TOC(制約理論)
思考プロセス入門
いちおう、自己紹介

   やまさきかずのり(@ymkz303)
   TOC/CCPMスペシャリスト←ハク付けw
    (ゴール・システム・コンサルティング認定)

   鯖江の皆様こんにちは!
   前々職は富山~石川で働いていて10年くらい住んで
    たので、北陸のことはそれなりにわかるよ!
   TOCに興味を持ったきっかけは、前々職で仕事してい
    たところ(PFU)で実践していた人がいたから。
本日の内容


   第一部
    “雲”を使った問題解決ワークショップ


   第二部
    で、TOCってなんなの?
    ~思考プロセスと三原則と信念~
今日はこれを使います



            B
                     D
         相手が望んでい
                   現在の行動
           ること

   A
目的、ゴール

            C
                      D‟
         自分が望んでい
                   とりたい行動
           ること
手元の紙などにこれを書いて!



       B     D



A



       C     D‟
仮の“目的(ゴール)”の設定

 雲の書き方にはいろんな手順がありますが、
  今日は問題を考えるための仮のゴールを、
      このように設定します。
あなたの“問題”は?

 「楽しく仕事をする」
  を実現する上で、
  あなたが抱えている
  問題はなんですか?
    仕事上の問題を挙げていくと、組織論や経営論的な問
    題に帰結し、一社員レベルでは対応できない結論に達
    することがままありますが、あえてそれを考えてみる
    のも手です。
    もちろん、プライベートなものでもOK。
“問題”を行動に

   “問題”を生み出している行動を、現在進行形の具
    体的表現にしてください。
   考えにくかったら、問題がある状況であり続けるた
    めにやっている(意識的、無意識にかかわらず)こ
    とは何か?を考えてみてください。

   組織がサイロ化(タコツボ化)している気がする
     ⇒そうあり続けるためにどういう行動を続けている?
      ⇒組織が縦割りになっている。
      ⇒それぞれのグループ(チーム)は、それぞれのミッショ
       ンを達成するために一生懸命仕事しているけど…
     ⇒「専門知識ごとにチームを分ける」
“行動”をチェック

   簡潔に、文章になっている?
    ⇒単語だけだと、なんのことかわからない
   自分で解決可能?
    ⇒物理法則とかはどうしようもない
   本当に存在する?思い込みじゃない?
    ⇒事実でないなら解決しない
   それは本当によくないこと?
    ⇒自分がどう痛みを感じているか説明できるか
   複数の内容が含まれていない?
    ⇒○○なので××している、な感じではない
ワークその1

   あなたが抱えている“問題”を、ひとつ以上、書き出
    してください。

   その“問題” を引き起こしている行動を、具体的に書
    き出してください。

   書き出した“行動”の内容を、前ページの観点で
    チェックしてみてください。
    –   簡潔に、文章になっている?
    –   自分で解決可能?
    –   本当に存在する?思い込みじゃない?
    –   それは本当によくないこと?
    –   複数の内容が含まれていない?
“問題”ってなんだろう?

   一般的に、“問題”は“ありたい姿”と“現実”のギャッ
    プとして説明されます。
   一方、“対立”“ジレンマ”は、 問題に対して取れる同
    時には両立しない、どちらをとっても何らかの丌利
    益がある(と思い込んでいる)二つの行動のどちらかを
    取らなければいけない状態を表します。
   つまり、“問題”は、理想とする行動と現実の行動の
    “対立”“ジレンマ”と言い換えることができます。
   ジレンマに対して“妥協”すると、結果的にどちらの
    要望も満たさない、 “Lose-Lose”の状況となってし
    まいます。
ふせんに書く



        D
 専門知識ごとに
 チームを分ける
どういう行動をしたい?

   本当は、どういう行動を取ればいいと思いますか?
   (D)の行動の元となる問題を起こさないためには、動
    向どうすればいいと思いますか?

   組織がサイロ化(タコツボ化)している気がする
    ⇒プロジェクトチーム内ですべての仕事ができれば、コミュニ
     ケーションも取れるし、ロスも発生しない。
    ⇒「機能横断チームで仕事をする」

    ※「(D)しない」という行動はNG!
ふせんに書く



       D‟
機能横断チームで
 仕事をする
“対立”をチェック
                                   D
   DとD’の二つの行動は、ジレンマ、対      専門知識ごとに
    立している行動ですか?             チームを分ける
   まったく正反対な行動ですか?
   同時にできない行動ですか?
   どうして同時にできないんでしょう
    か?
                                   D‟
                            機能横断チーム
                             で仕事する

      •専門知識ごとにチームを分けたら、機能
      横断的なチームを作ることはできない。
ワークその2


                                  D
   取っている行動(D)に対する取りたい     専門知識ごとに
    行動(D’)を考えてみてください。      チームを分ける




   (D)と(D’)が、本当に対立しているか
    どうかを確認してください。                 D‟
                           機能横断チーム
                            で仕事する
どうしてそんな“行動”を?

“行動”の元になっている“要望”を考えます。
 (B)どうして、そんな行動(D)を取っているんですか?
 (B)するためには、(D)する必要がある。
  それはどうしてですか?


       ある知識を専門に持っている人の数は限
       られているので、できるだけ多くのプロ
       ジェクトに関わってもらいたい。
       専門ごとにチーム(グループ)を分けた
       方が、管理しやすい。


       B                           D
リソースを有効に                    専門知識ごとに
  活用する                      チームを分ける
どうしてそんな“行動”を?

“行動”の元になっている“要望”を考えます。
 どうして、そんな行動(D’)を取りたいですか?
 (D’)ができないことで、何が犠牲になっていますか?
 (C)するためには、(D’)する必要がある。
  それはどうしてですか?
        開発に携わるすべての人が同じチームに
        いることで、コミュニケーションロスが
        最小になる。
        チームで一丸となって、同じ目的に向か
        うことができる。


        C                           D‟
開発効率を                        機能横断チーム
最大化する                         で仕事する
どうしてそうありたいんだろう?

     目的(A)を達成するために(B)でありたい必要があるの
      は、どうしてですか?
     目的(A)を達成するために(C)でありたい必要があるの
      は、どうしてですか?
成果を最大化するには、それぞれが持ってい
る専門知識は、最大限有効に活用する必要が
ある。                               B
                           リソースを有効に
                             活用する
          A
   楽しく
  仕事をする
                                  C
チームで一致団結して仕事ができることで、       機能横断チーム
チームワークをもって楽しく仕事をして、よ
りよい成果を上げることができる。            で仕事する
部署を越えるオーバーヘッドがない。
“雲”を作って読み合わせよう
   Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら…
   Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら…
   Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら…
   Cであるためには、D’する必要がある。なぜなら…



                     B            D
              リソースを有効に     専門知識ごとに
                活用する       チームを分ける
        A
 楽しく
仕事をする
                       C          D‟
               開発効率を       機能横断チーム
               最大化する        で仕事する
“目的”の見直し

   最初に設定した目的は仮のものなので、読み合わせ
    てみて、しっくりくるかどうかを確認します。
   もっと具体的な目的がよければ、書き換えてくださ
    い。
   どうしても共通の目的が見つからないようであれば、
    目標を高くしたり、目的の範囲を広げたりしてみて
    ください。
   そのままでしっくりくるなら、そのままでも大丈夫
    です。
見直したらもう一度読み合わせ
    Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら…
    Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら…
    Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら…
    Cであるためには、D’する必要がある。なぜなら…



                      B            D
               リソースを有効に     専門知識ごとに
                 活用する       チームを分ける
       A
会社全体の成果
 を最大化する
                        C          D‟
                開発効率を       機能横断チーム
                最大化する        で仕事する
ワークその3-1

    (D)と(D’)それぞれ、どういう望みがあってそういう
     行動をしている/したいか、考えてみてください。
    (B)と(C)それぞれ、目的(A)を達成するためにどうし
     てそうありたいのか、考えてみてください。


                     B            D
              リソースを有効に     専門知識ごとに
                活用する       チームを分ける
       A
会社全体の成果
 を最大化する
                       C          D‟
               開発効率を       機能横断チーム
               最大化する        で仕事する
ワークその3-2

    組み合わせて“雲”を作り、読み合わせてみてしっく
     りくるかどうかを確認してください。
    “目的”がこれでよいかを見直してください。
    完成した“雲”を共有・発表しましょう!

                        B                  D
                 リソースを有効に           専門知識ごとに
                   活用する             チームを分ける
       A Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら…
会社全体の成果 Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら…
         Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら…
 を最大化する Cであるためには、D‟する必要がある。なぜなら…
                          C                D‟
                  開発効率を             機能横断チーム
                  最大化する              で仕事する
“対立”を解消する

   ここまで、 “雲”を使って“問題”の“対立”の構造を考
    えてきました。
   TOCでは、 “目的・ゴール”が同じであれば、本来対
    立は存在せず、その原因は誤った仮定・思い込み(ア
    サンプション)にあると考えます。
   これまで作ってきた“雲”は、対立の構造に根付く
    誤った仮定・思い込みを明らかにし、その解消を助
    けるツールです。
   そして、その対立は必ず解消できます。
“対立”の構図を見直そう

   よく見ると、(B)と(C)は、(A)を実現するための必要
    条件であり、それ自体は対立していません。
   ここに存在する対立は、(B)×(D’)、(C)×(D)、
    (D)×(D’)の3つしかありません。
   それぞれの対立が発生している原因には、何らかの
    アサンプションがあるはずです。
                     B            D
              リソースを有効に     専門知識ごとに
                活用する       チームを分ける
      A
会社全体の成果
を最大化する
                       C          D‟
               開発効率を       機能横断チーム
               最大化する        で仕事する
“雲”を蒸発させるには?

            相・自・時・妙
                  ©岸良祐司

    相手の要望を尊重する。取りたい行動(D„)で、相手が望んでいること
相   (B)を満たすことができないか?

    自分の要望を尊重する。取っている行動(D)で、自分の望むこと(C)を
自   満たすことはできないか?

    時と場合によって、(D)と(D„)のどちらかの行動を取ることで、相手
時   と自分が望むこと両方を満たせないか?

    妙案。(D)と(D„)は、本当に両立、同時に行うことができないか?
妙   (B)と(C)の要望を満たす、(D)と(D„)以外の何か別のやり方はないか?
【相】相手の要望(B)を尊重する

   (D’)すると、どうして(B)ができないと思いますか?
    ⇒「思い込み」を導き出す
   (D’)をしつつ、(B)を満たす方法は本当にないですか?
    ⇒「解決策」を導き出す

                    B            D
             リソースを有効に     専門知識ごとに
               活用する       チームを分ける
       A
仮定・思い込み
会社全体の成果
 を最大化する

                      C          D‟
              開発効率を       機能横断チーム
              最大化する        で仕事する
【自】自分の要望(C)を尊重する

   (D)すると、どうして(C)ができないと思いますか?
    ⇒「思い込み」を導き出す
   (D)をしつつ、(C)を満たす方法は本当にないですか?
    ⇒「解決策」を導き出す
                    B            D
             リソースを有効に     専門知識ごとに
               活用する       チームを分ける
       A
仮定・思い込み
会社全体の成果
 を最大化する

                      C          D‟
              開発効率を       機能横断チーム
              最大化する        で仕事する
【時】時と場合によって

   (D)と(D’)はどういう時に対立しますか?
    ⇒ 「思い込み」を導き出す
   あるときは(D)、あるときは(D’)というルールで両立
    はできませんか?
     ⇒「解決策」を導き出す
                    B            D
             リソースを有効に     専門知識ごとに
               活用する       チームを分ける
       A
仮定・思い込み
会社全体の成果
 を最大化する

                      C          D‟
              開発効率を       機能横断チーム
              最大化する        で仕事する
【妙】妙案ひらめき

    (B)と(C)が両立できないと思っているのはなぜですか?
     ⇒「思い込み」を導き出す
    (B)と(C)を両立させる方法は本当にないですか?
     ⇒「解決策」を導き出す
                     B            D
              リソースを有効に     専門知識ごとに
                活用する       チームを分ける
       A
会社全体の成果
 を最大化する
                             妙案
                       C          D‟
               開発効率を       機能横断チーム
               最大化する        で仕事する
解決策を検討する
矢印   仮定            解決策            どうやって行うか        メリット

相    すべてのチームを機能横   専門知識を持ったメンバー   専門知識を持った人を採用    いろいろな知識を持った
     断にすると、リソースが   を増やす。          する。専門知識を持つ人を    人が増えて、柔軟にチー
     たくさん必要になる。                   育成する。知の共有を図る。   ム構成ができるようにな
     得意分野以外のこともや                                  る。
     らないといけなくなる。

自    専門知識ごとにチームを   それぞれのチームのマネー   開発チームと専門チームの    マネージが同じ人なので、
     分けると、組織を越えた   ジを一本化する。       マネージャを同じ人にする。   コミュニケーションロス
     コミュニケーションの-                                  が発生しない。
     バーヘッドが発生する。
     チームへの参画意識が薄
     くなる。

時    すべてのプロジェクトで、 製品(プロジェクト)に   ある専門知識を大きく必要      プロジェクトの正確に応
     チーム構成を同じにしよ  よってチーム構成を変える。 とするチームには専属で配      じて、柔軟に体制を組め
     うとする。                      置、そうでなければ必要に      るようになる。
                                応じて参画することを検討
                                し、その規準を明確にする。

妙    リソースを有効に活用し   リソースを有効に活用しつ   プロジェクトに専属でなく    上長を通さなくてよくな
     つつ、開発効率を最大化   つ、開発効率を最大化する   ても、仕事の裁量権をメン    るため、コミュニケー
     する方法はない。      方法を考える。        バーに不える。         ションのオーバーヘッド
                                                  が尐なくなる。
ワークその4(時間があれば)

   「相」「自」「時」「妙」の方法で、対立を解消す
    る解決策を考えてみてください。


矢印 仮定     解決策   どうやって行うか メリット

相


自


時


妙
まとめ

   “雲”は、問題(≒対立)の構造を明らかにすると
    共に、その解決の手助けもしてくれる、シンプルで
    強力なツールです。
   仕事だけではなくて日常生活でも、「あ、これって
    対立してるな」と思ったら、頭の中でこの図を思い
    浮かべて、共通の目的はないだろうかと考えるだけ
    で、その状況を打破する方法が思い付いたりします。
   初めは、作るのにとても苦労しますが、いくつも考
    えていくうちに短い時間で考えられるようになって
    きます。

“雲”は問題の対立構造を明確にして、問題解決の手助けをします
参考書籍
TOCとは?
TOCとは

   イスラエルの物理学者 エリヤフ・ゴールドラットが
    提唱した、様々な分野へ応用ができる知識体系。
   “ザ・ゴール”は、元々OPTというソフトウエアを売
    るために、その効能を小説として記したもの。
   日本語では“制約理論”という方がいいらしい。

    用途           ツール
    生産管理         ドラム・バッファ・ロープ(DBR)
    プロジェクトマネジメ   クリティカルチェーン・プロジェクトマネジ
    ント           メント(CCPM)
    会計           スループット会計
    問題解決         思考プロセス
    経営           バイアブル・ビジョン
TOCとは?
出荷できるのは一日何個?
材料          工程1        工程2




           100個/日     50個/日


     工程3       工程4            出荷




 30個/日        80個/日       ??個/日
出荷できるのは一日何個?
     材料          工程1        工程2




                100個/日     50個/日


          工程3       工程4            出荷




改善
      60個/日        80個/日       ??個/日
TOCの三原則

   組織には達成すべきゴールがある。
    – 営利企業では、現在から将来にわたって儲け続けること、と
      定義されます。
   組織は、ごく尐数のことにより制約されている。
    – 組織(システム)で発生する数々の問題は、たったひとつ、
      ないしごく尐数の根本的な問題(=制約)によって引き起こ
      されます。
   部分の合計は全体と一致しない。
    – 例えば、各タスクの期日を厳密に決めて、各タスクの締め切
      りを守ることに全力を尽くしてもプロジェクトが期日通りに
      終わるとは限りません。
    – 例えば、あるひとつの問題に対処しても、組織全体が改善す
      るとは限りません。別の問題が発生する可能性もあります。
TOCの三原則

   組織には達成すべきゴールがある。
     – 営利企業では、現在から将来にわたって儲け続けること、と
       定義されます。
   組織は、ごく尐数のことにより制約されている。
    TOCは、部分ではなく全体に着目して、
     – 組織(システム)で発生する数々の問題は、たったひとつ、
    組織をゴールに向かって進める上で障害
       ないしごく尐数の根本的な問題(=制約)によって引き起こ
       されます。

    となっている構造を明らかにし、その根
     部分の合計は全体と一致しない。
    本的な原因(=制約)を解決するための
     – 例えば、各タスクの期日を厳密に決めて、各タスクの締め切
    方法論です。
       りを守ることに全力を尽くしてもプロジェクトが期日通りに
       終わるとは限りません。
     – 例えば、あるひとつの問題に対処しても、組織全体が改善す
       るとは限りません。別の問題が発生する可能性もあります。
制約

   物理制約
    – 作れれば確実に稼げるのに、ものを作る人(リソース)が足
      りない。
   市場制約
    – そんなにマーケットがない、マーケットがあるのに売れない。
   方針制約
    – リソースもマーケットも十分にあるのに、思うように結果が
      付いてこないのであれば、それは組織の方針が間違っている
      から。


ほとんどの事例で、問題の根本には「方針制約」になるそうです。
ほとんどの組織では、まだまだ最適化する余力がたくさんあるとい
うことですね。
思考プロセスとは(すごくざっくりと紹介)

   TOCの原則に基づいた問題解決の方法論です。
   私たちが「問題」としてとらえているものは、たっ
    たひとつ(またはごく尐数)の根本となる原因から発生
    する好ましくない現象です。
   思考プロセスは、根本原因を特定し、それが問題を
    発生させていることを証明し、解決策を導きだし、
    解決策が問題を解消することを証明し、解決までの
    ステップと発生する障害を洗い出し、解決までの道
    筋を作ります。
   具体的には、「何を」「何に」「どのように」変え
    るかのステップにあわせて、いくつかのツールを使
    いながら解決していきます。
改善を実現するための3つの質問

   何を変えるのか?
    –   改善のポイント(根本原因、中核問題)みつける
   何に変えるのか?
    –   解決策をみつける
   どうやって変えるのか?
    –   どうやって実行に移すか、計画をたてる



                                      どうやって
何を変えるのか?           何に変えるのか?
                                     変えるのか?

現状構造                未来構造      前提条件
          蒸発する雲                        移行ツリー
 ツリー                 ツリー       ツリー
現状構造ツリー

   問題はあちこちに偏在しているように見える。

              問題6




             問題4
      問題7

                          問題5
              問題3
       問題1

                    問題2
現状構造ツリー

                 UDE6




             UDE4
  UDE7

                               UDE5
                 UDE3
   UDE1

                        UDE2



          根本問題
現状構造ツリー

   何を変えるかを導き出します。
   目的を達成する上で、問題となっていることを複数
    挙げる。
   問題は、それぞれが独立しているわけではなく、あ
    る一つの根本的な問題が引き起こしている現象であ
    り、すべての問題は因果関係で結ばれていて、連鎖
    的に問題を発生させていることを解き明かす。
   根本問題によって、すべての問題が発生しているこ
    とを確認する。
蒸発する雲



            B
                     D
         相手が望んでい
                   現在の行動
           ること

   A
目的、ゴール

            C
                      D‟
         自分が望んでい
                   とりたい行動
           ること
蒸発する雲

   何に変えるかを導き出します。
   問題(好ましくない状態)を発生させている根本に
    は、どんな対立が存在しているかを解き明かす。
   根本問題から、解決策を導き出す。
未来構造ツリー

                DE6




               DE4
  DE7

                            DE5
                DE3
   DE1

                      DE2



         解決策
未来構造ツリー

   何に変えるかを証明します。
   導き出した解決策が、問題がない状態を連鎖的に生
    み出すことができることを確認する。
前提条件ツリー

                    目的を達成するために乗り越えな
          目的        ければならない障害を挙げる。
障害
 5             障害
                4




     障害        障害
      2         3




               障害
                1
前提条件ツリー

                        障害を乗り越えた状況を中間目的
          目的            としてあげ、時系列に並べる。
障害
 5                 障害   目的を達成するためには、中間目
                    4   的CとDを達成する必要がある。
 中間目的D                  なぜなら、障害4と5があるから。
               中間目的C
                        中間目的Cを達成するためには、
                        中間目的Bを達成する必要がある。
     障害            障害
                        なぜなら障害3があるから。
      2             3
                               :
           中間目的B               :

                   障害
                    1
          中間目的A
前提条件ツリー

                     障害を除くと、目的を達成するま
        目的           での中間目的を時系列に並べた
                     ロードマップになる。



中間目的D
             中間目的C




         中間目的B




        中間目的A
前提条件ツリー

   どのように変えるかのプロセスに潜む障害を洗い出
    し、実現へのステップを導き出します。
   目的(解決策)を実現する上で起こりうる障害を挙
    げ、その障害が解決した状態を中間目的とする。
   中間目的を因果関係で結んで、中間目的を積み重ね
    ることで最終的な目的が達成できることを確認する。
移行ツリー

               目的



                                 行動
       中間目的D
                    中間目的C

 行動
                            行動
                中間目的B



                            行動
               中間目的A
      行動
移行ツリー

   どのように変えるかの行動を洗い出します。
   前提条件ツリーで洗い出した中間目的を実現するた
    めには、どのような行動を取ればよいかを洗い出し
    ます。
   ここまでくれば、あとは行動あるのみ!
人が明晰に頭脳を使うことを邪魔している障害

   現実を複雑だと考えている。
    人は、ものごと、問題を複雑に考えようとします。現実世界で巻き起
    こるあまたの問題は、実はすべて因果関係で結ばれており、その根底
    となる原因にはごく尐数の“対立”が存在します。
   対立は避けようがないと思っている。
    目的が同じならば、本来対立は存在しないはず。対立の原因は、誤っ
    た仮定や思い込みにあります。
   問題を相手のせいにしたがる。
    対立構造にあるとき、人は相手のせいにしたがります。相手を責める
    と、あるはずのすばらしい解決策を見過ごすばかりか、物事を誤った
    方向に導いてしまいます。


       明晰な頭脳で日々の問題に対応することで、
     人は、充実した、意義のある人生を送るコトができる
Goldrattの信念
Goldrattの信念
おまけ
今ならば…
                       日本には資源が尐ないので、原子力
                       発電が一番向いている。
                       原子力は発電効率がよい。
発展に電力は丌可欠。             現在の自然エネルギーによる発電に
安定的に供給することで、発展の計       は、安定性は期待できない。
画が描ける。
今安定供給を止めると、経済が停滞
する。
                       B               D
                   安定的に電力を          原子力発電を
                     供給する            推進する

      A
    日本を発展
    させ続ける

                       C               D‟
                    国民が安心・          原子力発電を
                   安全に生活する          減らしていく
発展させるためには、発展に集中で
きる環境が必要。
国の発展は国民あってのもの。
                        原子力発電には丌安がつきまとう。
                        本当は原子力発電所なんてない方が
                        いい。
矢印   仮定            解決策            どうやって行うか        メリット


相    現在の安全な発電方法で   電力供給の安定性を確保し   研究の主ターゲットを原子力   急激な移行に伴う供給量
     は、大きな電力の安定供   ながら、安全な発電方法に   から自然エネルギーに移し、   の激しい上下がおこりに
     給は丌可能。        徐々にシフトしていく。    安定的電力供給の目処が付い   くい。
                                  たものから原子力を代替して
                                  いく。


自    原子力発電にはもう安心   安全で安心できる原子力発   これまでの失敗から学んでき   原子力発電を継続するこ
     できない。         電の方法を追求する。     たことを活かし、安全性を第   とで、電力供給量の大幅
                                  一に考えて原子力発電を推進   減は防げる。
                                  する。



時    原子力発電を推進しなが   安全性が確認された方法の   存在する原子力発電所は安全   これまでの原子力発電所
     ら、減らしていくことは   みを継続し、足りない部分   性を第一に点検しなおし、新   建設が無駄にならない。
     できない。         は他の発電方法で補う。    たな建設はしない。       自然エネルギーによる発
                                  足りない電力は、自然エネル   電が安定すれば、原子力
                                  ギーによる発電で補う。     発電所の撤廃も視野に入
                                                  る。

妙    安心・安全、かつ安定的   安心・安全、かつ安定的に   これまで力を入れてこなかっ   自然エネルギーによる発
     に電力供給できる方法は   電力供給できる方法を確立   た自然エネルギーなどによる   電の発展が期待できる。
     存在しない。        する。            発電に注目・注力し、安定的   その技術を海外に売るこ
                                  な供給源を確保する。      ともできる。

20110330 toc思考プロセス入門

  • 1.
  • 2.
    いちおう、自己紹介  やまさきかずのり(@ymkz303)  TOC/CCPMスペシャリスト←ハク付けw (ゴール・システム・コンサルティング認定)  鯖江の皆様こんにちは!  前々職は富山~石川で働いていて10年くらい住んで たので、北陸のことはそれなりにわかるよ!  TOCに興味を持ったきっかけは、前々職で仕事してい たところ(PFU)で実践していた人がいたから。
  • 5.
    本日の内容  第一部 “雲”を使った問題解決ワークショップ  第二部 で、TOCってなんなの? ~思考プロセスと三原則と信念~
  • 7.
    今日はこれを使います B D 相手が望んでい 現在の行動 ること A 目的、ゴール C D‟ 自分が望んでい とりたい行動 ること
  • 8.
  • 9.
    仮の“目的(ゴール)”の設定 雲の書き方にはいろんな手順がありますが、 今日は問題を考えるための仮のゴールを、 このように設定します。
  • 10.
    あなたの“問題”は? 「楽しく仕事をする」 を実現する上で、 あなたが抱えている 問題はなんですか? 仕事上の問題を挙げていくと、組織論や経営論的な問 題に帰結し、一社員レベルでは対応できない結論に達 することがままありますが、あえてそれを考えてみる のも手です。 もちろん、プライベートなものでもOK。
  • 11.
    “問題”を行動に  “問題”を生み出している行動を、現在進行形の具 体的表現にしてください。  考えにくかったら、問題がある状況であり続けるた めにやっている(意識的、無意識にかかわらず)こ とは何か?を考えてみてください。  組織がサイロ化(タコツボ化)している気がする ⇒そうあり続けるためにどういう行動を続けている? ⇒組織が縦割りになっている。 ⇒それぞれのグループ(チーム)は、それぞれのミッショ ンを達成するために一生懸命仕事しているけど… ⇒「専門知識ごとにチームを分ける」
  • 12.
    “行動”をチェック  簡潔に、文章になっている? ⇒単語だけだと、なんのことかわからない  自分で解決可能? ⇒物理法則とかはどうしようもない  本当に存在する?思い込みじゃない? ⇒事実でないなら解決しない  それは本当によくないこと? ⇒自分がどう痛みを感じているか説明できるか  複数の内容が含まれていない? ⇒○○なので××している、な感じではない
  • 13.
    ワークその1  あなたが抱えている“問題”を、ひとつ以上、書き出 してください。  その“問題” を引き起こしている行動を、具体的に書 き出してください。  書き出した“行動”の内容を、前ページの観点で チェックしてみてください。 – 簡潔に、文章になっている? – 自分で解決可能? – 本当に存在する?思い込みじゃない? – それは本当によくないこと? – 複数の内容が含まれていない?
  • 14.
    “問題”ってなんだろう?  一般的に、“問題”は“ありたい姿”と“現実”のギャッ プとして説明されます。  一方、“対立”“ジレンマ”は、 問題に対して取れる同 時には両立しない、どちらをとっても何らかの丌利 益がある(と思い込んでいる)二つの行動のどちらかを 取らなければいけない状態を表します。  つまり、“問題”は、理想とする行動と現実の行動の “対立”“ジレンマ”と言い換えることができます。  ジレンマに対して“妥協”すると、結果的にどちらの 要望も満たさない、 “Lose-Lose”の状況となってし まいます。
  • 15.
    ふせんに書く D 専門知識ごとに チームを分ける
  • 16.
    どういう行動をしたい?  本当は、どういう行動を取ればいいと思いますか?  (D)の行動の元となる問題を起こさないためには、動 向どうすればいいと思いますか?  組織がサイロ化(タコツボ化)している気がする ⇒プロジェクトチーム内ですべての仕事ができれば、コミュニ ケーションも取れるし、ロスも発生しない。 ⇒「機能横断チームで仕事をする」 ※「(D)しない」という行動はNG!
  • 17.
    ふせんに書く D‟ 機能横断チームで 仕事をする
  • 18.
    “対立”をチェック D  DとD’の二つの行動は、ジレンマ、対 専門知識ごとに 立している行動ですか? チームを分ける  まったく正反対な行動ですか?  同時にできない行動ですか?  どうして同時にできないんでしょう か? D‟ 機能横断チーム で仕事する •専門知識ごとにチームを分けたら、機能 横断的なチームを作ることはできない。
  • 19.
    ワークその2 D  取っている行動(D)に対する取りたい 専門知識ごとに 行動(D’)を考えてみてください。 チームを分ける  (D)と(D’)が、本当に対立しているか どうかを確認してください。 D‟ 機能横断チーム で仕事する
  • 20.
    どうしてそんな“行動”を? “行動”の元になっている“要望”を考えます。  (B)どうして、そんな行動(D)を取っているんですか?  (B)するためには、(D)する必要がある。 それはどうしてですか? ある知識を専門に持っている人の数は限 られているので、できるだけ多くのプロ ジェクトに関わってもらいたい。 専門ごとにチーム(グループ)を分けた 方が、管理しやすい。 B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける
  • 21.
    どうしてそんな“行動”を? “行動”の元になっている“要望”を考えます。  どうして、そんな行動(D’)を取りたいですか?  (D’)ができないことで、何が犠牲になっていますか? (C)するためには、(D’)する必要がある。 それはどうしてですか? 開発に携わるすべての人が同じチームに いることで、コミュニケーションロスが 最小になる。 チームで一丸となって、同じ目的に向か うことができる。 C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 22.
    どうしてそうありたいんだろう?  目的(A)を達成するために(B)でありたい必要があるの は、どうしてですか?  目的(A)を達成するために(C)でありたい必要があるの は、どうしてですか? 成果を最大化するには、それぞれが持ってい る専門知識は、最大限有効に活用する必要が ある。 B リソースを有効に 活用する A 楽しく 仕事をする C チームで一致団結して仕事ができることで、 機能横断チーム チームワークをもって楽しく仕事をして、よ りよい成果を上げることができる。 で仕事する 部署を越えるオーバーヘッドがない。
  • 23.
    “雲”を作って読み合わせよう  Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら…  Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら…  Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら…  Cであるためには、D’する必要がある。なぜなら… B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 楽しく 仕事をする C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 24.
    “目的”の見直し  最初に設定した目的は仮のものなので、読み合わせ てみて、しっくりくるかどうかを確認します。  もっと具体的な目的がよければ、書き換えてくださ い。  どうしても共通の目的が見つからないようであれば、 目標を高くしたり、目的の範囲を広げたりしてみて ください。  そのままでしっくりくるなら、そのままでも大丈夫 です。
  • 25.
    見直したらもう一度読み合わせ  Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら…  Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら…  Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら…  Cであるためには、D’する必要がある。なぜなら… B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 26.
    ワークその3-1  (D)と(D’)それぞれ、どういう望みがあってそういう 行動をしている/したいか、考えてみてください。  (B)と(C)それぞれ、目的(A)を達成するためにどうし てそうありたいのか、考えてみてください。 B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 27.
    ワークその3-2  組み合わせて“雲”を作り、読み合わせてみてしっく りくるかどうかを確認してください。  “目的”がこれでよいかを見直してください。  完成した“雲”を共有・発表しましょう! B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A Aであるためには、Bである必要がある。なぜなら… 会社全体の成果 Bであるためには、Dする必要がある。なぜなら… Aであるためには、Cである必要がある。なぜなら… を最大化する Cであるためには、D‟する必要がある。なぜなら… C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 28.
    “対立”を解消する  ここまで、 “雲”を使って“問題”の“対立”の構造を考 えてきました。  TOCでは、 “目的・ゴール”が同じであれば、本来対 立は存在せず、その原因は誤った仮定・思い込み(ア サンプション)にあると考えます。  これまで作ってきた“雲”は、対立の構造に根付く 誤った仮定・思い込みを明らかにし、その解消を助 けるツールです。  そして、その対立は必ず解消できます。
  • 29.
    “対立”の構図を見直そう  よく見ると、(B)と(C)は、(A)を実現するための必要 条件であり、それ自体は対立していません。  ここに存在する対立は、(B)×(D’)、(C)×(D)、 (D)×(D’)の3つしかありません。  それぞれの対立が発生している原因には、何らかの アサンプションがあるはずです。 B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 30.
    “雲”を蒸発させるには? 相・自・時・妙 ©岸良祐司 相手の要望を尊重する。取りたい行動(D„)で、相手が望んでいること 相 (B)を満たすことができないか? 自分の要望を尊重する。取っている行動(D)で、自分の望むこと(C)を 自 満たすことはできないか? 時と場合によって、(D)と(D„)のどちらかの行動を取ることで、相手 時 と自分が望むこと両方を満たせないか? 妙案。(D)と(D„)は、本当に両立、同時に行うことができないか? 妙 (B)と(C)の要望を満たす、(D)と(D„)以外の何か別のやり方はないか?
  • 31.
    【相】相手の要望(B)を尊重する  (D’)すると、どうして(B)ができないと思いますか? ⇒「思い込み」を導き出す  (D’)をしつつ、(B)を満たす方法は本当にないですか? ⇒「解決策」を導き出す B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 仮定・思い込み 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 32.
    【自】自分の要望(C)を尊重する  (D)すると、どうして(C)ができないと思いますか? ⇒「思い込み」を導き出す  (D)をしつつ、(C)を満たす方法は本当にないですか? ⇒「解決策」を導き出す B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 仮定・思い込み 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 33.
    【時】時と場合によって  (D)と(D’)はどういう時に対立しますか? ⇒ 「思い込み」を導き出す  あるときは(D)、あるときは(D’)というルールで両立 はできませんか? ⇒「解決策」を導き出す B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 仮定・思い込み 会社全体の成果 を最大化する C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 34.
    【妙】妙案ひらめき  (B)と(C)が両立できないと思っているのはなぜですか? ⇒「思い込み」を導き出す  (B)と(C)を両立させる方法は本当にないですか? ⇒「解決策」を導き出す B D リソースを有効に 専門知識ごとに 活用する チームを分ける A 会社全体の成果 を最大化する 妙案 C D‟ 開発効率を 機能横断チーム 最大化する で仕事する
  • 35.
    解決策を検討する 矢印 仮定 解決策 どうやって行うか メリット 相 すべてのチームを機能横 専門知識を持ったメンバー 専門知識を持った人を採用 いろいろな知識を持った 断にすると、リソースが を増やす。 する。専門知識を持つ人を 人が増えて、柔軟にチー たくさん必要になる。 育成する。知の共有を図る。 ム構成ができるようにな 得意分野以外のこともや る。 らないといけなくなる。 自 専門知識ごとにチームを それぞれのチームのマネー 開発チームと専門チームの マネージが同じ人なので、 分けると、組織を越えた ジを一本化する。 マネージャを同じ人にする。 コミュニケーションロス コミュニケーションの- が発生しない。 バーヘッドが発生する。 チームへの参画意識が薄 くなる。 時 すべてのプロジェクトで、 製品(プロジェクト)に ある専門知識を大きく必要 プロジェクトの正確に応 チーム構成を同じにしよ よってチーム構成を変える。 とするチームには専属で配 じて、柔軟に体制を組め うとする。 置、そうでなければ必要に るようになる。 応じて参画することを検討 し、その規準を明確にする。 妙 リソースを有効に活用し リソースを有効に活用しつ プロジェクトに専属でなく 上長を通さなくてよくな つつ、開発効率を最大化 つ、開発効率を最大化する ても、仕事の裁量権をメン るため、コミュニケー する方法はない。 方法を考える。 バーに不える。 ションのオーバーヘッド が尐なくなる。
  • 36.
    ワークその4(時間があれば)  「相」「自」「時」「妙」の方法で、対立を解消す る解決策を考えてみてください。 矢印 仮定 解決策 どうやって行うか メリット 相 自 時 妙
  • 37.
    まとめ  “雲”は、問題(≒対立)の構造を明らかにすると 共に、その解決の手助けもしてくれる、シンプルで 強力なツールです。  仕事だけではなくて日常生活でも、「あ、これって 対立してるな」と思ったら、頭の中でこの図を思い 浮かべて、共通の目的はないだろうかと考えるだけ で、その状況を打破する方法が思い付いたりします。  初めは、作るのにとても苦労しますが、いくつも考 えていくうちに短い時間で考えられるようになって きます。 “雲”は問題の対立構造を明確にして、問題解決の手助けをします
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    TOCとは  イスラエルの物理学者 エリヤフ・ゴールドラットが 提唱した、様々な分野へ応用ができる知識体系。  “ザ・ゴール”は、元々OPTというソフトウエアを売 るために、その効能を小説として記したもの。  日本語では“制約理論”という方がいいらしい。 用途 ツール 生産管理 ドラム・バッファ・ロープ(DBR) プロジェクトマネジメ クリティカルチェーン・プロジェクトマネジ ント メント(CCPM) 会計 スループット会計 問題解決 思考プロセス 経営 バイアブル・ビジョン
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    出荷できるのは一日何個? 材料 工程1 工程2 100個/日 50個/日 工程3 工程4 出荷 30個/日 80個/日 ??個/日
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    出荷できるのは一日何個? 材料 工程1 工程2 100個/日 50個/日 工程3 工程4 出荷 改善 60個/日 80個/日 ??個/日
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    TOCの三原則  組織には達成すべきゴールがある。 – 営利企業では、現在から将来にわたって儲け続けること、と 定義されます。  組織は、ごく尐数のことにより制約されている。 – 組織(システム)で発生する数々の問題は、たったひとつ、 ないしごく尐数の根本的な問題(=制約)によって引き起こ されます。  部分の合計は全体と一致しない。 – 例えば、各タスクの期日を厳密に決めて、各タスクの締め切 りを守ることに全力を尽くしてもプロジェクトが期日通りに 終わるとは限りません。 – 例えば、あるひとつの問題に対処しても、組織全体が改善す るとは限りません。別の問題が発生する可能性もあります。
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    TOCの三原則  組織には達成すべきゴールがある。 – 営利企業では、現在から将来にわたって儲け続けること、と 定義されます。  組織は、ごく尐数のことにより制約されている。 TOCは、部分ではなく全体に着目して、 – 組織(システム)で発生する数々の問題は、たったひとつ、 組織をゴールに向かって進める上で障害 ないしごく尐数の根本的な問題(=制約)によって引き起こ されます。  となっている構造を明らかにし、その根 部分の合計は全体と一致しない。 本的な原因(=制約)を解決するための – 例えば、各タスクの期日を厳密に決めて、各タスクの締め切 方法論です。 りを守ることに全力を尽くしてもプロジェクトが期日通りに 終わるとは限りません。 – 例えば、あるひとつの問題に対処しても、組織全体が改善す るとは限りません。別の問題が発生する可能性もあります。
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    制約  物理制約 – 作れれば確実に稼げるのに、ものを作る人(リソース)が足 りない。  市場制約 – そんなにマーケットがない、マーケットがあるのに売れない。  方針制約 – リソースもマーケットも十分にあるのに、思うように結果が 付いてこないのであれば、それは組織の方針が間違っている から。 ほとんどの事例で、問題の根本には「方針制約」になるそうです。 ほとんどの組織では、まだまだ最適化する余力がたくさんあるとい うことですね。
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    思考プロセスとは(すごくざっくりと紹介)  TOCの原則に基づいた問題解決の方法論です。  私たちが「問題」としてとらえているものは、たっ たひとつ(またはごく尐数)の根本となる原因から発生 する好ましくない現象です。  思考プロセスは、根本原因を特定し、それが問題を 発生させていることを証明し、解決策を導きだし、 解決策が問題を解消することを証明し、解決までの ステップと発生する障害を洗い出し、解決までの道 筋を作ります。  具体的には、「何を」「何に」「どのように」変え るかのステップにあわせて、いくつかのツールを使 いながら解決していきます。
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    改善を実現するための3つの質問  何を変えるのか? – 改善のポイント(根本原因、中核問題)みつける  何に変えるのか? – 解決策をみつける  どうやって変えるのか? – どうやって実行に移すか、計画をたてる どうやって 何を変えるのか? 何に変えるのか? 変えるのか? 現状構造 未来構造 前提条件 蒸発する雲 移行ツリー ツリー ツリー ツリー
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    現状構造ツリー  問題はあちこちに偏在しているように見える。 問題6 問題4 問題7 問題5 問題3 問題1 問題2
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    現状構造ツリー UDE6 UDE4 UDE7 UDE5 UDE3 UDE1 UDE2 根本問題
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    現状構造ツリー  何を変えるかを導き出します。  目的を達成する上で、問題となっていることを複数 挙げる。  問題は、それぞれが独立しているわけではなく、あ る一つの根本的な問題が引き起こしている現象であ り、すべての問題は因果関係で結ばれていて、連鎖 的に問題を発生させていることを解き明かす。  根本問題によって、すべての問題が発生しているこ とを確認する。
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    蒸発する雲 B D 相手が望んでい 現在の行動 ること A 目的、ゴール C D‟ 自分が望んでい とりたい行動 ること
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    蒸発する雲  何に変えるかを導き出します。  問題(好ましくない状態)を発生させている根本に は、どんな対立が存在しているかを解き明かす。  根本問題から、解決策を導き出す。
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    未来構造ツリー DE6 DE4 DE7 DE5 DE3 DE1 DE2 解決策
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    未来構造ツリー  何に変えるかを証明します。  導き出した解決策が、問題がない状態を連鎖的に生 み出すことができることを確認する。
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    前提条件ツリー 目的を達成するために乗り越えな 目的 ければならない障害を挙げる。 障害 5 障害 4 障害 障害 2 3 障害 1
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    前提条件ツリー 障害を乗り越えた状況を中間目的 目的 としてあげ、時系列に並べる。 障害 5 障害 目的を達成するためには、中間目 4 的CとDを達成する必要がある。 中間目的D なぜなら、障害4と5があるから。 中間目的C 中間目的Cを達成するためには、 中間目的Bを達成する必要がある。 障害 障害 なぜなら障害3があるから。 2 3 : 中間目的B : 障害 1 中間目的A
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    前提条件ツリー 障害を除くと、目的を達成するま 目的 での中間目的を時系列に並べた ロードマップになる。 中間目的D 中間目的C 中間目的B 中間目的A
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    前提条件ツリー  どのように変えるかのプロセスに潜む障害を洗い出 し、実現へのステップを導き出します。  目的(解決策)を実現する上で起こりうる障害を挙 げ、その障害が解決した状態を中間目的とする。  中間目的を因果関係で結んで、中間目的を積み重ね ることで最終的な目的が達成できることを確認する。
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    移行ツリー 目的 行動 中間目的D 中間目的C 行動 行動 中間目的B 行動 中間目的A 行動
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    移行ツリー  どのように変えるかの行動を洗い出します。  前提条件ツリーで洗い出した中間目的を実現するた めには、どのような行動を取ればよいかを洗い出し ます。  ここまでくれば、あとは行動あるのみ!
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    人が明晰に頭脳を使うことを邪魔している障害  現実を複雑だと考えている。 人は、ものごと、問題を複雑に考えようとします。現実世界で巻き起 こるあまたの問題は、実はすべて因果関係で結ばれており、その根底 となる原因にはごく尐数の“対立”が存在します。  対立は避けようがないと思っている。 目的が同じならば、本来対立は存在しないはず。対立の原因は、誤っ た仮定や思い込みにあります。  問題を相手のせいにしたがる。 対立構造にあるとき、人は相手のせいにしたがります。相手を責める と、あるはずのすばらしい解決策を見過ごすばかりか、物事を誤った 方向に導いてしまいます。 明晰な頭脳で日々の問題に対応することで、 人は、充実した、意義のある人生を送るコトができる
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    今ならば… 日本には資源が尐ないので、原子力 発電が一番向いている。 原子力は発電効率がよい。 発展に電力は丌可欠。 現在の自然エネルギーによる発電に 安定的に供給することで、発展の計 は、安定性は期待できない。 画が描ける。 今安定供給を止めると、経済が停滞 する。 B D 安定的に電力を 原子力発電を 供給する 推進する A 日本を発展 させ続ける C D‟ 国民が安心・ 原子力発電を 安全に生活する 減らしていく 発展させるためには、発展に集中で きる環境が必要。 国の発展は国民あってのもの。 原子力発電には丌安がつきまとう。 本当は原子力発電所なんてない方が いい。
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    矢印 仮定 解決策 どうやって行うか メリット 相 現在の安全な発電方法で 電力供給の安定性を確保し 研究の主ターゲットを原子力 急激な移行に伴う供給量 は、大きな電力の安定供 ながら、安全な発電方法に から自然エネルギーに移し、 の激しい上下がおこりに 給は丌可能。 徐々にシフトしていく。 安定的電力供給の目処が付い くい。 たものから原子力を代替して いく。 自 原子力発電にはもう安心 安全で安心できる原子力発 これまでの失敗から学んでき 原子力発電を継続するこ できない。 電の方法を追求する。 たことを活かし、安全性を第 とで、電力供給量の大幅 一に考えて原子力発電を推進 減は防げる。 する。 時 原子力発電を推進しなが 安全性が確認された方法の 存在する原子力発電所は安全 これまでの原子力発電所 ら、減らしていくことは みを継続し、足りない部分 性を第一に点検しなおし、新 建設が無駄にならない。 できない。 は他の発電方法で補う。 たな建設はしない。 自然エネルギーによる発 足りない電力は、自然エネル 電が安定すれば、原子力 ギーによる発電で補う。 発電所の撤廃も視野に入 る。 妙 安心・安全、かつ安定的 安心・安全、かつ安定的に これまで力を入れてこなかっ 自然エネルギーによる発 に電力供給できる方法は 電力供給できる方法を確立 た自然エネルギーなどによる 電の発展が期待できる。 存在しない。 する。 発電に注目・注力し、安定的 その技術を海外に売るこ な供給源を確保する。 ともできる。