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フィリピンのスタートアップにスクラムを導入しようとしてみたお話

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Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016 で発表した資料です。

Published in: Engineering
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フィリピンのスタートアップにスクラムを導入しようとしてみたお話

  1. 1. フィリピンの スタートアップに スクラムを導入 しようとしてみたお話 2016年1月19日 藤村 新 Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016
  2. 2. 藤村 新 ふじむら あらた
  3. 3. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  4. 4. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  5. 5. 場所 フィリピン ボニファシオ・グローバルシティ By alveo land (alveo land website) [Public domain], via Wikimedia Commons
  6. 6. 会社 YOYO HOLDINGS Pte.Ltd http://fukadayosuke.blogspot.jp/2015/12/2015.html
  7. 7. プロダクト PopSlide
  8. 8. 期間 4週間2015/10/12 ∼ 2015/11/7
  9. 9. チーム 多国籍 フィリピン、インドネシア、韓国、日本 (スクラム)チーム プロダクトオーナー :1人 開発チーム(Dev + Design) : 7人 スクラムマスター(的) : 1人
  10. 10. ミッション スクラムの導入を サポートしてほしい! 「効果的な開発プロセスの導入を サポートしてほしい!」と理解
  11. 11. 快諾した理由 成長著しい東南アジアの 注目度の高いスタートアップの 多国籍チームに対して 英語を使って アジャイル開発の導入支援を行う 経験が欲しかった!
  12. 12. 金を払って でも得たい 経験
  13. 13. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  14. 14. 0週目(渡航前)
  15. 15. 0週目(渡航前) 前回の会社訪問時(2015年7月中旬) 各メンバーと面談 私は何者で、 今まで何をしてきて、 この会社で何ができるのか。
  16. 16. まさに 転職活動…
  17. 17. 0週目(渡航前) ビデオチャットで推進メンバーからヒアリング 現場としては特に大きな問題は無いと考えている 工程間の差し戻しや待ち時間の発生、リリース遅 延などは発生しており、改善する必要はあると認 識しているが、どこから着手すれば良いのかが分 からない 開発プロセスが明確になっておらず、その見直し をする機会も無い
  18. 18. 0週目(渡航前) 私から依頼した内容 プロダクトバックログの整備 かんばんボードの設置、タスクの可視化 アジャイル開発、スクラムの勉強
  19. 19. 0週目(渡航前) ゴールの設定 効果的な開発プロセスの導入 1. 開発プロセスの見える化 2. 開発プロセスの問題点洗い出し 3. 開発プロセスの改善 導入した開発プロセスの継続
  20. 20. 0週目(渡航前) ゴールの設定 効果的な開発プロセスの導入 1. 開発プロセスの見える化 透明性 2. 開発プロセスの問題点洗い出し 検査 3. 開発プロセスの改善 適応 導入した開発プロセスの継続
  21. 21. 1週目
  22. 22. 1週目 観察 朝会 かんばんボード スクラムレクチャー & ワークショップ 自己組織化ゲーム マルチタスクとシングルタスク
  23. 23. 1週目 推進メンバーとの夕会実施 観察して感じたことをフィードバック マニュアル作成 & ファシリテーション スプリントプランニング スプリントレトロスペクティブ KPT2(Keep, Problem, Try, Todo)
  24. 24. かんばんボード改善 Before 1週目
  25. 25. 今週のかんばんボード (Todo, Doing, Done) 先週のカンバンボード (Todo, Doing, Done) ㊙
  26. 26. かんばんボード改善 After 1週目
  27. 27. 次のPBI 技術的負債返済タスク レトロスペクティブの結果(KPT2) チームキャパシティ ㊙
  28. 28. リリース • リリース日 • ステータス QA • 期日 • ステータス プロセス改善タスク ㊙
  29. 29. 1週目 スクラムの理論の3本柱を唱え続けた Just Inspect, Just Adapt, Just Keep Transparency, Don't think everybody, Just Win!
  30. 30. http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/16/kawasaki-munenori_n_8317914.html
  31. 31. 2週目
  32. 32. 2週目 ファシリテーション デイリースクラム Doing ▶ Doneで拍手、口笛 スプリントプランニング スプリントレトロスペクティブ
  33. 33. スプリントレトロスペクティブの例 Keep デイリースタンドアップ 15分以内 毎朝時間通りに開始 期日通りにタスク完了 かんばんボードの存在 スクラムワークショップ実施
  34. 34. スプリントレトロスペクティブの例 Problem Google Drive フォルダが無秩序状態 Slack Channel が多すぎて用途不明 Try Google Drive フォルダの整理 Slack Channel の用途を明確にし、重複削除
  35. 35. スプリントレトロスペクティブの例 Problem 日本人同士が日本語で話していると透明性が損なわれる Try EOP(English Only Policy)の提案 Todo 毎週水曜日にEOP実施
  36. 36. かんばんボード改善 第二弾 2週目
  37. 37. プロセス改善タスク ㊙
  38. 38. リリース • 期日 • アプリバー ジョン(色) ㊙
  39. 39. 2週目 あとは、 間タスクを拾ってやってた CI環境改善支援 Gitブランチモデルの改善提案
  40. 40. 3∼4週目
  41. 41. 3∼4週目 現場に任せた デイリースクラム スプリントプランニング スプリントレトロスペクティブ
  42. 42. 3∼4週目 引き続き、 間タスクを拾ってやってた CI環境改善支援 Gitブランチモデル導入支援
  43. 43. 3∼4週目 Meetup で日本からのゲストとして発表
  44. 44. 3∼4週目 より良くするためのアイデアを全社員に話した スウォーミングしよう! メトリクスを計測しよう! ベロシティ サイクルタイム かんばんボードの前でもっと話そう!
  45. 45. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  46. 46. 【朗報】 まだ続いてた
  47. 47. 独自の進化 スペックオーナー(SO)というロール POチーム=PO(1名)+SO(4名) 全体の優先順位はPOが決定 SOは各PBIの責任者 スプリントプランニングでSOがPBIの背景 から詳細までを説明する
  48. 48. かんばんボードがカワイイ
  49. 49. ミーティングの長時間化… デイリースクラム(13人で実施) 20分 ▶ 30分 レトロスペクティブ 1時間 ▶ 2時間 座ってやるようにした
  50. 50. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  51. 51. 良かった点 開発プロセスという型に嵌めることでやり方が統一できた やるべき仕事と優先順位が明確になったことで、あれこれ指 示しなくても、自発的に仕事を取りに行く雰囲気になった 開発プロセスが可視化されたことで、改善につなげる指標や 数字も見れるようになった チームとしての一体感が増した 「あの人なにやってるんだろう?」がなくなった タスクをDoneに移す時に「ウェーイ」的なノリ
  52. 52. 透明性 自己組織化 一体感By Ocdp (Own work) [CC0], via Wikimedia Commons
  53. 53. まだまだな点 「コミットしたスケジュールを達成する」こ とに対するチームとしての責任感はまだ薄い 見積もりも甘い PBI間、タスク間の矛盾や抜け漏れに気づく 人がいない 全体を俯瞰して見れてない
  54. 54. アジェンダ 環境、ミッション 各週で実施したこと プロジェクトの現状 現場からのフィードバック まとめ
  55. 55. やったこと整理
  56. 56. ざっくり言うと 1週目で説明し、 2週目で実践してみせ、 3、4週目は現場に任せた。
  57. 57. 両翼の整備のサポート レフトウィングだけでなく、ライトウィングも http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/09/rightwing-and-leftwing-of-agile.html
  58. 58. パターンに分類
  59. 59. 渡航前 体験談の共有(32) 会社訪問時の面談 予備調査(4) 現場ヒアリング
  60. 60. 事前にやっててくれた事 空間を演出する(15) かんばんボード設置 やってみる(17) タスクの状態を可視化 朝会 種をまく(22) ワークショップの実施 みんなを巻き込む(33) ワークショップ 正式な推進担当者(29) 推進メンバー 著名人を招く(27) 俺?
  61. 61. 向こうに行ってやった事 ちょうど十分(34) スクラムの三本柱 スプリントプランニング スプリントレトロスペクティブ ふりかえりの時間(5) ステップバイステップ(3) 小さな成功(2) Doneの時に「ウェーイ」 リリースのお祝い テイラーメイド(26) 経営層含む全員へのメッセージ
  62. 62. パターン以外の知見 短期決戦 一気にプロセスを変えるならば、期日固定 の短期決戦の方がやりやすい インプットは中日まで 期日ギリギリまでインプットを続けると、 その後継続しないと考えた
  63. 63. パターン以外の知見 言う事を絞り、喋り過ぎない スクラムの三本柱 Inspection, Adaptation and Transparency Improvement Swarming 英語が苦手なことが幸いした
  64. 64. スクラムできた?
  65. 65. スクラムチーム プロダクトオーナー 開発チーム スクラムマスター 作成物 プロダクトバックログ スプリントバックログ インクリメント スクラムイベント スプリント(1週間) スプリントプランニング デイリースクラム スプリントレビュー スプリントレトロスペクティブ リファインメント
  66. 66. できたとは言えない点 開発チーム 機能横断的とは言えない サーバサイド、Android、デザイン テスト用のサブチームに依存している スクラムマスター アジャイル、スクラムについての理解不足 サーバントリーダーとしては十分に機能していた
  67. 67. できたとは言えない点 プロダクトバックログ 見積りが追加されていない スプリントレビュー イベント自体未開催 全社会議が簡易レビューの場 「完成(Done)」の定義 明確な「完成(Done)」の定義が存在しなかった
  68. 68. ‒スクラムガイド 最後に スクラムは無料であり、本ガイドで提供され るものである。スクラムの役割・作成物・イベ ント・ルールは不変である。スクラムの一部だ けを導入することも可能だが、それはスクラム とは言えない。すべてをまとめたものがスクラ ムであり、その他の技法・方法論・プラクティ スのコンテナとして機能する。
  69. 69. スクラム できません でした…
  70. 70. 自己採点
  71. 71. 自己採点 ゴールを達成できたか 効果的な開発プロセスの導入:??? 1. 開発プロセスの見える化:◎ 2. 開発プロセスの問題点洗い出し:○ 3. 開発プロセスの改善:??? 導入した開発プロセスの継続:○
  72. 72. 事前と事後の メトリクスが取れて いなかったため、 改善したのかどうかが 不明…
  73. 73. まとめ 日本とフィリピンとの比較 やること、考える事、悩みは大体同じ 世界共通のパターンが使える 事前と事後のメトリクスを計測できていな かったので、改善したのかどうかが不明 致命的な失敗
  74. 74. 最後に 東南アジア(ベトナム、フィリピン)には、経験豊富な プロジェクトマネージャー、アジャイル開発実践者は まだまだ少ない印象 アジャイル開発、スクラムという名前は知っている 国境を越えるだけでもアドバンテージな今がチャンス 必要なのは国内で培われた確かな経験、多少の英 語力、あとは越える勇気だけ
  75. 75. 世界が あなたを 待っている!
  76. 76. セカイラボもあなたを待っている!

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