1. CybozuDays2018:福岡 Reports 「楽しいは正義」 永尾 好美
CybozuDays2018：
福岡に⾏ってきました。
⽇時：2018 年 9 ⽉ 6 ⽇（⽊）11:00〜17:10
場所：福岡国際会議場 4・5F
⽬的とスケジュール
u kintone を会社全体でもっと活⽤できないか
u kintone を販売することが出来ないか
上記 2 つを⽬的とし、念願の Cybozu Days へ参加してきました。
以下が私の参加した講演等。主に kintone に主軸を置き、聞いてまいりました。
[11:00〜12:00] 基調講演
サイボウズのクラウドサービスで実現するチームワーク
[12:00〜12:50] サイボウズ営業さんから説明を受けながら展⽰コーナーをまわる
[13:00〜14:40] kintone hive fukuoka vol.3
[15:00〜15:40] kintone の基本から活⽤まで徹底解説！
アナログリーダーこそ kintone でうまくいく
[16:10〜17:10] 特別講演 楽しいは正義
―働き⽅改⾰を成功させたいなら、まずは幸せに―
CybozuDays2018 公式サイト https://cybozuconf.com
ぜひ、⾳が出るパソコンでこのサイトを⾒てほしいです。夜のサーカスのような、ワクワクするような動
画を作られています。

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楽しいは正義 基調講演：⻘野慶久⽒ [楽しいは正義会場]
「楽しいは正義」が今回のサイボウズデイズのテーマ。
基調講演はサイボウズの働き⽅についてでした。
サイボウズ とは グループウェアの会社 です。
あらゆる情報を共有するグループウェアを使って、多様な個性を活か
したチームワークの実現をすることで、チームワークあふれる社会に
なる、そう思って⽇々働いている。
いまは、「働き⽅改⾰」という⾔葉が流⾏っているけど、どうも「働かせ⽅改⾰」のような気がする。実
は「働き⽅改⾰」ではなく、「働き⽅の多様化」が必要。それをサイボウズでは実践している。
各会場の⽬印
はコレ。

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⻘野さんが社⻑就任後、離職率がなんと 28%。4 ⼈に 1 ⼈が辞めていく会社となってしまってい
た。せっかく育てても辞めてしまうなんてもったいない。
給与の引き上げや業務の転換など引き留め⼯作を実施するも改善の⽅向には向かわず。
そこで、ひとりひとりの希望を聞いてみることに。
「100 ⼈いれば、100 通りの⼈事制度があってよい。」
公平性よりも個性を重んじることで、ひとりひとりの幸福を追求する。
・働き⽅の選択（残業なし、短時間勤務、週 3 ⽇勤務）
・都合にあわせて働く場所と時間帯を選べるウルトラワーク
・最⼤ 6 年間の育児休暇
・副業の⾃由化
・退社しても再⼊社できる育⾃分休暇
・感動課の設置（社内に感動をつくる専⾨職種）
・⾃由に作れる部活動（年 1 万円/1 ⼈）
・お誕⽣⽇会（3000 円/⼈）
・仕事 Bar（仕事について語る場。1500 円/⼈）
・スタ場（勉強会を開催したときの飲⾷代補助）
などなど、働き⽅の多様化にチャレンジ。
今年の CybozuDays 東京では、
この課の⽅々がイベント実施さ
れます。（⾒てみたい(*´⾋｀
*)）

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多様化にチャレンジし続けたところ、だんだんと離職率が減り 2017 年には 4%ほどまで減少。
逆に売上⾼は年々アップし、⼀番離職率が⾼かったときより 200%以上の伸び。
岡⼭の実家に帰らなくてはならなくなった営業さんが退職することを伝えたら、そこも多様
化。
「岡⼭に⽀社作っちゃえ(*´⾋｀*)」となったらしく、岡⼭の顧客がかなり増えたそう。
グループウェアとか WEB ミーティングとか離れていても同じ情報を共有できるシステムが増えて、
そういう働き⽅がどんどん出来るようになるんだな、と実感しました。
ただ、そのためには、個⼈個⼈がどういうふうな働き⽅をしたいか、会社⾃体が知っておく必要があり、
それを実践するために、どういうシステムを使うか。どういう仕組みをつくるのか、なのだと思います。
Cybozu は、2013 年ころから働き⽅の多様化に向けて、いろんな取り組みをされていました。
パパママに向けて作られている動画「サイボウズワークスタイルムービー」や
働き⽅改⾰、楽しくないのはなぜだろう「ワークスタイルアニメ」アリキリ（アリトキリギリス）など。
4 ⼈にひとりは離職（泣）
「夫の⾔い分」
「ママ⼤丈夫？」 アリキリ「第 1 話：残業編」

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誰でもいつでも気兼ねなく休めるような仕組みづくりをしないと、個⼈個⼈の⼒量にまかせていたら、
その⼈がいなくなったときに、売り上げが落ち、利益がなくなる。
そうならないためにも、「チーム戦」が出来るような制度、ツール、⾵⼟を作ることは、今後必須に
なってくると思う。

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KINTONE HIVE FUKUOKA VOL.3 [キリン会場]
「キントーンハイブ」とは、⽇頃から業務の中で kintone を活⽤しているユーザーが⼀堂に介し、kintone
による業務改善プロジェクト成功の秘訣や活⽤のコツをそれぞれの視点で解説するノウハウやアイディア
を交換するリアルイベント。
通常は、kintone を導⼊しているメンバーだけが参加できるが、今回は kintone を導⼊していない会社さ
んも参加されるとのことで、通常よりライトな発表だったのかもと思いました。
Hive の発表者は 3 名。
・京王グループさん（電⾞やバスなど乗り物関係）https://www.keio.co.jp/
・宮近整形外科医院さん（放課後等デイサービス）http://www.miyachika.com/
・カクイックスさん（病院向けにリネンサプライやアメニティの事業）http://www.kakuix.com/
誰のために何のためにアプリを作るのか、というのが印象的でした。あとは、全体的にスピードが⼤事だ
な、と。作っては改善→改善→改善的な。
それと、どうやったらみんなが使いやすい環境に出来るのか、雰囲気作りが出来るのか。
アナログリーダーこそ KINTONE でうまくいく [キリン会場]
前半 kintone の説明で後半井上総合印刷さん事例でした。実は、前回の kintonehive に登壇された⽅で、
前回のプレゼン資料等は拝⾒していたのですが、実際に聞いてみたかったというのがあり、この講演を選
択しました。
同じ印刷会社で kintone をどのように使われているのだろう？と、とっても気になっていました。
・15 時退社 ・休みの上限なし ・夏休みは 12 時退社
井上総合印刷さんのスタッフさんは、ほとんどがパートの⼥性とのことで、⼦どもが帰ってくる前に家に
帰りたい。⼦どもと⼀緒に帰りたい。そんな想いが 15 時定時につながっているのだと。
休みの上限についても、⼦どもが急に熱を出した、とか、学校の⾏事があるとかそういったことに⾃由に
休みを使っていいよ、という想いからだ、と。
ずっとシステム化をしたいと考えていたけど、何度か導⼊するも上⼿く⾏かず、ソニッ
クガーデンさんの本「納品をなくせばうまくいく」を読んで、こんな会社があるんだ
と感動して泣いたそうです。
ちなみにソニックガーデンさんのブログも良いです。よかったらご覧くださいませ。
https://kuranuki.sonicgarden.jp/
わたしたちが聞いてきた
kintone hive が記事になってました
今度は、kintone ユーザーしか参加できない
kintone hive に⾏きたい！

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そして、どうやったら理想の会社になるのか考え、ソニックガーデンさんの⼒も借りて『アナログで
解決できないことは、システム化しても解決しない』ということに気付き、スタッフが何を望んでい
るかを 1 対１で聞いていったそうです。
そして、すべての業務を洗い出し、お仕事について⾒直しをしたそうです。
まずは、社⻑⾃⾝の業務の洗い出しから。
実際の井上社⻑のノート
ひとつひとつ業務を洗い出し
それにどのくらいの時間がかかって
いるかを⾒える化したそうです。

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いま、誰が担当しているのか、それぞれ１⽇あたりどれくらいの時間がかかっているのかなど、細
かく丁寧に分解していったそうです。
まずは、問題を解くためにどういうふうな⾏動をしているのかを因数分解していく。
そして、何が問題で何に躓いているのかを気づけるようにする。
そのあとに、それを解決するためのシステム化をする。それが⼤事なのだと。
いろんなシステムを使いながら、１５時定時でお仕事を進めることができるようにしているとのこと。
・kintone ・google カレンダー ・チャットワーク ・box ・Remotty ・Trello
Kintone はうちと同様に作業指⽰書みたいなので使っているとのことでした。そして、google カレンダー
でスケジュール共有。ちなみに１５時以降の電話はコールセンターの⽅が取る仕組みをとっているそうで
す。そして、その電話メモが Remotty で共有されるということでした。
Remotty、ちょっと⾒てみたけど
⾯⽩かったです。
デスクにいるか、どんな顔で仕事してるか
などが⾒えるのでコミュニケーションがと
りやすい、らしい。
井上総合印刷さまのお話も
ちょこっと WEB に載ってます

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特別講演 楽しいは正義―働き⽅改⾰を成功させたいなら、まずは幸せに―
慶應義塾⼤学⼤学院 教授 前野隆司⽒
サイボウズの⻘野社⻑の対談
「働き⽅改⾰」を成功させたいなら、まずは幸せ
になることから始めよう。
幸せな⼈は不幸せな⼈より１．３倍 ⽣産性が⾼いと⾔われている。
幸せの４つの因⼦
１．やってみよう ⾃⼰実現と成⻑。主体性をもって、やってみようと挑戦する。
２．ありがとう つながりと感謝。感謝することが幸せになる。
３．なんとかなる 前向きで楽観的。
４．ありのままに 独⽴と⾃分らしさ。
１・３・４だけでは個⼈の強さが出てしまい、２が⼊ることでチームワークにつながる。
それだけ「ありがとう」を⼈に伝えることは、幸せにつながるということ。
感謝されるより、感謝を伝えられる⼈になる。⼈のために何か出来る⼈は、回り回って幸せになる。
『情けは⼈のためならず』です。
今後の⽬標
１．Kintone アソシエイト試験に挑戦する
https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/associate/
Kintone を活⽤した業務改善スキルがあることを証明してもらえる資格。
取得して名刺に書きたい。
テキストも購⼊したので、⼀緒に勉強したいなっ♪という⽅はぜひ。
２．Kintone hive の壇上に⽴つ
https://kintone.cybozu.co.jp/jp/event/hive/
従業員の幸福度と企業の業績は⽐例する！
上をみたほうが幸せになれるんだって。
空を⾒上げたりすると、幸せ感じるのかな？
企業さんのご紹介
未来⼯業さん

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今回、hive の発表を⾒て、というよりも Cybozu Days を体験して、なんか私も出来そう、やりた
いな。という想いがムクムクと。
来年 4 ⽉にある kintone hive in 福岡に⽴てるように、応募してみようかと思います。
お仕事の⾒える化・⾒せる化をもっともっと強化して
いつ何があっても誰でもフォローできるような体制をつくりたい
細かいところは割愛しますが、⾒積書とか発注書とかもちゃんと整備したいし、受注になる前の案件管理
もしていきたい。提案書を作ったら、それをみんなで共有できるようにもしたいし、それぞれが１とか２
でも、そういうのを共有していけば１００とか２００とかになるのではないかと思うのです。
１+１＝２ではなく、１+１＝∞くらいになれるようにしたいです。
で、休みも給料もがっつりもらえるようになりたい。（⼩声）
まとめ
今回は、Cybozu Days を体験してもらって、⾃分たちのこういう仕事にこれが活かせそうだな、って思っ
てくれたら嬉しいなと思って、この⼈たちと⾏きたい！と、社⻑にお願いしました。
みんな「楽しかった。ワクワクした。」って⾔ってもらえたので、それだけで８割⽅満⾜でした。
⼯場⻑にも参加してもらいたかったです(´；ω；｀)ｳｯ…
Kintone のアプリは⾃由に作ってもらって構わないので、ぜひいろいろ触ってみてください。
そして、私のレポートでは紹介しなかった「サイボウズ Office」や「メールワイズ」も、
もし触ってみたいな〜と思う⽅がいらっしゃったら仰ってください。
今回、参加したメンバーには今右のマークが kintone 上に現れていると思います。
クリックしたら、左が「サイボウズ Office」右が「メールワイズ」が開きます。
ぜひ、実際に触ってみてくださいませ。