仕事をしていくうえで基本となるものが、「報告」「連絡」「相談」です。 これらは略して「報・連・相」と呼ばれています。

1. 報・連・相

2. 報・連・相とは
仕事をしていくうえで基本となるものが、「報告」「連絡」「相談」です。
これらは略して「報・連・相」と呼ばれています。
会社は一人の力ではなく、みんなが力を出し合って支えられています。チームワー
ク（teamwork）が重要となるため、必要な情報を自分だけが持っているのではな
く共有していかなければなりません。
例えば、取引先とのやりとりで自分がミス（miss）をしてしまったとしましょう。
この時に上司にすぐ連絡や相談をしていれば、被害を最小限にしてトラブル
（trouble）を未然に防ぐことができます。
もしも、自分だけで解決しようとして上司に報告しなかった場合、取引先から上司
にお叱りの連絡が入り、会社の信用を失うことになるかもしれません。
上司に話しかけにくい場合は、普段から上司との間に話しやすい雰囲気を作ってお
くことも必要となります。食事会などを利用して上司との距離を縮めておきましょ
う。

3. 報 「報告」
上司への報告は部下の義務です。
良い結果もそうですが、悪い結果の時も事実をありのまま伝えることが大切です。
私見で「○○だと思います」というのはNG（No Good）です。
また、上司に聞かれる前に自分から積極的に報告しなければなりません。
上司に言われるのを待っているようではビジネスマン（businessman）として失格
です。

4. 連 「連絡」
連絡は素早く正確に伝えることが重要です。
チーム内で情報を共有できていなければ良い結果が得られなくなります。
上司への連絡は些細な事でも行うようにしましょう。自分で判断するのはNGです。
連絡の手段ですが、一番良いのは直接話せる社内チャットツール（Slack等）です。
しかし、上司が忙しくてなかなか返事できない場合は、メール等の記録が残る形で
行うと良いでしょう。

5. 相 「相談」
独断で判断してしまうと、業務で大きなトラブルになりかねない場合があります。
問題やトラブルになりそうであれば、早めに上司に相談しなければなりません。
相談する際は、問題点を紙等に書き出して整理しておくとスムーズ（smooth）に運
ぶことが出来ます。また、自分で代案を考えておくと自分の実力が向上します。
但し、何でもかんでも相談すればよいというわけではありません。毎回上司に指示
を仰いでいるようでは成長することはでいないでしょう。
相談するタイミング（timing）も見極めてください。上司が忙しそうな時に話しか
けても仕事の邪魔になります。

6. 報・連・相 + 「確認」が重要
報・連・相と並んで大切なのが「確認」です。
「報告」「連絡」「相談」それぞれの場面で繰り返し「確認」をすることで、ミス
を未然に防ぐことが出来ます。

7. 報・連・相の効果一例
上司からの確認が減少し、安心して仕事を任せられるようになる。
仕事のスピードが早くなり、ミスが減少する。
早い段階で報告することで、苦情が起こりづらくなる。
仮説を準備しておくことで、考える力が付く。
タイミングよくスピーディーに連絡することで、軌道修正が容易になる。
※スピーディー（speedy）
報・連・相をしっかり行う事で、上司の考えを明確に理解できる。

8. 報・連・相を行わないデメリット（demerit）一例
上司が現状を把握できない。
間違ったことを行っていても軌道修正が遅れる。
チーム内で情報共有が出来ない。
自身だけでなく、チーム、上司、更には会社の信用も失ってしまう。
顧客からの契約打ち切りに発展する。

9. ビジネスでの「5W3H」の意味
報・連・相と合わせて「5W3H」を意識することで、更に問題点が明確となり、
仕事の効率化が実現できるようになります。
When（いつ）・・・・・・打合せ日、納期
Where（どこで）・・・・打合せ場所、会場
Who（誰が）・・・・・・・担当者、顧客
What（何を）・・・・・・・仕事の内容
Why（なぜ）・・・・・・・・仕事の目的、理由
How（どのように）・・・仕事の手段、方法
How many（いくつ）・・人数、個数
How much（いくら）・・・費用