公共政策フォーラム2017 in 熊本でのプレゼンテーションにて、東京工業大学 西田研究室の学部ゼミ生が使用した発表用スライド。

1. 普遍的かつ信頼度の高い
被災情報の共有プラットフォームの提案
公共政策フォーラム2017 in 熊本
10月14日, 15日 熊本大学
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院
西田研究室
石嶋 朔也・伊原 隼人・大西 祐輝・貝沼 凌・藤田 創

2. 本発表のロードマップ
1. はじめに
2. 現状分析 ~災害と情報経路~
3. 課題 ~多種多様すぎる情報源~
4. 提案 ~D-PLATFORM~
5. おわりに
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3. 1. はじめに
3

4. はじめに：理工系大学なのに
4

5. はじめに：理工系大学なのに
やれや
5

6. はじめに：今回のテーマ
東工大生が思い浮かべる「〜力」
クーロン力
万有引力
摩擦力
垂直抗力
コリオリ力
6

7. はじめに：今回のテーマ
市民力・地域力を活かした
災害に強いまちづくり
7

8. はじめに：今回のテーマ
市民力・地域力 とは？
8

9. はじめに：市民力・地域力
定義の一例
自立した市民が連帯して
地域共同体の運営に参画することで生まれる
新たな地域を担う力、ソーシャル・シビックパワー
（神山, 2008）
9

10. はじめに：市民力・地域力
今回私たちが定義する「市民力・地域力」
「オンライン空間での迅速かつ信頼性の高い
情報共有を市民同士で行い、
オフライン空間での行動が加速化されること。」
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11. はじめに：市民力・地域力
現代社会に生きる人々はオフラインだけではなく、
オンラインでも活発に活動している。
[仮定]
各市民が持つ情報を効率よく共有できれば、
被災情報の伝搬の速達性を向上できるのではないか
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12. 2. 現状分析
12

13. 現状分析：災害関連の情報経路
テレビ新聞
電子
メール
ラジオ
ウェブ
サイト
SNS
ソーシャル
ネットワーキング
サービス
昔 今
伝言板
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14. 現状分析：SNSの利用率について
SNSの利用者数と利用率（平成29年版 情報通信白書より作成）
14
41.4%
53.0%
62.3% 66.5% 71.2%
0%
20%
40%
60%
80%
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年

15. 現状分析：SNSの利用率について
主なSNSの利用率（平成29年版 情報通信白書より作成）
15
67.0%
32.3% 27.5% 6.8% 5.6% 3.5%
0%
20%
40%
60%
80%
LINE Facebook Twitter mixi Mobage GREE

16. 現状分析：LINE
個人間や少人数の閉鎖的なチャット
👤
ユーザー
👤
ユーザー
16
疲
グ

17. 現状分析：Twitter
👤
ユーザー
👤
👤
👤
不特定多数との情報共有
17

18. 現状分析：情報共有のエコシステム
便利な一方で、
デマが拡散しやすい
しかし上手く活用すれ
ば、
強力なツールになり得る
👤
ユーザーA
👤
ユーザーB
👤
👤👤
👤
👤 👤
👤 👤 👤
👤
18

19. 3. 課題
19

20. 課題：メディア・情報リテラシーの必要性
様々な情報共有ツールを使いこなし
得られた情報を自分で選別できるか否か
20

21. 非統一なインターフェース
3.11以降、災害関連情報を集約するサービスが公開
しかし、あまり普及してこなかった
21

22. 発災・初動
災害対応
復興・復旧
分断されたサービス提供
発災から復興まで一貫して利用できるサービスが
提供されてこなかった
22

23. 課題：まとめ
•メディア・情報リテラシーの必要性
•非統一なインターフェース
•分断されたサービス提供
23

24. 4. 提案
24

25. 提案：課題へのアプローチ
一人ひとりが
情報発信
欲しい情報を
手軽に入手
集まる情報を
取捨選択し
まとめる
25

26. 提案：課題へのアプローチ
一人ひとりが
情報発信
欲しい情報を
手軽に入手
集まる情報を
取捨選択し
まとめる
市民力・地域力
26

27. 提案：D-PLATFORM
普遍的かつ信頼度の高い
災害情報（Disaster info）の共有プラットフォーム
マスメディア
D-DATA生成
データベース
👥
D-CHAT
ユーザーTwitter
行政機関
27

28. 提案：D-DATAについて
マスメディア
D-DATA生成
データベース
👥
ユーザーTwitter
行政機関
D-DATA
28

29. 提案：D-DATAについて
① Twitterのビッグデータ （信頼度：小, 母数：大）
② マスメディア （信頼度：中, 母数：中）
③ 行政機関の発表 （信頼度：大, 母数：小）
精査・統合
リアルタイムなデータベースを構築
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30. 提案：D-DATAについて
先行システム DISAANA（情報通信研究機構）
リアルタイムで機械学習的に情報を処理
情報源はTwitterのみ
Twitter
ツイート解析
データベース
👥ユーザー応答
ユーザー
30

31. 提案：D-DATAについて
より幅広い情報源から得られた情報を解析・集約する
マスメディア
D-DATA生成
データベース
Twitter
行政機関
D-DATA
31

32. 提案：D-CHATについて
マスメディア データベース
👥
ユーザーTwitter
行政機関
D-CHAT
D-CHAT
32

33. 提案：D-CHATについて
DISAANAのデータベースにもアクセスはできた
しかし、必要な情報を探すのは大変だった
33

34. 提案：D-CHATについて
そこで、データベースへのアクセスにLINEを利用する
データベース
👥
ユーザー
34

35. 提案：D-CHATについて
LINEで質問をすることで、災害情報が手に入る
データベース
👥
ユーザー
35
D
D

36. 提案：D-PLATFORM
マスメディア
D-DATA生成
データベース
👥
D-CHAT
ユーザーTwitter
行政機関
👤
👤
👤
36

37. 提案：D-PLATFORMの時期による役割
発災・初動
発災 ～ 3日後
災害対応
３日後 ～ ３か月
復興・復旧
３か月後 ～
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38. 提案：発災初動期の役割
発災・初動
発災 ～ 3日後
災害対応
３日後 ～ ３か月
復興・復旧
３か月後 ～
38

39. 提案：発災初動期の役割
データベース
👥
D-CHAT
ユーザー
今○○にいます。
一番近い避難場所へ向かうためには
どのようなルートがありますか？
39

40. 提案：発災初動期の役割
D-DATA生成
データベース
被害情報の把握
避難所情報
40

41. 提案：発災初動期の役割
データベース
👥
D-CHAT
ユーザー
通常ルートは現在不通となっているため
□□経由のバスを利用してください。
そこから徒歩20分で避難所に到着です。
41

42. 提案：対応期・復興期の役割
発災・初動
発災 ～ 3日後
災害対応
３日後 ～ ３か月
復興・復旧
３か月後 ～
42

43. 提案：対応期・復興期の役割
データベース
👥
D-CHAT
ユーザー
今○○避難所にいます。
薬と生理用品が足りていません。
43

44. 提案：対応期・復興期の役割
D-DATA生成
データベース
道路交通情報と
輸送経路の把握
支援物資の
調達状況
Eコマース
との連携
44

45. 提案：対応期・復興期の役割
データベース
👥
D-CHAT
ユーザー
生理用品に関しては、
あなたのいる避難所に在庫があります。
薬に関しては、3日以内に配送されます。
45

46. 提案：D-PLATFORMができること
• 発災後から復興期まで一貫して利用可能
• 迅速かつ信頼性の高い災害情報の取得が可能に
• 普段から使っているLINEで、簡単に利用できる
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47. 提案：情報弱者問題に対して
スマートフォン等の機器が使えるとは限らない
D-PLATFORMにアクセスできる端末を施設等に設置する
47

48. 提案：D-PLATFORMの展望
開発の旗振り役と資金の問題
十分な設備を持つ総務省が適当
48

49. 5. おわりに
49

50. おわりに：これからの活動
西田研究室では
被災情報の共有プラットフォームの研究と
D-PLATFORMの開発にチャレンジし、
学界と実社会に対して
インパクトを与えていきたいです。
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51. 普遍的かつ信頼度の高い
被災情報の共有プラットフォームの提案
公共政策フォーラム2017 in 熊本
10月14日, 15日 熊本大学
東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院
西田研究室
石嶋 朔也・伊原 隼人・大西 祐輝・貝沼 凌・藤田 創