https://connpass.com/event/130622/ 2019年6月23日に行われたOsaka Archviz Campで登壇した際の資料です。 講演者：LIT design 植村 https://litdesign.jp/ フォトリアル3DCG、VR、映像を制作しております。 「実写の写真や映像を超えたCG」に挑戦し続けます。

1. 植村
フォトリアルなインテリアビジュアライズは
どう制作されているのか

2. 植村
CGパース制作会社に数年勤務の後、
コマーシャルフォト、インテリア撮影を行う制作会社の
3D制作チームで写真の代替となるフォトリアル3DCGを制作。
2018年に独立。

4. フォトリアルとは？

5. フォトリアルで重要なこと
● 光のコントロール
● 質感
● 雑味
● 整合性
● トレンド

6. 想像させるビジュアル作り

7. 目的、ターゲット(ペルソナ)を設定して要素の整理をする。

8. Corona RendererでインテリアCG制作

9. Corona Rendererについて
● 2015年にリリースされたCPUレンダラー
● 3ds MaxとCINEMA4Dに対応
● 290ユーロ(約3万5千円) / 年

10. Corona Rendererの良いとこ
● 設定がシンプルで直感的
● 家具、小物等のインテリア系のモデル素材が多い
● Vrayマテリアルがそのまま使える
● 屈折、反射が綺麗
● デフォルト設定が豪華設定

11. モデリングに関しては今回は省略

13. ライティング

14. HDRIによるIBL
HDRI = ハイ ダイナミック レンジ イメージ
IBL = イメージ ベースド ライティング
幅広い光の情報を持つ画像
画像自体を光源にする

15. Physical Sky HDRI

16. 室内のダウンライト等はIESを使う

17. マテリアル

18. リアルなマテリアルを作るポイント
● PBR(フィジカルベースドレンダリング)の理解
● 反射マップ、ラフネスマップを使う
● ノーマルマップを使う

20. 反射マップ無し 反射マップ有り

21. 反射マップ無し 反射マップ有り

22. Diffuse Colorの参考値
RGB 53～243の範囲に収める
白 黒

24. TIPS

25. 鏡の表現
ガラス無し ガラス有り

27. 金属のヘアライン表現
● キッチンのワークトップ(天板)
● レンジフード
● 家具の金属部分
● 家電
などなど

28. マテリアル設定
● Roughness Mapにヘアラインのテクスチャ
● Bump Mapに大きめのノイズテクスチャ
● Anisotrophy(異方性反射)の使用

29. タイルの表現
Jitterによるランダム回転 (modo)
目地にアンビエントオクルージョン

30. Jitterによるランダム回転(modo)

31. 反射の向きにランダム感が生まれる 目地にオクルージョンを使用

32. ご清聴ありがとうございました！