プロジェクトファシリテーションパーティ2012 『Party1』セッション資料です。 平鍋さんのプロジェクトファシリテーション説明のあとで話した資料です。みなさんが「PFってすごい！面白そう！」とワクワクされているタイミングなので、あえて現場での苦労から、PFで失敗しそうな点、そのポイントなどをまとめました。

1. PFを通して見えたもの
PFP関西
Naoya Maekawa
18 February 2012

2. 自己紹介
 前川 直也
 2000年ごろからXPJUGに参加、現場に導入しつつ、
社内外で『アジャイル＆PF巻き込み活動』実施中
 業務システム、組込みの開発、SEPG、社内講師などもやりつつ、
現在は某AV家電開発でのPMO兼アジャイルコーチ？
 プロジェクト・ファシリテーター協会（PFI）理事
PFP（プロジェクトファシリテーションプロジェクト）理事
ET West2011 カンファレンス委員 etc.
 箏／三味線の師匠として日本文化とプロジェクトを紐付け中
共著： 『システム開発現場のファシリテーション』
～メンバーを活かす最強のチームづくり～
『これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法』
http://www.facebook.com/NaoyaMaekawa @nao_maru

3. 「PFって？」の第一歩を
踏み出した みなさま
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 2

4. 「なんだか面白そう！」って
感じられた みなさま
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 3

5. 「PFなんか、もう私の一部よ」
っていう みなさま
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 4

6. 今日は
そうはいきませぬ。
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 5

7. 2005年ごろ（だったはず）
社内に作った
アジャイルユーザグループ
「X.PUG」で
『ファシリテーション』
というキーワードが話題に・・・
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 6

8. 2005年6月（ごろ？）の
FAJ（日本ファシリテーション協会）関東
のワークショップに乗り込み、
ものすごい驚愕を共学する
すごい偶然 全体を仕切っていたのは
同じグループになった そのあと一緒に
翔泳社の岩切さんと 本を書かせていただく
初対面 新岡さん
（もう一人の仕切りは
大学の先輩だったり）
http://d.hatena.ne.jp/IWAKIRI/20050626
↑証拠(^^ゞ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 7

9. こんなんも生まれました
まずは発散
ええかっこせずに
カンカンガクガク
わきあいあい
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 8

10. しまった！
30分しかないのに
脱線・・・
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 9

11. 「プロジェクトファシリテーション」も
平鍋さんによって名前付けされ
その頃に産まれる！
http://objectclub.jp/event/2005summer/
↑証拠(^^ゞ
PFPが設立されたのも、2005/11/1
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 10

12. もちろん、
「プロジェクトファシリテーション」
は、自分にとっても
切っても切れない
コアコンピタンスですが
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 11

13. プロジェクトファシリテーション
価値 原則 プラクティス
朝会
かんばん
見える化
コミュニケーション KPT
リズム
行動 ペアボード
名前付け ニコカレ
気づき
問題vs.私たち アイスブレイク
信頼関係
の構図 偏愛マップ
笑顔
カイゼン MindMap
etc.
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 12

14. 実際の
プロジェクトに
向き合いながら
見えてきたもの
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 13

15. KPTは飽きるよ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 14

16. かんばんを知らずに
TiDDやると
チケットが降ってくるよ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 15

17. 相手の気持ちを察しないと
見える化は
いつまでも「見えない」よ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 16

18. 【ご参考？】こんな感じに、いろいろなところでご紹介はしていますが・・・
KPTでプロジェクトのリズムを感じる
☺定期的に実施する
 続けるためには、習慣にしてしまう
 できるだけ一定期間の短いリズムでふりかえる
☺「歩み」を実感しつづける
 成長していることは、自信と信頼と勇気につながる
Naoya Maekawa 17

19. なぜKPTが飽きるのか？
成長のためには「起爆剤」が必要
メンバの「起爆剤」をつかめてますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 18

20. 「起爆剤」とは、メンバの中にある「目的」
企業・組織としての 個人としての
このプロジェクトは
目的 目的
なぜ存在してるの？
– 利益をあげねば – PMとしての成功
どうなればいいの？
– 競合他社に勝つ – 新しい技術を得る
– 生産性をあげる – 自分の時間を作る
– 高品質な商品 – 残業しても高収入
ゲーム
趣味 スポーツ
これらをつなげるのが
ファシリテーターの 仕事
家族
重要な役目 勉強
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 19

21. そしてもう一つ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 20

22. 「ゴール（目標）」が共感できている？
どんな早い車でも
目的地がないと・・・
最短ルートに
過ぎない
☺ 「ゴール」とは「目標」を明確化したもの 【ゴールを共感するには】
 目的地を明確にすること ポイントは
 どちらの方向にすすむのかの 「目標（めじるし）」 共感できること、腑に落ちること
↑本間さん談
☺ 「ゴール」を共有できるかどうかが重要
 達成した時にはっきりと確認する表現となっていること メンバの性格、価値観
思いなどを知っている必要がある
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 21

23. ゴールはどこに？
プロジェクト
メンバの目的 ビジネスの目的
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 22

24. プロジェクトファシリテーターに
最も必要だと思うスキルは
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 23

25. 敏感な感性を持つ
アンテナ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 24

26. 生きてるプロジェクトを
感じられてますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 25

27. 朝会でメンバは
誰に向かって
話してますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 26

28. 怒っている上司が
伝えようとしていることを
メンバに翻訳できてますか？
メンターは
抽象的にヒントを出します
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 27

29. 単なるルールに
なってしまっていませんか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 28

30. ルールだったとしても
そのルールができるまでの
目的を理解し、伝えてますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 29

31. 定量的なデータだけでなく
場の雰囲気で
進捗状況を感じ取れていますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 30

32. プロジェクトに必要なスキルが
揃っているかどうか
判断できてますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 31

33. 目先だけでなく
未来をみて
方向を示せてますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 32

34. どんなに困難でも
ビジネスとして必要なら
鬼になれますか？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 33

35. こんなに書くと
やりたくなくなるでしょ？
経営者？ リーダ？
コーチ？
監査役？
プロジェクトマネージャ？
ムードメーカ？
スーパーマン？
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 34

36. でもね・・・
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 35

37. 一人でできないことを
みんなでやるから
すごいんです！
それがプロジェクト
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 36

38. 敏感なアンテナ
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 37

39. そんな人が
いるのと
いないのでは・・・
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 38

40. 今日一日
思いっきり
アンテナ立ててくださいね！
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 39

41. アンテナ感度を高めるのに、最近とっても役に立った書籍
『日本人にしかできない
「気づかい」の習慣』
上田比呂志 著
2/18/2012 ©All copyrights reserved by Project Facilitation Project & N.Maekawa 40

42. ちょっぴり後のセッションに丸投げすぎかなと・・・
一つだけ。
アンテナゲットすると
自分が一番成長します