20150817 sss2015

京都情報大学院大学
小嶋聡
江見圭司
2015/8/17
産学連携・就職支援を考慮したeポートフォリオの試作

目次
１. 緒言
２. 現状のeポートフォリオ管理の問題点
３. 提案するeポートフォリオ
４. 結言

１．緒言
ポートフォリオ（Portfolio）
１紙挟み。折りかばん。
２金融機関・機関投資家などが所有する各種の金融資産の一覧表。資産構成。
３安全性や収益性を考えた、有利な分散投資の組み合わせ。資産構成。
４作品集。画集。
出典：広辞苑
人材判断の資料

求職者面接担当者
ポートフォリオ
人材判断
１．緒言

引用元：東京学芸大森本研究室HP
http://draco.u-gakugei.ac.jp/eportfolio/
１．緒言
eポートフォリオ
『学習，スキル，実績を実証する
ための成果(work)を，ある目的の
もと，組織化／構造化しまとめた
収集物』
学習目標の設定と、学習成果物
評価による学習の質向上

１．緒言
学習者
学習成果物
評価
公開
Web
目標設定
大学

１．緒言
社会におけるポートフォリオの必要性
・OJTは高コスト（弟子１：師匠１）
・ビジネス速度の上昇により技術習得期間の短縮（前職の経験）
・個人に求めるスキルの多様化（少子高齢化）
特にICTや産業分野においては，技術革新と共に知識や技術が
日進月歩で増えている
学習と仕事の両立

１．緒言
仕事
査定・評価
学習要件
学習
継続

学習者
会社
（人事担当者・
配属先の管理者）
求職ポートフォリオ
偏差
（不足スキル）要件
１．緒言
ポートフォリオ
プラットフォーム
コンセプト

２．現状のeポートフォリオ管理の問題点
産学連携とポートフォリオ
産学連携・プロジェクト演習
↓
学習と仕事の両立のサイクルを
習得するための実戦
その記録もポートフォリオに追加

引用元：2009年MDDロボットチャレンジ
産学連携によるプロジェクト
大学内のシステム(LMS)では
・企業と情報共有
・成果物の詳細な検索
・卒業後の参照
ができない．
産学連携 “京魂英雄”

・企業と情報共有
→ オープンな環境
・卒業後の参照
・成果物の詳細な検索 → SharePointの利用
産学連携における要件

３．提案するeポートフォリオ
会社
学習者（求職中）
教育機関
偏差（要件スキル）
学習コンテンツ仕事（技術）

ポートフォリオ知識・スキル
経験（成果物）
人間性
求職者面接官
？
成績
学習成果物
その他の要件は？

就職サイトでの入力項目の調査
ICTエンジニア向け就職や転職サービスでは
・基本個人情報
｛氏名, 生年月日, 性別, 住所, 連絡先｝
・最終学歴
｛卒業区分, 卒業修了年, 学校名, 学部学科専攻名｝
・職歴
｛勤務先, 在籍期間, 業種, 職種, 雇用形態, 年収, 転職回数, 職務内容, 経験製品, 経験役職, 従業員数｝
・転職希望
｛勤務地, 時期, 給与, 曜日時間帯, 通勤方法, 通勤時間, 残業可能時間｝
・技能
｛経験分野, 語学レベル, 保有資格｝
※調査対象のサービス（９つ）
{DUDA, IT転職ナビ, JobNET, paiza, ジョブセンス
, マイナビAGENT, マイナビ転職, リクナビNEXT, @type}

引用元：IPA 情報処理技術者試験 H21年度春期からの試験制度
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html
ICTにおけるスキル基準の調査

引用元:情報処理学会 “情報専門学科におけるカリキュラム標準J07”
https://www.ipsj.or.jp/12kyoiku/J07/J0720090407.html

・情報処理技術者試験
・ACM準拠のスキル分類
実務(プロジェクト)で必要なスキル
形式知暗黙知

ポートフォリオ知識・スキル
経験（成果物）
人間性
求職者面接官
ICT分類に基づいた成果物評価
→偏差（不足しているスキル）の収集の精度向上？
成績
学習成果物

KCG デジタルゲーム学科における就職支援
ゲームクリエイター
主な職種
プログラマプランナデザイナサウンド

1年次で希望職種を選んでもらう
１年次

2年次以降は、実績(作品)作りをしてもらう
プランナ
企画書
企画書
企画書
2年次卒業
・・・

各職種，各業務，各企業によって評価ポイントが違う
職種によるポートフォリオの差異
安定性
独創性
アイディア
見やすいコード
5枚程度
多ジャンル
既存との差異
実現可能性
基礎力
感性
多種多様
独創性
音楽性
10曲

目標設定
ポートフォリオポートフォリオポートフォリオポートフォリオ
安定性
独創性
アイディア
見やすいコード
5枚程度
多ジャンル
既存との差異
実現可能性
基礎力
感性
多種多様
独創性
音楽性
10曲

４．結言
まとめ
・学習と仕事を両立させるために，学習目標であるeポートフォリオと
就職支援のためのポートフォリオを試作した．
・教育機関は社会の変化を学習要件としてフィードバックでき，学習者
は効率よく学び実務に就ける．
また、それを雇う会社はOJTやリクルートのコスト削減できる．
課題
・実装を行い，実際の就職活動での検証を行う．

目次
１. 緒言（問題提起）
ポートフォリオの目的（実務に就くための参考資料＝要件スキルを満たす証拠）
eポートフォリオ（eポートフォリオとポートフォリオの違い）
●社会におけるポートフォリオの必要性（学習と実務での生涯学習）
今回の目的（eポートフォリオの社会化＿社会での要件スキルを身に付けさせる）
２. 現状のeポートフォリオ管理の問題点（承）
●学習と実務を結ぶ産学連携やプロジェクト演習の重要性
ケーススタディ「京魂英雄」＿OneDriveとKING-LMSの比較＠産学連携における要件
３. 提案するeポートフォリオのユースケース（転）
提案するeポートフォリオの要件
調査＿就職支援サイト調査、形式知（IPA等））
先行事例「D学系におけるポートフォリオベースの就職支援と学習目標」
ユースケースとクラス図
４. 結言（結）
まとめ
課題：実装と検証
産学連携・就職支援を考慮したeポートフォリオの試作

２．産学連携あるいは就職支援
キャリア教育
会社
教育機関のLMS
・・・
雇用
？
人事担当者

３．ICTにおけるスキル分類
引用元：http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat07/stat0701.html
ICTスキルや成果物の評価軸(基準)はどこに置いたらよいのか？
３．提案するポートフォリオ

１．緒言
ICTスキルの多様化
インターネットの普及と共に・・・
ビジネスに要求される価値や機能が多様化
ビジネス速度の急上昇
企業が要求する人材やスキルも多様化

１．緒言
例：◆ビックデータ
◆IOT（Internet of Things）
｛WEB技術＋データベース技術＋データ分析｝
インターネットの普及と共に・・・
｛WEB技術＋センシング技術｝

１．緒言
就職サイトでの
入力項目
ICTスキルの
多様化
これからこれまで？

２．ICTの分類
京都コンピュータ学院(KCG)における学系
A学系：アート・デザイン学系(IT+デザイン)
B学系：ビジネス学系(IS)
C学系：コンピュータサイエンス学系(CS)
D学系：デジタルゲーム学系(SE+デザイン)
E学系：エンジニアリング学系(CE)
情報専門教育の分類に即している

ICTスキルの多様化の例
引用元：http://goo.gl/8TB5YJ
WEB技術 ← 毎年新しいトレンド技術が変わっている
2015年に予想される13のテクノロジートレンド【btrax】
引用元：http://media.looops.net/btrax/2015/02/03/2015-tech/
１．緒言

４．結言
今後
ICTエンジニアの需要過多
国内製品別IT市場実績と予測（2013～2018）
引用元：IDC Japan株式会社HP

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