〜4週間の固定した期間に区切る
● 要件の一覧を作成し、その上位の数個を、上記の1期間で完
成させる。それを繰り返す
● 要件の一覧は、いったん完成したものの変更を含め、いつで
も見直せる
● アジャイルが向いているプロジェクト
○ 要件や利用するアーキテクチャ、実装技術などに未確定な
要素が多い
○ 積極的で柔軟でそこそこ技術力のあるチーム

12. Images about “Waterfall vs Agile”
http://www.business-software.com/wp-content/uploads/2
013/11/dev-methods.gif
http://blog.procademysoftware.com/wp-content/uploads/201
5/02/waterfall-v-agile-about.gif
http://www.agilenutshell.com/assets/how-is-agile-differen
t/continuous-activities.png
http://www.giks.org/wp-content/uploads/2015/05/Waterf
all-VS-agile.png

13. ここまでの理解確認
● ここまでの説明の理解度を「表明じゃんけん」で確認したいと
思います
○ 理解度を「グー」「チョキ」「パー」で示してください
○ グー：全くわからない
○ チョキ：大体わかった。進めてかまいません
○ パー：十分理解できています
● 「せーの」で手を上げて上記のいずれかを出してください
● せーの！
● ここまでで、ご質問かご意見があればお願いします

14. 個人ワーク

15. 個人ワーク
● みなさんが今までに関わってきたプロジェクトは、どのようなプ
ロセスで行いましたか？
● その体験について、以下を書き出してください
○ うまくいったこと、うまくいかなかったこと、驚いたことや困っ
たこと、感じたこと
○ その原因として考えられること
○ 改善案、工夫の案、学んだこと
● 後で発表していただきます
○ 他の人に話せる範囲で書いてくださって結構です

16. 私のプロジェクト体験と開発プロセス
自分が参加したプロジェクトの
プロセスについて、うまくいった
こと、うまくいかなかったこと、驚
いたことや困ったこと、感じたこ
と
↑その原因として考えられること
改善案、工夫の案、学んだこと
（メモ用に空欄にしておいてくだ
さい）

17. グループワーク

18. 自己紹介
● テーブル毎に自己紹介をしてください
● 以下の事項をお話しください
○ お名前（本名でなくてかまいません）
○ お仕事（話せる範囲でかまいません）
○ 今日のこの勉強会に参加した動機、期待すること
● 一人１分くらいでお願いします

19. 個人ワークの発表
● 先ほど作成していただいた個人ワークの成果物を、テーブル
の他のメンバーに説明してください
○ ひとり３分以内でお願いします
○ 発表中は傾聴に努め、質疑応答は後で行いますので、こ
こではしないでください
○ 質問やコメントは付箋紙に書きとめておいてください

20. ディスカッション
● グループ毎に以下について話しあってください
○ 個人発表に対して質問やコメントがあれば質疑応答
○ ソフトウェア開発プロセスについて
■ 適切な開発プロセスの選択と運用のポイント
■ 開発プロセスの改善はどう行なうとよいか
○ 気づきがあれば、個人ワークシートのメモ欄に記入くださ
い

21. グループワークのまとめ
● 各テーブルのディスカッション内容を共有します
○ どんな話が行なわれたか、簡単に説明してください
● 質問、コメントがあれば、時間までお話ししましょう
● 新たな気づき、明日から試してみたいことが、なにかみつかり
ましたか？
● 今日作成した個人ワークシートは持ち帰って、ぜひ明日から
のお仕事の進め方のヒントにしてください