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ワークライフバランスを
意識した組織マネジメント
東浩司(あづまこうじ)
株式会社ソラーレ代表
令和4年度新任主幹級職員研修
• 講師自己紹介
• ご機嫌な上司になろう
• 心理的安全性とは
• ワークライフバランスの考え方
• 働き方の習慣を変えよう
• 夢と感謝
内容と進め方
ペアの話し合いなど参加型で進めます
講師自己紹介
東 浩司(あづまこうじ)
• 1971年2月生(51才)、逗子在住
名古屋出身、大阪大学人間科学部卒
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了
• 妻(保育士・家事代行)、娘(中3・小5)
• 6回の転職を経て長女の誕生を機に研修講師で独立
• 株式会社ソラーレ代表
NPO法人ファザーリング・ジャパン会員
前・逗子市市民協働コーディネーター(非常勤特別職)
国家資格キャリア・コンサルタント
イクメン
2010年流行語大賞
トップテン
↓
イクジイ
2012年流行語大賞
ノミネート
↓
イクボス
*「育児」に限定しない
神奈川県庁もイクボス宣言
<県内でイクボス宣言した自治体>
平塚市、大和市、横浜市、鎌倉市、川崎市、厚木市
https://www.youtube.com/watch?v=fyFW0KgxETU
私のテーマ 「自分らしくいきいきと働く」
主体性 人間関係
やらされ感
がないこと
とくに上司
との関係
趣味(好きなこと)は何時間やっても疲れないのに
仕事だと疲れるのはなぜ?(・・仕事が趣味の人もいます)
「仕事」も「プライベート」も同じ
グーグル社が、生産性が高いチームとそうではない
チームの違いがどこにあるのかを調査した結果・・
生産性が高いチームの共通点は
「心理的安全性」
雑談できる職場は生産性が高い
・意見や考えを言いやすい開かれた雰囲気
・安心や共感、理解といった穏やかな空気感
・公私を使い分けるより、ある程度の自己開示
ほうれんそう 報告連絡相談
ざっそう 雑談・ちょっとした相談
しゅんぎく 相手の旬な話しを聞く
ペアワーク「脳の体操」
隣りor前後の方同士でペア(3人も可)、
次のテーマでお話しください
この二週間でうれしかったこと、
楽しかったこと、ラッキーだったこと
2人(又は3人)で合わせて 3分間
いい上司ではなく
ご機嫌な上司になろう!
<プラス思考になるコツ>
⚫「プラス思考になろう!」とは思わない
意識すると逆にマイナス思考へ向かいます
⚫明るい言葉を口ぐせに
脳にプラスのスイッチが押されてプラス思考の体質に
上司(親)がいきいきと輝く姿をみて
部下(子ども)は未来に明るい希望が湧く
新入社員が選ぶ「理想の上司」ランキング
明治安田生命2021年調査、( )は前年の順位
1位 水ト麻美 (6連覇)
・男性1位 “親しみやすい”“優しい”といったイメージ
・女性1位 飾らない笑顔や場を和ませるキャラクター
<男性>
1位 内村光良 (6連覇)
<女性>
2位 櫻井翔(2位)
3位 設楽統(4位)
4位 ムロツヨシ(6位)
5位 桝太一(15位)
2位 天海祐希(2位)
3位 渡辺直美(11位)
4位 有働由美子(16位)
5位 石田ゆり子(12位)
笑顔の筋肉トレーニング
①口角をあげる ②目尻をさげる
まゆげをあげる・瞳孔を開く
笑顔は表情筋で作る
笑顔になるメリット
上司が笑顔になると情報が集まりやすくなる
人は見えないもの、わからないものに
不安を感じ、恐怖する 村瀬学『恐怖とは何か』
ウィルスが怖いのは目に見えないから
・・何を考えているか分からない会社や上司は
部下にとっては恐怖の対象
「心理的安全性」とは
青島美佳『リーダーのための心理的安全性ガイドブック』より引用
チームの心理的安全性とは、
このチームでは率直に自分の意見を伝えても
対人関係を悪くさせるような心配はしなくても
よいという信念が共有されている状態を意味
する。
この信念は、メンバー個人としても、
チーム全体としてもいちいち注意を払わずに、
共有されていることがほとんどである。
エドモンドソン(ハーバードビジネススクール教授)による定義
心理的安全性がある職場は
✓ 一人ひとりが安心して働くことができる
✓ 自分らしく振る舞うことができる
✓ 気兼ねをすることなく意見が言いやすい
✓ 良好な人間関係が保たれている
仕事に集中できる
思う存分に力を発揮できる
心理的「非」安全な職場では
✓ 意見するとバカにされたり、否定される
✓ よかれと思って行動すると仕打ちを受ける
✓ 問題を指摘すると自分がやらされる羽目に
✓ トラブルが発生すると犯人探しが始まる
仕事に集中できない
防御的になる、挑戦しなくなる
対人不安が心理的安全性を阻害する
✓ 無知だと思われる不安
✓ 無能だと思われる不安
✓ ネガティブだと思われる不安
✓ 邪魔をする人だと思われる不安
✓ でしゃばりだと思われる不安
心理的安全性が乏しい職場はハラスメント
やメンタルヘルス不全につながりやすい
心理的安全性の効果
 自分が受け入れられている感覚があり、
安心して働くことができる
⇒良好な人間関係、離職の防止
 思いついたことや懸念を表明でき、
アイデアが実行しやすくなる
⇒創造性の向上、イノベーション
 批判を恐れずに異を唱え、議論できる
⇒リスクマネジメント
ここで質問です
心理的安全性が高いチームと
低いチームで、ミスの報告件数
が多かったのはどちらでしょう?
(エドモンドソン教授が病院の医療チームで調査した結果)
ぬるい組織
仕事の充実感はない
学習する組織
健全な衝突と高い成果
無関心な職場
余計なことをしない
きつい職場
不安と罰でコントロール
責任・挑戦
低い 高い
低
い
高
い
心
理
的
安
全
心理的安全性でよくある誤解
アットホームな職場を目指すわけではない
各職場の口グセ
ぬるい組織
「ま、仕方ない」
「今回はあきらめよう」
学習する組織
「まずはやってみよう」
「失敗は成功の素!」
無関心な職場
「上司(会社)が悪い」
「私は間違ってない」
きつい職場
「しのごの言わずやれ」
「がんばります」
心理的安全性がある職場の特徴
① ポジティブな発言が多い
② 成功したことだけではなく、
ミスや問題についても話す
③ 職場に笑いとユーモアがある
グループの話し合い
これまで関わってきた職場や課外活動で
心理的安全性が高かったチーム
/低かったチームの様子や特徴、
どのような違いがあったか
(チームの雰囲気、言動、成果等)
思い浮かぶ方から話し始めてください
日本の組織で心理的安全性が感じられる4つの因子
心理的安全性のつくり方
① 話しやすさ
・・「何を言っても大丈夫」、相槌をうつ・雑談する
② 助け合い
・・「困った時はお互い様」、相談する・ヘルプを頼む
③ 挑戦
・・「とりあえずやろう」、変化を歓迎・仮説検証
④ 新奇歓迎
・・ダイバーシティ&インクルージョン、個性発揮
受けとめる側の姿勢が重要
自分の考えと違う意見を言われたときは
否定から入るのではなく、いったん受けとめる
「そうだよね」「そういう考えもありだよね」
✓ 受け手の態度が肯定的であると発言しやすい
✓ 否定的な受けとめ方をされると発言しにくくなる
心理的安全性が低い状態で改善を求めるフィード
バックを行うと、相手は防御的になってしまう
→ソフトな言い方を心がける、個人攻撃をしない
「困ったら言ってね」では言えない
心理的安全性を高めて、周囲に助けを求
めやすい職場の雰囲気や仕組みをつくる
✓ ワーキングマザー(n=500)で「職場の仲間に協力を
働きかけている」と回答したのは、たったの10%
✓ ヘルプシーキング行動の人が成果を出している
中原淳・トーマツイノベーション『女性の視点で見直す人材育成
だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる』 ダイヤモンド社、2018年
「何かあったら言ってね」ではなく
「私にできることはある?」と声をかける
イクボスが職場の心理安全性を育む
育てるボスが理想の上司
イクボスの定義
「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフの
ワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え
その人のキャリアと人生を応援しながら、
組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生
活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)
ワークライフバランスの考え方
「仕事:私生活=50:50が理想」ではない
人生全体を見越して働き方のバランスを考える
• 仕事100%の時期があってよい
• 子どもが小さいうちは
育児シフトもあり(男女含め)
• 介護は育児以上の時間制約
• 定年後の働き方も考える
✓ 人は自分が困らないとなかなか動かない生き物
✓ ワークライフバランスで困っているのは
経営者ですか? 部長ですか?
多くの組織で広がらない理由はシンプル
50代以上の経営管理職(主に男性)が
ワークライフバランスで困っていない
企業や官公庁でワークライフバランスが広まらない理由
ワークライフバランスで困っていますか?
ワークライフバランス=仕事と家庭の両立
女性の育児支援のワークライフバランス
現状、困っている(不利益を被っている)のは
育児しながら働く 女性=ワーキングマザー
<ワークライフバランスは下の文脈で語られがち>
ワークライフバランスで困っているのは
大介護時代へ
⚫ 介護をしている人:627万人、うち有業者:346万人
⚫ 介護をしている人の有業率:男性65.3%、女性49.3%
⚫ 介護・看護で離職した人:9万9千人(離職者の1.8%)
(総務省 平成29年就業構造基本調査)
✓ 2025年問題:団塊の世代が後期高齢者
✓ 2042年問題:日本の高齢者人口がピーク
ワークライフバランスが自分事ではなかった人も
介護が始まるとワークライフバランスの当事者になる
介護はいつかくる、突然くる
人生は具材が沢山ある方が、味わいがでて美味しい
ワークライフバランスは寄せ鍋で
仕事
読書
研修講師
子育て
夫婦
キャリアカ
ウンセラー
ファザーリング
サウナ
あなたの寄せ鍋は?
仕事/家庭/社会活動は好循環する
WORK
仕事
SOCIAL
地域社会
LIFE
家庭
✓ 仕事の疲れを家族
と過ごして癒す
✓ 家庭で煮詰まったら
仕事で気分転換
✓ 仕事で培った能力
を地域社会に還元
✓ 地域活動で得た
知恵や人脈を仕事
に活かす
ワーク・ライフ&ソーシャル シナジー(相乗効果)
クイズ: これは何の数字でしょう?
厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」
12.65 81.6
育休取得率の裏にある数字
53%
39%
継続就業率
第1子出産で退職する女性が半数
隠れ育休
有給休暇をとって育児する父親が4割
(ファザーリング・ジャパン調査)
79% 育休希望男子
育休を取りたいと答えた男性の新入社員
が8割(日本生産性本部調査)
男性が育休を取得しない理由
連合「男性の家事・育児参加に関する実態調査2019年」
1位 47.3% 仕事の代替要員がいない
=職場に迷惑がかかる
1位は何でしょう?
2位 36.6% 収入が減る
3位 32.2% 男性が取得できる雰囲気が
職場にない
4位 13.9% 仕事にブランクができる
5位 11.3% 男性が取得するものではない
パタニティ・ハラスメント
6位 取得すると昇進・昇給に悪影響がでる
7位 取得すると異動になる
8位 上司に不利益を被ると言われた
パタハラの要因が12.6%
「お前が産むのか!?」「出世をあきらめたな」
「私だったら取得しない。あなたもそうすべきだ」
妊娠出産の報告を受けたら反射的に (男女問わず)
「おめでとう!」と声をかける
2022年度 育児・介護休業法 改正
⚫ 育児休業を取得しやすい雇用環境の整備
⚫ 個別の周知・意向確認 ←企業の周知義務
⚫ 産後パパ育休 (出産後8週間以内に4週間まで取得)
⚫ 分割取得が可能に
⚫ 育児休業取得状況の公表義務化
⇒法律の改正で「男性育休」は加速する
・・働き方改革関連法で「長時間労働是正」は前提に
メインテーマは「男性の育休取得の促進」
男性育休の先進事例 国家公務員
2020年度から1ヶ月以上の育休取得を原則
➢ 男性職員の育児休暇・休業の取得率:99%
2020年4〜6月に子供が生まれた男性職員2929人の内
2900人が育休取得
➢ 取得者の平均日数:50日
取得者の88.8%が1ヶ月以上
<育休産休取得のための書式ツールを内閣府が用意>
⚫ 取得計画書兼フォローシート、業務遂行計画書
⚫ 家族ミーティングシート、収入シミュレーションシート
男性の育休取得促進 サントリーの事例
男性社員の育休取得率向上を
目的に、育休対象の男性社員
(プレパパ・0歳児パパ)対象に
「ちちおやガイダンス」を本社・
工場・研究所・支店で実施
<ポイント>上司と部下が同席で受講
「育休を取ってもいいぞ」の上司のひと声で
男性社員の育休取得率が急増した
育児で高まる仕事力!
✓タイムマネジメント
✓段取り力
✓リスク管理
✓ストレス耐性
✓人材育成力
✓市民感覚
✓感情が豊かに(EQ)
男性育休の困難は
働くみんなにとっての困難
齋藤早苗著『男性育休の困難』(p200-203より転載)
職場の無自覚的前提が<仕事優先>の時間意識であ
ることが、仕事と育児の両立を難しくしている。
そして、その無自覚前提を維持し続けるのは、育児の
当事者ではない正社員なのだ。(中略)
当時者を「育児をする親」から「すべての社員」へと拡大
することが必要だ。(中略)
男性育休の困難は、働くわたしたちみんなに
とっての困難なのである。
「野球型」から「サッカー型」の働き方へ
• 9回終わるまで終電時刻が過ぎてもやる
• 休んでいる時間がわりと長い
★仕事が終わるまでは帰らない(帰れない)
<野球>
• 制限時間内で何点とれるかを競う
• 常に走っている(キーパー以外)
★アディショナルタイム(=残業)をあてにしない
<サッカー>
限られた人生時間を
いかに有意義に過ごすか
時間生産性を
高めて効率化
人生100年時代
をよりよく生きる
<短期的な視点> <長期的な視点>
ワークライフバランスの実践の要諦は
タイムマネジメント
<三つの質問をします>
あと3日しか生きられないとしたら?
究極の三つの質問
自分と家族の幸せのために働いているのに
健康や家族を犠牲にする働き方は本末顛倒
ワークよりライフ(人生)が大事
⚫ 期限を決めると行動計画とアイデアが湧く
⚫ 「仕事優先」のまま死ぬ人はめったにいない
「あと3日」で家族を最優先する人が大半
期限を決めないと日々に流される
働き方を変えるために必要なこと
✓ 国の法律を変える
✓ 庁内の制度、仕組みを整える
✓ 職場ぐるみで業務量を削減する
✓ 職員の意識と行動を切り替える
働き方改革は個人の創意工夫では限界がある
役所の仕事は際限がない
・・民間では費用対効果の考え方で歯止めがかかる
女性活躍
男性育児・介護
地域活性化
健康の維持向上
ハラスメント防止
長時間労働是正がボウリングの1番ピン
両立支援では他人事だった独身者ほか
働き方改革では全職員がターゲットに
ワーキングマザーは三重苦(+介護で四重苦)
仕 事 育 児 家 事
男性の「家庭進出」
上司が‘イクボス’に
育児家事
をシェア
働き方改
革を率先
女性活躍推進の鍵は「男性の意識変革」
53
イクボス式会議で時間を8分の1に!
出席者
1/2
時間
1/2
回数
1/2
・意思決定に関わ
る者だけが会議
に参加する
・会議出席者の
時間コストを計
算し、人件費以
上の成果を追求
・議題以外の話
題はせず、議
事が終われば
早めに終了
・資料を事前に
配布し、説明
時間を省略
・必ず結論を
出し、持ち越
しはしない
・情報共有が
目的の会議
をやめる
54
ケーススタディ
• あなたは4人の部下をもつ課長です
• 残業削減の活動が功を奏して定時帰宅が定
着してきたある日、定時5分前になって、急な
仕事が舞い込みました。
• 締め切りは本日中。仕事そのものは難易度
が高くない普通の仕事である。
• 2人いれば対応が可能と判断しました。
<課題> 残業を依頼する2人を選んでください
©東レ経営研究所 塚越学
『能力』で判断
能力
部下A 【高い】 難しい仕事も安心して任せられる
部下B 【高い】 難しい仕事はときどきフォローが必要
部下C 【普通】 普通の仕事は安心して任せられる
部下D 【普通】 普通の仕事もときどきフォローが必要
©東レ経営研究所 塚越学
『ライフ込み』で判断
能力と、定時後の予定(ライフ)
部下A
【高い】 難しい仕事も安心して任せられる
【定時後】要介護の母の施設長と面談
部下B
【高い】 難しい仕事はときどきフォローが必要
【定時後】趣味のランニング
部下C
【普通】 普通の仕事は安心して任せられる
【定時後】保育園への迎え
部下D
【普通】 普通の仕事もときどきフォローが必要
【定時後】夜間の大学院
©東レ経営研究所 塚越学
『ライフ +α』で判断
メンバーの更なる情報
部下A
要介護の母親の経過を聞くため施設長と面談。
施設長が忙しく、日程調整が大変だった。
部下B
明日は年に一度のトライアスロン大会。優勝候補で
前日の体調管理が重要。皆で応援している。
部下C
近所に両親が住んでおり、急な残業のときには
保育園の迎えをお願いできるから安心。
部下D
仕事力を高めるためMBA資格がとれる大学院へ。
欠席した授業はEラーニングの補講があり助かる。
©東レ経営研究所 塚越学
部下・同僚のライフに関心をもとう
✓ ライフの情報共有はリスクマネジメント
・職場でプライベートの話しができる雰囲気に
・互いの制約条件を把握する(家族状況など)
✓ 何でも言える心理的安全性が高い職場に
・みんなが意見を気兼ねなく述べることができ、
自分らしくいられる職場の文化を作る
「自分は職場の一員として認められている」
と思えることで社員は力を存分に発揮する
1 2 3 4 5 6 7 8 9 監督 控え
資
格
・
勉
強
通
院
・
治
療
ワ
ー
マ
マ
イ
ク
メ
ン
親
の
介
護
外
国
人
ひ
と
り
親
家
庭
障
が
い
者
社
会
活
動
趣
味
・
副
業
少
な
い
1 2 3 4 5 6 7 8 9 監督 控え
令和以降
昭和・平成
無制約職員(いつでも・どこでも働ける)
制約職員を前提にしたマネジメント
在宅勤務で「ざっそう」を
<テレワークの注意点>
✓ コミュニケーション不足、孤独ストレスが高まる
✓ オンオフの切り替えができなくて仕事過多に
<テレワークを推進する際の課題>
・情報セキュリティの問題、服務管理が困難
・テレワークに不向きな業務(窓口・対人)
<テレワークはワークライフバランス上のメリットは大>
✓ 育児と介護の両立がしやすくなる
✓ 通勤時間と通勤ストレスから解放される
オンライン会議の前後で雑談する時間をつくる
コロナ禍で変化する働き方と価値観
経済成長 持続可能
リアル
(アナログ)
オンライン
(デジタル)
時間で管理
(オフィス出勤)
成果で評価
(在宅勤務)
コロナは‘ライフ’を「命」に変換した
<経済成長・バブルを経験した50代以上>
・経済成長を前提、対前年度アップの目標設定
・固定的性別役割分業意識が残っている
稼ぎ主役割から降りることができていない
世代交代でパラダイムシフトが起こる
<Z世代・ミレニアム世代>
・社会貢献や持続可能性(SDGs)の目標に共感
・共働きが前提、プライベートを重視
性別役割に囚われず、男性も家事育児を率先
あと10年経つと日本の働き方と価値観が変わる
~ジャンケンゲームをしましょう!~
人と組織は簡単に変われない
これまでの経験で体に染み付いたものは
(習慣、常識、考え方、行動パターン、等)
意識してすぐに変わるものではありません
「気づき」⇒「行動」⇒「習慣化」
いいな!と思ったら、とりあえずやってみる
上手くいったら「習慣化」するまで続ける
明るい言葉を口グセに、職場の人間関係をケアする
期限を決めて取り掛かる、雑談をする、等
働き方の習慣を変えよう
<習慣化がうまくいくコツ>
① やっていて楽しい
② 手応えがある
③ 仲間の存在
④ 周囲に宣言する
やりたいことを十回言うと実現します
「口」+「十」= 「叶」う
ただし、十一回言ってはいけない、、
「吐」く
⇒マイナス言葉をなくせば 「叶」う
ご機嫌な上司の原点は夢
Q. 全国の小学生の「将来つきたい職業」
ベストスリーは?(学研ホールディングス2019年調査)
1位 ユーチューバー
2位 サッカー選手
3位 プロ野球選手
1位 パティシエ
2位 保育士・幼稚園教諭
3位 看護師
<男の子> <女の子>
Q. 高校生の将来つきたい職業は?(同調査)
1位 公務員 2位 プログラマー
笑っている
「向夢員」
になろう!
✓電気がついて、ありがとう
✓職場の部下・同僚、家族に
「ありがとう」を伝える
「感謝」の反対語は何でしょう?
「ありがとう」から始めよう
「期待どおりの実感」は「あたりまえ」
期 待 実 感
公務員の仕事が感謝されない理由
感動プロデューサー・平野秀典さん「感動の方程式」より
期待を上回る実感をあたえると
感謝・感動
期 待 実 感
ここぞ!というときは
ここまでやるか!の仕事を
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