1. ソーシャルかぶコン２０１３
プロモーション部門
「ＴＶショッピングで株式投資」
～投資家本位のＩＲ～

2. １．企業と投資家の矛盾を解決するＴＶショッピング
ＩＲに対する企業と投資家の認識のギャップ
企業
投資家
経営安定化のため、投資家に株式を
長期保有してほしい。
自分の資産を守るため数多くの投資
先から最善の選択が必要
大量のＩＲ資料
詳細かつ厳密な会計データ
結果として
✔
✔
矛盾
多種多様な投資先に共通する尺度を
用いて判断
企業が詳細なIR資料を作成しても投資家の参考にならない
投資家は他の金融商品と比較できる単純な指標しか使えない
解決策 ＴＶショッピング方式
ＴＶショッピング方式
① ３分間に内容を凝縮
② フォーマットを統一しポイントを明確化
③ ユーザーの声や表情など映像の特徴
を活かしたコンテンツ
効果
① 時間のある時に視聴できる
② ながら見など気軽に視聴できる
③ 感情に訴えかける

3. ２．課題と解決方法
課題
効果
信頼性
適法性
収益性
解決方法
株主は増えるのか？
【生産者の声】
経営者へのインタビュー映像で熱意や
ビジョンを伝える。
【今回のみの特典】
個数限定で自社製品をおまけにつけるな
ど希少感、お得感を提供する。
信用を得られるか？
【シリーズ展開】
定期的に内容を更新し、計画達成度や新
規出店など進捗情報を追加する。
規制上の問題は無いか？
【お問い合わせはこちら】
映像内では直接勧誘は行わず、企業のＩＲ
サイトや証券会社のWebサイトへ誘導
事業として成立するのか？
【専門チャンネル・定額販売】
専門のWebサイトで幅広く請け負う。
自社製品をつけて定額販売

4. ３．おわりに
株式投資のプロモーション手段の一つにIR資料がありますが、投資家が判断する材料として
活用されていないのでないかと考えています。
プロフェッショナルな投資家であればＩＲ資料を読み込んでいるかもしれません。
また投資家保護の観点からＩＲ資料に詳細かつ広範囲な情報を記載することも必要でしょう。
しかし投資家も人間です。
多彩な上場企業から選ぶだけでも大変です。どうしても知名度の高い企業に目が向いてしま
うのもしかたありません。
また詳細な情報を分析するのも一苦労です。他にも投資対象はいくらでもあるのですから、
判りやすい短期のリターンに目が向いてしまうのもしかたありません。
だからといって「投資家は短期的な視野でしか判断しない」とあきらめてよいのでしょうか？
企業の魅力をアピールする一つの手段としてＴＶショッピングのように映像を用いてわかりや
すく伝えるアプローチもあるのではないか。
そのような議論の一助となれば幸いです。