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Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会

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Ss用 マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会

  1. 1. 民間企業から見た 東北の復興 公益財団法人 東日本大震災復興支援財団 専務理事 荒井 優 ※本日の資料は、Slideshare(スライドシェア)に掲載してあります マスコミきさらぎ会 東日本大震災の復興関連等勉強会(2015年9月29日) @UR都市機構東日本都市再生本部 晴海・勝どき都市再生事務所
  2. 2. 1. はじめに • 自己紹介 • 財団紹介
  3. 3. 自己紹介(エナジーカーブ) • 札幌出身 • 引っ越しばかりの小学校時代 • YOSAKOIソーランと阪神淡路大震 災でのボランティアの大学時代 • 8年目になったソフトバンク生活 • 社長室では全体最適を常に意識 • 人生観が変わった復興支援活動大 学 入 学 社 会 人 高 校 入 学 中 学 入 学 ソ フ ト バ ン ク 入 社
  4. 4. いま、主にやっていること=地域×こども 地域 • 東北復興の御手伝い(東日本大震災復興支援財団 専務理事) • 地域の御手伝い(さとふる株式会社 取締役、SBプレイヤーズ 取締役) • 芸術祭の御手伝い(越後妻有 大地の芸術祭 オフィシャルサポーター) こども • 子供と本(公益財団法人東京子ども図書館 評議員) • 双葉郡の教育支援(福島県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会 委員) • 南相馬の教育方針策定(南相馬教育振興基本計画策定委員会 有識者) • 新しい教育の在り方実践(地方創生OECDイノベーションスクール ボードメン バー)
  5. 5. 公益財団法人東日本大震災復興支援財団 • 東北の子供たちへの支援を行う • 高校生に奨学金2000名、NPOへ助成金、 高校生の活動支援など • 社員13人 • 半分強はソフトバンクから無償で手伝い • 孫社長の100億円のうち40億円で設立 • 孫社長には「口は出せない」と説明 • 残金は10億円 • 現在2020年までは活動を予定、その後 は状況をみて判断
  6. 6. 奥尻町の教訓 1993年 北海道南西沖地震 1998年 完全復興を宣言 2013年 震災20年後 ■過疎化、財政行き詰まり 約764億円の復旧・復興事業費 約190億円の義援金 「産業や若者の育成など将来のために義 援金の一部を基金にして残そう」 との意見もあったが、 「あの時は町が潰れるかどうかの瀬戸際 だった。何十年か先まで見越す余裕はな かった」。 地震前に約4,700人いた町民は3,000人 を切った。高台の住宅街は空き家が目立 つ。 朝日新聞2013年7月13日より
  7. 7. 一貫して子どもの支援に特化 • 当初は金銭的支援がメイン • 3年目から機会を生み出すへシフト • 自ら機会を創り、機会によって自 らを変えよ • 好事例はいわきの「TOMOTRA」 1. ソフトバンクの支援で訪米 2. アップルの支援で講演 3. H.I.Sの協力でツアー運営 →アクティブラーニングの場となる
  8. 8. 寄付を募る体制とコンプライアンス体制 • SMAPの協力 • 年間1.5億円ほどの寄付 • 学校の文化祭やチャリティー イベント、個人などから • 預かった寄付は全額支援へ • 初年度からトーマツの監査 • 今年初めて内閣府の検査で、 過去1,2位を争ういい内容とコ メントあり 非表示 (SMAP×SMAP 募金呼びかけ)
  9. 9. まなべる基金(給付型奨学金) • 「震災による経済的理由で 高校に通えない高校生が いる」 • 地元新聞社の協力 • 民間で続けている(おそら く)唯一の奨学金
  10. 10. 芋煮会、芋煮会ワークショップ • 「今年は誰も芋煮会を やっていないなぁ」 • 地元、産、官、学、NPOで 集まって飯坂温泉の旅館 で月1回合宿 • ワールドカフェを用いた ワークショップを確立し、 福島県内外で対話する場 を展開 • 「未来会議 inいわき」など 地元で発展継続
  11. 11. すべては子供たちのために 浪江町の子供アンケート 自由記述欄を「まとめな かった」職員のすごさ 子供たちを復興の真ん 中に置く
  12. 12. 福島県立ふたば未来学園高等学校 子供たちはどう考えて いるのか?を常に問い 続けた。 子供未来会議の存在 自分たちで考え行動す る若者の育成
  13. 13. 校長先生たちのエプロン 2012年3月 第1回双葉郡子供未来会議 →子供たちが自分の言葉で語る 2014年9月 ふたばワールド2014 in かわうち →教育長たちが本気を見せる 2015年8月 双葉郡小学校絆づくり交流会 →校長たちが本気を見せる
  14. 14. 民間企業から見た東北の復興・・・概観 • ソフトバンクではなく公益財団なので企業利益を追求しなくて良い • 地域の人々、自治体、メディア、国、NPOなどのステイクホルダーのハブになれ る存在 • 「お金」があることで始まった活動だが、「お金」ではなく「共感できる」ことが大 切だと気付く • 東京には無い、「地域の身体感覚」を得ることが大切 • 組織ではなく、人である、ことを再認識 • 「人と人をつなげるのが情報なんですね」という木村拓哉さんの言葉 • 「何の為の復興なのか」問えば、「次世代のためでしかない」という結論に至る
  15. 15. 新聞社 • 河北新報社との出会い • 福島県立ふたば未来学園中高一貫校における新聞記事の役割
  16. 16. 河北新報社との出会い • まなべる基金の選定委員 を依頼しに行く • 西川善文常務取締役 • 津波で被災した石巻支社 の1階について相談され る • Yahoo!の宮坂社長へ • 石巻ベースの誕生 • 飲み会の席で決まった ツールド東北
  17. 17. ふたば未来学園設立のポイントになった記事 朝日新聞福島版 2013年8月13日 朝刊 「県立中設置ない」 ●双葉郡構想、県教育長が明言 県教育委員会の杉昭重教育長は2日、朝日新聞のインタビューに応 じ、双葉郡の8町村の教育長が開校を要望した中高一貫校について 「県立中学の設置はしない」と述べ、県立高校のみになると明言した。 8町村の教育長が7月31日にまとめた「双葉郡教育復興ビジョン」の 柱となる、中学校を併設した県立一貫校の開校を明確に拒んだかた ちだ。杉氏は「各町村がすでに再開させた中学校は生徒を増やそう と努力しているのに、県立の中学をつくれば水を差してしまう」と理由 を述べた。 ただ「双葉郡の既存の学校がなくなってしまう状況になれば県立中 学の設置を考える」との見通しは示した。ビジョンに盛り込まれた改 革案については「町村立の中学でも実現できる話なので、中学校に ついては町村にがんばってもらいたい」と述べ、新設する県立高校と 各町村立の中学を連携させ、入試枠などで優遇する一貫校にすると した。 また、県立高校の設置費用は全額国に支援を求めるという。 • 朝日新聞の岡本進記者 • 教育長のインタビューで、「中学 設置はない」と言質を取る • 双葉郡子供未来会議に毎回取 材 • 「プロメテウスの罠」への掲載が 反響をよぶ
  18. 18. 民間企業から見た東北の復興・・・新聞 • 外から組むのであれば、地元の新聞社が大切(YOSAKOIソーラ ンの経験から) • 事を為すには、新聞記事は欠かせない(社長室の経験から) • しかし、残念ながら、地元記者との遭遇率が低かった (取材対象ではないからか?)
  19. 19. 地域のデザイン • OZマガジン2014年2月号「旅に出よう」 • FOR座REST • 地域をデザインする紙媒体の数々
  20. 20. OZマガジン 2014年2月号 非表示 (OZマガジン)
  21. 21. FOR座REST 「福島にすごいフェスがあるらしい」 福島市民家園で5年ぶりに開催 (2015年7月11,12日) 30代の市民有志主催 著名アーティスト参加 2日間5000人分のチケットは WEBで30秒で売り切れ 詳細は「FOR座REST greenz」で 検索
  22. 22. 地域をデザインする 非表示 (北海道食べる通信、CANVAS、板木)
  23. 23. 結びに • 北海道当別町 • とある小学校の風景 • 6年後2021年に向けて
  24. 24. 北海道当別町(とうべつ)の開拓 • 明治維新政府より岩出山藩が 1.4万石から65石に減封 • 伊達邦直が北海道開拓を決断 • 明治4年に180名で北海道へ • 明治5年に当別に至る • 現在人口1.7万人 • ロイズチョコレートの発祥の地
  25. 25. 非表示 (とある小学校の風景)
  26. 26. 6年後2021年に向けて • 震災から10年目 • 東京オリンピックから1年目 • 入試改革1年目 • AI(人工知能)発展→人はどんな 仕事をするのか(効率から共感) • 鍵は「こどもたち×デザイン」 非表示 (Apple Store)
  27. 27. ありがとうございました

Editor's Notes

  • パンフを配布
    ----- 会議メモ (2015/09/29 13:43) -----
    電通からは社員1名を2年間出向していただいた。
  • ■過疎化、財政行き詰まり   町には約764億円の復旧・復興事業費が投じられ、約190億円の義援金も集まった。住宅再建に最高1250万円、商店は最高4500万円という被災者支援で、移転先の高台は1戸あたり約240平方メートルを基本に整備され、一軒家が並ぶ住宅街が生まれた。約2300人が津波から避難できるという「望海橋」も、約27億円をかけて2000年に完成した。   防災施設や住宅の建設を急いだのは、人口流出を食い止めるためだ。町災害復興対策室で復興計画づくりに携わった元町職員の織戸清さん(70)は「あの時は町が潰れるかどうかの瀬戸際だった。何十年か先まで見越す余裕はなかった」。 

    ■避難路看板、壊れたまま   奥尻島には津波に備え、高台への避難路入り口42カ所に太陽光システムの避難路表示看板が立つ。地震の4年後に義援金で置かれた。夜になると点灯するはずが、町によると、全部壊れている。「塩害や雷の影響」と説明する。すべて修理するには5千万円ほどかかるが、財源がない。   島南端の青苗地区には地震の翌年、鉄筋コンクリート2階建ての「新生ホール・青苗」が、募金など約2億2千万円で建てられた。町は避難所に指定していたが、「内壁は湿気でボロボロ。補修どころか解体しないと」。   地震による崖崩れで旅館の泊まり客ら約30人が亡くなった奥尻港フェリーターミナル前。町が復興シンボルとして義援金2千万円をかけて、山の斜面に設けた大壁画は09年に撤去された。風でパネルが外れやすく、修繕に数百万円がかかるためと町は説明する。 

    町幹部には「産業や若者の育成など将来のために義援金の一部を基金にして残そう」との意見もあった。しかし、「義援金は被災者へ」という声が強かったうえ、時の町長も建設事業の拡大に積極的だった。 
    (中略)  しかし、漁業資源は思うように回復せず、高齢化や後継者難もあって漁業者は減り、漁獲高は地震前の5~7割の水準で低迷。観光客も03年度の5万7千人がピークで、不況が響いて昨年度は3万2千人台だった。公共事業削減で島に来る作業員も減った。地震前に約4700人いた町民は3千人を切った。高台の住宅街は空き家が目立つ。 


  • 執着(しゅうじゃく)
  • 新聞は誰が読んでいるのか
    デザイン、センス、
    身体感覚が都市にはない
    ふるさと納税でそういった取組にチャレンジしている

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