ICLS-WS、受講者用のワークブックです。 事前学習資料をコンパイルしつつ、自分のインストラクションを組立てることが目的。

1. 150131 ICLS-WS
当日用ワークブック
池上敬一
獨協医科大学越谷病院救急医療科

2. あなたのICLSコースの目的は？
1. 受講者が楽しく学ぶ
2. シミュレーションの環境で10分間の蘇生ができる
3. 職場に戻って、コースで学習したことを使って患者のアウト
カムを改善する
4. 予期せぬ心停止を絶滅する、など

3. あなたはどちら？
受講者は生徒
● 基本的に「知らない」「できない」存
在
● だから說明し、やって見せてからや
らせる順番が良い
● インストラクターが設定した合格基
準で採点
受講者は学習者
● 知識と経験を持っているので、それ
を利用して学習を支援する
● 職種と職場によってICLSコースに
期待するニーズは異なる
● 学習者ごとに学習内容・学習方法
を処方する必要がある
● 学習者が設定した合格基準を達成
すればよい

4. あなたはどちら？
受講者は生徒
● 基本的に「知らない」「できない」存
在
● だから說明し、やって見せてからや
らせる順番が良い
● インストラクターが設定した合格基
準で採点
受講者は学習者
● 知識と経験を持っているので、それ
を利用して学習を支援する
● 職種と職場によってICLSコースに
期待するニーズは異なる
● 学習者ごとに学習内容・学習方法
を処方する必要がある
● 学習者が設定した合格基準を達成
すればよい
従来の教育手法と何ら変わらない
この手法だと現場は改善されない
このICLS-WSの考え方
患者のアウトカムを改善する

5. 学習者に必要な範囲で、インストラクションのゴールを設定する
学習者がニーズを表明する 日本流サブ・ウェイ方式

6. インストラクターの役割
インストラクションの前に行う説明義務
1. 学習者のゴールを設定する
「◯◯◯ができる」（行動として観察できる）
2. ゴールを達成したことを学習者自身が確認できる方法を説
明する
テストのやり方と合格基準を事前に示す
3. 学習者が確実にゴールに到達するための練習の順番を説
明する

7. インストラクターの役割
インストラクションの基本的な4つの方法
1. Tell 説明する
2. Ask 質問する
3. Show やってみせる
4. Do やらせる
どの順番でインストラクションしますか？

8. インストラクションの順番
退屈な順番
1. Tell
2. Ask
3. Show
4. Do
楽しい順番
1. Do
2. Show
3. Do
4. Tell

9. フィードバックから振り返りへ
フィードバックはQCPR 振り返り
● プラス
できたこと
● デルタ
改善策

10. ICLSコースの振り返り
ICLSコースの範囲内
アクションプラン
ICLSコースの範囲外
アクションプラン