SlideShare a Scribd company logo
1 of 64
Download to read offline
鎌ケ谷市「里山保全活動の継続性と事例研究」
里山保全とNORA
~活動の継続性を中心に~
2014年3月23日(日)
鎌ケ谷総合福祉保健センター
NPO法人 よこはま里山研究所 理事長
恵泉女学園大学人間社会学部 准教授
松村 正治
自己紹介
松村正治(まつむら まさはる)
教育研究
• 専門領域は、環境社会学。人間社会と環境の
関係を、社会学の視点から考える。
• フィールドは、多摩丘陵の里山、国境付近の離
島(八重山諸島、対馬、佐渡)など。
市民活動
• 横浜を中心に都市近郊の里山保全を図る活動
3
自宅
大学
ココ
はまどま
川井緑地
4
本日の話題
 里山とは
 よこはま里山研究所(NORA)とは
 里山保全活動の課題と対応
 里山をモデルとした組織運営
~多様性×持続性×NPO~
里山とは
5
里山とは?
• 江戸時代の書物に見られるが、最近になって、一般に
知られるようになった。奥山に対して、集落に近い里山。
• 広辞苑(第5版,1998年発行)では「人里近くにあって
人々の生活と結びついた山・森林」とある。つまり、薪炭
林や農用林(雑木林、松林)など。
• しかし、田畑、草地(茅場)、ため池、水路、屋敷林、竹
林、集落など(里地とも)も含め、農村空間の全体を里
山として捉えることが多い。多様な要素がモザイク状に
配置され、まとまりをもった景観となっていることが特徴。
農村の生活空間
ムラ
(集落)
ノラ(田畑)
ヤマ(林野)
オクヤマ
狭義の里山=ヤマ(林野)
広義の里山=ムラ-ノラーヤマ=農村空間
モザイク状の里山景観
中村俊彦編, 2004, 『里やま自然誌』保育社: 82.
集落
集落
集落
畑
畑
ため池
谷戸田
棚田
谷戸田
畑
川
水路
平田
平田
ため池
奥山
竹林
竹林
竹林
竹林
スギ・ヒノキ林
スギ・ヒノキ林スギ・ヒノキ林
マツ林
落葉
広葉樹林
常緑
広葉樹林
常緑
広葉樹林
常緑
広葉樹林
落葉
広葉樹林
落葉
広葉樹林
落葉
広葉樹林
落葉
広葉樹林
落葉
広葉樹林
里山の恵みと暮らし
ヤマの恵み
ノラの恵み
マツ林 建材、燃料
スギ・ヒノキ林 建材、燃料
クヌギ・コナラ林(雑木林) 燃料(薪炭)、肥料(堆肥・厩肥)
竹林 食料、加工材料
茅場(採草地) 飼料、敷料、屋根材、燃料
キノコ、山菜、薬草など 食料、薬品
水田(谷戸田/谷津田) 食料(米、畦畔植物、水田養鯉)
畑 食料(小麦、イモ、野菜)
ため池 肥料、食料(魚)
川・水路 食料(魚)
雑木林のサイクル
全国林業改良普及協会編, 2000, 『里山の雑木林』 15.
高度経済成長期以降の里山の変化
• 燃料革命
薪炭→化石燃料
堆肥→化学肥料
竹→プラスチック
• 拡大造林政策(1950年代~)
人工林化=スギ・ヒノキの一斉植林
• 減反政策(1970年代~)
• 松食い虫被害(1980年頃ピーク)
• ナラ枯れ被害(現在拡大中)
里山の二重の危機
里山の破壊(量の減少)
• 宅地造成、ゴルフ場開発、道路建設、産業開発など
里山管理の放棄(質の劣化)
• 森林の老齢化(落葉広葉樹から常緑広葉樹へ)
• 谷戸田、ため池、採草地の喪失
• 竹林の拡大
→明るい森林、草地、湿地が減少している。
植生遷移
http://www.chitanet.or.jp/users/denno/1998/seni.htm
かつての里山の植生現在の里山の植生
生物多様性の「第2の危機」=里山の危機
• 生物多様性の3つの危機(『新・生物多様性国家戦略』(2002年))
– 第1の危機・・・人間活動の強い影響で生物が絶滅の危機に
(乱開発、乱獲) オーバーユース
– 第2の危機・・・伝統的な自然への働きかけ(里山への手入れ)
の不足 アンダーユース
– 第3の危機・・・外来種や自然界に存在しない化学物質による
問題
– 地球温暖化による世界的な危機(『第三次・生物多様性国家戦
略』(2007年))
里山の生物多様性
~日本の里地里山の調査・分析について(中間報告)~
• 絶滅危惧種(メダカなど身近にいた種を含む)が集中して生息す
る地域の多くは、原生的な自然地域よりむしろ里地里山地域。
• 身近にいた絶滅危惧種(メダカ、ギフチョウ等)、身近な種(トノサ
マガエル、ノコギリクワガタ等)の生息地域の5割以上が里地里
山にある場合が多かった。
• 里地里山が、生物多様性保全上(絶滅危惧種等の野生生物の
保護上)重要な地域であることが明らかになった。
→農家の定期的な手入れによって里山が維持されてきた結果、
多様な生態系がモザイク状に配置され、生物の多様性を高めた。
現代における里山の重要性
• 生物多様性
適度に手入れ(攪乱)された里山の生物多様性は高いが、管
理できなくなっている。
• (生物-)文化多様性
里山の手入れには、ローカルな知恵や技(地域知・身体知)が
要求されるが、この継承が困難になっている。
• 地域経済、コミュニティビジネス
地域の里山資源を活かした生業、コミュニティビジネスは、雇
用を一定程度創出するかも。近年、里山が資本主義のサブシ
ステムして注目されている。→里山資本主義(藻谷浩介)
よこはま里山研究所(NORA)とは
17
18
よこはま里山研究所(NORA)概要
• 2000年NORA設立、2001年法人格取得
• 里山とかかわる暮らしを
人が自然と共生する里山をモデルにして、そこに見
られる思想、智恵や技などを現代にいかし、人びと
の生活の質と生き物の多様性が共に高められる暮
らし方を実践し、その成果を社会に発信しながら、
地域ごとに個性ある持続可能なコミュニティづくりに
寄与することを目的とする。(定款第3条)
• 会員数 120名 (内スタッフ20名)
• 40代中心 男:女=4:6
19
NORA設立の背景・経緯
• 1980年代~、横浜市内で里山保全活動が活発に。
• 1996年、市内の10団体によるネットワーク「よこはま
の森フォーラム」結成。行政と協働しながら事業を進
め、「第6回全国雑木林会議」など、イベントや各種講
座を企画・実施。
→助成金が途絶えて、活動縮小後、解散。
• 参加メンバーの中から、里山保全+コミュニティビジネ
スを目ざし、2000年に「よこはま里山研究所(NORA)」
設立。
20
NORAのミッションと里山
ムラ
(集落)
ノラ(耕地)
ヤマ(林野)
オクヤマ
都市住民が、日常的にヤマ、ノラ、ムラをつくり、
ハレを楽しみながら、イキモノを豊かにする。
広義の里山=ムラ-ノラーヤマ
21
ヤマ
• NORAの山仕事 川井緑地(旭区) 第2日曜・第4日曜
– 「利用する森・食べられる森」をコンセプトに、放置され
ていたヤマに手を入れ豊かな森をつくり、森の恵みを
利用しながら森とかかわる暮らしを探る。
• 竹を活かす山仕事 中井町 月1回
– 農家の支援として始まった竹林整備。伐採した竹は、
竹細工、竹燈籠の材料として活かす。
• よこはま里山レンジャーズ
– 自然環境復元協会のレンジャーズプロジェクトの仕組
みを、横浜市内の里山保全活動に展開する。
22
23
ノラ
• 休耕地再生で農体験 川井農地(旭区) 火曜・木曜
– 知り合いの農家から紹介された休耕地を開墾し、農
地として保全しながら、野菜を栽培。
• ヨコハマで農業体験 西谷(保土ヶ谷区) 第1土曜
– 横浜市内の野菜生産農家へお手伝い。
• NORAの野良仕事 小竹・下曽我(小田原市) 随時
– NORA野菜市に野菜を提供してくださる農家の畑で汗
をかきながら、自然とともに暮らす知恵や技や考え方
を学ぶ。
24
25
ムラ(はまどまプロジェクト)
• 野菜でつなぐ農と人~NORA野菜市 毎週火曜
– 土づくりからこだわっている生産者限定の神奈川県産野菜市。
• 神奈川野菜の食事会 月1回
– 野菜市で扱う神奈川野菜を生かした食事会。町のなかで同じ釜
の飯を食べる。地元の農、生産者に思いをつなげる。
• もったいないから竹細工 第2・第4土曜
– 竹林保全活動で生じた材料で、竹細工や竹燈籠づくり。
• 筆で描こう~手書きの時間 月1回
– 普段の生活の中に、手書きで表現する時間を取り入れる。
• お話の会=はまどま劇場 月1回
– 民話・小説・絵本・紙芝居などを持ち寄って「語り」を楽しむ。
• ほかに、映画上映、コンサート、盆踊りの練習、地域の写真展など
26
27
ハレ+イキモノ
• 地モノ市 伊勢佐木町商店街(中区) 年1-2回
– 市民が開く神奈川産のこだわりの農産物を扱う市。
• まいたエコサロン秋祭り まいたエコサロン(南区) 年1回
– 1年の活動を振り返り、“収穫″をともに喜びあう。
• 旬の里山探訪 新治市民の森(緑区) 第1水曜
– 新治市民の森をきままに散歩し、その日その時にしか
味わえない生き物との出会いを楽しむ。
28
29
受託・請負・協働事業
• 身近な樹林地や農地に関わる市民ボランティアを対象と
した研修事業
– 神奈川県、横浜市など
• 樹林地や農地に関わる市民グループの立ち上げ支援
– 神奈川県、横浜市、栄区など
• 身近な資源を活かすための調査・事業企画
– 環境省、横浜市、南区、神奈川県建具協同組合など
30
里山保全活動をめぐる
課題と対応
31
全国的な里山保全の動き
1980年代
• 里山保全の黎明
• 里山の意義の再発見
1990年代
• 市民による里山保全の展開
2000年代
• 行政による施策・事業展開
2010年代
• 各地の自治体に里山条例
• ナラ枯れの拡大
都市近郊の里山保全活動における現場の課題
• 生態系管理
– 保全活動によって、里山生態系は良くなっているのか。
– 目標植生を立てて施業をおこない、モニタリング調査をおこ
なって、適宜、順応的にやり方を変えていく。
– やって、見て、考える。(順応的管理)
• リスク管理
– 「怪我と弁当は自分持ち」では済まない。事故が起これば、活
動は休止となる可能性がある。
– 森づくり活動の中心となる高齢者は、作業を捗らせ、体力を
補うため、動力機(刈払い機、チェーンソー等)を使傾向にあ
る。研修を必須とするなどのルールづくりが必要。
→横浜市では、森づくり活動団体に対して義務化。
都市近郊の里山保全活動における組織の課題
• 民主的な組織運営
– 強いリーダーの統率力で活動を進めている場合、民主的な
組織運営ができず、不満を抱えるメンバーが多いこともある。
– メンバーの中に主体性を育む機会が少ないために、世代交
代を進めにくい組織構造になりやすい。
• 持続的な組織経営
– メンバーの固定化・高齢化により、活動を続けていくことが困
難になっている団体が増えている。しかし、若い人を雇用でき
るような収入は見込めない。
– 活動の効果を社会に伝え、幅広く支援を募り、多様な収入源
を確保しながら、自立的に運営できるとよい。しかし、現実は
厳しい。
里山保全の合意形成に向けた取り組み
~『ミルマップ・ワークショップ』~
• 管理作業優先 vs. 観察・調査優先
• 景観的な美しさ vs. やぶの大切さ
• 少数精鋭(動力利用) vs. 多くの活動参加
→森づくりの舵取り技術を身に付ける講座
『ミルマップ・ワークショップ!
~みんなで描く森づくりプラン』
(平成20年三井物産環境基金助成事業)
多世代による里山保全を図る試み
~よこはま里山レンジャーズ~
• 認定NPO法人自然環境復元協会(Narec)との協働事業
Narecのレンジャーズプロジェクトの横浜版
(平成24年度横浜市「みどりの夢かなえます」事業)
• 登録レンジャーズ(ボランティア)を市内の6団体とつなぐ
6団体に3回 1回定員10名
• 20~40代の登録が多い。参加者には学生、20~30代の会社員
が多く、40代~子育てを終えた世代も。
桜ヶ丘緑地にて
桜ヶ丘緑地にて
レンジャーズ用
ビブス
スタッフ用
ビブス
地域課題と里山保全のずれ
• 地域経済の活性化を図りにくい
– 新住民が里山保全ボランティア活動に関わることで、地域に
活気がもたらされる。しかし、経済活動との結びつきが弱く、
旧住民にとっての大きな課題(地域経済の衰退、後継者不足
等)の解決に繋がらないことが多い。
• 広い面積の管理は難しい
– 手入れの行き届かない里山が広い場合、週末におこなうボラ
ンティア活動だけで管理することは難しい。地域の生物多様
性を高めるためには、より大きな動きを作ることが望ましい。
里山を支える経済の再構築への試行
• 市民による里山の保全と活用のシステムづくり
NORA+神奈川県環境農政部緑政課
(神奈川県ボランタリー活動基金21協働負担金事業、2001-05年度)
• バンブー・リサイクル・ネットワーク
(環境省エコ・コミュニティ事業、2004-05年度)
• 大きな木プロジェクト
NORA+横浜市緑政部緑政課+横浜美術館、堀内ウッドクラフト、
神奈川県建具協同組合
(環境創造局環境まちづくり協働事業、2004-06年度)
里山経済圏の構築過程から見えた課題
• 地域の課題を明らかにする。
– よそ者の思いが強くても、地域住民は大きく動かない。里山を
保全するには、地元に住む人びとを主役と考えることが重要。
• 里山の多様性を生かす。
– 林地、農地、河川、集落などが多様な要素が一体となっている
ところが里山の特徴。これを分断するのではなく、つなげて効果
を出せるかがポイント。
• 里山の資源をモノとして扱うのではなく、里山を舞台にし
たモノガタリを作ることが大事。
– 今日の情報社会では、モノを物語(ストーリー)の中に位置付け
ないと、意味が通じない。
里山をモデルとした組織運営
多様性×持続性×NPO
46
よこはま里山研究所(NORA) 収支差額
47
※第8期は6ヶ月
よこはま里山研究所(NORA) 当期収入・支出
48
※第8期は6ヶ月
49
2008年(第8期)改革以前の課題
• 設立以後、着実な活動実績を蓄積していたが、委託事業・補
助事業等の外部資金に依存していたため、受注額の低下と
ともに経営も悪化していった。
• ミッションの捉え方や理解がバラバラで、効果的に広報でき
ず、多くの人を巻き込めず、資金調達にもつながっていな
かった。
• 常勤の事務局員が主導していたために、「自分はNORAの
一員である」という当事者意識を持つ会員が少なく、活発な
自主的活動が見られなかった。
• 組織マネジメントが曖昧になっており、セカンドステージへ一
段階引き上げるためには根本的な改革が必要となっていた。
50
組織基盤強化のための検討(Panasonic NPOサポートファンド)
• ミッションの検討
– 事業実施に振り回されていたので、あらためてNORAが何
を目指す組織なのかを議論。
• ビジョンの検討~受託事業に依存しない経営体質へ
– 自主事業を展開しながら、社会的・環境的に意義があり、
収益を上げられるビジネスモデルの検討。
– リスクを取って事業を推進できる覚悟の確認。
• 事業拡大ではなく、組織改革(リデザイン)へ
– 実績の延長線上にビジョンを検討するのではなく、設立当
時に立ち返る気持ちで組織改革を目指すことに。
51
NORAの組織改革(リデザイン)
• キャッチコピーの変更
– 里山でシゴトする!→里山とかかわる暮らしを
• 固定経費の節減
– 常勤職員を雇用せず、非常勤とボランティアで事務局機能を分担。
– 家賃が必要な事務所を手放す理事会決定に対し、会員有志(サ
ポーター)が異議申し立て。
→フリースペース「はまどま」が誕生し、運営委員会が運営。
• プロジェクト制の導入
– ミッションと事業(ヤマ、ムラ、ノラ、ハレ、イキモノ)の関係を整理。
– 自主事業は会員有志によるプロジェクトチームで自律的に運営。
• 運営連絡協議会の設置
– 担当理事、PJリーダー等の定例会で、情報共有と運営協議。
52
かかわり方はいろいろ
53
運営体制の変化
54
55
里山の入り口「はまどま」(=横浜の土間)
56
57
会員参加型blog形式HP
58
会員参加型メルマガ
59
里山をモデルとしたNORAの組織運営
(生物)多様性 (bio)diversity
• 生物多様性の豊かな里山生態系では、1つ一つの生命が互
いを生かし合う関係が見られる。全体の効率性から個を評
価するのではなく、個の集まりが全体の豊かさをもたらす。
持続可能性 sustainability
• 経済性がなくて蔑ろにされて
きた里山をモデルにするとは、
経済に傾きがちな組織運営
に対して、環境と社会も重視
するという意味がある。 社会 環境
経済
里山保全ボランティアの参加動機
里山保全は
副次的目的
里山保全が
主目的
自分がおこなう
他人と共におこなう
次世代に自然を残したいから
農林業に携わりたいから
自然(植物)の知識を得たいから身体を動かすことが好きだから
狭い人間関係から抜け出したいから
《市民運動型》
《環境学習型》
《関係志向型》
余暇に社会で役立つことをしたいから
自分の住む地域に関わりたいから
《健康志向型》
目的性
共
同
性
(松村, 2009)
61
運営するうえで大切にしている7つのこと
1. 都市の競争社会に生きづらさを感じる人にとってのコミュニ
ティづくり。あえて選択と集中をしない。 【街中の居場所】
2. NORAという組織の経済成長にこだわらない。NPOで食べて
いくことにこだわらない。結果的に、里山とかかわって仕事
をする人が増えればいい。【人が育つ場としてのNPO】
3. 雇用関係を最小化して、対等な個人の集まりであることを自
覚する。スタッフには経済的な自立を求め、その上でNORA
で何ができるかを考える。 【自立した個人による連帯】
4. NORAは、スタッフが仕事をする上で利用できる看板であっ
てよい。これまでの実績、信頼、ネットワークなどを生かして、
事業展開することを推奨している。 【個人のために利用さ
れる組織】
62
運営するうえで大切にしている7つのこと
5. NORAの活動をライフワークとしてほしい。持続可能なかた
ちで関われることが大事。いつでも辛くなったらやめてよい。
【ライフワークをつくる】
6. 弱いこと・貧しいことは、周りの人や組織とつながるチャンス
でもある。一方、ミッション・活動内容・成果を伝えても、共感
が得られないとすれば、社会的な存在意義があるのか疑っ
てみるべき。 【共感される弱さ】
7. 周囲からの共感を得るためには、情報を共有することが大
切。そして、NORAに当事者意識を持ってもらうために、「あ
なた」が参加して活躍できるスペース(余白)があることを伝
える。 【情報共有と参加スペースの提供】
63
おわり

More Related Content

Similar to 140323鎌ケ谷市「里山保全とnora」

2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
Yutaka Kibihara
 
広島大学平成21年環境報告書
広島大学平成21年環境報告書広島大学平成21年環境報告書
広島大学平成21年環境報告書
env72
 
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
琢哉 岩崎
 

Similar to 140323鎌ケ谷市「里山保全とnora」 (20)

持続可能な里山とは?~里山保全の同時代史と里山ガバナンスの今後
持続可能な里山とは?~里山保全の同時代史と里山ガバナンスの今後持続可能な里山とは?~里山保全の同時代史と里山ガバナンスの今後
持続可能な里山とは?~里山保全の同時代史と里山ガバナンスの今後
 
【F18】住民が主体となった地域防災活動の重要性~青森県横浜町の事例から~【青森大学/森川 楓希】
【F18】住民が主体となった地域防災活動の重要性~青森県横浜町の事例から~【青森大学/森川 楓希】【F18】住民が主体となった地域防災活動の重要性~青森県横浜町の事例から~【青森大学/森川 楓希】
【F18】住民が主体となった地域防災活動の重要性~青森県横浜町の事例から~【青森大学/森川 楓希】
 
Aaa 2014年度公開講座-140522-11-配布資料ss
Aaa 2014年度公開講座-140522-11-配布資料ssAaa 2014年度公開講座-140522-11-配布資料ss
Aaa 2014年度公開講座-140522-11-配布資料ss
 
シェア用 双葉郡小中学校連絡協議会研修会
シェア用 双葉郡小中学校連絡協議会研修会シェア用 双葉郡小中学校連絡協議会研修会
シェア用 双葉郡小中学校連絡協議会研修会
 
2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
2014 07-15子ども支援とコミュニティ形成
 
広島大学平成21年環境報告書
広島大学平成21年環境報告書広島大学平成21年環境報告書
広島大学平成21年環境報告書
 
こちカフェ隊について
こちカフェ隊についてこちカフェ隊について
こちカフェ隊について
 
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
20150326 (大阪大学)URA整備事業報告会
 
2014 11-07 CONE全国交流フォーラムinふくしま
2014 11-07 CONE全国交流フォーラムinふくしま2014 11-07 CONE全国交流フォーラムinふくしま
2014 11-07 CONE全国交流フォーラムinふくしま
 
Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会
Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会
Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会
 
190127fujita
190127fujita190127fujita
190127fujita
 
20110810 mottovol-event
20110810 mottovol-event20110810 mottovol-event
20110810 mottovol-event
 
20150208_子育て支援ひろば_卒論pp
20150208_子育て支援ひろば_卒論pp20150208_子育て支援ひろば_卒論pp
20150208_子育て支援ひろば_卒論pp
 
B02 学生委員会 いしてまい
B02 学生委員会 いしてまいB02 学生委員会 いしてまい
B02 学生委員会 いしてまい
 
20140423関学シンポ資料
20140423関学シンポ資料20140423関学シンポ資料
20140423関学シンポ資料
 
ボランティア参加の選択とその要因
ボランティア参加の選択とその要因ボランティア参加の選択とその要因
ボランティア参加の選択とその要因
 
“R”の時代 ver 2.0
“R”の時代 ver 2.0“R”の時代 ver 2.0
“R”の時代 ver 2.0
 
20140326電子行政研究会「ネット選挙と2014年東京都知事選挙」
20140326電子行政研究会「ネット選挙と2014年東京都知事選挙」20140326電子行政研究会「ネット選挙と2014年東京都知事選挙」
20140326電子行政研究会「ネット選挙と2014年東京都知事選挙」
 
2014年度研究会企画とマネジメントセミナー
2014年度研究会企画とマネジメントセミナー2014年度研究会企画とマネジメントセミナー
2014年度研究会企画とマネジメントセミナー
 
学び方・教え方が変わる!直感で学べる電子地図教材
学び方・教え方が変わる!直感で学べる電子地図教材学び方・教え方が変わる!直感で学べる電子地図教材
学び方・教え方が変わる!直感で学べる電子地図教材
 

140323鎌ケ谷市「里山保全とnora」