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新規事業に悩めるあなたへ特効薬をお届けします 〜ふじたメソッド〜 | 藤田朋宏

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事業の⽴ち上げ時に重視している価値観
藤⽥ 朋宏
CHITOSE GROUP
2020年8⽉4⽇

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1© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
本⽇のアジェンダ
私が、やりたいこと・やってきたこと
事業を⽴ち上げるということ
意識しなければいけない5つの視点
意識し続けるために必要な12個の⼯夫
ちと...

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⾃⼰紹介1 ー やりたいこと
2© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
「バイオ基点の社会づくりに貢献したい︕」とのたうち回っているうちに、こんなキャリアに
意志決定の度に、周囲の⼈たちに呆れられるの...

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2020/8/4にオンラインで開催した新規事業開発に関するセミナーの資料です。
▶セミナー詳細:https://chitose200804.peatix.com/

◎ちとせグループとは?
https://chitose-bio.com/jp/

◎ちとせグループのYoutubeチャンネルもぜひ御覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCnC2-0b_VFjwhXB1ZPzqOfg

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新規事業に悩めるあなたへ特効薬をお届けします 〜ふじたメソッド〜 | 藤田朋宏

  1. 1. 事業の⽴ち上げ時に重視している価値観 藤⽥ 朋宏 CHITOSE GROUP 2020年8⽉4⽇
  2. 2. 1© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 本⽇のアジェンダ 私が、やりたいこと・やってきたこと 事業を⽴ち上げるということ 意識しなければいけない5つの視点 意識し続けるために必要な12個の⼯夫 ちとせが提供している “Virtual Joint Venture”サービス
  3. 3. ⾃⼰紹介1 ー やりたいこと 2© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 「バイオ基点の社会づくりに貢献したい︕」とのたうち回っているうちに、こんなキャリアに 意志決定の度に、周囲の⼈たちに呆れられるのですが、結果的に今どきのキャリアみたいです。 東京⼤学農学部/東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科 株式会社アクセンチュア(戦略グループでパワポとエクセルまみれに) ベンチャーに転職(ネオ・モルガン研究所という誰も知らない会社に) 起業的な感じ︖(⼤借⾦をしてMBOの後、ちとせグループに改名) 東南アジアに事業を展開 (⼈⽣、常に悪戦苦闘・・・) 藤⽥ 朋宏 Ph.D. 1973年⽣まれ 東京都出⾝ ちとせグループ 創業者兼CEO 京都⼤学 特任教授 内閣官房「バイオ戦略」有識者 はぁ︖ってたくさん⾔われました 誰かのモノサシに合わせるのではなく、「個⼈の意志を表現できる社会にしたい︕」 新しい社会を構築するためには、⼀⼈ひとりの意志を表現できる社会であることが⼤前提であると気づきました。 はぁ︖ってたくさん⾔われました はぁ︖ってたくさん⾔われました はぁ︖ってたくさん⾔われました もう、はぁっ︖て⾔われるの嫌だなぁ・・・ 「⽇本が東南アジアと共に歩む流れを作りたい︕」も、増えました。 事業としての現実性を突き詰めると、⽇本は東南アジア各国との経済的関係を強化しなければいけないと理解できました。
  4. 4. 3 ⾃⼰紹介2 – ⽣業 私の⽣業は、社会から事業、事業から技術と、志を繋ぐことにあります。 科学 Science 技術 Technology 事業 Business 社会 Society 「科学」と「技術」は概念も⽬的も全て違うのに、同じように扱うのが諸悪の根源。 事業を⽬的に考えれば、「死の⾕」なんて起き得ない。「死の⾕」は⾔い訳。 「社会」や「環境」を変えることができるのは「事業」でしかない。 私の定義は、「事業とは⾦儲け」ではなく「事業とは⼈の営み」です。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  5. 5. 4 ラボを有し15年で約120億円 を使って開発を続けてきました バイオ系ラボとしては⼤⼿に次ぐ規模 従業員数はちとせグループ全体で120⼈を超えました(役員・パート含む) このうち博⼠号所得者は37名、メンバーの国籍は8カ国 4カ国11社で 理系メンバー 8割 ⽇本⼈以外 2割 ⽇本、マレーシア、シンガポール、ブルネイ “バイオベンチャー企業群“ ちとせグループ © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  6. 6. 5 光合成で直接 液体燃料や素材 を作らなければ ならない • NEDO • IHI • 神⼾⼤学 • 三菱商事 • 実証プラント運⽤ • 実証試験⽤燃料⽣産 他 など パートナー/スポンサー ステータス バックグラウンド 試験⽣産プラント(NEDOの所有物です) 炭化⽔素が5割を超えるので燃えます炭化⽔素分泌の様⼦ 藻類品種改良の結果 Source: Global Biogas Congress、Khoo Hock Aun、Cosmo Biofuels Group 再⽣エネルギーの中で、液体燃料を作れるのはバイオだけ (例1)藻を⽤いた原料⽣産システム 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  7. 7. 6 次の展開 屋内で 培養法確⽴ 屋外で確⽴ 1,000m2 規模で確⽴ 20ha規模 で確⽴ 1,000ha規模 で確⽴ 世界展開 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. サラワク州⽴⽣物多様センターと三菱商事 との共同研究プロジェクトの設備 (マレーシア)
  8. 8. 7 • パームプランテーション企業 • 商⽤プラント稼働 他 など パートナー/スポンサー ステータス バックグラウンド ⼟壌劣化による病 気の⼤発⽣ 固形廃棄物 河川の汚染 液体廃棄物 温室効果ガス の発⽣ 温室効果ガスや ⽕災の発⽣ 今の⽅法では、最終的に砂漠化する 環境浄化と物質⽣産を両⽴するウキクサシステム ⼟壌菌叢マネジメントシステム 廃液の液肥化システム 微⽣物資材兼堆肥 として販売もしています (例2)プランテーションを循環型・持続型にするシステム プランテーションは 今のやり⽅を 続けると 砂漠になる 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  9. 9. 8 次の展開 屋内で 培養法確⽴ 屋外で確⽴ 実際に プランテーション で実証 数 プランテーション で導⼊ 1,000 プランテーション に展開 パーム 以外にも展開 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  10. 10. 9 • 次世代バイオ医薬品製造 技術研究組合(MAB) • 圧倒的な⽣産性能を有す るスーパーセルを樹⽴ 他 など パートナー/スポンサー ステータス Source︓Credit Suisse Research, Company Data, Pharma Values Database バックグラウンド 化学医薬品 バイオ医薬品 スーパーセル樹⽴の様⼦ 再⽣医療なども視野に ⼊れると、医薬品の バイオ化は⽌まらない (例3)世界最⾼効率のバイオ医薬品⽣産⽤細胞の樹⽴ バイオ医薬品の ⽣産性は ⾼めなければ ならない 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  11. 11. 10 • 味の素、三井化学、 協和発酵、カネカ • 経済産業省 • 発酵⽣産を把握するための センサー類の開発 • 発酵⽣産をマネージするAI システムの開発 他 など パートナー/スポンサー ステータス バックグラウンド AI⽣産の試験 各種センサーの試験 20 30 40 50 60 70 80 90 00 10 2000 10 表⾯培養 アセトン・ブタノール 発酵(1915) ペニシリン発酵 (1944) 産業⽤酵素(現在) タンク培養(⼤量⽣産) 80年代以降バイオ⽣産システムは停滞気味 (例4)機械学習を⽤いたバイオ⽣産マネジメントシステム バイオ⽣産の ⽣産性を⾼めないと バイオエコノミーの 実現は不可能 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  12. 12. バックグラウンド 11 • 東南アジアの物流、⾼級⼩ 売・ホテル・レストラン • 東南アジアの財閥 • シンガポールの主なホテル・ レストランに展開済み • 農園の規模や展開国を拡 ⼤中 他 パートナー/オーナー ステータス 経済発展の次に求めるのは、⾼品質で安全な⾷材 熱帯に最適化した⽣産⽅法 ⾃社ブランドでの流通 購買⼒が ある⼈⼝ 環境保護 意識 ⾷⽂化 への興味 農業技術 への興味 味覚の 変化 ⾷の 健康志向 東南アジアで、以下の全てが急速に向上 (例5)東南アジアでの環境持続型農業の⽣産・展開 東南アジアの農業 の環境破壊が酷い / 東南アジア⼈が 欲しい⾷品が無い 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  13. 13. 12 • 産業⾰新投資機構 • 三菱商事 • ブルネイ⽣産⼯場建設 • プロダクトライン拡⼤中 • 販売国拡⼤中 他 など パートナー/オーナー ステータス Source︓Peter Alexander et al., Could consumption of insects, cultured meat or imitation meat reduce global agricultural land use? GLOBAL FOOD SECURITY. 2017. vol. 22, p. 22-32 バックグラウンド 近い将来に、 世界のタンパク質供給は 確実に⾜りなくなる 試験培養の様⼦ 将来のイメージ 現在の利⽤例⽣産設備の様⼦ ブルネイ⼯場 「サラワク州⽴⽣物多様性センター(Sarawak Biodiversity Centre)と三菱商事株式会社 のプロジェクトにおけるちとせPBRの応⽤例」 (例6)タンパク質クライシス解消にむけた Farm to Meat タンパク質クライシス に本質的に答える ⽅法が無い 社会課題 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  14. 14. 13 ⾃⼰紹介3 – なぜ、お⾦もコネもない私がここまでやってこれたのか ⽇々以下のようなことについて、学び、考え、実証し続けた結果、この状況になりました。 考えたことを実証したくなって、実⾏したら失敗して、更に考えて、を繰り返している感じです。 モノ ⾃発的に広がる組織とは 死の⾕なんて幻想です ヒト カネ ベンチャー企業に流れる お⾦の筋と規模が変わった 私が多くの⼈に⽀えられて、いつの間にやらできるようになった上記のスキルや技術は、 できるだけ多くの⼈に共有し、使ってもらいたいと思っています。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 「組織」には、「軍隊」に代表される所与の資産を最⼤効率で活 ⽤するための組織と、「宗教」に代表される拡⼤すること⾃体が 存在⽬的の組織が存在する。 ベンチャー企業の組織構造の設計では、この⼆種類の組織の差 を強く意識すべき。 なぜテスラがトヨタの時価総額を超えたのでしょうか。な ぜ、製品を売り出してもいないベンチャーが何百億円 もの資⾦調達が可能なのでしょうか。その本質・⽂脈 を知らないと、濁流に飲まれるだけになります。 死の⾕という共同幻想を作り上げるこ とで得をするのは、資⾦の出し⼿の顔 ⾊を伺うVCと、ただ技術開発を続け たいという動機の起業家だけ。 死の⾕という、⽢えでしかない共同幻 想を吹聴するのはもうやめませんか。
  15. 15. 14© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 本⽇のアジェンダ 私が、やりたいこと・やってきたこと 事業を⽴ち上げるということ 意識しなければいけない5つの視点 意識し続けるために必要な12個の⼯夫 ちとせが提供している “Virtual Joint Venture”サービス
  16. 16. 15 そもそも、事業とはなにか 「事業とは⼈々の営みである」と私は定義しています。 「お⾦儲け」は⼈々が健全に営むために必須の⼿段ですが、事業の⽬的ではないと思うのです。 ⼀⽅で、「みんなが稼ごうとしないと営みを維持できませんよね︖」と思うことも、とても頻繁にあります。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  17. 17. 16 事業を⽴ち上げるとは 事業を⽴ち上げるとは、信⽤・信頼の網の上に、お⾦を流す理由を作ること。 社会や世界を少しでも良いものにしたいという信⽤・信頼の連鎖の証として、モノやサービスとお⾦の動きがあると捉えています。 経営者 VENTURE なぜなら、信⽤・信頼の伝播もなく、全く新たなモノやサービスが社会に広がるわけがないからです。 品質が良く、価格も安い製品やサービスは既存の企業にしか作れません。品質や価格とは別の理由で選ばれる必要があるのです。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  18. 18. 17 ゼロから事業をつくるための価値観 ゼロからイチを ⽣み出す ⼀から⼗を 育てる ⼗を千、万、億と 広げる 事業拡⼤のフェーズ 0〜10億円 1000億円以上〜 10億円〜1000億円 ニーズがあるか、 ニーズを産めるかを 確認する ⻑く・⼤きく社会に 受け⼊れられるかを 確認する 個⼈の⼒がなくても 成⽴することを 確認する ⿊字にすること 仕組みを 変えながら 維持すること 仕組みで 運営すること 売上規模の⽬安* 何を確認するのか 組織が⽬指すこと *BtoCかBtoBかで10倍程度異なるが 私はこうしたい︕ 携わる⼈によって 違う結果になるべき 信⽤・信頼の連鎖を作るためには、既存の⼤企業の運営とは全く異なる価値観が必要です。 なにもないところから信⽤・信頼の連鎖を⽣み出すためには、そこに関わる個⼈の意志の積極的な発露が必要なのです。 会社はこうしてきた︕ 携わる⼈によって 結果が違ってはいけない 求められる価値観 個⼈の意志を発露させない価値観を前提とすると、上⼿くいかないのです。 つまり、既存の⼤企業で正しいとされる価値観を当てはめてしまうと、上⼿に対応できないフェーズだということです。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  19. 19. 18 「死の⾕」という幻想を認めることは、⽢えだと思います 科学 Science 技術 Technology 事業 Business 社会 Society 死の⾕が存在することになっている⽅が都合の良い⼈たちが世の中には居ます。 両側の⽮印を意識していたら、左から右に進まないのは、右から左の⽮印がないからでしかないのに。 「死の⾕」という共同幻想を設定することで得をする⼈は、ベンチャーキャピタル業の⼈です。 他⼈の資⾦を運⽤している⽴場なので、失敗前提で成功したら偉いと説明しておくことで⾃分の存在価値を⾼められます。 技術者の中にもこの⾵潮に乗り「死の⾕」という⾔葉に⽢えているように感じることが増えています。 研究開発をすることは⼿段であり、仕事の⽬的ではないというところを明確にすることから逃げているように思うのです。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  20. 20. 19 事業→技術の視点を早い段階で持たないと ボストン ダイナミクス セグウェイ © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. Boston Dynamics(https://www.bostondynamics.com/)より引⽤ Ubergizmo Japan (https://jp.ubergizmo.com/2020/05/13/14674/)より引⽤ Segway PT i2 SE[1] HONDA Super Cub 50[2] 価格(税込み) 101万7,500円 23万6,500円 最⾼速度 時速20km 時速30km(法定速度) 航続距離 最⼤38km 298km(WMTC) 搭乗者の最低 体重 45kg ー ブレーキ 無い 前後有り 充電/ 給油時間 8時間 4分 公道⾛⾏の為 に必要なもの ・⼩型特殊⾃動⾞の認定取得 ・警察からの道路使⽤許可 ・1⼈以上の誘導員配置 ・原付免許(普通免許も可) ・ヘルメット [1] SWGWAY(https://www.segway.com/)より引⽤ [2] HONDA (https://www.honda.co.jp/)より引⽤
  21. 21. 20© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 事業を⽴ち上げるということ(まとめ) 事業とは、⼈々の営みである。 事業を作るとは、⼈と⼈との信⽤・信頼の網の上にお⾦を流す理由をつくること。 ゼロからイチのイチとは、継続的に⿊字の事業が出来上がったところまでが、イチ。 ゼロからイチの⽴ち上げは、「私はこうしたい」を社会に届ける意識が⼤事。 死の⾕なんてただの幻想。VCが都合の良いように作り出した⽢えた⾔い訳でしかない。
  22. 22. 21© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 本⽇のアジェンダ 私が、やりたいこと・やってきたこと 事業を⽴ち上げるということ 意識しなければいけない5つの視点 意識し続けるために必要な12個の⼯夫 ちとせが提供している “Virtual Joint Venture”サービス
  23. 23. 22 ベンチャー経営の価値観を共有するための5つの視点 多くの⽇本⼈は「私はこうしたい」を誰かに伝えることだけでなく、持つことさえ慣れていません。 他⼈の価値観に徹底的に合わせることを余儀なくされる、⽇本の受験戦争にも就職戦争にも勝ち残った⼈ですから。 また、多くの⽇本⼈は「ゲームのルールを作る側」に⽴ったことがありません。 ⾃分でゲームを作ってみれば、⼀⾒よく似たゲームでも必勝法が全然違うということが分かるのですが。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. これらの5つの視点で、粘り強く価値観の違いを説明し続けるしかありません。 この5つの視点で説明すると、⽇本の⼤企業の⼈材育成の価値観と180度異なる価値観を理解してもらいやすいのです。 計画 事業計画は 初期値 ⽬的 ⽬的と⼿段を 混同させない 責任 任せたら真っ直ぐ ⾛らせる 要諦 ビジネスの要諦を ⾒抜く 捨離 全てをゼロから 作る覚悟
  24. 24. 23 計画︓計画は守るものではなく、作り直し続けるもの 当初の事業計画のまま⼤成功したベンチャー企業は世界中に⼀つもないのです。 ⾛りながら、現実と折り合いを付け、計画の修正を丁寧に繰り返す⽅法以外に、必勝法は存在しないのです。 市場調査 計画⽴案 計画の実⾏ 評価 仮説 実⾏ ⼤企業による新規事業は、「計画」と「論理的な正しさ」を重視する ︓ ⼀つ⼀つはしっかりと正しい議論を積み上げた結果として、「事業計画が間違えていたね」ということを検証して終わることが多い。 ⽣き残るスタートアップは、「意志」と「試⾏錯誤」を重視する ︓ 計画や議論をする前に仮説検証をたくさん⾏い、仮住まいの正解を渡り歩きながら、更に⾼次の正解を探り続ける。 経営者は、計画との乖離ではなく、キャッシュフローに最⼤の意識を向けなければなりません。 ところが「経営」をしたことがない⼤企業の中間管理職の多くが「計画との乖離」に全ての判断基準を求める管理をしています。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  25. 25. 24 責任︓任されること/任せることの本当の意味 仮説検証を繰り返すための承認プロセスを重くすると、経営者は次第に意志を持てなくなります。 リスクの総量を規定し、その中で⾃由に試⾏錯誤させることがベンチャー経営の肝です。 適切な⼿順を選び正しい⾏動をしていれば、怒られないという世界ではありません。 海千⼭千が蠢く弱⾁強⾷のジャングルの中で、⾷物連鎖の最下層の⼈間として、 お⾦を稼ぎ、⽣き残り続けるための判断を⽇々し続けることがリーダーの責任です。 ⽴ち上げたばかりの事業責任者は 全ての⼈から急き⽴てられながら 弱⾁強⾷のジャングルの中を全⼒疾⾛させられている 気持ちになります。 ジャングルの中の どの辺りに居るのかさえ わからない。。。 周囲は⼝々に 「あっちに⾛れ︕」と 違う⽅向を指差す。 どっちに⾛れば良いのか、 ⾛ることが正しいのかさえ わからない。。。 「全⼒で」「真っ直ぐ」 ⾛るしかない。 経営者になると最初に感じること この境地に⾄るのが責任 途中で⽅向を変えたら 抜けられる確率が下がるだけ。 明確な壁に当たったら ⽅向を変えればいい。 できることは 「全⼒で⾛れているか」 「真っ直ぐ⾛れているか」 に意識を払うことのみ。 ?? ?? ?? !! !! !! !! 地図もコンパスも使えず、 ⾷料も⽔も⾜りない。 ?? © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  26. 26. 25 ⽬的︓⽬的と⼿段を混同させてはいけない ⼤企業の価値観のまま、ベンチャーを経営すると⼿段と⽬的の逆転が頻繁に起きます。 「⾃分はこうしたい」を持つことなく経営を始めると、既存の価値観に合わせ、評価を得ることが仕事の⽬的になってしまうのです。 技術を事業化することが⽬的になりがち 技術の事業化を⽬的にしようとすると、本来社会に求められていない技術を際限なく⾼ 度化しようとする罠に落ちていく。事業成⽴に必要な技術という視点を忘れない。 事業計画の遂⾏が⽬的になりがち どんなにコストを掛けて緻密に作った事業計画でも、計画通りに進むことは絶対にない。 事業計画の誤りをできるだけ早く探し、できるだけ早く訂正しようとする意識が⼤事。 マネジメントを上⼿にすることが⽬的になりがち あるべきマネジメント⼿法を探ろうとするのではなく、⼀⼈ひとりが⾼いモチベーション状態 で実務に向き合えているかを把握し、個別に改善し続けようとする意識が必要。 仕事の進め⽅をなぞることが⽬的になりがち 多くの⼈材が「正解を探す」癖がついている。世界で初めての事業を作るのに、正解を探 そうとする価値観は必要ない。ただし、不正解が存在することは忘れてはならない。 上司や株主に褒められることが⽬的になりがち 多くの⼈材が「誰かに評価される」ことを⽬指す癖がついている。新しい価値観を作ろうと しているのに既存の価値観の下で褒められようとする動機は逆効果。 上場など株式をExitすることが⽬的になりがち 上場はビジョン実現のための⼿段や結果あって、⽬的でもマイルストーンでもない。早期 のExitを⽬的とすると、返って遠回りになり、結果としてExitもできない。 意思決定プロセスを踏むことが⽬的になりがち ⽇本の⼤企業の価値観で、あるべき意思決定プロセスを踏んでいると、チャンスが消滅 してしまう事が多い。 1 3 2 4 6 5 7 仕事の進め⽅の正解を模索すると、結果として、誰の意志でもない仕事をすることになります。 新しい社会を⽣み出すために、⾃分の意志を貫くという⽬的を忘れたら、スタートアップの成功は絶対にありません。 よく⾒かける⽬的と⼿段の逆転現象の例 ベンチャー企業の⽴ち上げフェーズで求められる共通理解 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  27. 27. 26 要諦︓業界は同じでも商売の要諦はいつも異なる © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. お⾦を頂く理由が違うと、⼈材採⽤から評価制度まで会社の全てを変える必要があります。 「お⾦の流れやお⾦の稼ぎ⽅を、ゼロから作らなければいけない。」この意味がわからないと、ビジネスは作れません。 ⾼級 服・ホテル・外⾷ ⾃動⾞・・・ ブランド 服・ホテル・外⾷ ⾃動⾞・・・ ⼀⾒、同じ業界で同じモノやサービスを売っているビジネスに⾒えても商売の要諦は違います。 正直、⾃分でビジネス作ったことがない⼈間は、なかなかビジネスの本当の要諦がどこにあるのかは気づきません。 ⼤衆的 服・ホテル・外⾷ ⾃動⾞・・・ ⾼機能︓⾼コスト︓⾼価格の次元 ⾼機能≠提供価値の次元 近頃流⾏りの次の次元 あらゆる製品・サービスに当てはまる話だが、 この議論が現代⽇本⼈は苦⼿。 ⾼級の延⻑線がブランドではない。実際、 ブランド品って決して⾼機能ではない。 それぞれのビジネスにおいての「要諦」は それを作った⼈は知っていたはずだが、、、 同じ業界でも誰を⼤事にするかが「要諦」 によって異なるが、当⼈は気づかない。 製品に対する真摯な努⼒よりも ⼤事なものがあるビジネスが多そう。 実際のビジネスの次元は多岐にわたる。
  28. 28. グローバル競争⼒のある ICT/ネットの⼤企業 (GAFAや中韓台のテック企業) 27 捨離︓同じ場所に、あと何年留まることができるのか © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 過去のビジネスモデルに過剰に最適化した組織で、新しいビジネスを構築するのは不可能です。 つまり、新規事業⽴ち上げを通じて、業界か価値観のどちらかを新たに作ることが、本体の維持の為にも役に⽴つのです。 同じ業界でも、何⼗年も同じビジネスモデルに留まることはできません。 同⼀業界内では「強み」は必ず失われるので、同じ強みで他の業界で戦うか、同じ業界で別の強みを作るかしかないのです。 外⾷ ⼩売 製薬⾃動⾞家電 通信 財閥系 商社 30年前の 世界的に⼀流な ⽇本の⼤企業 規制に守られた 極東島国だけの インフラ保守 低利益に⽢んじた 合併&合併 ニッチ家電 or 価格競争の負け組 過去の投資資産の 管理団体 ニッチ⾃動⾞or 価格競争の負け組 規制に守られた 極東島国の販社 こうは なって欲しくない ビジネスの姿 空間や時間 の提供業 ヘルスケア サービス モバイル サービス 投資をテコにした 新事業 ジェネレーター あるべき 現在と将来の ビジネスの姿
  29. 29. 28© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 事業を⽴ち上げるということ(まとめ) 新規事業とは、予め計画が⽴てられるような牧歌的な仕事ではない。 だからといって、計画もなく⾜元だけ⾒て試⾏錯誤を⼀⽣懸命繰り返しても迷⼦になる。 ビジネスの要諦は、「私はこうしたい」をあちこちにぶつけることで突破⼝を掴める。 商売の要諦ごとゼロから⽣み出すつもりで取り掛からないと、新たなビジネスは作れない。 探しても正解はない。⾃分がやりたいことを相⼿の価値観に沿って説明するのが仕事。 有効な事業計画が⽴てられる牧歌的な競争環境は、業界順に終焉を迎えていく。
  30. 30. 29© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 本⽇のアジェンダ 私が、やりたいこと・やってきたこと 事業を⽴ち上げるということ 意識しなければいけない5つの視点 意識し続けるために必要な12個の⼯夫 ちとせが提供している “Virtual Joint Venture”サービス
  31. 31. 30 1 隔離︓意⾒を聞かせないためのバリアを作る ⽇本⼈は、上位の⼈間の意⾒や善意の意⾒を無視できるように教育されていません。 無意識な善意が、事業を誰の意志でもない何かに変えていく事例を、私は沢⼭⾒てきました。 個⼈の意志や⼒を、 そのまま社会にぶつけるためのバリア ⽬的 計画 責任 意⾒を⾔う⼈の⼈数を最⼩限にするためには、専⽤組織を作って隔離するしかありません。 更に圧倒的な上位者がバリアの庇護者として存在している必要があります。 必要な⼯夫 良かれと思って既存の価値観で 責任者に⾊々な意⾒を⾔う⼈が 数多く出てくる。 事業責任者とはいえ、意⾒を無視 することもできず、対応することになる。 皆の意⾒を聞いてしまったら、「もは やそれは誰の意志でもない何か」。 意⾒を聞かないようにするために 説明コストを払ってしまうと、後から 意⾒を変えたくなった時に変えられ なくなってしまう。 よく⾒かける状況 善意 善意 善意善意 善意 悪意 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  32. 32. 31 2 評価︓計画の達成状況で評価をしない ⽇本⼈は、計画を⽴ててその達成状況で評価するのが当たり前になっています。 たぶん、⼩1の夏休みの宿題からそうなっているので、計画の達成状況で評価しないことに慣れない⼈は多いです。 常に前向きに最善を尽くしているか。それだけが評価の対象です。 何が正しいのかは誰も分からないのだから、邪⼼なく全⼒で⾛れているかしか評価できないのです。 定期的に本社に呼び出されて、 計画と乖離していないかを報告させ られる。 「乖離していない。」という理屈を 構築することを求められる。そんな ことばかりしているうちに、本質的に 何をやっているのか分からなくなる。 計画の⽴案や、乖離していない 理屈を作ることばかり求められ、 対社外に使う時間が全く無くなる。 よく⾒かける状況 ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅ 根本の考え⽅の違い 計画は絶対。 業績が計画より下なら業務が駄⽬ 業績が計画より上なら計画が駄⽬ 計画どおりだと評価される 計画は事業の初期値に過ぎない 計画からどう変わっていくかが 醍醐味であり楽しさ 計画どおりという報告をされたら きっと何かおかしなことが 起きているはずと感じる © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  33. 33. 32 3 職掌︓組織図は作ってはいけない 組織図は⼈の業務の範囲を決めることになるので成⻑中の組織では邪魔になります。 職掌が決まっていないと働けない⼈は、ベンチャー企業に向かない⼈です。そのうち慣れる⼈の⽅が多いですが。 組織図は作らず、課題を抽出し、それぞれの課題に対して責任者を置くガバナンスを構築します。 部⻑、課⻑、係⻑、全て⼈をマネジメントすることが仕事になっているのって、職務内容が変わらないから成⽴するのです。 拡⼤中の組織における仕事とは、 その時点で存在していない仕事を 作ること。しかし、組織図とは既に 存在している仕事の整理に過ぎない。 組織図を作ると、⾃分の役割を 限定し、その中での最適化を図る ように、⽇本⼈は教育されている ため悪影響しかない。 上意下達で乗り切れるほど、⽢い 世界ではない。そもそも、正解が 分かる上位者は存在しない。 よく⾒かける状況 ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅ 根本の考え⽅の違い 業務の全体量が 定義可能 MECEな職務分掌で 完璧に回る⻭⾞の 組み合わせを構築 急速な業務拡⼤状況で 役割分担を固定すると 組織が回らなくなる 課題に対して責任者を設置 (職務の被りは気にしない) © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  34. 34. 33 4 管理︓業務プロセスはできるだけ簡易に 既にある事業を回すための組織と、新たに事業を作るための組織は考え⽅の根本から異なります。 新たな事業の意志を社会に伝播させるための組織・業務プロセスを作ることが、事業を作るということです。 放っておくと、管理プロセスや会議体は増えます。なぜならそれが仕事だと思っている⼈が多いから。 ステークホルダー全員が、管理プロセスを増やすことで存在感を⾼めようとするものを排除する意識を共有することが⼤事です。 ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅⼤企業は、誰が⾏っても同じ品質の 仕事になることを担保することを⽬的 に、管理プロセスが組んである。 チェック体制の強化は必然的に増⻑ になるため、ベンチャー企業では実際 に動いているお⾦の額より、チェックに 掛かるコストの⽅が⼤きくなる。 ⼤勢で管理して不正をなくすことで 得られるメリットより、⼀⼈が全てを 把握し有機的に絡み合った判断が できることのメリットの⽅が⼤きい。 よく⾒かける状況 根本の考え⽅の違い 安全性を担保するために ⼤勢で分担して管理 1⼈に責任が掛からない ようにするのが是 管理の範囲は⼩さいし 不正をするほど暇でもない 1⼈が全てを⾒通せないと 機能間の不整合が起きる 1⼈の責任範囲が ⼤きいほうが是 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  35. 35. 34 5 動機︓上⻑に褒められることを仕事の動機にさせない ⼈材の動機を維持できる⼤看板が存在しないベンチャーでは動機の持ち⽅が異なります。 ⼤企業に⻑く居ると「会社の⼤看板」という⼤きな傘の下に守られている前提で議論をしていることに、誰も気づかなくなります。 新事業の混沌の中では、内発的動機で働けないと、気持ちが持ちません。 ⽇々命がけの海賊船においては、仲が悪くても背中を合わせられられる信頼感を持っているのと似ています。 誰かの意向を探らずに⾃分の意志で、⼀つ⼀つの判断をし続けるのは、 ⽇本の教育を受けて育った⼈間には実はとても難しい。 経営を任せた以上は、上司と部下ではない。経営者と株主という関係で あり、株主が取るべき⼿段は「任命と解任」だけというのが⼈類の叡智。 短期的な報酬を仕事の動機にさせないように気をつける。経営者の動機 とは、当⼈の内⾯から湧き上がるプライドのみであるべき。 上位者の意向や機嫌は無視させるように、⼈材の指導・育成を⾏う。 (意図的に頓珍漢な指⽰を出したり、無責任な⾏動を取るなどする。) ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅ ⼤企業にいると、ついつい会社の⼤看板を使って⼈を動かす⼿法に頼る 癖がついているが、ベンチャーではその⼿法では⼈が動かない。 全くの他⼈と、燃料と⾷料が切れそうな沈没⼨前の⼩⾈に乗せられたとい うことを、まず理解し、共有する。 和気藹々と仲が良いのとは異なる。もっと切実な⼈間関係を作らせる。海 賊に船⻑以外は上下関係がないのに似ている。 社会の中に全く新しい船を認めさせるのだから、社会との摩擦は必ずある。 必然的に社内での摩擦もある。そこを繋ぎ⽌めるのは最終⽬的の共有。 上⻑に褒められているなら 会社のためにも なっているはず 旧来の価値観の⼈に 褒められるということは 何かが間違えている 可能性がある ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅ 揉め事が起きるのは 良くないこと (それは⾃我の現れだから) 揉め事は⼀⽣懸命さの現れ お互いの仕事は信⽤する 褒めるということの意味 仲間に仕事を頼むということ © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  36. 36. 35 6 個⼈︓個⼈で社会と対峙する癖をつけさせる 社会に⾃分の意志を表現するのが仕事なのです。決まり通りにやる「決まり」がありません。 これ、⼤企業の価値観の中に⻑く居ると、もともとそういうタイプの⼈だったとしても数年はスタンスを変えられませんよ。 会社に居て座っている時間や、⾝内だけで会議をしている時間は価値を⽣んでいません。 社外の⼈と接するための準備をしている時間だと強く意識させることを、企業⽂化や業務プロセスに落とし込むことが必要です。 ⼤企業に所属していると、⼤企業の 意向の代弁者として⼈と会うことが 当たり前になっている。 しかし、ベンチャーには「意向」はまだ 存在しないため、個⼈的な⽴場で ⼈と会い、個⼈的な「意志」を社外 の⼈に伝える必要がある。 社会に、個⼈の「意志」を発露する ことが、仕事そのものなので、如何に ⼤勢の⼈に会い個⼈の「意志」を 伝えたか、が⼤事になる。 よく⾒かける状況 ⼤企業の考え⽅ 初期ベンチャーの考え⽅ 根本の考え⽅の違い ◯◯商事の◯◯⻑の 肩書を持つ⼈物として 意⾒を⾔う 個⼈の意志を表⾯に出すのは ⾏儀が悪く、⼦供な⾏動 会社に歴史も意志もない 個⼈が発する⾔葉が 会社の意志を作る 個⼈の意⾒を⾔わないのは 意志がない © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  37. 37. 36 7 翻訳︓専⾨家だけでなく翻訳家を⽤意する 各種⼠業と契約するだけでは、ベンチャー企業を経営することはできません。 ほとんどのベンチャー企業はここで失敗している気がします。⼠業の⽴場で経験豊富な実務家の⾒解は出せないのです。 それぞれの事業体において100%の雇⽤をする必要はないが、 必要な時にすぐに対応してくれる専⾨家の翻訳家は必要なのです。 この体制を作るのに15年掛かりました。(それまではたまたま器⽤なメンバーが集って居たのがラッキーでした。) 悪い 知らせ ベンチャー経営者 (常に多数の課題) ベンチャー経験豊富な 専⾨家の翻訳家 ⼀般的な専⾨家 (⼠業など) 悩み 想定外 ︖︖ 悩み 困りごと 悪い 報告 弁理⼠ 会計⼠ 弁護⼠ 税理⼠ 課題毎に 整理 / 判断を 伴う返答不安 リスクや事例 の 提⽰のみ 財務 経理 ⼈事 労務 総務 知財 法務 広報 IT屋 マーケ屋 相談 確認 依頼 ベンチャー企業の経営は、⼗分な時 間・予算・⼈員がないまま、結論を 出し続けなければいけない局⾯の連 続になる。 財務・経理・⼈事・労務・総務・知 財・法務・広報・・・それぞれの分野 における専⾨性が、⼤企業における ものとは⼤きく異なる。 ⻑期的な価値を毀損させず、瞬間 瞬間でコストを掛けずに、法的に担 保された判断ができるそれぞれの 専⾨家は、⽇本にはほとんど居ない。 よく⾒かける状況 経験豊富な翻訳家を置くことのメリット © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  38. 38. 37 8 看板︓約束できる範囲のブランドを構築する ブランドとは、社会と会社の間に新たに構築する信⽤と信頼のことです。 既存のブランドの上に信⽤と信頼を作ろうとすると既存のブランドの毀損を意識せざるを得ず、新たな約束ができません。 ⾃由な試⾏錯誤ができる体制を担保するために、ブランドを分けておく作戦が有効なことも。 事業がうまく軌道に乗ったあとからブランドを統⼀することも可能です。 千億円の 既存事業 新規事業1,000万円 1%が10億円 既存の千億円の事業が、1%でも下がる可能性があったら 新規事業で1,000万円の売上が取れる可能性は試せない。 この判断には合理性があるので、関係を切るしかない。 ベンチャーの⽴ち上げは、失敗を 恐れず、仮説と検証を如何に たくさん繰り返せるかが鍵。 しかし、既存事業と同じブランド名で ⾏動すると、既存事業を毀損する リスクを指摘され、⾃由に仮説と 検証が繰り返せなくなる。 既存の⼤看板も⽀援をしていること は匂わせてもよいが、⼤看板のまま だと新しい取り組みが結局できない。 よく⾒かける状況 ブランド © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  39. 39. 38 9 琢磨︓同じ⽴場の⼈が⾝近にいる環境を たった1⼈で、社会と対峙し、意志を発信し続けるのは結構⾟いです。 正直、⾃分が若い頃に苦しかったので、同じ苦労をしなくて良い⼯夫を構築しました。 同様の悩みを抱える⼈が近くに居ることで得られる気づきはかけがえのないものです。 個⼈の意志を社会にぶつけることを仕事にしている者同⼠が近くに座っていたら、いくら忙しくてもなんとなく話すものです。 全く異なるキャリアパスを積んだうえで、 現在同じ⽴場に居る⼈間が、社会 の中でどう⽴ち回っているのかを近く で⾒るのはお互いに勉強になる。 コミュニケーションを取るための⽅策は、 ⽇々忙しい経営者たちにとっては、 邪魔な施策でしかないことが多く、 不発に終わる。 ⼤企業の場合、どうしても事業の単 ⼀性が理由で、社会との接し⽅の パターンが狭くなるが、実際の社会 は千差万別の⼈間が居る。 よく⾒かける状況 ちとせのメインの部屋の様⼦です © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  40. 40. 39 10 情報︓情報が集まる仕組みを共有する ⻑く経験してわかったことは、情報処理能⼒よりも情報収集⼒の⽅が経営には⼤事です。 100個の有益な情報を集めても、101個⽬の情報が「前の100個は嘘」っていうことがあるんです。 情報を駆けずり回って集める専⾨家チームと、情報をグループ内で共有することを使命としている 情報共有の専⾨チームを設置し提供しています。 この仕組みは、参加する事業が増えれば増えるほど強固になるため、事業を増やしたいと考えています。 意志を 発信する 経営者 プロ プロ プロ プロ プロ プロ 情報収集・発信プロ集団 (営業活動もする) 専⾨性とネットワークを有する プロでチームを構築 ⽣きた 情報 を 頻繁に 共有 プロ プロ 社会を 構成する 様々な プレイヤー 情報は「⼈」についている。情報は先 に与えないと出てこない。席に座って 調べられる情報には価値に限界が ある。 ⼀⼈で⾜で回って会える範囲の⼈ は限られる。同じように駆けずり回っ て情報を集めている⼈と情報共有 する⽅が効率が良い。 これらの専⾨家チームが経営者たち に集まる情報の共有を⾏うことで、 常に最先端の情報に触れ続けられ るようにする。 よく⾒かける状況 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  41. 41. 40 11 ⾦融︓お⾦のしくみを知る努⼒ お⾦のしくみを知っていることはとても⼤事です。 教科書を読まないと学べないことと、実体験を通じてしか学べないことと両⽅あります。 また、近年ベンチャー企業を取り巻くお⾦の流れは、質も量も桁違いに変わってきています。 テスラがトヨタより時価総額が⼤きくなるのも、中国企業が強⼤化したのも、⽇本経済が凋落したのも、皆この流れです。 売上を上げる Sales 融資を受ける Debt 出資を受ける Equity 対価を渡す 元本+利⼦を返す 会社の⼀部を渡す 成⻑が遅くなる 返せなかったら⼀発退場 やるべきじゃないことをやらされる 利益の蓄積があれば ⼤きな投資ができる ⽐較的堅い案件でないと ⼤きな投資は難しい ⽐較的柔らかい案件でも ⼤きな投資ができる 投資したい額と利益の蓄積が なかなか合わない ⽇本の銀⾏プレイヤーの意思決定 がなかなか難しい ⽇本のVCプレイヤーの実⼒が なかなか間尺に合わない 例えば、「会社にお⾦を⼊れるにはこの3種類しかない」なんて、こんなベーシックなことなのに意外と誰にも習わないんです。 習わないから、「株券を刷って増資をし続けるのがベンチャー」だと思っているベンチャー経営者はかなり⼤勢いますね。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  42. 42. 41 12 継続︓稼ぐことへの執着⼼を持たせる 会社にお⾦を⼊れる執着⼼を持たないと、びっくりするくらいすぐ倒産します。 正直なところ、普通の家庭に⽣まれた⼈間には、他の11個はできてもここが、⼆番⽬に難しい気がしています。 「⽣き⾦と死に⾦の判断が⾒えるようになること。」これが経営者としての最初の⼀歩です。 ⽀出もケチればよいというものではなく「⽣き⾦」を選んで使い続けることが、⼀番難しいことのように感じます。 会社を作った瞬間から、世界中が⾃ 分からお⾦を奪いに来ているように 感じるようになる。 ⻑期的リターンを捨てて、⽇銭に変 え始めていたら、早めにギブアップす る⽅が良い。 まず、⿊字になると、仕事が選べるよ うになるので、経営判断の幅が⼀気 に広がる。 よく⾒かける状況 出費 短期的 リターン 中期的 リターン ⻑期的 リターン ⼈件費 税⾦ 税⾦ インフラ整備 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  43. 43. 42 まとめ 私は過去15年間、新規事業の⽴ち上げに向かない平成社会の価値観の社会の下で、 ⼤きな犠牲を払いながら試⾏錯誤した結果を、以下のように整理しました。 個⼈の意志を 社会にぶつけるための 試⾏錯誤の回数を 最⼤化する ⽬的 責任 要諦 評価 管理 個⼈ 看板 情報 継続 隔離 職掌 動機 翻訳 琢磨 ⾦融 事業⽴ち上げの肝 意識させるべき5つの視点 意識させるための12個の⼯夫 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 捨離計画 同じ試⾏錯誤を、⼤きな犠牲を払いながら追体験する必要はないと考えています。 ⽇本社会に合う進め⽅を、私の試⾏錯誤の上に積んでもらうことが⾃分への慰めです。
  44. 44. 43© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. 本⽇のアジェンダ 私が、やりたいこと・やってきたこと 事業を⽴ち上げるということ 意識しなければいけない5つの視点 意識し続けるために必要な12個の⼯夫 ちとせが提供している “Virtual Joint Venture”サービス
  45. 45. 多くの⽅が、このような感想を持たれます 44© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. どこの⽇本企業でもそのようなことが 起きがちなのはよく分かる。 ⾃分も似たようなことを常々感じていた。 ゼロから始める時は 通常の業務で正しいとされる価値観とは 違う価値観で進めなきゃ駄⽬だ というのも、きっとそうなのだろう。 つまり、出島を作って、若⼿をそこに出して、それを⾒守って育てろってことだろ︖ でも、、⼦会社の設⽴や投資は少額でも社⻑決済事項だし、 理屈はわかったけど、我が社ではいきなりそんなことはできないぞ。 だいたい、、我が社に、進んで出島に⾶び出して、ジャングルから抜け出してくるような 活⼒のある若⼿が居るのだろうか。居ても現業が⼿放さないだろうし。 同様の課題を抱える会社が⽇本中にあるので、サービスとして仕組みを整理しました。 既にこの仕組みを使って、数社とともに新事業開発を展開しています。
  46. 46. ちとせが仕組みとして展開しているサービス 45© 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved. リスクを最⼩限にし、リターンを模索するための⽅法論としてVJVを⽤意しました。 御社とちとせの強みを活⽤し、刻々と変わる市場や制度に対応してまず始めてみることで、⼈を育てるには最良の仕組みです。 御社 御社 御社 Virtual Joint Venture なにかご⼀緒できますかね︖ バーチャルジョイントベンチャーを 活⽤して事業プランを 実⾏する 意志を発揮してみたい 若⼿を選抜し ともに事業プランを描く お互いの強みを活かすことが 可能かを検討する 事業 プラン 若⼿ 数週間 数ヶ⽉ 数年 “バーチャル”を外し ⼤きな資⾦調達をするなど 次のステップを⽬指す ⿊字企業として 継続 事業売却や 撤退・終了 数年後の意思決定
  47. 47. 46 バーチャルジョイントベンチャーの活⽤ ベンチャー企業⽴ち上げの価値観や⼯夫を持った、全ての機能をちとせが提供します。 ⼤企業は桃太郎ときびだんごを、ちとせは歴戦の⽝・猿・雉だけでなく船や武器や戦い⽅など全てを提供して⻤ヶ島に挑みます。 御社 ちとせグループ Virtual Joint Venture 提供するもの 得られるもの ü 社⻑候補者 (やる気がある若⼿社員・複数可) ü VJV運営コスト ü 対象業界のネットワーク ü ベース技術 ü VJV事業のXX%分のリターン ü 社⻑候補者の経営経験・⼈材育成結果 ü ゼロから事業を⽣む経験・カルチャー ü オープンイノベーションに積極的なイメージ 提供するもの 得られるもの ü ベンチャー設⽴・経営指導 ü ベンチャー運営チーム ü 営業チームの活動 ü 弁護⼠、弁理⼠、会計⼠など⼠業サービス ü ITネットワーク(情報DB、ウェブサイト等) ü ベンチャー業界のネットワーク ü ベース技術/技術育成ノウハウ ü VJV事業の(100-XX)%分のリターン ü インキュベーター/アクセラレーターの実績 社⻑候補 と 応分のコスト VJVの経営・ 運営に 必要な全て 株のシェアや⼈材の所属など、詳細は全て相談しながらプロジェクトを組み上げます。 Virtualの間は、ちとせへの業務委託契約であるため、企業設⽴⼿続きの煩雑さや⾦銭的リターンは事業確定後に決定できます。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  48. 48. 47 ちとせが提供する 場・経験・視点・機能・システム 経営指導 相談 管理業務 情報取得 情報拡散 (営業) ⼠業業務 場所の提供 IT・システム 広報・マーケ その他 n 以下の3つの視点で経営指導・相談を⾏います。 1. 全ての意思決定が⼀つの戦略の下で下されているか。 2. 会社をどう⾒せると、社会の⽂脈と合う魅⼒的な会 社に⾒えるか。 3. ⼀⼈ひとりの⼈材が⾼いモチベーションで仕事に向か えているか。 n バイオ業界で野⼼に燃えたメンバーが集まる部屋での執 務や会議室等を提供(溝の⼝)します。 n 年に数回ある社内パーティや、注⽬のバイオ業界⼈によ る講演やネットワークの場も仲間として参加できます。 n 国内外の学会やシンポジウムなどの発表の場も提供し ます。 n 経理、労務、総務などバックオフィス業務を円滑に滞り なく⾏います。 n 財務・⼈事など戦略的業務も⾏います。 n 社⻑が、社会に問いたい課題や意志を、会社を通じて 表現できるようになるためのバックオフィス業務の運営が 強みです。 n PCとちとせグループメールアドレス、VJVの固有のメール アドレスを提供します。 n 情報共有システムや、汎⽤的なアプリケーションなどの使 ⽤権も付与します。 n 営業管理システム、経理管理システム、給与管理シス テムなど 業務⽀援システムの使⽤権も付与します。 n バイオ業界の様々な情報や動向を取得共有している チームが⽬となり⾜となり情報を集めます。 n 営業先候補者の紹介や同⾏、営業資料作成など、⽀ 援ではなく我々の業務として⾏います。 n 独⽴系であるがゆえに、業界のハブとしての全⽅向的な 情報共有が強みです。 n VJVのウェブサイトを構築・運⽤します。(情報提供サ イト) n 各⽅⾯のマスコミへの紹介・取材などを⽀援します。 n 個々⼈の意志や努⼒を丁寧に社会に伝えることで、 「⽂脈」を拡散する広報・マーケが強みです。 n 弁護⼠、弁理⼠、会計⼠、税理⼠などの各種⼠業と グループで包括契約しています。 n 監査報告書や⼀般的な調査の作成まで⾏います。 n ベンチャー⽀援に⻑けた専⾨家を15年掛けて選んで来 たこと、専⾨家から、より実践的なアイデアを引き出す関 係の構築が強みです。 n 研究開発が必要な場合は、ベンチャーだからこその研 究開発のマネジメント⼿法の指導を⾏います。 n 製品を作成する場合、製品販売までの⼀連のプロセス と、OEMやマーケ会社などの外部企業との調整まで⾏ います。 © 2020 CHITOSE GROUP All Rights Reserved.
  49. 49. 48© 2018 Chitose Group All Rights Reserved. 本資料は、説明をする際の補助を⽬的として作られています。 重要なポイントは、⼝頭で説明しておりますので、 この資料だけ読んで御興味を持たれた⽅は、下記までご連絡下さい。 メールアドレス : info-seminar@chitose-bio.com

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