プレゼン課題A

1. 総合商社と社会問題
オーガニックコットン、非資源ビジネス
４C

2. 資源ビジネスから非資源ビジネスへ
•現状・課題
新興国の急成長
資源ビジネス…石油・石炭・天然ガス・鉄鉱石などの資源やエネルギーを扱う事業。 21世
紀当初は新興国の急成長により資源の需要が増加したが、資源価格の変動による影響を受け
やすいという特徴がある。
新興国の世界における一次エネルギーの消費率 56％（2012年）
一人当たりの一次エネルギーの消費量は先進国の4分の一（2016年）
石炭、鉄鉱石、天然ガスの貿易量が
10年で2倍に

3. イージーオイル、石炭、鉄鉱
石の枯渇、品質低下
↓
コストをかければ改善可能＝
ビジネスの失敗
エネルギー自給率11.8%
（2018）
化石燃料への依存度
85.5%(2019）
（出典）IEA「 World Energy Balances 2019」の2018年
推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統
計」の2018年度確報値。※表内の順位はOECD35カ国中
の順位

4. 非資源ビジネスへ
•一体、何が起こっているのか。
大手商社が資源から非資源の分野へ、ビジネスモデルの転換を加速させ
ている。
理由は「総合商社の下剋上」
2016年三月期に資源エネルギー市況の低迷が続いたことにより収益におけ
る資源分野の割合が高い三井物産、三菱商事が創業以来の赤字をだし、一
方で繊維や食品、機械などに強い伊藤忠商事は初の業界首位に君臨したし、
総合商社のパワーバランスを大きく塗り替えた。

5. 市況に左右されない非資源分野の強化を目指す全体のトレンドは、この
一件で大きく広まった。

6. 大手三社の非資源ビジネス
•伊藤忠商事
•三菱商事
•三井物産

7. 伊藤忠商事
• 伊藤忠商事は繊維や食品、機械などの分野に圧倒的な強みを持っており、
「非資源商社№１」の地位を築いている。
• 2016年度の非資源分野の連結純利益は3137億円。伊藤忠が生み出した利
益全体の9割以上を占め、非資源分野に絞って言えば5大商社の中で追随を
許さない。
• 三菱商事との商社2強時代となることに自信を深めている。

8. 伊藤忠の主な非資源ビジネス
• 繊維……国内最大手のジーンズメーカー「エドウイングループ」の子会社化
• 食品……アメリカの青果最大手「ドール・フード・カンパニー」の買収
• 小売り……コンビニ大手「ユニー・ファミリーマートホールディングス」と
の経営統合
• 機械……外車ディーラー「ヤナセ（ベンツ、アウディ、BMWなどの代理
店）」の子会社化

9. 三菱商事
• 三菱商事は2016年３月期の当期損益が赤字に転落したことを受け、資源
分野の資産を増やさず、非資源分野の資産を拡大する方針を打ち出した。
• 2017年四月から事業の分類を、「資源・非資源」から「事業系・市況
系」に変更した。
↓要は
「その事業の収益がマーケットに左右されることが」で分類した
• 事業系・市況系の資産を7：3の割合に組み替えていく方針

10. 三菱の主な非資源ビジネス
• ローソン子会社化
1500億円を投入して行った
もともと三菱商事はローソンの大株主であったが、完全に傘下に入れる
ことで非資源ビジネスの中核にコンビニ事業を組み込んだ。
ローソンの社長に三菱出身者を置き、三菱商事との連携を強化している

11. 三井物産
• 三菱商事と同じく2016年3月期の当期損益が創業以来初の赤字
となった三井物産も、機械・インフラ、化学品などの非資源ビ
ジネス分野に当時1兆円を投じる予定。
• 過去最高だった2012年度は9割以上が資源エネルギーの利益で
あったが、2020年度までに全体の45％の利益を非資源ビジネス
から生み出す方針。

12. 三井物産の新たな成長分野
• 自動車・交通、ヘルスケア、食・農業、リーテル・サービスの
4業種
• 2016年9月には、自動車向けプレス部分の世界最大大手である
スペインの「ゲスタンプ・オートモシオン」に470億円を出資
し、自動車・交通の柱にそだてようとしている。
• ヘルスケア部門では、すでにアジアを中心に10各国で50超の病
院を展開しており、アジアのヘルスケア部門に強みを持ってい
る。医療用機械にも注目し、2017年3月血糖値事故測定器で世
界3位の「パナソニックヘルスケア」に出資した。

13. オーガニックコットン
• オーガニックコットンとは
オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って、２〜３年以上のオーガニック
農産物等の生産の実践を経て認証機関に認められた農地で栽培に使われる農薬・肥料の厳
格な基準を守って育てられた綿花である。
• 主なオーガニックコットンの生産国
・インド（全世界の生産量の51％）
・中国（17％）
・キルギス（10％）
・トルコ（10％）
・タジキスタン（5％）
・タンザニア（2％）
・アメリカ（2％）
以上の７ヶ国で世界の97％を占めている。

14. • 課題
オーガニックコットンを作るには、化学肥料の代わりに基準に定められた有
機肥料などによる土壌作りを行い、禁止されている農薬は使用しないように
している。そのため手間がかかり、値段があがる。よって買う人が少なくな
る。

15. オーガニックコットンに関わっている商社
• 伊藤忠商事

16. 伊藤忠商事の解決方法
• 某有名アーティストのコンサートグッズにオーガニック
コットンを使用した。そこで約100トンのオーガニック
コットンを売り切った。
• 一般の綿花生産者がオーガニックコットン栽培へと移行
する際、認証が下りるまでの３年間かかる。その間に有
機農法の指導やオーガニック認証の取得サポートを行う。
• 作られた綿糸や綿布を普通よりも高い値段で買い取るこ
とを保証し、オーガニックコットンの普及を後押しした。
同時に健康や環境への影響の少なさなど、その良さを消
費者に広くアピールして協力を求めた。

17. 参考,引用
いまさら聞けない「商社の非資源戦略」をガッツリ解説！独走する伊藤忠、三井物産は1兆円投資、
三菱商事はどうする？
https://www.onecareer.jp/articles/1111
商社の今が分かるSHOSYAいま 一般社団法人日本貿易会 2021,5.1
https://www.jftc.or.jp/shosha/activity/now/resources/detail.html
2020—日本が抱えているエネルギー問題（前編） 2021.5.4
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energyissue2020_1.html
東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/24432