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質の良いフィードバックによる
チームAIMの育て方
システム統括部渡邉暁雄

3
今日の流れ
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• チームのAIMの見直し方とフィードバックの誤解
• フィードバックの重要性と意義
• チームAIMの育て方とまとめ
Section.1 Section.2
Section.3 Section.4
Section5. Section6

4
今日お話したいこと
• 人間関係におけるフィードバックは、非常に重要な要素
• AIMは常に変化し続ける
• AIMを育てるのは、質の良いフィードバック

チームのAIMの見直し方
SECTION.1

6
そもそも、チームのAIMとは
チームのAIMは、旅の目的地のある方角の事
• 全員バラバラでも良い。でも目指す方向は一緒。
• 旅をしている最中に、思いつくこともたくさんある。
それを取捨選択する基準。
• 個々の悩みも改善も、行動は全てAIMに向けて

7
AIMは流動的
チームのAIMは少しづつだが変わり続ける
• 外的要因による刺激
• ビジネス環境の変化
• 上位組織方針の変化
• 内的要因による刺激
• メンバー交代
• そもそもAIMが間違ってる事に気づく

8
AIMは見直し続けるもの
気づいたら、目的地は違う場所
• 最初は少しのズレでも、長年続くと目的地を見失っている
• チームに必要な要素も、粛々と変わっていく
• 一生懸命走っていると、意外と気づかない

9
AIMは見直し続けるもの
気づいたら、目的地は違う場所
• 最初は少しのズレでも、長年続くと目的地を見失っている
• チームに必要な要素も、粛々と変わっていく
• 一生懸命走っていると、意外と気づかない
定期的に見直し続ける

どうやって見直せば
うまくいくんだっけ？

11
協働する
【おさらい】良いチームのフレームワーク
率直に意
見を言う
試みる
省察する
ゴールを設定する
協働するために、
心理的安全性が必要
チームとしてのAIM
心理的安全性は作らない：https://speakerdeck.com/akiowatanabe/xin-li-de-an-quan-xing-hazuo-ranai

12
心理的安全性が必要な「本当の理由」
他者を気にしすぎて、目的が無視されてしまう
無知
無能
邪魔
ネガティブ
伝えられない

13
結局、心理的安全性ってなんだっけ
特定の目的を実現する為のチームにおいて、
他者の反応に怯えたり、羞恥心を感じることなく、
プロとして忌憚ない発言をすることのできる
環境や雰囲気のこと
心理的安全性

14
大切なのは「率直に言い合える関係」
プロとして、忌憚なく言える関係性をもとに
• AIMを見直すタイミングは、「気づいた」時
• 気づく人がいても、「話せない」のでは意味がない
• 「話せる」としても、気づく人が少なければ意味がない
チームのAIMが共有され、対話できる環境が必要

15
基本は、「対話」すること
みんなの頭脳で、熟成しあう
• 1人で悩んでも意味がない
• 率直に話し合う事で、相手の気づきから、議論を発展させる
• そのために、「受け入れあう」心構えが必要
「率直に言い合う」には、「素直に受け入れる」が含まれる

16
対話してるよ？
色々と話してるよ？
それじゃダメなの？

17
「対話」とは、フィードバックしあう事
対話の質は、フィードバックの質が決める
フィードバックは双方向
フィードバック

18
「対話」とは、フィードバックしあう事
お互いの頭で、相互に意見を熟成しあうことが、良質なフィードバック
聞く
考える
伝える聞く
考える
伝える
フィードバック

フィードバックの誤解
SECTION.2

20
誤解１）フィードバックは、上下関係で行われる
1on1や、評価面談で使われる「フィードバック」が全てでは無い
上司から部下へ指示を出す部下から直談判するポジショントーク

21
誤解２）フィードバックは、会話すること
相手の話を聞いて、それにちゃんと答えてるよ！？
耳が痛く、胸が痛む話をします

22
最近、うまくいかないん
だよね
僕の考えでは、〇〇が原
因だと思うよ
持論を語るに終始してしまう

23
だよね
それは、君が悪いんじゃ
ないかな
相手を否定する

24
最近、うまく・・・いやいや、そんな事ないよ
最後まで話させない

25
だよね
あー、そうかもしれない
ね。ところでね・・・
論点をずらす

26
だよね
いや、君は素晴らしい！
無駄なポジティブ

27
フィードバック最大の誤解は、一方通行であること
• フィードバックは、「自分」を伝える事ではない
• 自分の想い
• 自分の考え
• 自分の感情

28
フィードバック最大の誤解は、一方通行であること
• フィードバックは、「自分」を伝える事ではない
• 自分の想い
• 自分の考え
• 自分の感情
この人と対話したい？
僕はこう思うんだよね

フィードバックの重要性
SECTION.3

30
そもそも、相手は
「あなたと話したい」
と思っていますか？

31
対話継続のキャズム
キャズムとは
• マーケティング用語で、次のステージに推移するのに障壁になる溝
出典：One Marketing [https://www.onemarketing.jp/lab/btob-marketing/chasm_199]

32
対話しつづけたいと思うかどうかは、質の良い対話量に依存する
• 対話継続を阻む、期待値の低下要因
通じていない前提が違う嘘や恣意が混ざる

33
• 対話継続を阻む、期待値の低下要因
通じていない前提が違う嘘や恣意が混ざる
相手は、あなたに、
何を期待していますか？

34
• 相手を理解するための対話は、信頼感を醸成する
目的の共有新しい気づき
相互理解がなされている

35
対話しつづけたいと思うかどうかは、対話量と質に依存する
• 相手を理解するための対話は、信頼感を醸成する
目的の共有新しい気づき
相互理解がなされている
質の良い対話量を重ねなければ
信頼感は作れない
もっと話したいと思える
「期待感」の醸成が必須

36
その人との関係性を強くしたいと思う、期待値のキャズム
• 信頼感の醸成に、対話量が必要
• 対話量を増やすには、継続的に対話し続けたいと感じることが必要
• 対話量が増えると、相互理解を促進し、相互の信頼感の醸成に寄与
• 一定以上の対話による「期待値」を貯める事が必要

37
対話継続のキャズムを超えるための、二つの要素
• その人のバックグラウンドに好感や尊敬、信頼を感じている
• その人の対話で得るものが多い（フィードバックの質が高い）
• 対話相手への好感情こそが、対話を継続する要素

38
対話継続のキャズムを超えるための、二つの要素
• その人のバックグラウンドに好感や尊敬、信頼を感じている
• その人の対話で得るものが多い（フィードバックの質が高い）
• 対話相手への好感情こそが、対話を継続する要素
質の良いフィードバックは
対話量を加速させる
だから、超重要なんです！！

フィードバックの意義
SECTION.4

40
フィードバックってどうやるの？
だよね
そうか、うまくいかない
のか。それは大変だね
相手に寄り添う、同意

41
だよね
どんな事があったの？
相手の話に、興味を持つ深堀

42
だよね
何か、気づいている原因
とかあるの？
相手を内省させる質問

43
だよね
僕から見ると、とてもよ
くやれてると思うけど。。
違う視点からの気づきの質問

44
悩み
思考
行動
フィードバックの主役は相手
フィードバックは、相手に新しい行動を起こしてもらう刺激
• 悩みのループから脱するきっかけ提供
フィードバックによる刺激
同意
深堀
内省
気づき

45
悩み
思考
行動
フィードバックの主役は相手
同意
深堀
内省
気づき
主役は、相手

46
え、、、、
ちょっと、、、
期待値高すぎません？

47
本当に欲しいフィードバックは、本人しか知らない
フィードバックは双方向に行われるモノ
• 相手も人であり、超能力者では無い
• コミュニケーションは、常に50:50 という意識
• 上手くいかないなら、自分も見直しましょう
両者の理解無しでは
良いフィードバックは生まれない

チームのAIMの育て方
SECTION.5

49
悩み
思考
行動
【思い出して】フィードバックは、刺激でした
同意
深堀
内省
気づき

50
フィードバックは刺激！
悩み
思考
行動
チームとしての
チームへのフィードバックは、AIMを修正する刺激
同意
深堀
内省
気づき

51
フィードバックは刺激！
悩み
思考
行動
チームとしての
チームへのフィードバックは、AIMを修正する刺激
同意
深堀
内省
気づき
主役は、チーム

52
個々のフィードバックは、チームの質を決める
メンバー間コミュニケーションが全て！
• 忌憚ない意見を双方に受け入れ合う土壌が必要（心理的安全性）
• 個々のフィードバックの質が高いと、チーム内の信頼感が醸成される
• チーム内の信頼感が高いと、より率直に会話することが可能になる
• 率直に会話できる環境は、チームを正しいAIMに導く土台となる
だから、チームにとっても、フィードバックは超重要！！

53
良質なフィードバックは、バイアスを壊す強力な武器
バイアスはAIM育成の障害！
• バイアスとは、「思い込み」「わかった気になる」ということ
• 質の良い対話が増えることで、バイアスは無くなっていく
本質的なAIMを探していく環境が熟成される

まとめ
SECTION.6

62
まとめ
• 人間関係におけるフィードバックは、非常に重要な要素
• AIMを育てる環境は、質の良いフィードバックが熟成してくれる
• 何は無くとも、信頼関係が全ての基盤

63
「全ては、たった一人の行動から」

64
ご清聴ありがとうございました

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