プレゼン課題C

1. 伊藤忠商事のバイオエタノー
ル事業の改善策
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http://www-sbiol.kj.yamagata-u.ac.jp/tomimatsu

2. 報告の流れ
１, バイオエタノール事業について
２, バイオエタノールのメリット・デメリット
３, 農民の、日本企業が進めるバイオエタノール
事業に対する抗議と理由
４, 伊藤忠商事の人権方針とその実態
５, どのような方針にすべきか、まとめ
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3. バイオエタノール事業とは
• そもそもバイオエタノールとはサトウキビやトウモロコシ、木材、わら
やもみ殻などの動植物由来のエネルギー源として利用、もしくは再利
用できる有機系資源(バイオ燃料)を発酵させて製造するエタノール
のこと。
• 化石燃料の消費によって大気中の二酸化炭素濃度が上昇すること
による地球温暖化が問題になっているがバイオエタノールは化石燃
料より二酸化炭素排出量が少ないためエコ燃料であると期待されて
いる。
• バイオエタノールの原料になる植物は光合成によって二酸化炭素を
吸収していることから燃焼の際に二酸化炭素を排出しても全体として
二酸化炭素の量を増やさないという考えに基づく。
参照 バイオエタノール - 環境技術解説｜環境展望台：国立環境研究
所 環境情報メディア (nies.go.jp)
https://www.kurashiru.com/articles
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4. バイオエタノール事業のメリット
• 一連の人為的な活動を行った際に、排出される二酸化炭素と吸収される
二酸化炭素の量が同じであるというカーボンニュートラルという側面を持っ
ておりバイオ燃料を生産しても二酸化炭素排出の増加にはならないため
地球温暖化の進行に影響を及ぼさない。
• ただ資源を採り、作って捨てるというシステムの中で使うのではなく廃棄さ
れるはずである製品や原材料を新しい資源としてエネルギーを作ることが
できるため無駄な廃棄物を減らすことができる。
バイオ燃料｜持続可能な次世代エネルギーの特徴とメリットを簡単に
ご紹介 (myethicalchoice.com)
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5. バイオエタノール事業のデメリット
• バイオエタノールを販売ルートに乗せるためには既存の化石燃料のガソリ
ンや軽油以下までコストを下げなければならない。材料確保にもコストが
かかってしまう。
• バイオ燃料を使用するために流通面でのシステム整備に多くの時間と費
用が掛かってしまう。
• バイオ燃料の原料を生産するために今まで二酸化炭素を吸収してきた熱
帯雨林やサバンナ、草原を開発しなくてはならないため生態系に影響を及
ぼす。
バイオエネルギーとは？バイオエネルギーを利用するメリットと直面
する課題5つ | 施工管理求人 俺の夢forMAGAZINE (oreyume.com)
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6. 現地農民が伊藤忠のマニラ
支社前で問題を訴える
• ルソン島北部にあるイサベラ州から農民の代表たちがマ
ニラの首都圏を訪れて伊藤忠などの日本企業が進める
バイオエタノール事業に対して抗議した。
• 伊藤忠商事による賃金の不払い。農地収奪。
• 農民団体との会合を拒否、農民団体とイサベル州知事の
対話集会に招待されたにも関わらず出席せず。
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現地農民が伊藤忠のマニラ支社前で問題を訴え(FOE)
http://rief-jp.org/ct12/8441
https://omakase-answer.com/blog/2017/05/

7. 理由①
• サトウキビの栽培は集約的な水の利用が必
要で土壌の栄養分を退化させ大量の化学肥
料を用いるため周辺の生態系、すでに脆弱
なっている地域への甚大な環境被害をもた
らすから。
• 農業に適している土地の三分の一がサトウ
キビ栽培地の計画に入っているため伝統的
な米の品種の多様性を守り、有毒な殺虫剤
によって地元の水源が汚染されたくなかった
から。
現地農民団体のプレスリリース
PRESS RELEASE (foejapan.org)
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8. 理由②
• もともと国内の食料消費のためにあるトウモ
ロコシ畑や米作地をサトウキビ栽培地に変
えてしまうことはこの二つの主要産物の生産
レベルに悪影響を及ぼすから。
• バイオエタノール事業によって農民が正当な
賃金、雇用の保障もない不安定な土地無し
労働者になり、経済的な被害が広範囲に及
ぶから。
• 詐欺のような土地取引を悪化させ先祖代々
の土地の権利や食糧自給の権利をも否定
することにつながり、食料や健康に対する先
住民族の権利をも侵害することになるから。
現地農民団体のプレスリリース
PRESS RELEASE (foejapan.org)
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9. 伊藤忠商事の「人権方針」
企業活動において影響を受けるステークホルダーの人
権を尊重し、自らの事業活動において生じる人権への
負の影響に対処することにより、人権尊重を促進する
責任を果たしてまいります。また伊藤忠グループは、ビ
ジネスパートナーやその他関係者に対して本方針の遵
守していただくことを期待します。
伊藤忠グループは、人権デューデリジェンスの取組み
において、独立した外部からの人権に関する専門知識
を活用すると共に、潜在的に影響を受けるグループや
その他の関連ステークホルダーと真摯に対話・協議い
たします。
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人権 伊藤忠商事株式会社
https://www.itochu.co.jp/ja/csr/society/human_rights/index.html#h2_02

10. 伊藤忠商事
人権尊重を促進。ビジネスパートナー等関係者にも適用。
潜在的に影響を受けるグループと真摯に対話協議する。
伊藤忠商事による賃金の不払い。農地収奪。
農民団体との会合を拒否、農民団体とイサベル州知事の対話集会
に招待されたにも関わらず出席せず。
伊藤忠商事が行っているプロジェクトと現地住民が求めていることに
はズレが生じてしまっている。
実際は、
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11. どんな方針にすべきか、まとめ
伊藤忠商事は、掲げている人権方針に従って
活動を行えていなかったためもあり、問題が起
きた。改善策として、賃金を労働者にしっかりと
支払い、現地の人々の意見に耳を傾け現地農
民が求めていることを理解し、事業にその意見
を反映させる。対話を求められた際に会合や協
議を拒否せず、真摯に対応する。人権の尊重
が促進されれば現地住民の信頼は高まり伊藤
忠商事はより多くの事業を展開しやすくなる。
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